DW 作:委員長※永琳は俺の嫁
寝て覚めたら違う場所というのはもう慣れた。いつものなら自由気ままに徘徊し、そのまま気がついたら目を覚ましている。
しかし、今回は今までとは違った。自由気ままな私は鎖で身体を固定され、束縛されている。とにかく外そうと少しよじってみるが、やはり、私ごときの力では傷一つつけることもままならなかった。助けを呼ぼうと周りを見渡すが、辺り一面白い壁しかなく、それ以外はなにも見当たらなかった。
不意にプシューという音がなり今まで壁だった場所の一部が隆起し、そのまま上へ上がる。扉は天井と一体化し、扉の向こう側にいた人間がなかに入ってくる。計三人、そのなかの二人に私は見覚えがあった、というより知っていた。
「平田くん、りんこ」
「やっぱり、目覚めていたか」
ラヴ彦がそう呟くのを私は聞き漏らさなかった。目覚めていた? 私は寝ていたということなのだろうか、いや私はちゃんと起きていたし、放課後に食べたパフェの味も記憶も残っている。
記憶といえば、少々食い違うところがある。私がみるにラヴ彦の顔が少々大人びているのだ。仮にここが夢だとして、私の知っているところが現実だとすると、ここのラヴ彦は現実のラヴ彦よりも大人びた雰囲気をもっている。顔つきも普段はお気楽で楽観的なものなのだが、すこし険しい表情をしている。
「アルハちゃんもやっばり来ちゃうんだよね」
「りんこ」
りんこも同じだ。なんというか、数学の二次関数で四苦八苦していた姿はすこししか面影を残していない。透き通るようなぱっちりとした目もすこし生気を失ったように感じた。
「3ヶ月ぶりの再会を邪魔して悪いな、だが言わさせてもらうぞ」
ふと、三人目の女性がいった。髪は首もと位の短いショートヘアーでガリーショートスタイルという髪型だ。見た目はお姉さんという印象が強く、きつい視線は吊り目からなのか、怖い雰囲気を持っている。顔は美人で社会人だろう、スタイルもなかなかいい。胸は私(現実)といい勝負だ。
ちなみに三人とも何故かジーパンにTシャツという軽装だ。ぶっちゃけ、部屋の雰囲気とミスマッチで拍子抜けする。
「…なにか失礼なことを考えていないか?」
「い、いえ」
すこし、不機嫌な顔をするがさすがは大人。一瞬でもとのかおに戻った。そして、続けるように話始めるのだった。
その言葉は私の愛読書であるバスケ漫画の名台詞と重なるように聞こえてきた。魅力を持った一言、それが魅力溢れる女性から言われたらたまらないだろう、異性だったら即断していた質問だった。
「私たちのチームに入らないか?」
新キャラです(笑)これから色々と出てきます(笑)