カードファイト!!ヴァンガード 熱血の先導者と努力の先導者   作:先導

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プレミアムスタンダードのパックを見ていると、どうにもG編の先の物語なーんていうのが頭によぎっちゃいます。その際にバンドリとクロスさせちゃおうかな、なーん手考えています。ま、やるかどうかは未定ですが。

さて、今回もオリジナルです!

それではどうぞ!


キングは常に上を行く

ヴァンガードチャンピオンシップ全国大会の第2試合、チームQ4の次なる対戦チームとなったのは、ヴァンガード関連企業の会社チーム、ユニオンだった。まず最初の先鋒戦は櫂が出場した。ユニオンの先鋒である猿飛コンゴウは意気揚々と勝ち宣言をしていたが、櫂の圧倒的実力で敗北。まずは1勝。続く中堅戦に出たのはミサキ、ユニオンからはマリン・ソランベルジュ。ミサキはアマテラスやサイレント・トムでマリンを追いつめようとしたが、マリンの高度なファイトスタイル、そして、勇敢なるプレイングで防ぎ切られてしまい、マリンの攻撃でミサキは敗北してしまう。これで1勝ずつとなり、大将戦で全てが決まる。大将から出たのは、アイチ。チームユニオンからは自身をキングと自称している瀬田カイルだった。

 

「さあいよいよ迎えた第2試合大将戦!このファイトの勝利で、決勝トーナメント進出の道のりが一歩開かれることとなるのです!!」

 

「初出場の先導選手の相手は、過去に全国大会に出場した、まさにキングの名に相応しいファイトを見せてくれた瀬田選手。全国大会経験が乏しい先導選手がキングの瀬田選手にどこまでやれるのか・・・」

 

「ドキドキですか?」

 

「はい。ドッキドキです」

 

解説を入れながら、ドクターOは両手でOを作り、それにつられてMCミヤも同じ動作をする。

 

「けっ、何がキングだ。そういう奴に限って弱いんだよな~」

 

「あー、そうかも。だって森川がいい例だもんね」

 

「あ、それは言えてるな」

 

「「ははははは!」」

 

「い、井崎!花咲!てめぇら~!!」

 

「はは、お前ら仲いいな」

 

森川の発言にメグミは毒を吐きながら同意し、井崎もそれに乗っかる。それに憤慨する森川は井崎とメグミに絡んでいく。仲睦まじい3人に三和は笑いながらそう口にする。

 

「ま、森川の意見には賛成だな。以外にたいしたことないんじゃないか?」

 

「いんや、それはどうかな?」

 

「え?」

 

「彼の言葉の自信たっぷりさ、そして何より、気迫がジュラシックアーミーよりも半端ないよ」

 

「シズクも気づいたか。さぁて、アイチはこの相手をどう乗り切るのかね?」

 

ソウジは森川の意見に賛成するが、シズクはカイルから並々ならぬものを感じ取っている。シズクに同意見の三和は期待がこもった目で見つめている。

 

(お義兄さん・・・)

 

(頼むぞ、アイチ・・・)

 

それぞれ別々の観客席側の入り口にいるカムイとカズヤはアイチにたいして、勝利を祈っている。

 

(この人・・・すごい気迫だ・・・自信満々で、負けるイメージを一ミリも考えていない・・・そんな風に・・・)

 

アイチはカイルの言葉、そして表情から見てただならない相手だということを悟った。

 

(でも、僕だって負けられないんだ!チームのために・・・カムイ君のためにも・・・!)

 

アイチのそんな決断と共に、互いの準備が終わり、いつでもファイトできる体制になった。

 

「試合、開始!!」

 

審判の合図とともに、アイチとカイルのファイトが始まった。

 

 

 

RIDE38「キングは常に上を行く」

 

 

 

「「スタンドアップ・ヴァンガード!!」」

 

「ばーくがる!」

 

「リザードソルジャーコンロー!」

 

ばーくがる  PW4000

 

リザードソルジャーコンロー  PW5000

 

(かげろう・・・!櫂の野郎が使ってるクランか!)

