そんなある日、大淀からそろそろケッコンを考えるように促される。ケッコン相手の選択肢は3つ。あまり多くはない。
しかし、提督が鈍すぎるせいで一波乱が起きてしまう・・・
主要登場人物:提督、加賀、赤城、金剛、榛名、大淀
1話読み切りのつもりなので、短編ということにしました。
長めですが、会話メインなので意外とすぐ読めてしまうと思います。
できれば、次も書きたいですし、何でもいいので評価や感想をいただけると嬉しいです。
なるべく、キャラ崩壊はさせないように気を付けてはいます。しかし、作者も未だ着任3か月の新米提督でありますので、間違いなどありましたら申し訳ありません。
艦これは、一応アニメ、ゲーム、劇場版(2回行きました)など一通りは見ております。
会話メインです。
ある日の鎮守府―
提督「もうすぐ、着任して3か月かぁ・・・」
提督「やっと慣れてきたなぁ、まだ少将だけどなwww」カチッ、シュポ、スパー
提督「すまん、加賀。窓を開けてくれ。」フー
加賀「わかりました。でも、提督タバコなんていい加減やめたら?服に臭いが着くし、健康にも悪いし。何もいいことないわ。」ハァ
提督「まぁ、これくらい許してくれよ。来る日も来る日も出撃、演習、遠征の準備、報告。他にも、この通り書類が山積みでさ。楽しみなんて朝、飯食った後、仕事終わった後の一服くらいなんだから。」フー
加賀「全く、大概にしてほしいものね。」
提督「以前はこんな口うるさくなかったのになぁ」ボソッ
加賀「何か言いましたか、提督?」ギロッ
提督「い、いや、加賀さんをお嫁さんにもらった人は幸せだなぁって言っただけだよ。ほら、加賀さん世話好きだしさ・・・」アセアセ
加賀「そ、ならいいけれど。」
加賀「提督、そろそろお昼なので私は食堂に向かいますけど、どうしますか?」
提督「そっかー、もうそんな時間か・・・俺はこの書類やってからいくよ。」
加賀「分かりました。では、お先に昼休憩に入りますね。」
提督「おう、いってらっしゃい!」
提督「はぁ・・・加賀さん前はあんなに口うるさくなかったのにな・・・」
提督「最近、タバコもそうだし、ごはん食べててもちゃんとバランスよく食べてるか見てくるし、世話好きというよりおせっかいに近いんだよなぁ・・・」ハァ
????「ほら、早く行くデース。加賀がいなくなった今がチャンスデース!」
???「ですがお姉さま、こんなことして図々しくはありませんでしょうか・・・」
????「そんなことないデース。ワタシの胃袋も掴んだんデース。提督の胃袋なんてイチコロに違いアリマセン。ホラ、行きますヨ!」
???「ちょ、ちょっとお姉さま?心の準備がぁ・・・」
????「ヘーイ、テートクゥ!お邪魔しマース。」バタン
提督「おいおい、金剛、もう少し静かにドアを開けられないのか?お前のせいで2週間に一回は明石を呼んで立て付け良くしてもらってるんだぞ!」
提督「あと、今はまだ仕事中だからティータイムは後にして、ん?なんだ、なんかおいしそうなにおいがするな?」
金剛「もう気づくとはさすが、ワタシの提督ネー。榛名が提督のためにお弁当を作って来たんだヨー!絶対美味しいヨ―!ぜひ、食べてみてネー!」フンス
提督「お前が作って来たんじゃないのによくそんなに得意げに言えるな・・・榛名本当なのか?」
榛名「はい!提督の舌に合うかは分かりませんが・・・どうぞ!」
提督「中を見てもいいか?」
榛名「ど、どうぞ!」ドキドキ
提督「よし、開けるぞ・・・おっ、これは美味しそうなオムライスじゃないか!せっかくだから今食べさせてもらうよ。」
金剛「榛名が早起きして提督のために作ったんだヨ!ほんとは卵にBurningLoveって書いたらもっといいって勧めたんだけどネー!」
提督「そんなの書くのはお前だけだろ・・・そんなことより、このオムライス本当にうまいな」ムシャムシャモキュモキュ
榛名「ほ、ほんとですか?よかったです!榛名、早起きした甲斐がありました!」
