カードファイト!!ヴァンガード 熱血の先導者と努力の先導者   作:先導

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本日は最凶!根絶者の発売日でしたね。私は仕事で忙しくて買いに行けませんでしたが、明日は休みなので買いに行きます!ちなみに私はグレイヲンなどの根絶者を混ぜたシュヴァルツシルトのデッキを作ろうと考えています。べ、別に予算を渋ってグレイドールを保留にしたわけじゃないんだからね!

後、すでにG編はもうすぐで出来上がりますから、お昼当たり、12時か1時あたりに投稿しようと思っています。

さて、今回はあの方の登場です・・・。

それではどうぞ!


閑話
運命の出会い


ヴァンガードチャンピオンシップ第3地区予選が終了してから数日後、カードキャピタルには全国大会に向けてレベルアップのため、自分のデッキを調整しているチームQ4のメンバーが集まっていた。そんな時に、カムイがこんなことを言ってきた。

 

「え?ウルトラレアに会いたい?」

 

「はい!ウルトラレアはアイチお義兄さんとヴァンガードファイトして、勝ったって聞きました。そいつらとファイトすれば、全国大会への強化になりますよ、きっと!」

 

カムイの言葉を聞いて、アイチは地区予選の表彰式でスイコにカードショップPSY(サイ)に来てということを思い出した。それもあってアイチはカムイの提案に乗り気だ。

 

「うん、行こうか!」

 

「よし!そうと決まったら、チームQ4全員集合ー!!」

 

「スイコって女に会うのは嫌だけど、しゃあねぇなぁ」

 

カズヤの方はスイコを毛嫌いしているせいか、あまり乗り気ではないが、行くことに決めたようだ。すると、櫂は席を立ちあがる。

 

「ふん、そんなカードショップに興味はない」

 

「櫂君?」

 

「お、おい櫂!ははは・・・じゃあな」

 

櫂は興味なさげに言い放ち、店を出ていく。三和は櫂を追いかけていく。

 

「私はこれから道場の稽古がありますので、失礼」

 

「う、うん・・・」

 

リンはそれだけを言って店を出ていく。

 

「なんだあいつら・・・放っておきましょう」

 

カムイは櫂やリンを放っておいて、カウンター席にいるミサキに視線を向ける。それに気づいたミサキは真っ先に断りを入れる。

 

「行かない」

 

「お前ー!幸運とか高級品とかねぇのか⁉」

 

「こう・・・こう・・・向上心かな?」

 

「///そ、それです!向上心///!」

 

カムイの相変わらずの言葉に訂正を入れるアイチ。

 

「部屋に忘れてきた」

 

「んなこたぁいいから来いっつってんだよ。魁の時は来たくせによ」

 

「あれはあんたの無理やりが原因でしょうが」

 

カズヤとミサキの静かな言い合いに一触即発な雰囲気が出ているところ、シンが助け舟を出す。

 

「まぁまぁ、カズヤ君の言うとおり、行って来たらどうですかね?」

 

「店の手伝いはどうするの?」

 

「そこは店長代理で」

 

「また店長代理かよ⁉」

 

「にゃー」

 

店番を再び店長代理に任せるというシンの発言にツッコミを入れるカズヤ。

 

「でしたら、業務命令です。ライバル店の調査をしてきてください」

 

「はぁ・・・わかったってば・・・」

 

シンの説得のおかげでミサキも行くことが決まった。

 

「いってらっしゃーい」

 

アイチ、カズヤ、カムイ、ミサキの4人は店を出てカードショップPSY(サイ)への道のりを歩く。シンはそんな4人を見送っていく。

 

「いやー、ウルトラレア、超楽しみっすよアイチお義兄さん」

 

「うん」

 

「俺は今から憂鬱だぜ・・・」

 

4人がそんな話をしながら歩いていると・・・

 

「聞いたぞ。俺のコーリンちゃんに会いに行くって」

 

「「「「!」」」」

 

「仕方ねぇ、ウルトラレアファンクラブの会員代表として・・・俺が連れてってやるぜ!」

 