 

「お前に見せてやろう・・・キングの戦い方というものを!俺の先攻だ!ドロー!鎧の化身バーにライド!」

 

鎧の化身バー  PW8000

 

「コンローはスキルによって、リアガードサークルへ。俺のターンは終了だ」

 

R  バー  R

R コンロー R  カイルの手札5枚 山札43枚

 

「いきます!僕のターン!ドロー!うぃんがるにライド!」

 

うぃんがる  PW6000

 

「ばーくがるはリアガードサークルへ移動!それから、未来の騎士リューとふろうがるをコール!」

 

未来の騎士リュー(☆)  PW4000

ふろうがる(醒)  PW5000

 

ふろうがる うぃんがる R

 リュー  ばーくがる R

 

「リューのブースト、ふろうがるでバーにアタック!」

 

「ノーガードだ!ダメージトリガーチェック『竜魔導士キンナラ』」

 

「ばーくがるのブースト、うぃんがるでバーにアタック!」

 

「ノーガード!」

 

「ドライブチェック『小さな賢者マロン』」

 

「ダメージトリガーチェック『鎧の化身バー』」

 

「ターン終了します」

 

PW9000➡PW8000

PW10000➡PW8000  アイチの手札4枚 山札42枚  カイルのダメージ2枚

 

「少年、中々勇ましいな。最初のターンでこの俺に2ダメージを与えるとは。だが、ただそれだけだ」

 

「えっ・・・?」

 

「キングたるもの、この程度は想定内だ!俺のターン!ドロー!・・・しかとみるがいい・・・俺の切り札を!!」

 

「なっ・・・もう・・・⁉」

 

「降臨せよ!!ライド!マジン・ゾルダート!!」

 

マジン・ゾルダート  PW11000

 

「なっ・・・マジン・ゾルダートのパワー、11000⁉」

 

「この程度で驚愕するなど、実力はやはり底が知れてるな。コール!マジン・ゾルダート!」

 

「もう1体⁉」

 

「ガトリングクロー・ドラゴンをコール!」

 

ガトリングクロー・ドラゴン(引)  PW4000

 

「ガトリングクローのスキル発動!カウンターブラスト!自身をソウルに送り、お前の目障りなグレード0のばーくがるには退却してもらう!」

 

「ばーくがる!」

 

「そして、封印から解放せよ・・・2体のマジン・ゾルダートよ!拘束解除!さらにグレイプショット・ワイバーンをコール!」

 

グレイプショット・ワイバーン  PW6000

 

「グレイプショットのスキル発動!このユニットが登場した時、かげろうのユニットを1体選び、パワーを2000アップすることができる!伏兵のソルダート、お前だ!」

 

ソルダート ゾルダート グレイプショット

  R   コンロー     R

 

「いくぞ、少年!グレイプショットでうぃんがるでアタック!」

 

「ノーガード!ダメージトリガーチェック『小さな賢者マロン』」

 

「まだまだ!伏兵のソルダートよ、うぃんがるにアタックしろ!」

 

「希望の運び手エポナでガードします!」

 

「ほう、ソルダートの攻撃を凌いだか・・・だが、まだ主戦力のソルダートが残っているぞ!コンローのブースト、マジン・ソルダートよ、うぃんがるを仕留めろ!

