DW   作:委員長※永琳は俺の嫁

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説明会、会話文が長くなります。


明晰夢、その3-2

「ち、チームですか?」

「ああ、チームだ」

 

 突然のことについ復唱してしまう、チームとはどういことなのだろうか? それを聞くと急に辺りの空気が重たくなった。しばらく、三人はひそひそと話していたが、やがて決心したのか社会人風の女性が喋り始めた。

 

「私たちはこの戦いを乗り越えない限り、もとの世界に戻ることはできない」

「…それは、どういう意味ですか?」

 

 暫し沈黙を挟む、話すことが酷なのだろうか、それでも私は知らなければならなかった。この世界について、「チチオヤ」らしきものの正体について……。

 

「この世界はドリームワールド、現実と冥界の狭間にある世界。『眠りの大帝ヒプノス』の支配する世界」

「眠りの大帝? ヒプノス?」

「最初にあったと思う、あの巨顔だ。あれがこの世界を納めているといっても過言ではない」

 

 そうヒプノスを罵倒する女性の顔は憎しみに満ちていた。何かあったのだろうか……聞きたい気持ちもあったが、女性の異常なまでの負の感情に気圧され、言葉を濁した。

 

「…すまない、話を戻そう。そのヒプノスによると、私たちは争わなければいけないそうだ。個人で戦うもよし、チームで戦うもよしだ」

「それなら、戦わなければいいのでは?」

「いや、停戦協定結んだらどうなるかと聞いたやつがいた。数秒後、そいつの頭は弾けとんだ。それをみながら奴は笑い、「こうなる」と罵った」

「姉さん、続きは俺が説明します。休んでください」

「……そうかもしれない、私は疲れているんだろう。すまないがあとはお願いする」

「わかりました」

 

 明らかに声に怒気がこもっている、今にも暴れだしそうな情況だ。それをいち早く感づいたラヴ彦は体裁を保ちながら宥め、女性は退室していった。

 それを見送るとラヴ彦はため息をつき優しい目でこう語りかけた。

 

「なぁ、アル…峯月。俺たちのチームに入ってくれ、入ってくれないとお前を殺すことになる」

「殺す? なんで!?」

「それが俺たちが契約した、ハスター様の意思だからだ」

「ハスター様? なにそれ?」

「……今は俺たちの守護神といってもかわりない。おうし座 にある ヒアデス星団 および アルデバラン と関連付けられ、ヒアデス星団に存在する古代都市カルコサの近くにある「黒きハリ湖」に棲んでいるお方だ。ハスター様はこの戦いでより生き残るための力をくれた、その代償として、ほかの力を分け与えられたもの……信者を倒せと言われた」

「なんで」

「残念ながら意図はわからない、だが、それをしなければハスター様のご加護はなくなるということだ。もし、ここでチームにならないのなら、ハスター様の信者にならないのなら、その前に俺は峯月を殺さなければならない」

 

 そういうラヴ彦の瞳から一粒の滴垂れた。すぐに気づきそれ

を袖で拭う、だがそれはぬぐえどぬぐえどがあふれでてきた。

 ラヴ彦がもう満足に話せないと悟ってか、次はりんこがはなしだす。

 

「お願いアルハちゃん、私たちのチームに入って、それとももう他の信者なの?」

「……そんなの決まってるじゃない」

「……どういこと」

「私はせっかく訪れたチャンスは逃さないよ、もう二度と現れないもん。私はハスター様の信者になる」

「よかった、本当に……えぐっえぐっ」

 

 緊張の糸がほどけたのかとたんにりんこは泣き出した。私もそれにつられて泣く、その後数分間、白い部屋に三人の級友の泣き声がこだましていた。

 




この小説は千文字単位で投稿していくのであしからず。
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