話を聞いていた森川が路地裏から現れ、そんなことを言ってきた。

 

「必要もねぇのに限って、こういう時ついて来ようとすんだよなぁ・・・」

 

「ただコーリンに会いてぇってだけだろこいつ・・・」

 

「あははは・・・」

 

コーリンに会いたいという気持ちが強い森川は4人についてこようとする。4人は仕方なく森川もつれていくことにした。

 

 

 

RIDE31「運命の出会い」

 

 

 

カードショップPSY(サイ)が存在しているはずのショッピングモールでカードショップPSY(サイ)を探す5人だったが、それらしいものは見当たらなかった。それどころか1度来たことのあるショップの具体的な場所を忘れてしまっている始末だ。

 

「あれ?どこだったっけ・・・?」

 

「案内になってねぇじゃん」

 

「うるへー!すぐに見つけてやる!俺のコーリンちゃんを愛する心があれば、絶対見つけられるんだ・・・。コーリンちゃーん、待っててねー!」

 

「あ、おい1人で・・・行っちまいやがった・・・」

 

「重症ね、いろんな意味で・・・」

 

森川は1人で当てずっぽうにカードショップPSY(サイ)を探しに向かった。あまりのコーリンラブ度にミサキは少し引いている。

 

「アイチお義兄さん、カズヤ、場所、覚えてないんですか?」

 

「う~ん・・・なんせ偶然見つけたからなぁ・・・」

 

「僕も思い出そうとしてるんだけど・・・」

 

アイチとカズヤが思い出そうとしていると、2人はどこからか不思議な感覚を感じ取り、そこを振り返ってみると、見覚えのある人気のない道にカードショップPSY(サイ)のプレートがあった。

 

「あった・・・」

 

「おい、見つけたぞ」

 

アイチとカズヤはカムイとミサキを誘導し、カードショップPSY(サイ)に案内する。

 

「へぇ~・・・ここがウルトラレアがいる・・・」

 

「カードショップPSY(サイ)・・・」

 

4人はひとまず店の中へと入っていく。

 

「おーい、みんなー?」

 

たまたま来た道を戻ってきた森川が店に入っていく4人の姿を確認した。

 

「あ!アイチ!ここにあったのか!だと思ったぜ!」

 

森川も店の中に入ろうとするが、すでに閉じた自動ドアはなぜかうんともすんとも動かなかった。それを見た森川はぴょんぴょんはねるが、自動ドアは反応しない。

 

「お、おいみんな⁉開けろって!!コーリンちゃんに会わせろ!!いや、会わせて!!」

 

店の外に取り残された森川は悲痛の叫びをあげながら自動ドアに張り付いているのだった。

 

 

カードショップPSY(サイ)に入った4人。すると、アイチは森川を置いてきてしまったことを思い出す。

 

「あっ!森川君、待たなくていいのかな?」

 

「いいんじゃない?」

 

「むしろ騒がしいのが減っていいじゃねぇか」

 

「そうそう!子供じゃないんだし!それよりここって・・・」

 

森川は放っておいて、カムイは店にある立体映像の中にあるカードを見て驚愕する。

 

「おおおお!すげぇ!レアカードが揃ってる!」

 

「それ映像だから触れねぇぞ」

 

「誰もいないみたいだけど・・・」

 

アイチは中に誰かいないか周りを見てみると、1人の男がカードの立体映像をじっと見つめている姿を発見する。

 

「あ、向こうに・・・」

 

「本当だ。声かけてみっか」

 

カズヤはカードを見ている男に声をかけようと近づき、アイチたちもカズヤについていく。

 

「おい、そこのあんた・・・」

 

「こ、こんにちわ・・・」

 

カズヤとアイチに声をかけられた男はゆっくりとアイチたちに顔を向ける。黒いコートを着て、赤い長髪に赤い瞳が特徴的な男性だ。

 

「なぁ、あんた誰だ?」

 

「・・・僕は・・・」

 

男性はゆっくりと口を開き・・・

 

「・・・店員ではありません」

 

なんの突拍子もなく、そう言ってきた。それによって場には沈黙が流れる。

 