金剛「ホラ、榛名、まだ言うことがありますヨ?」
提督「ん?どうした、榛名?まだ何かあるのか?」
金剛「ホラ、榛名」
榛名「お、お姉さま・・・あ、あの、提督?明日もお弁当を作ってきてもよろしいでしょうか?」ドキドキ
提督「えっ、明日も?」
榛名「や、やっぱり、迷惑でしたよね?何の脈絡もなくこんなことをして、すみません!」
提督「い、いや。そういう意味じゃなくて!こんなおいしい弁当ならこっちこそ迷惑でなければ毎日お願いしたいくらいだよ!それに最近食堂では好きなもの食べられないしな・・・」
榛名「えっ、ええええええ?本当ですか?榛名、感激です!では、毎日お作りしますね。明日食べたいものを後でお教え願いますか?」
提督「ほんとに大丈夫か?大変なら別にいいよ?」
榛名「いえっ!榛名は大丈夫です!」
提督「分かった!じゃあよろしくお願いするよ。」
榛名「はい!気合!入れて!作ります!」
金剛「榛名、それ比叡になってマース・・・」
金剛「ともあれ、よかったですネ、榛名!」
榛名「は、はい!お姉さまのおかげです!」
提督「はあ、何かおかしいと思ってたら、金剛お前また何か企んでるのか?」
金剛「うっ、いやなんでもないデース・・・テイトク、こんな美味しい弁当が食べれたんだから何でもいいじゃないですカー!」
提督「うーん、どうもまだ何か隠してる気がするが・・・まぁいいか?榛名に免じてこれ以上の詮索はやめておくよ。今回は悪だくみじゃなさそうだしな。」
金剛「そうデース。何にもないデース。榛名がただ作ったお弁当を提督に食べてもらいたいけど、一人じゃ寂しいというから一緒に来ただけデース!」
提督「分かった、分かったよ、金剛。今回は信じることにしよう。お前はほんとに妹思いだからな。」
金剛「そんなに褒めないでくだサーイ。照れてしまいマース。ところで、テイトク?今週のティータイムはいつにしますカー?もう金曜になるのに今週は一度もやっていませんヨ?」
提督「あー、そうだったな。最近この部屋からあまり出てなくて、ストレスもたまっていたところだ。よし、明日の午後にでもやるか?久しぶりに思いっきり笑いたいしな。」
金剛「分かりましター、準備しておきマース!では、そろそろ失礼しマース!」
榛名「失礼します!」
提督「おう!またな!」
バタン
提督「全く、騒がしいやつだな。まぁそこがあいつのいいところなんだけどな」フフッ
提督「そうだ、書類を片付けてしまわないと。加賀は明日の作戦に向けて午後は演習するって言ってたし、15時には大淀が定時の報告に来るんだった。あいつらにうるさく言われる前に片付けてしまおう・・・」カキカキ
2時間後―
コンコン
大淀「提督、よろしいでしょうか?大淀です。定時の報告に参りました。」ガチャ
提督「おう!来たか。」カチッ、シュポ、スパー
大淀「あれっ?提督今日は仕事が順調ですね、何かあったんですか?」
提督「別に、何もねえよ。今日は久しぶりに昼休憩で気分転換できたのでな。」
大淀「金剛と榛名ですか?あの二人、朝早くから食堂で何かしてましたから・・・」
提督「お前は何でも知ってるんだな・・・そうだよ、昼に二人が来て、榛名の弁当食いながら楽しく過ごしたのでな。いつもは昼の時間も誰かがうるさくて気が休まらないのでな・・・」
大淀「それはよかったですね。加賀さんはあれでも提督のこと心配しているんですから、あまり邪見にしないようにしてあげて下さいね。」
提督「それは、分かってるんだけどさ、ああも毎日言われるとなぁ・・・」
大淀「それだけ大事に思われているということですよ。話が長くなりましたが、本日の報告です。演習状況は・・・遠征は・・・資材は・・・」
提督「おう、ご苦労さん。今日はそれだけか?」
大淀「いえ、大本営からこんな勅令があります。」
提督「ん?どれどれ・・・そろそろケッコンカッコカリをせよ。だと・・・?」