マジン・ソルダートのスキル発動!このユニットがヴァンガードの時、かげろうのユニットにブーストしておれば、パワーが5000プラスされる!」

 

「くっ、ノーガードです!」

 

「ドライブチェック『エグザイル・ドラゴン』」

 

「ダメージトリガーチェック『ソウルセイバー・ドラゴン』

(!!ソウルセイバー・ドラゴンが⁉)」

 

アイチのダメージゾーンにソウルセイバー・ドラゴンがいったことに、焦りを生じるアイチ。カイルはその焦りを見逃さなかった。

 

「ほう・・・これで俺のターンは終了だ」

 

PW6000➡PW6000

PW13000➡PW6000+SH10000=16000

PW21000➡PW6000  カイルの手札3枚 山札39枚  アイチのダメージ2枚

 

「あっちゃー、ソウルセイバー・ドラゴンがダメージに行っちまったかー」

 

「確かに、アイチの切り札的存在だもんな・・・これは痛いぜ・・・」

 

「ああ・・・痛いぜ・・・グレード3が落ちちまったからな・・・」

 

「そこかよ⁉」

 

ソウルセイバー・ドラゴンがダメージに行ったことに深刻に感じる三和とソウジだが、森川は相変わらずのグレード3愛っぷりを発揮する。そこに井崎はツッコむ。

 

「でも、まだアイチにはアルフレッドが残ってる!あれさえ出れば・・・!」

 

「まぁ・・・出れば・・・なんだけどねぇ・・・」

 

アイチのデッキにアルフレッドが入ってることにまだ希望を抱いているが、シズクはまだ顔色は苦くしている。

 

「さあ、少年のターンだ。思い切り来るがよい。このキングが胸を貸してやる」

 

「はい!スタンド&ドロー!・・・よし!立ち上がれ!僕の分身!ライド!ブラスター・ブレード!!」

 

ブラスター・ブレード  PW9000

 

「ほぅ、ブラスター・ブレードか・・・珍しいものを持っているな・・・」

 

「スキル発動!カウンターブラスト(2)!リアガードのマジン・ソルダートを退却!」

 

「ふむ・・・」

 

「(パワー11000のマジン・ソルダートにはまだパワーが足りない・・・なら!)

コール!小さな賢者マロン!」

 

小さな賢者マロン  PW8000

 

ふろうがる ブラスター・ブレード R

 リュー     マロン     R

 

「マロンのブースト、ブラスター・ブレードでマジン・ソルダートにアタック!」

 

「ノーガードだ」

 

「ドライブチェック『世界樹の巫女エレイン(治)』ヒールトリガー!ふろうがるにパワープラス5000、ダメージ1回復!」

 

「ダメージトリガーチェック『バーサーク・ドラゴン』」

 

「よし!ダメージ回復でこれで差が広がった!」

 

「しかも、パワーが上がったおかげでソルダートに攻撃可能だぜ!」

 

「リューのブースト、ふろうがるでマジン・ソルダートにアタック!」

 

「ノーガード。ダメージトリガーチェック『マジン・ソルダート』」

 

「ターン終了です」

 

PW17000➡PW11000

PW14000➡PW11000  アイチの手札3枚 山札38枚  カイルのダメージ4枚(裏1枚)

 

「やったぜ!3ダメージも差が開かせたぜ!」

 

「「「おー!」」」

 

「喜んでばかりもいられないぜ」

 

「うん。キングっていうからには、絶対に反撃を仕掛けるよ」

 

アイチが1対4の状況に作ったことに森川たちは喜んでいるが、三和とシズクは慎重だ。

 

「ええい、何をやっとるんじゃ!高い金を払ってやったというのに!」

 

「おじい様・・・怒ると血圧が上がりますわよ」

 

「いったい誰のせいだと思っとるんじゃ!!それもこれも、奴がふがいない姿を見せるからじゃぞ!!」

 

(おそらく、瀬田さんは次で仕掛けますわね・・・)

 

差が開いた状況にホームズは怒り狂い、マリンはホームズをたしなめながらカイルを分析する。

 

「見事にやるな。少年を少し見くびっておったことを詫びよう」

 

「あ、ありがとうござ・・・」

 

「だが!」

 

「!」

 

「キングであるこの俺より上には行かせる気はない。真の勝者は・・・この俺だ!!」

 