「い、いや、そうじゃなくてだな・・・」

 

「ああ・・・お客でもありません」

 

「そ、そうか・・・」

 

「わかった。じゃあウルトラレアは・・・」

 

「ウルトラレアでもありません」

 

話がまるでかみ合っておらず、カズヤとカムイは思わず苦い表情になる。

 

「なんすか、こいつ・・・?」

 

「さ、さあ・・・?」

 

「めっちゃぼーっとしてるな・・・」

 

4人が目の前にいる男に困惑していると・・・

 

「ようこそ、カードショップPSY(サイ)へ」

 

待っていたかのように、ウルトラレアの3人が声をかけてきた。

 

「げっ・・・ウルトラレア・・・!」

 

「いつの間に⁉」

 

「ん?どうしてあいつが?」

 

コーリンはアイチたちを見て、なぜここにいるのかわからないという風な口を開いた。

 

「私が招待したの」

 

「え?でも3人で決めたのは・・・」

 

「2人もよく来てくれたわね」

 

「俺らは除け者扱いかよ。さすがアイドル、俺らに構う気はねぇってか?あ?アイチは特別扱いしてよぉ」

 

「か、カズヤさん⁉」

 

「お、おいカズヤ・・・!」

 

「何やってんの!やめなってば!」

 

スイコの発言が気に入らなかったのかカズヤがけんか腰になる。それにはアイチたち3人は止めに入る。当のスイコは愉快そうにくすくすと笑う。

 

「もちろんあなたたちも歓迎するわ。気を悪くして、ごめんなさいね」

 

「けっ!」

 

スイコの何気ない態度にカズヤはイラっとするがひとまずは落ち着く。

 

「まずは来てくれてありがとう。先導アイチ君」

 

スイコはアイチを見た後に、今度は赤髪の男性に視線を向ける。

 

「そして・・・雀ヶ森レン君」

 

スイコが口にした名にカムイは驚愕の意味で男性に視線を向ける。

 

「雀ヶ森レン⁉まさか・・・あの雀ヶ森レンか⁉」

 

「そう!前回のヴァンガードファイト全国大会で初出場ながら圧倒的強さで優勝した"チームフーファイター"のリーダー!」

 

そう、この男こそ前回の全国大会で優勝したチャンピオン、雀ヶ森レンその人だったのだ。

 

(名前は聞いたことあったけど・・・まさかこんなぼーっとした奴が・・・)

 

「全国チャンピオン・・・」

 

「信じられねー・・・」

 

だが当のチャンピオンがこんなに能天気なので疑いの気持ちでいっぱいになる4人。

 

「さっそくだけど雀ヶ森レン、約束通りヴァンガードファイトの実力を見せてもらうわ」

 

「!・・・ヴァンガードファイト・・・」

 

((!雰囲気が変わった・・・?))

 

コーリンからのファイトの申し込みに、レンの表情は一変し、不敵な笑みを浮かべている。

 

「僕と戦おうというのですね?」

 

「ええ」

 

「いいですよ。あなた方にはその資格があるようです」

 

コーリンの挑戦にレンはOKを出した。

 

(ラッキーですよ!まさかこんなところで、全国チャンプの実力を偵察できるなんて・・・!)

 

(う、うん・・・)

 

(確かに、気になるっちゃ気になるな)

 

ここでレンの実力がわかることにカムイは浮かれているが、アイチは思案顔になっている。するとコーリンは2つのデッキのうち1つを持ってきてレンに渡す。

 

「使うのはこのデッキよ」

 

「どうも」

 

レンは受け取ったデッキの内容を確認する。

 

「ふむ・・・女性ユニットばかりのデッキですか。確かにプレイヤーの手腕が問われそうだ」

 

レンがそう口にした瞬間、レンの赤い瞳の奥に虹色の光が現れる。その瞬間、なぜかアイチとカズヤは惑星クレイのイメージが流れ込んできた。

 

『⁉ここは・・・⁉』

 

『惑星クレイ・・・?』

 

アイチとカズヤが驚いていると、後ろから水の音が聞こえてきて、そこを見ると、3体のマーメイドが勢いよく飛びあがった姿が映った。

 

(なんだ・・・今のは?)