大淀「はい、まだ我が鎮守府では練度がマックスになった艦娘はいませんが、それに近い練度の艦娘も出てきたので、そろそろ考え始めよ。とのことです。」
提督「あー、ついに来たか・・・この前近くの鎮守府の提督と飲みに行ったとき、そんな話になったから指輪と書類一式を買っといたんだがな・・・如何せん、女の子と付き合った経験もないし、そういうの疎くて・・・」
大淀「なんだ、もう準備はしてあるんですね!でしたら、話が早いじゃないですか!誰か気になる艦娘はいないのですか?」
提督「いや・・・そう言われてもなぁ・・・何かしら思い入れがあると言えば、加賀、榛名金剛の3人かな・・・」
大淀「いや、3人もいるじゃないですか?では、まず3人それぞれ思い入れのある点を整理してみたらどうですか?まずは加賀さんから。」
提督「加賀かぁ・・・加賀が欲しくて、欲しくて空母レシピを回したっけ。赤城、蒼龍、瑞鶴と出て、加賀が出たときの喜びはひとしおだったな。」
提督「それからは、旗艦にして練度を上げまくったっけ。今ではうちの鎮守府で一番練度が高い艦娘だ。仕事も出来るし、気も利くし、以前だったらケッコンの一番手だったんだがなぁ・・・最近小姑みたいでちょっとね・・・」
大淀「かなりの思い入れがあるんですね?では、次は榛名ですね。」
提督「榛名かぁ・・・比較的早くに着任してくれたし、火力が出るから序盤はいなくてはならない存在だったな。だから、気づいたら、加賀の次に練度が高くなっていたし、今でもメインの戦艦として頑張ってくれてるし。」
提督「あと、秘書艦にしたときはいつも健気に頑張ってくれてるし、何よりも黒髪ストレートでこれぞって感じだしね。ほんとにかわいい。」
大淀「こういうの聞かされるのもなかなか恥ずかしいものですね。じゃあ最後は金剛です!」
提督「金剛か・・・あいつは、いつもうるさいし、ドアも壊すしでガサツだけどかわいい所もあるんだよな・・・」
提督「ストレートに気持ちを言ってくれるし、被弾したときも「テートクゥ」とか「テートクにもらった大事な装備が・・・」とか言うし、何かとそうやって口に出してくれるのは嫌な気分はしないな。」
大淀「そうですか。それぞれ、ちゃんと思い入れがあるんですね。今すぐとは言いませんが、せめて一週間後くらいには決めておいて下さいよ?こちらも諸々の準備がありますから・・・」
提督「えっ?そんな急なのか?分かった。考えておこう。」
大淀「お願いしますね。では、失礼します。」
提督「はぁ・・・ケッコンかぁ・・・どうしよう・・・」ハァ
提督「いやいや、加賀が来る前に仕事をやっておかないと・・・」カキカキ
2時間後―
コンコン
加賀「一航戦加賀、演習から戻って参りました。」
提督「おお、加賀、戻ったか。で、どうだった、演習の方は?」
加賀「全く問題ありません。陸奥、川内、榛名、利根、筑摩ともいい演習が出来たと思います。明日のリランカ島への出撃に向けて準備は万端です。」
提督「そうか、ご苦労だった。リランカ島にはこれまでもかなり苦労させられてるからな・・・明日は重要な出撃になる。久しぶりの旗艦だが頼むぞ、加賀!」
加賀「分かっています。鎧袖一触よ。」
提督「本当に加賀は頼もしいな、よし、今日はゆっくり休んでくれ。」
加賀「分かりました。あ、あの提督?」
提督「ん?なんだ?」
加賀「久しぶりに一緒に食堂でご飯でもどうかしら?」
提督「悪い、今日は電、雷、吹雪、雪風と先約があってな、あいつらには最近無理をさせていたからな、労をねぎらってやりたいんだ。」
加賀「そ、いいけれど。では、提督、失礼します。」ムスッ
提督「おう。」
バタン
提督「さてと、俺も準備して食堂に行くか・・・」
食堂―
シレイカン?ワタシコノマエネ、センカンヲゲキチンシタノヨ!
オオ、ヨクヤッタナァ!
フフン、モットイカヅチヲホメテモイイノヨ!
シレイカンサン、イナヅマノハナシモキイテホシイノデス!
シレイカン!ワタシダッテ!