「アイチ君の攻防で、相手も本気になってきましたね・・・油断できませんよ、アイチ君・・・」

 

「アイチ・・・」

 

「「・・・・・・」」

 

カイルの闘志から本気がにじみ出ており、それが控室にいるシンやミサキにも伝わる。櫂とリンはアイチの実力を見極めようとしている。

 

「スタンド&ドロー!見せてやろう・・・キングの戦い方というものを!剣帝の名のもとに、敵を滅せよ!!ライド!剣帝ドラゴニック・ヴァルブレイド!!」

 

剣帝ドラゴニック・ヴァルブレイド  PW10000

 

「剣帝ドラゴニック・ヴァルブレイド・・・」

 

「コンローのスキル発動!カウンターブラスト!自身を退却させ、山札より、グレード1ユニットを手札に加える。グレイプショット・ドラゴン!グレイプショットを後ろに下げ、もう1体グレイプショット、エグザイル・ドラゴン、ドラゴンナイトベルガーをコール!」

 

エグザイル・ドラゴン  PW10000

ドラゴンナイトベルガー  PW8000

 

「グレイプショットのスキル発動!ベルガーにパワープラス2000!」

 

エグザイル ヴァルブレイド    ベルガー

  R   グレイプショット グレイプショット

 

「いくぞ!エグザイル・ドラゴンでブラスター・ブレードにアタック!」

 

「ノーガードです!ダメージトリガーチェック『真理の騎士ゴードン』」

 

「お前の力を見せてやるがいい。グレイプショットのブースト、ドラゴニック・ヴァルブレイドで、ブラスター・ブレードにアタック!」

 

「ノーガード!」

 

「ツインドライブ!ファーストチェック『ガトリングクロー・ドラゴン(引)』ドロートリガー!ベルガーにパワープラス5000!1枚ドロー!セカンドチェック『魔竜戦鬼ラクシャ(☆)』クリティカルトリガー!ベルガーのパワープラス5000、そして、ヴァルブレイドにパワープラス5000!」

 

「ダブルトリガー⁉しかもクリティカルもだと⁉」

 

「お義兄さん・・・!」

 

ヴァルブレイドは大剣をブラスター・ブレード(アイチ)に向かって振るった。ブラスター・ブレード(アイチ)は大剣を聖剣で受け止めるが、大剣から炎がまとわり、炎がブラスター・ブレード(アイチ)を包み込ませる。

 

「うわあああああああ!!!」

 

ダメージチェック『沈黙の騎士ギャラティン』『うぃんがる』

 

「ふぉーふぉふぉふぉふぉふぉ!!いいぞ瀬田!その小僧をハチの巣にするんじゃ!!」

 

「やはり・・・強い・・・威風堂々とした立ち振る舞い・・・キングと自称してはいますが・・・その名に恥じない戦いぶり・・・見事ですわ・・・」

 

アイチに一気にダメージを与えたカイルにホームズは愉快そうに笑い、マリンはカイルの実力を称している。

 

「どうした少年!この程度か!グレイプショットのブースト、ベルガーでブラスター・ブレードにアタック!」

 

「ノーガード!ダメージトリガーチェック『騎士王アルフレッド』」

 

「あああ!!アルフレッドまで⁉」

 

「まずいな・・・あの2枚が落ちちまったか・・・」

 

(あ、アルフレッドが・・・!)