 

(イメージ・・・なのか?)

 

場所は現実に戻り、先ほどのイメージは何なのかわからないでいる。そんなアイチとカズヤの様子にスイコは思った通りといった表情をしている。

 

「・・・君が切り札になりそうだね」

 

レンはデッキの中にある1つのカードを見て、そう呟いた。

 

「・・・間違いないわね」

 

「ええ」

 

「うん」

 

レンの様子を見て、ウルトラレアは何やら確信らしい発言をしている。

 

「こっちはいつでもいいよ」

 

「こっちよ」

 

コーリンはレンを例のヴァンガードファイトステージの装置がある部屋に案内する。

 

「あなたたちも、きっと面白いファイトになると思うわ」

 

「やった!」

 

「あ、ありがとうございます」

 

「・・・礼は言わねぇぞ」

 

スイコはアイチたち4人をヴァンガードファイトステージの部屋に案内する。ファイトステージの装置はすでに起動してある。

 

「私のデッキはあなたと全く同じ」

 

「つまり互いの実力の差がはっきり見えるというわけですね」

 

レンとコーリンは互いにファイトの準備を執り行う。

 

「わくわく!どんなファイトになるんだ~⁉」

 

(全国チャンピオンのファイト・・・)

 

(これで、あいつの実力が・・・)

 

アイチとカズヤがレンを考察していると、心なしかレンはアイチとカズヤをじっと見つめている。

 

「・・・ヴァンガードファイトはいいですよね。相手にけがをさせることもなく、粋がる必要もなく、ただただ勝ち続けることができるのです」

 

「・・・始めるわよ」

 

互いに準備ができ、惑星クレイのフィールドが映し出されたと同時に、ファイトが開始される。

 

「「スタンドアップ・(ザ・)ヴァンガード!!」」

 

「スフィア・メイガス!」

 

「スフィア・メイガス」

 

スフィア・メイガス(治)  PW3000

 

「私の先攻!ドロー!バトルシスターしょこらにライド!」

 

バトルシスターしょこら  PW6000

 

「スフィア・メイガスはスキルでリアガードサークルに!ターン終了」

 

R しょこら  R

R  R   スフィア  コーリンの手札5枚 山札43枚

 

(雀ヶ森レン・・・いったいどんなファイトをしやがるんだ・・・?)

 

「僕のターン。ドロー。お天気お姉さんみるくにライド。

スフィア・メイガスはリアガードサークルへ移動。バトルシスターここあをコール」

 

バトルシスターここあ  PW6000

 

「ここあのスキルで山札の1番上を確認し、上か下に置く。そのまま上へ」

 

R みるく  ここあ

R スフィア  R

 

「みるくでしょこらを攻撃」

 

「ノーガード」

 

「ドライブチェック『メイデン・オブ・ライブラ』」

 

「ダメージトリガーチェック『バトルシスターここあ』」

 

「ここあで攻撃」

 

「ダメージトリガーチェック『バトルシスターしょこら』」

 

「ターンエンド」

 

PW6000➡PW6000

PW6000➡PW6000  レンの手札5枚 山札42枚  コーリンのダメージ2枚

 

「私のターン!スタンド&ドロー!トップアイドルアクアにライド!ブレザープレジャーズとここあをコール」

 

ブレザープレジャーズ  PW6000

 

「プレジャーズのスキルでバミューダΔ(トライアングル)であるアクアにパワープラス2000。プレジャーズをもう1体コール。

そのスキルで右にいるプレジャーズにパワープラス2000」

 

プレジャーズ アクア プレジャーズ

  R    ここあ  スフィア

 

「左のプレジャーズでみるくにアタック!」

 

「ノーガード。ダメージトリガーチェック『トップアイドルアクア』」

 

「ここあがブーストしたアクアでアタック!」

 

「ノーガード」

 

「ドライブトリガーチェック『トップアイドルフローレス』」

 

「ダメージトリガーチェック『お天気お姉さんみるく』」

 

「スフィア・メイガスがブーストしたプレジャーズでみるくにアタック!