シレェ!ユキカゼモコノマエ・・・
マテマテ、ジュンバンニキクカラ
ワイワイガヤガヤ
赤城「どうしたんですか?加賀さん?提督とご飯を食べるんじゃ・・・?」ガツガツ
加賀「赤城さん。提督は見ての通りよ?ただのロリコンだったのかしら?」モキュモキュ
赤城「そんなことないと思いますよ、この前だって私が秘書艦だった時加賀さんの話ばかりしていましたし。」モグモグ
加賀「本当に?最近、提督に避けられている気がするのだけれど。提督のことを思って世話をしているのに」モグモグ
赤城「ふふっ、加賀さんは本当に提督のことが好きなのですね。」フー
加賀「あ、赤城さん!?そういうことはこういう場所では・・・」カァァ
加賀「というか、どうしてそのことを・・・?」
赤城「あら、今鎮守府内では、提督が加賀さんと榛名さんのどちらを選ぶかという話題で持ちきりですよ?」
赤城「知っていたから最近の加賀さんは積極的に世話を焼いているのかと・・・」
加賀「赤城さん!」
赤城「ごめんなさい・・・慌てる加賀さんが可愛かったので・・・」
赤城「加賀さんはいつも通りでいいと思いますよ?その心は提督に届いているはずです。」
加賀「そうだといいのだけれど・・・」ボソッ
赤城「ふふっ、そうだといいですね。さぁ、明日早いんだからもう休みましょう?」
加賀「そうですね、いきましょ・・・」フラッ
赤城「加賀さん?どうしたのですか?」
加賀「なんでもありません。赤城さん。さ、戻りましょう」
提督の部屋―
フタフタマルマル―
提督「ふー、たかが晩飯なのに相当疲れたぜ・・・あいつらよくもまああんなに話が次から次へと出てくるな・・・」
提督「やばっ、まだ今日の仕事終わってなかった・・・もう少し頑張るか・・・」
マルフタマルマル―
??「全く、こんなところで寝て・・・手がかかる提督なんだから・・・」ファサ
マルゴーサンマル―
提督「ん、うーん、あれ?やばっ、寝てしまったか・・・ん?俺毛布なんて掛けて寝たっけ?」
提督「まぁ、いいか。うーん、出撃前の報告まで1時間半もあるな・・・どうしよう?」
→A:二度寝
B:起きる
提督「う、昨日疲れたからな・・・時間まで寝よう・・・」
マルナナマルマル―
コンコン
大淀「提督、起きてらっしゃいますか?大淀です。第一地艦隊の皆さんが出撃前の確認にいらっしゃいました。」ガチャ
提督「ん?ああもうそんな時間か・・・ちょっと待ってくれ。今準備する・・・」
大淀「提督、やっぱり今起きたのですね?全く、いつも」
提督「すまん、すまん。昨日遅くまで仕事をしていてな・・・」
大淀「全く、大事な出撃の前何ですからシャキッとしてもらわないと困ります。」ハァー
――
大淀「本日の作戦概要です。この通りでよろしいですね?」
提督「おう!ばっちりだな!お前らも大丈夫か?」
ヤセン!ヤセン!
ハイ!ハルナハダイジョウブデス!
ソノカンモラッタァ!!
ネエサントイッショニガンバリマスネ
ジュンビバンタンヨ、テイトク
提督「みんな頼もしいな!加賀は大丈夫か?さっきからしゃべってないし、心なしか顔色も悪いぞ?」
加賀「別にいつも通りよ。ちょっと風邪をひいているだけだわ・・・」フラッ
提督「お、おい!大丈夫か、加賀?ちょっと失礼するぞ?」
提督「おい、けっこう熱があるじゃねーか、これは誰かに代わってもらうか?」
加賀「だ、大丈夫よ!このくらいなんともないわ。」フラッ
提督「そこまでいうなら・・・でも、旗艦は榛名に代わってもらう。その状態じゃ、適切な判断ができないだろう。榛名、いけるな?」
加賀「なっ!?」
榛名「は、はい!榛名は大丈夫です!で、でも提督、本当によろしいのですか?」
提督「ああ、榛名だって着任してから長いし、加賀の次に練度も高い。問題ないだろう。」
榛名「わ、わかりました。榛名、提督に勝利を届けます!」
提督「よし、その意気だ。加賀、納得してくれ。」
加賀「そ、別にいいけれど。」ムスッ
提督「よし、みんなの武運を祈っている!頑張ってきてくれ!」
ハイッ!シツレイシマス!