 

「ほう・・・」

 

アルフレッドまでもダメージゾーンに行き、アイチは焦りが強くなり、それとは対照的にカイルはクスリと笑う。

 

「ターン終了だ」

 

PW10000➡PW9000

PW16000➡PW9000

PW26000➡PW9000  カイルの手札4枚 山札32枚  アイチのダメージ5枚(裏1枚)

 

「ダメージ5・・・まずいですよ・・・」

 

「ええ・・・そして何より・・・」

 

控室にいるシンもミサキもアイチの持っているデッキに注目する。

 

「少年よ、これまでの打ち合いではっきりとわかったぞ」

 

「⁉」

 

「少年の持つアルフレッドとソウルセイバー・ドラゴンのような切り札は・・・1枚しか入っていない。それが少年の弱点だな?」

 

「・・・っ!!」

 

「図星か」

 

そう、アイチのデッキに入っているアルフレッドとソウルセイバー・ドラゴンは1枚しか入っておらず、ダメージゾーンにこの2枚が落ちたことで一気に戦力がガタ落ちしてしまったのだ。

 

「やっぱりか!」

 

「要のカードが落ちて、アイチきゅん自身もきついだろうね・・・」

 

「そのようなデッキ構成で、よくここまでこれたものだ。それだけは褒めてやろう・・・。しかし、これは全国大会。そのような中途半端なデッキで勝つほど、甘くなどない!!勝負は決まったも同然だ」

 

「そ・・・そんなこと、最後までやってみないとわかりません!」

 

カイルに弱点を突かれながらもアイチは負けじとカイルと立ち向かう。

 

「切り札を失ってもなお立ち向かうか・・・ならば見せてみろ、少年の意地とやらを!」

 

「(確かに、アルフレッドとソウルセイバー・ドラゴンが失ったのはかなりの痛手・・・でも・・・まだ切り札が全部失ったわけじゃない!)

僕のスタンド&ドロー!僕に力を!気高き誇りの強き翼!ライド!孤高の騎士ガンスロッド!!」

 

孤高の騎士ガンスロッド  PW9000

 

「ほぅ、まだ力を残していたか・・・」

 

「(あと2ダメージを与えれば、それで勝ちだ!なら・・・)

沈黙の騎士ギャラティンをコール!」

 

沈黙の騎士ギャラティン  PW10000

 

「孤高の騎士ガンスロッドのスキル発動!カウンターブラスト(2)!ソウルにブラスター・ブレードがいれば、パワープラス5000!クリティカルプラス1!

さらにもう1度!カウンターブラスト(2)!パワープラス5000!クリティカルプラス1!」

 

「来た!これでお義兄さんのガンスロッドはパワー19000のクリティカル3だ!」

 

「このまま決めちまえアイチ!」

 

ふろうがる ガンスロッド ギャラティン

 リュー   マロン     R

 

「リューのブーストをつけて、ベルガーにアタック!」

 

「やらせん!ガトリングクローでガードだ!」

 

「マロンのブースト、ガンスロッドでドラゴニック・ヴァルブレイドにアタック!」

 

「この攻撃を防げぬと思い、思い切りにでたか・・・だがな、少年・・・ワイバーンガードバリィガード!」

 

「!しまった!」

 

「スキル発動!手札を1枚捨て、かげろうユニットであるヴァルブレイドにその攻撃を無効化する能力を与える!」

 

ガンスロッド(アイチ)は天馬にまたがり、そのままヴァルブレイドに向かって剣による斬撃を放ったが、そこにバリィが現れ、彼の乗るワイバーンの機銃でガンスロッド(アイチ)を打ち落とそうとする。ガンスロッド(アイチ)はうまく近づくことができず、しぶしぶと後退する。

 

「この程度のことを予測できぬと思ったか?そうだと考えているのなら・・・おめでたい奴だ」

 

「くっ・・・ま、まだドライブチェックが残ってます!ツインドライブ!ファーストチェック『孤高の騎士ガンスロッド』セカンドチェック『未来の騎士リュー(☆)』クリティカルトリガー!ギャラティンにパワープラス5000!クリティカルプラス1!ギャラティンでドラゴニック・ヴァルブレイドにアタック!」

 

『うおおおおおお!!』

 

ギャラティンは大きな声を上げながらヴァルブレイドに剣を振るおうとしている。

 

「ドラゴンナイトベルガーでインターセプト!