スフィアのスキルでブーストされたプレジャーズにパワープラス3000!」

 

「ダメージトリガーチェック『メイデン・オブ・ライブラ』」

 

「ブーストしたスフィア・メイガスは山札に戻る。ターンエンドよ」

 

PW6000➡PW6000

PW18000➡PW6000

PW14000➡PW6000  コーリンの手札3枚 山札39枚  レンのダメージ3枚

 

「すごい・・・もうダメージ3枚も・・・」

 

「先攻のメリットを生かした戦い方です。先に相手より高いグレードのユニットをコールできますから」

 

「グレードが高ければ、当然パワーも高い。後列にブーストするユニットがいなくても、3回攻撃が命中することができる」

 

「なるほど・・・それで先に攻撃できる後攻のアドバンテージをなかったことにするわけか」

 

「さあ、全国チャンプはどうする?」

 

アイチたち4人は先攻と後攻の戦い方を考察しながら、レンのファイトに注目が高まる。

 

「・・・ふふ・・・」

 

(!なんだろう・・・この感じ・・・)

 

(なんだか・・・不気味だぜ・・・)

 

レンから纏う雰囲気に少し不気味さを感じるアイチとカズヤ。

 

「あなたのターンよ」

 

「ああ。スタンド&ドロー。メイデン・オブ・ライブラにライド。ここあを後ろに下げ、レデイ・ボムをコール」

 

メイデン・オブ・ライブラ  PW9000

レディ・ボム  PW8000

 

R ライブラ ボム

R スフィア ここあ

 

「スフィア・メイガスがブーストしたライブラで左のプレジャーズを攻撃」

 

(?ヴァンガードじゃなくて、リアガードに?)

 

「スフィアのスキルでパワープラス3000」

 

「ノーガードよ」

 

「ドライブトリガーチェック『トップアイドルフローレス』」

 

「ブレジャーズは退却」

 

「カウンターブラスト(2)。ライブラの攻撃がヒットした時に、山札から1枚引ける。ここあがブーストしたレディ・ボムで別のプレジャーズを攻撃」

 

(またリアガードを⁉)

 

「オラクルガーディアンニケでガード!」

 

「スフィアを山札へ。ターンエンド」

 

PW15000➡PW6000

PW15000➡PW6000+SH10000=16000  レンの手札6枚 山札36枚  コーリンのダメージ2枚

 

「そうか!チャンプは先にドローできる先攻のアドバンテージを消すために、リアガードから狙ったんです」

 

「グレード1のユニットを前に並べて、攻撃した布陣の隙をついたのね」

 

「お互いに先攻と後攻のアドバンテージを消しあってる・・・」

 

「すげぇ・・・ハイレベルなファイトだ・・・」

 

先攻と後攻のアドバンテージを潰しあっているプレイスタイルにアイチもカズヤも感服する。

 

「コーリンは手札が2枚、レンは6枚。ずいぶん差がついちゃったね~」

 

「コーリンに手札を使わせ、自分はカウンターブラストで増やした・・・初めて使うデッキなのに」

 

(もちろんこれくらいやってもらわないと困るんだけどね)

 

ウルトラレアは何やら意味ありげな言葉や思いを抱いている。

 

「私のスタンド&ドロー。トップアイドルフローレスにライド!」

 

トップアイドルフローレス  PW10000

 

「プレジャーズを下げ、バミューダΔ(トライアングル)候補生キャラベルをコール」

 

バミューダΔ(トライアングル)候補生キャラベル  PW3000

 

「キャラベルのソウルブラスト『バトルシスターしょこら』『トップアイドルアクア』バミューダΔ(トライアングル)のヴァンガードがいれば、1枚ドロー」

 

「コーリンも手札を増やした!」

 

R フローレス キャラベル

R  ここあ  プレジャーズ

 

「ここあがブーストしたフローレスでヴァンガードをアタック!」

 

「ノーガード」

 