加賀「もう私なんて必要ないのね・・・さようなら、提督」ボソッ
提督「ん?加賀、何か言ったか?」
加賀「いえ?何でもありません。」
提督「そうか、頑張ってきてくれ。」
バタン
ヒトナナマルマル―
提督「ふぅー、今日は疲れたな。昨日の分の仕事までやったからなぁ・・・」カチッ、シュポ、スパー
提督「そろそろ、大淀が出撃結果の報告にくるはずなんだが・・・遅いな」フー
バタン
大淀「提督!!!大変です!!!」ハァ、ハァ
提督「どうした、そんなに息を切らして。お前らしくもない。おう、そうだ、どうだった、結果は?」フー
大淀「呑気にタバコなんか吸ってる場合ではありません。提督。結果は成功しましたが・・・」
提督「なんだ、そんなに急いでくることじゃないだろ、ん?おい!なんで5人しかいないんだ・・・加賀はどうした?」
大淀「それなのですが・・・」
榛名「それは、私の方から報告させていただきます。加賀さんを除く5人は全員中破ですが、加賀さんは・・・私たちを庇って轟沈しました・・・」
提督「なんだと!なんで止めなかった?榛名?」
榛名「申し訳ございません・・・最初から加賀さんは私たちみんなのことを庇ってくれ、ボス戦の前に大破になっていたのでお止めはしたのですが・・・どうしてもと押し切られてしまいまして・・・」オドオド
提督「クソッ、どうして・・・」バンッ
提督「・・・ああ、みんなは順番に入渠して今日はゆっくりやすんでくれ。ご苦労だった・・・」
榛名「提督・・・」
提督「ああ、榛名もさっきはごめんな、ご苦労だったな。初めての旗艦だったんだもんな・・・」
榛名「提督・・・失礼します・・・」バタン
提督「クソッ、どうして・・・加賀・・・」ウウッ
―それから6日後。榛名の励ましにより、俺はどうにか立ち直った。加賀を失った俺は榛名とケッコンをすることを決めた。そして、その夜・・・―
ボフッ
提督「ふー、今日はめちゃくちゃ楽しかったけど、疲れたなぁ・・・金剛型の歌とか比叡のカレーとかあいつら榛名以上にはしゃいでいたな・・・ほんと騒がしい奴らだ・・・でも、那珂の歌は二度と聞きたくないな、何がアイドルだ。音痴すぎる・・・禁止事項に入れておこう・・・」
提督「でも、本当にこれでよかったのかなぁ、加賀・・・」
提督「まぁ、いい。もう、寝るか。起きたら、シャワーを浴びよう・・・」スヤスヤ
マルフタマルマル―
ガチャ、キィィ
提督「ん?何か今音がしたような・・・てか、今何時だ」ゴソゴソ
???「動かないで!動いたらこのナイフが今すぐ首に刺さりますよ?」キラン
提督「何するんだ、お、お前は!」
???「動かないでっていったでしょう。」
提督「どうして、こんなことを?」
???「忘れたとは言わせないわ、あの日同じ時間に加賀さんは作戦がありながら、あなたの様子を見に行くといって毛布を掛けてきたのよ、体調が悪かったのに。」
???「それなのに提督は、そのような事に全く気付かず、それどころか」
提督「あ、あれは加賀がやってくれたのか、でもそんなの寝てたら気づくはずないだろ!」
???「ええ、そうね。それはしかたないわ。問題はそのあとよ。」
???「あれだけ、大事な作戦の旗艦から外されて加賀さんはどう思ったと思う?いつも、提督の傍であんなに尽くしてきたのに・・・」
提督「だ、だって、それは!加賀が風邪ひいていて熱があったし・・・そして、あれは、加賀はただ俺みたいな奴が見てられなくて、これなら自分でやった方がいいと思ったからやっていたんじゃ?」アセアセ
赤城「はぁ・・・気づいていなかったんですか・・・その答えには失望しました。提督には死んでもらいます。ハァッ」サクッ
提督「ま、まて、だったら、なんだったん」
提督「・・・」
赤城「加賀さん。加賀さんの恨み晴らしておきましたよ。でも、加賀さんは帰ってこない」ウウッ
マルゴーマルマル―提督の部屋―
提督「ハァ、ハァ、あれ、どうして、俺赤城に殺されたはずじゃ・・・」ガバッ
提督「毛布がかかってる。そして、書類の日付は・・・6日前。加賀が轟沈した日か・・・」
提督「どうして、戻っているんだ・・・そんなことより、赤城の最後の言葉(その答えには失望しました・・・)って何なんだ・・・俺の何に失望したと・・・だって加賀は・・・いや、こんなことしていても始まらない。まず、起きて一服してから考えよう・・・」
A:二度寝
→B:起きる
カチッ、シュポ、スパー、フー
(・・・うーん、加賀はなんで自分から死にに行くような真似を?)