ベルガーのスキル発動!このユニットは、かげろうのヴァンガードがいれば、インターセプト時のシールドプラス5000となる!」

 

「え、エスペシャルインターセプト⁉」

 

「残念だったな、少年・・・お前の手の内は、手に取るようにお見通しなのだ」

 

「ターン・・・終了です・・・」

 

PW9000➡PW8000+SH5000=13000

PW27000➡PW10000(完全ガード)

PW15000➡PW10000+SH10000=20000  アイチの手札4枚 山札31枚  カイルのダメージ4枚(裏1枚)

 

「そんな・・・お義兄さんのあの攻撃を・・・!」

 

「くそ!なんて奴だ!1ダメージも与えられないなんてよ!」

 

アイチの渾身のアタックを凌ぎ切ったカイルにカムイとカズヤはカイルの実力の高さを思い知らされる。

 

「さすが、キングを自称するだけのことはある、か」

 

「さぁ、絶体絶命のピンチだよ。どうするの、アイチきゅん?」

 

三和はカイルの実力をかなり認め、シズクはピンチのアイチがどう切り抜けるか見守っている。

 

「ではとどめと行かせてもらうか。スタンド&ドロー!エグザイルを後ろに下げ、マジン・ソルダート、剣帝ドラゴニック・ヴァルブレイドをコール!

エグザイル・ドラゴンのスキル発動!こいつ自身を退却させ、グレード0であるふろうがる、今すぐ俺の前から消え去れ!」

 

「ふ、ふろうがる!」

 

「おー、ええぞええぞ・・・高い金を払った甲斐があるというものじゃ」

 

「おじい様・・・あなたの今の顔、悪人のあれですわよ?」

 

アイチが追いつめられていく状況にホームズはにたにたと邪悪な笑みを浮かべ、マリンがそれを指摘する。

 

「そしてその退却により、ソルダートよ、拘束を解除せよ!」

 

「くっ・・・」

 

ソルダート ヴァルブレイド  ヴァルブレイド

  R   グレイプショット グレイプショット

 

「少年よ、今こそ楽にしてやろう・・・マジン・ソルダートでガンスロッドにアタック!くらえ・・・デッド・ハンドクラッシャーーー!!」

 

「させない!薔薇の騎士モルガーナでガード!」

 

「さらばこの一撃で!グレイプショットのブースト、ドラゴニック・ヴァルブレイドでガンスロッドにアタック!」

 

「僕は負けない・・・負けられない!カムイ君に・・・チームQ4に戻ってきてもらうためにも!!未来の騎士リューでガード!さらに、ギャラティンでインターセプト!」

 

ヴァルブレイドは炎を纏った大剣をガンスロッド(アイチ)に向けて放った時、その場にいたギャラティンとリューが駆け付けてくれ、剣と炎を防いでいく。

 

「ツインドライブ!ファーストチェック『剣帝ドラゴニック・ヴァルブレイド』」

 

(よかった・・・トリガーじゃない・・・これなら・・・)

 

「少年、安堵するにはまだ早い」

 

「!!」

 

「ドラゴニック・ヴァルブレイドはドライブチェックでグレード3が出た時、パワーを上昇させる能力を持つ。そのパワー値、5000だ」

 

「なんだって⁉」

 

「てことは・・・どういうことだ?」

 

「次のドライブチェックでグレード3かトリガーが出たらそこでダメージ6になっちゃうってこと!」

 

「何ぃ!!?」

 

ヴァルブレイドの能力を知って、森川はその先のことを浮かばなかったが、シズクの説明で事の重大さが理解する。

 

「セカンドチェック」

 

(お願い・・・来ないで・・・!)