「ツインドライブファーストチェック『トップアイドルアクア』セカンドチェック『トップアイドルフローレス』」

 

フローレスは海辺から飛び上がり、跳ね上がった水しぶきを利用して、ライブラに向かって水しぶきを弾丸のように放つ。攻撃を食らったライブラはよろめく。

 

「ダメージトリガーチェック『レディ・ボム』」

 

「プレジャーズがブーストしたキャラベルでヴァンガードをアタック!」

 

「レディ・ボムでガード」

 

「ターンエンド」

 

PW16000➡PW9000

PW9000➡PW9000  コーリンの手札4枚 山札35枚  レンのダメージ4枚(裏2枚)

 

「勝負はこれからね~」

 

「僕のスタンド&ドロー。フローレスにライド。さらにフローレスをコール」

 

レンは自分の手札の1枚を見て、にやりと笑みを浮かべている。

 

「プレジャーズをコール」

 

「なんだよグレード1かよ。思わせぶりやがって」

 

「その言い方・・・なんか森川みたいだぞ」

 

「僕のスターライトユニコーンと同じ能力か・・・」

 

レンのプレジャーズを見て、アイチとカズヤはレンが言った言葉と、ファイト前に見たイメージを思い出す。

 

『・・・君が切り札になりそうだね』

 

(そういや、あの時のイメージで出てたのは、プレジャーズだったな・・・)

 

(あれが切り札・・・?)

 

「プレジャーズのスキルでヴァンガードのフローレスをパワープラス2000」

 

フローレス フローレス  ボム

  R   プレジャーズ ここあ

 

「リアガードのフローレスでヴァンガードを攻撃」

 

「ノーガード。ダメージトリガーチェック『レディ・ボム』」

 

「プレジャーズがブーストしたフローレスでヴァンガードを攻撃」

 

「ノーガードよ」

 

「ツインドライブ。ファーストチェック『トップアイドルアクア』セカンドチェック『ドリーム・イーター(引)』ドロートリガー。レディ・ボムにパワープラス5000、そしてドロー」

 

レン側のフローレスは先ほどのコーリン側のフローレスと同じように海辺を飛び出し、水しぶきを弾丸のように放った。コーリン側のフローレスは攻撃を食らってしまう。

 

「ダメージトリガーチェック『オラクルガーディアンニケ(☆)』クリティカルトリガー!ヴァンガードのフローレスにパワープラス5000、クリティカルプラス1」

 

「ソウルブラスト『お天気お姉さんみるく』『メイデン・オブ・ライブラ』フローレスの攻撃がヒットした時、バミューダΔ(トライアングル)のユニットを1枚手札に戻すことができる。戻すのは、ブレザープレジャーズ」

 

「また手札を増やしやがった⁉」

 

「本当に初めてのデッキなの?」

 

初めてのデッキにも関わらず、うまく使いこなせているレンの腕に驚愕するカムイとミサキ。

 

(なんなんだ・・・?なんでこいつから目が離せねぇ・・・?)

 

(どうしてこんなに・・・気になるんだろう・・・?)

 

アイチとカズヤはレンが気になっており、それはなぜなのかと疑問に抱く。

 

「ここあがブーストしたレディ・ボムでヴァンガードを攻撃」

 

「バミューダΔ(トライアングル)候補生キャラベルでガード!」

 

「ターンエンド」

 

PW10000➡PW10000

PW18000➡PW10000(+5000)

PW20000➡PW15000+SH10000=25000  レンの手札7枚 山札31枚  コーリンのダメージ4枚

 

「ダメージはどっちも4枚・・・コーリンはここで決めに行くよね」

 

「うん」

 

スイコはちらりとアイチとカズヤに視線を向けていたが、すぐにレンのファイトに視線を戻す。

 

「スタンド&ドロー。候補生キャラベルを退却させて、フローレスをコール!さらにアクアとみるくをコール」

 

コーリンは鋭い目つきでレンを睨みつける。だがレンは対して気にしていないどころか逆にレンはコーリンを挑発する。

 

「いいですね、その目。しかし残念ながら僕を倒すことはできない」

 