(・・・まさか、毛布を掛けたことを気づかなかったからか?)
(・・・いや、そんなことじゃないはずだ。赤城が言ってたな、加賀は俺の傍でいつも尽くしていたと・・・)
(うーん、わからん、とりあえず少し鎮守府内を歩いてみるか・・・)
―食堂―マルロクマルマル―
提督「ふー、ここが最後か、結局何も見つからんかったな・・・」
提督「せっかくきたし、朝食べていくか。」
――
赤城「あら?提督?今日はずいぶんと早いんですね?」
提督「えっ?あ、ああ赤城か!?」アセアセ
赤城「提督?どうしたんですか、そんなに驚いて。あっ、よろしければご一緒してもいいですか?」
提督「え?う、うん、いいぞ。」
赤城「変な提督ですね?でしたら、お言葉に甘えて」
提督「・・・」モグモグ
赤城「・・・」ガツガツ
(・・・なんだか、気まずいな、そりゃあんなことあったら誰だって・・・)
(と、そんなこと言ってる場合じゃなかった、赤城に何か聞いてみよう。)
提督「赤城、食事中悪いんだが、一つ質問してもいいか?」
赤城「え?いいですよ。なんでしょうか?」モグモグ
提督「加賀が最近特に熱心に俺の世話をしてくれていた理由を知らないか?」
赤城「・・・」
提督「どうした、箸をおいて、別に食べながらでいいぞ?」
赤城「いえ、これを見ていただけますか、提督?」スッ
提督「なんだこれは。なになに、「第一回提督の嫁ダービー」?選択肢は加賀と榛名?」
提督「こんなことするのは、あいつだな、青葉。後で説教だな。」
赤城「全艦娘が参加してるんですよ?最近はこの話題で持ち切りですよ?」
提督「駆逐艦もか・・・まったく、青葉はあとでこってり絞ってやらないとな・・・」
提督「・・・え?ということは、加賀はこのことをもちろん・・・?」
赤城「ええ、知っていますよ。後は分かりますよね?」
提督「なんてことをしてしまったんだ、俺は!あれは加賀なりのアピールだったのかよ・・・」
提督「なんてことを・・・」
赤城「加賀さんは、提督がずっと自分を求めて空母レシピを回していたこと。」
赤城「そして、自分が着任した時物凄く提督が喜んでいたことをとても嬉しくおもっていたようですよ?加賀さんは口下手なので、はっきりと言ったことはないと思いますが・・・」
赤城「ずっと、恩を返そうと、役に立とうと、頑張っていました。ですから、このことを知った時、少し気持ちが入ってしまっていたのでしょう。」
提督「もういいい、赤城!クソッだから、最近口うるさくなったと・・・はああ、俺は、俺は・・・」
提督「こうしてはいられん、何とか加賀を救わなければ!」
提督「ありがとう。赤城。食事の時間を邪魔して悪かったな。」
赤城「いえ、大丈夫ですよ。提督も今日の仕事頑張ってくださいね?」
提督「おう!」
バタン
タッタッタッタ
(あのモヤモヤはそういうことだったんだな・・・)
(やっぱり俺は加賀のことが・・・)
(恥ずかしいけど、ほんとうのことがわかると加賀はホント可愛くて、天使だな・・・)
(本当にごめんな・・・加賀・・・)
赤城「ほんとに提督の鈍さに呆れますね。ここまで言わないと分からないとは」モグモグ
バタン
大淀「提督!どこにいってらっしゃたのですか?マルナナマルマルから今日の作戦の確認をするといったでしょう!」
大淀「ん?提督、朝ごはんでも食べてらっしゃたのですか?珍しい。」
提督「ああ、ちょっとな。それより、みんなすまん。大淀、始めてくれ。」
大淀「分かりました。では・・・」
――
大淀「本日の作戦概要です。この通りでよろしいですね?」
大淀「本日の作戦概要です。この通りでよろしいですね?」
提督「おう!ばっちりだな!お前らも大丈夫か?」
ヤセン!ヤセン!
