DW   作:委員長※永琳は俺の嫁

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四月十日(木)~四月十一日(金)


明晰夢、その2-1

 今日もいつもと変わらない、家に帰って、私がご飯を作る、ちょうど仕事から帰ってきたお母さんとご飯を食べる、ゆっくりお風呂に入って寝る。今日は良い夢がみれるかなと幼い少女とおんなじ考えで布団に入り、目を閉じ、数分後、寝息をたてる。また近くのアナログ時計の針が狂ったように回りだし午前零時を指した。

 

 

     …意識覚醒…

 目を開ける。灰色の空が広がっていた、ここは明晰夢?

     …記憶の交換…

 何度も来たことがある場所なのに違和感を感じている私がいた。何かが違う、というより何かが加わった?

     …感覚のリンク…

体を起こしてみた、いつもより軽く感じる。なんだろう不思議な気持ちだ、今ならあの空の雲を掴めそうな気がする。

     …感情の解放…

 一陣の風が吹く、すこし寒気を感じ体をブルッと震わす。自分の体をみると、露出度の高い服装、全身が火照り赤くなっていく感覚がした。えっ? なにこれ恥ずかしい!!何か他に着るもの、何かないの!? と、何かを導かれたかのようにその方角に進む。

     …精神の安定…

 駆けていた方向に見たことのある人影を二つ発見する、私はとっさに「おーい」と手を振りながら近づく、二つの影、ラヴ彦と燐子だ。私はその姿に安心し、無防備で、タッチできる距離まで近づいていた。私が二度目の声をかける前にそれは私の横腹を掠めて伸びてきた。

    …絶望の調味料…

『今宵もお楽しみください』

 

 掠めた横腹の痛さに悶絶してるときに頭のなかにあのときの「チチオヤ」らしき男性の声が流れてきた。無意識に後ずさる、目の前には黒い槍のようなものを構えている「ラヴ彦」の形をした者がいた。ラヴ彦の形をした者は再び黒い槍のようなものをゆっくりと構えると私の心臓に向かって突き出した、頭に浮かぶ疑問とその意味不明な行動に動けないでいた、徐々に迫ってくる槍の矛先は鋭くて、命を刈るのに適して……。

 

「うおぉぉぉぉ!!」

 

 ふと、男性の叫び声が響いてくる。槍の矛先が刺さるのが先か、否、その男性が投げた黒い槍の形状をしたものが同じくその槍のようなものを弾き、数メートル先までぶっ飛ばした。その一瞬あとにやって来る横からの衝撃は私を巻き込んで、吹っ飛ばされた槍のところまで転がりながら移動した。男性…ラヴ彦は私を抱き上げてこういった。

 

「亜瑠葉、大丈夫か?」

「ラヴ……平田君!?」

「大丈夫そうだな、すまんが下がっていてくれこいつらは俺が殺る」

 

※ラブ彦side

 

 俺は亜瑠葉にそういうと地面に刺さっている『ゲイ・ジャルグ』を抜き、構えた。影のように揺らめくそれは神話上の武器だ、二対の槍でもう一つは『ゲイ・ボー』という槍なのだが俺の手元には『ゲイ・ジャルグ』しかない、その性なのかわからないが赤槍と呼ばれたその身は黒く染まっている。

 敵は俺の様子を伺っているのか同じく槍を構えて動かない、同じ体勢、同じ顔、同じ体格。このドリームワールドの生物なのだろうか、ドッペルゲンガーのようなものを思い浮かべてくれ、こいつらはターゲットに気付かれないように近づき、そいつの記憶を吸い取る、その中でもっとも新しい人物に模する……と聞いた。あの状態での亜瑠葉の記憶では俺が武器を持っているということは知らない、つまり俺の接近にこいつらは気付いていたということだ。そして、俺がこんなに考えながら構えているのにもかかわらず何もしてこないとこをみると、こちらが何かのアクションをすると反応するタイプか、それとも範囲に近づくと反応して攻撃する罠のようなタイプか、罠のようなタイプならそのまま亜瑠葉をつれて去ればいい、だが……俺は槍を構えたままドッペルゲンガーに突っ込んでいった。

 奴らは接近する俺に気付くと槍を突きつけてきた、それを綺麗に往なし胸を貫く。「うぅ」っと一言うめくと貫いたところに大穴が開き、どろどろとしたスライム状のものになり溶けていった。間髪いれずに槍でもう一方をなぎ払う、だがそれは紙一重で回避すると、どこからか取り出したのか弓を装備し、その弦を後方にステップしながら限界まで引いた。

 

「しまっ…!」

 

 あとはその引いている指を放すだけなのだが、その行為が行われることはなかった。遠方から飛んできた矢が的確にドッペルゲンガーの頭を貫きそのスライム状の身体は四散した。後にはスライムの一部が体に付着した俺と呆気に取られた亜瑠葉が残されるばかりであった。そんな俺らに一人少女が近づいてきた。その少女は身の丈以上はある弓を片手に持ち、近づいてくる。少女、七瀬燐子は笑顔だ。

 

 




後からがんばってか後がきかくからまっててね
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