「っ!証明してもらうわ!」

 

アクア フローレス フローレス

みるく  ここあ  プレジャーズ

 

「みるくがブーストしたアクアでヴァンガードをアタック!」

 

「スフィア・メイガスでガード」

 

「ここあがブーストしたフローレスでヴァンガードをアタック!」

 

「オラクルガーディアンニケ、候補生キャラベルでガード」

 

コーリン側のフローレスは波に乗りながらレン側のフローレスに水しぶきの弾丸と共に突進するが、オラクルガーディアンニケとキャラベルがその進行を妨げた。

 

「ツインドライブファーストチェック『花占いの女神サクヤ』セカンドチェック『オラクルガーディアンニケ(☆)』クリティカルトリガー!まだ行動していないフローレスにパワープラス5000、クリティカルプラス1!プレジャーズがブーストしたフローレスでヴァンガードをアタック!」

 

「アクア、ドリーム・イーター、みるくでガード」

 

「すごーい、3枚ガード!」

 

「くっ・・・!ターン終了・・・!」

 

PW16000➡PW10000+SH10000=20000

PW16000➡PW10000+SH20000=30000

PW21000➡PW10000+SH15000=25000  コーリンの手札3枚 山札30枚  レンのダメージ4枚(裏2枚)

 

「クリティカルトリガーが出たのに、ノーダメージで受け切った・・・」

 

「これが・・・全国チャンピオン・・・雀ヶ森レン・・・」

 

「ね?言った通りでしょう?僕には見えるんです・・・全てが」

 

レンの放った言葉に息をのむアイチたち4人。

 

「スタンド&ドロー。・・・来たね」

 

レンがそう呟いた瞬間、再びレンの赤い瞳の奥に虹色の光が現れる。そしてそれと同時に、アイチとカズヤに妙な感覚がわき、惑星クレイの海辺のイメージが見えるようになる。アイチとカズヤが唖然としていると、後ろから3体のマーメイド、ブレザープレジャーズが海から勢いよく現れる。

 

「また⁉何が起こってるんだ⁉」

 

「いや・・・それはいい!ファイトは・・・」

 

アイチとカズヤは現実に引き戻し、レンのファイトに集中する。

 

「ふっ・・・ファイナルターン」

 

レンのファイナルターン宣言にコーリン、いや、この場の全員が目を見開く。

 

「2体のプレジャーズをコール。

スキルでリアガードのフローレスにパワープラス2000。

さらにスキルで、同じフローレスにパワープラス2000」

 

「!!まさか・・・!」

 

レンのやろうとしていることに気づいたコーリンを驚愕の表情をする。

 

「ほう・・・わかったようですね」

 

フローレス  フローレス  ボム

プレジャーズ プレジャーズ ここあ

 

「ここあがブーストしたレディ・ボムでヴァンガードを攻撃」

 

「・・・ノーガード」

 

「「「「!」」」」

 

「ダメージトリガーチェック『トップアイドルアクア』

(ヒールトリガーは来ないってことか・・・!)」

 

「プレジャーズがブーストしたヴァンガードのフローレスで攻撃」

 

「ニケでガード!」

 

レン側のヴァンガードのフローレスはまたまた同じように水しぶきを弾丸とし、コーリン側のフローレス攻撃を放つが、そこにニケが立ちふさがり、水しぶきの弾丸をしのぐ。

 

「ツインドライブファーストチェック『バトルシスターしょこら』セカンドチェック『花占いの女神サクヤ』」

 

「何とか守ったけど・・・残ってんのが、パワープラス4000のフローレス・・・」

 

「しかもプレジャーズがブーストしたらパワー20000か・・・」

 

「プレジャーズがブーストしたリアガードのフローレスでヴァンガードを攻撃」

 

(アクアのインターセプトでシールドはプラス5000。後は手札次第・・・)

 

残り2枚の手札のシールド値次第では防げるが、レンは全てを見越しているのか、不敵な笑みを浮かべている。

 

「・・・ノーガード・・・」

 