ハイ!ハルナハダイジョウブデス!
ソノカンモラッタァ!!
ネエサントイッショニガンバリマスネ
ジュンビバンタンヨ、テイトク
提督「みんな頼もしいな!加賀は大丈夫か?顔色悪いぞ?」
加賀「別にいつも通りよ。ちょっと風邪をひいているだけだわ・・・」フラッ
提督「お、おい!大丈夫か、加賀?ちょっと失礼するぞ?」
提督「おい、けっこう熱があるじゃねーか、これは誰かに代わってもらうか?」
加賀「だ、大丈夫よ!このくらいなんともないわ。」フラッ
提督「そこまでいうなら・・・でも、旗艦は榛名に代わってもらう。その状態じゃ、適切な判断ができないだろう。榛名、いける・・・」
(ちょっと待てここで旗艦を榛名に変えたら加賀の機嫌が悪くなったよな?だからここは・・・)
提督「いや、やっぱり、旗艦は加賀に任せる。本人が大丈夫だと言っているし、加賀には経験があるしな。できるな、加賀?」
加賀「了解しました。一航戦ですから。」
大淀「いいのですか?提督?加賀さんは明らかに体調は悪そうですが?」
提督「ああ、少々心配だが、今まで大事な作戦には加賀が旗艦だった。だから、今回も外すわけにはいかない。榛名、一応加賀のサポートをしてやってくれ!」
榛名「は、はい!分かりました!榛名!頑張ります!」
加賀「そんなのいらない(ry)」
提督「お前は黙ってろ、病人なんだから!出撃させてやるだけでも感謝しろ!」
提督「でも、頼りにしているぞ、無事に帰ってこい、加賀。」
加賀「そ、そう?そこまでいうなら、お願いするわね、榛名。」
榛名「はい!榛名でよければ力になります!」
提督「よし、みんなの武運を祈っている!頑張ってきてくれ!」
バタン
ヒトフタマルマル―
カッカッカッ
コンコン
赤城「赤城です。一緒にお昼でもどうかと思いまして。その様子だと仕事も捗ってないようですし?」
提督「ああ、赤城か。そうだな、ちょっと休憩しよう。」
赤城「あんまり思い詰めると体に良くないですよ。そういうときは美味しいものでも食べて気分転換でもしましょう」フフッ
赤城「加賀さんなら無事に帰ってきますから」
提督「ああ、そうだといいな」
赤城「さ、行きましょう。」
ヒトナナマルマル―
提督「ふぅー、今日は全然仕事が進まなかった。運命は変わったのか・・・」カチッ、シュポ、スパー
提督「そろそろ、大淀が出撃結果の報告にくるはずなんだが・・・遅いな」フー
バタン
大淀「提督!!!」ハァ、ハァ
提督「どうした、そんなに息を切らして。お前らしくもない。おう、そうだ、どうだった、結果は?」フー
大淀「呑気にタバコなんか吸ってる場合ではありません。提督。ついに、海域攻略しました!!」
提督「なんだよ・・・脅かすんじゃねぇ!!」
大淀「すみません、我が鎮守府にとってあの海域は鬼門だったものですから・・・私も嬉しくなってしまいまして。」
提督「そうか、ならいいけど。あまり、驚かさんでくれよ?ただでさえ・・・ん?ちょっと待て、加賀はどうした?5人しかいないじゃないか?」
榛名「それに関しては私から報告します。加賀さんは無事です。ただ・・・」
提督「ただ?」アセアセ
榛名「大破したので先に入渠してもらっています。」
提督「なんだ・・・よかった。お前らもゆっくり入渠して、今日は休め。ご苦労さん。」
ハイッ!
提督「ああ、大淀は残ってくれ、ちょっと言うことがある。」
大淀「ふふっ、分かりました。」
シツレイシマス!