 

アイチは心の中でグレード3かトリガーが出ないことを祈った。そして、カイルのセカンドチェックで出たカードは・・・

 

『エグザイル・ドラゴン』

 

エグザイル・ドラゴン、グレード3だ。

 

「勝負あったな、少年。

ヴァルブレイドのスキル発動!自身にパワープラス5000!」

 

ヴァルブレイドは防いでいるリューとギャラティンを大剣で払いのけ、その勢いのままガンスロッド(アイチ)に斬撃がくらう。炎はガンスロッド(アイチ)を包んでいく。

 

(そんな・・・またここで・・・終わっちゃうの・・・?また・・・負けてしまうの・・・?ごめん・・・カムイ君・・・)

 

アイチは敗北してしまうだろうと思い、勝負を諦めようとした時、ジュラシックアーミーの時のファイトと、シンの言葉を思い出す。

 

『ヒールトリガー発動!!ダメージを1、回復させてもらう!!』

 

『追いつめられるのは片方だけじゃない。両方とも追いつめている。互いがそんな状態にある時は、ほんの少しのバランスの崩れが、命とりです。そう、例えばわずかなそよ風が吹いただけでも・・・』

 

『この場合のそよ風は運と呼んでもいいでしょう。土壇場でヒールトリガーを引けるような、彼らの運の良さ。しかし、それはこうも言えます。運で勝負が左右されるほど、アイチ君もミサキも、全国レベルの強豪と実力は拮抗していたということです』

 

(諦めない・・・絶対に諦められない!追いつめられているのは、相手も同じ!後は・・・バランスを何とか保つだけ!)

 

アイチは落ち着いて深呼吸をして、ダメージトリガーを確認する。

 

「ダメージトリガーチェックします」

 

ここでヒールトリガーが出れば、ファイトは続行できる。ここで出たダメージは・・・

 

『世界樹の巫女エレイン(治)』

 

「ヒールトリガー発動!!」

 

「まぁ!!」

 

「なんじゃとぉ!!?」

 

6ダメージ目のヒールトリガーによって、マリンとホームズは驚愕の顔になる。対するカイルはそれには少し楽しそうな表情をする。

 

「やったぜ!ここでヒールトリガー!」

 

「お義兄さん・・・すげぇ・・・!!」

 

「ダメージを1回復して、ガンスロッドにパワープラス5000!」

 

「なかなか楽しませてくれる。ならば、グレイプショットのブースト、伏兵のヴァルブレイドでガンスロッドにアタック!」

 

「エレインでガード!」

 

「ふっ・・・ターンエンドだ」

 

PW11000➡PW9000+SH5000=14000

PW16000(+10000)➡PW9000+SH15000=24000(+5000)

PW16000➡PW14000+SH10000=24000  カイルの手札2枚 山札29枚  アイチのダメージ5枚(裏4枚)

 

「やったぜ!アイチの奴が凌いだぜ!」

 

「しかも、さっきのドライブチェックでグレード3が2枚だってわかってる!」

 

「守る術が、ソルダートしかなくなった!」

 

アイチが凌ぎ切ったことでソウジたちは喜びを隠しきれない。控室にいるシンとミサキは笑みを浮かべている。

 

「少年・・・お前の口から、名をきかせてもらおうか?」

 

「先導アイチです」

 

「ならば先導・・・お前がキングを打ち破る素質があるかどうか・・・このターンで見せてみよ!!」

 

「いきます!スタンド&ドロー!ギガンテック・チャージャーをコール!」

 

ギガンテック・チャージャー  PW9000

 

「ギガンテック・チャージャーのスキル発動!山札の1番上を見て、これがロイヤルパラディンなら、コールする!『ふろうがる(醒)』ふろうがるをスペリオルコール!そして、ガンスロッドをコール!」

 

ギガンテック ガンスロッド ガンスロッド

 リュー    マロン   ふろうがる

 

「リューのブースト、ギガンテック・チャージャーでドラゴニック・ヴァルブレイドにアタック!」

 

「ノーガード!ダメージトリガーチェック『ワイバーンガードバリィ』」

 

「バカなバカなバカな!!瀬田が負けるというのか⁉」

 

「来るがいい!!先導アイチ!!」

 