レン側のリアガードのフローレスは水しぶきの弾丸をコーリン側のフローレスに放った。コーリン側のフローレスその攻撃を受けてしまう。

 

「ダメージトリガーチェック『ブレザープレジャーズ』・・・私の負けだ・・・!」

 

攻撃を受けてしまったコーリン側のフローレスはクレイから消滅してしまった。

 

PW15000➡PW10000

PW16000➡PW10000+SH10000=20000

PW20000➡PW10000

 

コーリンのダメージ6枚  レンのダメージ4枚  勝者レン

 

ファイトに勝利し、レンは笑みを浮かべ、敗北したコーリンは顔をうつ向かせる。その際に手札のカードが見えた。内容は花占いの女神サクヤとメイデン・オブ・ライブラで合計のシールド値は5000の内容だった。

 

(最後の攻撃はパワー20000・・・アクアとライブラを使っても、シールドは20000・・・ピッタリ攻撃が通ってたんだ)

 

(ファイトのカギを握っていたのは・・・あの2枚・・・)

 

最後のターンでの勝負の要となったのが、ブレザープレジャーズ2枚だった。

 

(パワープラス2000の能力を持つブレザープレジャーズ2体が勝負の行方を決めたってのか・・・)

 

アイチとカズヤがそこまで考えると、ファイトの途中で見えたイメージを思い出す。

 

(もしかしてあれは・・・このことを暗示していた・・・?)

 

(だとしたら・・・あいつはいったい・・・?)

 

あのイメージがファイトを左右する暗示だと考えると、急にアイチとカズヤに頭に重みがずっしりとくる。

 

(うっ!なんだろう・・・すごく頭が、重い・・・!)

 

「アイチお義兄さん?カズヤ?」

 

「大丈夫?」

 

「お、おお・・・何とか・・・」

 

アイチとカズヤの様子を心配したカムイとミサキが2人を支える。その様子をレンはしっかりと見つめていた。

 

 

ファイトを終えた後、レンはショップを出ようと店の出口へと向かう。ウルトラレアはそんなレンを見送る。

 

「君もそこそこやるようですね。でも・・・僕には敵わない。絶対にね」

 

「くっ・・・!」

 

レンの挑発的な発言にコーリンはレンを鋭く睨みつける。

 

「私たちの見込んだとおりだった。あなたには・・・」

 

「"力"を感じるんだろう?」

 

レンの問いにスイコはくすりと笑う。

 

「何が目的なんです?」

 

「そうね・・・次の大会を見てから、話すかどうか決めるわ」

 

「そうですか。では次の大会で見てもらうとしましょう。その時こそ、君たちと話し合いたいものだね。"力"について」

 

レンは笑みを浮かべて、今度こそ店から退出していった。

 

「・・・あんな奴、絶対認めない・・・」

 

「でも現在のトップに変わりないわ」

 

「イケメンだからいいじゃん」

 

「そういう問題じゃないの!」

 

「はいはい。それよりさー、あの子呼ぶ必要なかったよねー」

 

「彼はあれでいいの」

 

そんな会話をしながら、ウルトラレアの視線の先にあるのは、頭痛で頭を抱えているアイチの姿だった。

 

(それに・・・一目で見たとおり、彼にも"力"の覚醒の暗示があった・・・それだけで十分だわ)

 

スイコの視線には、同じく頭痛でよろよろしているカズヤの姿があった。ウルトラレアやレンが言う力とはいったい・・・。

 

to be continued…




カムイ「さすが全国チャンプ、雀ヶ森レン!」

アイチ「すごい、コーリンさんとは1度ファイトしたけど、あんなに強い人が・・・」

カムイ「それだけ強いってことです。全国大会には、あんな強いやつがごろごろいる。・・・ああ!ミサキさんの記憶力って、もしかしてすっげぇ戦力になりませんか⁉」

アイチ「うん!見てただけでルールを覚えたって言ってたし、ユニットの能力やトリガーで手札に入ったカードを覚えれば、すごいアドバンテージだしね!」

RIDE32「消せない記憶」

アイチ「ミサキさん・・・?」
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