バタン
提督「おう!ゆっくり休めよ!」フー
大淀「安心しましたか?加賀さんが無事で。」
提督「ああ、以前は俺のせいで失ってしまったからな・・・本当に良かった。」
大淀「以前?いつのことをおっしゃってらっしゃるのですか?」
提督「い、いや。なんでもない。こっちの話だ。」
大淀「?まあいいですが。それはそうと、話とはケッコンの話ですよね、提督?」
提督「全く、お前には隠し事はできないな。ああ、やっと決めたよ。入渠が終わったら呼んできてくれるか?」
大淀「ふふっ、分かりました。そのようにしますね。」
提督「頼む。」
大淀「では、失礼します、提督。ご武運を。」
提督「あまりからかうな。頑張ってみるさ。」
バタン
ニイマルマルマル―
コンコン
加賀「加賀です。提督、何か御用かしら?」
ガチャ
提督「ああ、加賀、出撃の後で疲れているだろうにすまない。ケガは大丈夫か?」
加賀「ええ。すっかり良くなったわ。」
提督「それはよかった。」
提督「・・・」
加賀「・・・」
加賀「提督?それだけかしら?だったら、私は食堂にご飯を食べに行きたいのだけれど。」
提督「・・・心を決めるか」フゥッ
加賀「?あの、提督?」
提督「ああ、すまない。今日呼んだのは他でもない、加賀に話があってね・・・ふぅ・・・周りくどいことはなしだ、加賀、いや加賀さん。俺とケッコンしてくれないか?」パカッ
加賀「!?!?」
提督「そんなに驚くことじゃないはずだ。ここ何日か鎮守府内で噂になっていたのだろう?俺が加賀と榛名のどっちとケッコンをするかって。」
加賀「・・・はい、知っていました。でも、最近提督は私を避けて、金剛型と仲良くしているようでしたので・・・榛名とするものだと・・・」
提督「そのことなんだが・・・すまん、加賀、いや加賀さん。俺は今まで、加賀さんの優しさに気づくことができなかった。今日だって夜中に毛布を掛けてくれたんだろう?いつもいつも献身的に秘書艦として俺の世話をしてくれていたのに・・・本当にすまん」ドサッ
加賀「て、提督。土下座なんてやめてください。私はこれでも今とっても幸せです。提督にこのように言ってもらえて・・・」カァァ
提督「じゃ、じゃあ、この話受けてもらえるのか???」ドキドキ
加賀「もちろんです。でも私でいいのですか?また、口うるさくいいますよ?仕事は厳しくいきますよ?」
提督「ああ、構わん。今まで通りやってくれ。」
加賀「分かりました。これから末永くよろしくお願いします。提督」
提督「ああ、こちらこそよろしく頼む。」
提督「ところで、加賀?ケッコンしたはずだし、夜戦しないか?」ニヤニヤ
ドゴッ
提督「な、なにを・・・」
加賀「そういうのは早すぎます、提督。ケッコンしても今までと変わらずにと言ったじゃないですか?自重してください」プイッ
提督「す、すまん。ケッコンしたんだからいいかなって思ってさ。自重するよ。」アセアセ
加賀「で、でももう少ししたら///」ボソッ
提督「え?何か言ったか?今すごく大事なことを言った気がするんだが・・・」
加賀「な、なんでもありません。さ、食堂に行きましょう、提督。」
ガチャ、バタン
サッキ、ナンテイッタンダヨ、カガサン
ベ、ベツニドウデモイイコトデス
キニナルナァ
イツマデモイッテルトモウイッカイハラパンシマスヨ?
ス、スマン。カガサン。
この後、手をつないで食堂に行った俺は艦娘から様々な反応をうけた。
泣くもの、喜んでくれるもの。いろいろあった。(特に、榛名を振った罰として金剛に12時間連続のティータイムにつき合わされたり、赤城からは、無言の圧力でご飯の奢りを要求されたりなど、あげればキリがない)しかし、どんなことがあろうと、俺は、加賀さんとこれからも共に歩んでいくつもりだ・・・
加賀さんマジ天使。KMT
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俺の加賀さんがこんなに可愛いわけがない。終わり。
まずは、興味もってくださりありがとうございます。
加賀さんマジ可愛い。というわけで、こういう感じにしてみました。どうでしたでしょうか?
何事も完璧にこなす加賀さん。でも、感情を表現するのが苦手で、上手く気持ちを伝えられず、時には誤解を生んでしまう。そんな不器用な所も可愛い。そんな想像、いや妄想ですねwをしながらキャラを作ってみました。
最後まで、榛名とどっちをメインヒロインにするか悩んだのですが、やはり、自分が艦これを始めるきっかけになった加賀さんを選びました。(ゲームでも、まだ少し練度が足りないのですが、加賀さんといずれ・・・)
最後になりますが、何でもいいので、感想や批判などをぜひお願いします。
(またそう遠くないうちに新しいものを書きたいと思っています)