「マロンのブースト、ガンスロッドでドラゴニック・ヴァルブレイドにアタック!」

 

「キングは常に上を行く!!どんな時でも、その志は忘れない!!それが真のキング!!ノーガードだぁ!!」

 

「ツインドライブ!ファーストチェック『閃光の盾イゾルデ』セカンドチェック『閃光の盾イゾルデ』」

 

ガンスロッド(アイチ)はヴァルブレイドに高速で接近し、その胸に剣を突き付ける。ヴァルブレイドは大剣でガードするが、勢いが強く、剣が大剣ごと胸に貫かれていく。

 

「ダメージトリガーチェック『グレイプショット・ドラゴン』どうやら、ここまでのようだな・・・」

 

胸を貫かれたヴァルブレイドは光の粒子へと変わっていき、それが荒野の風と共に散り散りになる。

 

PW13000➡PW10000

PW17000➡PW10000

 

アイチのダメージ5枚  カイルのダメージ6枚  勝者アイチ

 

「大将戦勝者、先導アイチ!第2試合、勝利チームはチームQ4!!」

 

『おおおおおお!!』

 

「素晴らしい!!先導アイチ選手、大快進撃を見せてくれましたぁ!!」

 

「初出場のファイターがキングを打ち倒す姿・・・しかと目に焼き付けました。この光景は、一生忘れません!!」

 

白熱したファイト、Q4が勝利したことで、観客は歓声で広がる。

 

「ま、まさか・・・瀬田が負けるなど・・・ごはぁ・・・」

 

「おじい様・・・気絶してしまいましたか・・・」

 

あまりの信じられなさでホームズは気絶してしまう。

 

「やりましたよ。これで1勝、第1歩ですよ」

 

(今回はアイチのおかげでなんとかチームに1勝できたけど・・・私も、次は勝たないと・・・)

 

シンとミサキが控室から出て、アイチに駆け寄る。ミサキは心の中で次の試合に絶対に勝つという気持ちがこみ上げてくる。

 

「ミサキさん」

 

ミサキが考えていると、マリンがミサキに声をかける。そしてそのままミサキに手を差し伸べる。

 

「今度また、魁に遊びに来てくださいまし。互いに店の云々関係なしに、ね?」

 

「・・・うん。必ずまた、来させてもらうよ。マリンさん」

 

ミサキは笑みを浮かべてマリンと友好の握手を交わす。

 

「先導アイチ!」

 

アイチがその光景に微笑んでいると、カイルが声をかけてきた。

 

「お前を下に見ていたことを、謝罪しよう。だが、次に挑むときに勝つのは、キングであるこの俺だ。お前も俺に抜かれぬよう、せいぜい強くなることだな」

 

カイルはアイチに有無を言わさずそれだけを言い残してマリンと共に、ホームズとコンゴウを連れてその場を去っていく。

 

「あの人も、あの人なりにアイチ君を認めてくれたようですね」

 

シンの言葉を聞いてきょとんとしていたアイチは少しばかり、誇らしい笑みを浮かべる。

 

(これで1勝・・・残るは3試合・・・待っててね、カムイ君・・・)

 

アイチは残る3試合もこの調子で勝ち、決勝トーナメントに進み、カムイを迎えに行く気持ちが強くなっていった。これで1勝1敗、イーブンな形となったQ4だった。

 

to be continued…




シン「やりましたね、アイチ君。まずは1勝をもぎ取りましたね」

アイチ「はい。あの瀬田さんに僕のデッキの弱点を見破られた時はひやっとしました」

シン「それでもなおアイチ君は瀬田さんに勝ったんです。アイチ君は着実に強くなっています。胸を張っていいことですよ」

アイチ「店長・・・はい。次の試合も勝って、絶対に決勝トーナメントにいくんだ!」

RIDE39「月、満ちるとき」

ミサキ「お父さんのカードが私のイメージを形にしてくれる!」
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