この素晴らしい少年に祝福を!   作:ねこたつむり

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※注意、この小説には以下の成分が含まれております。
・下手な日本語
・クソ文才
・ご都合主義
・紅魔族
・中二病等々
・ぼっちがボッチしてない
四か月は長かったですね・・・・
許してとは言いません。だからだから許してください!
ショウタ「おーい、矛盾してるぞー」


Let's調査!

手伝ってというセシリー。

それを断りたい俺。

その間には言葉ではなく視線で会話が成り立つほどに睨み合っていた。

「そりゃショウタさん達だって早くアクセルに行きたいのはわかるわよ。でもね、美人プリーストの私が困ってるのよ?少しは助けようとは思わないのかしら?」

「俺もセシリーがただの美人プリーストだったら助けたと思うよ。でもあんたただの変態だろ?」

といつまでたっても平行線で話が進まない。

「も、もうお兄ちゃん1日ぐらいどうってことないんだし少し手伝ってあげない?ここに泊めてくれた恩もあるし。」

「ゆんゆん・・・だからお前はチョロいって言われるんだ。よく考えてみろ。ここに連れて来たのは誰だ?セシリーだろ。セシリーがここに連れて来なかったら今頃馬車に揺られてアクセルに向かってたんだよ。」

「ちょ、チョロい・・・」

チョロいという言葉にかなりのショックを受けているらしい。

その場にヘナヘナと座り込んでしまった。

「はぁ、ほんとにあなたは言葉を選んでから喋った方がいいですよ。そのうち返り討ちにあいますから。」

呆れたかのようにめぐみんが口を開き、続けて

「1日ぐらい良いじゃありませんか。私もそこまで急いでるわけじゃありませんし。」

二人にこう言われるとなぁ。

「分かったよ。二人がセシリーを手伝いたいと言うんだったら手伝ってやるよ。」

「さっすがぁ!それじゃあ今から作戦考えてくるから明日の朝ね!」

と猛スピードで自室にセシリーが部屋へと向かっていった。

・・・え、今から考えるの?

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

淡い日差しが俺の顔を照らした。ほんのり暖かくてそして地味に眩しい。

のそりと体を起こし伸びを一つ。

部屋を見渡し、

「四畳半程度の部屋に四人は狭いわ・・・」

俺の右に雪那その右にゆんゆんその次にめぐみん。

もうこりゃ人間すし詰めだな・・・

ローブに腕を通し部屋を出た。

さてと、体感的に5時半ぐらいか。

雑魚狩りもいいけど、うーん。

頭を悩ませるとドンッという大きな物音がした。

朝一のこともあり体が過剰に反応してすごいビクついてしまった。

少し怯えながら物音がした方へ歩いていくと少し隙間が空いた戸があった。

物音はここからか?

慎重に中を覗いてみると少しアルコールの匂いが漂ってきた。雑に置かれた服や毛布がある中にすぅすぅと気持ちよさそうに寝ているセシリーがいた。

どうやらベッドから転げ落ちたらしい。

物音の正体がわかり安心し、さっきまで怯えてた自分が少し恥ずかしくなり、少し顔に血が上ってるのが分かる。さっさと外に出よう。

そう思った瞬間にあるものが目に入った。

セシリーの頭あたりに赤い液体が広がっている。

バッと扉を開けて急いでセシリーの頭を抱きかかえる。

あれ?濡れてない・・・?

床に広がっている赤い液体を嗅いでみると、

・・・これワインだ。

多分転げた拍子にこのワインが溢れたんだろう。てか紛らわしいわ!頭打って血を流してるかと思ったわ。

はぁ、とため息を吐き出しそのままセシリーを掛け布団にくるみ抱えてベットに転がし、ぐるりと部屋を見渡してみる。

流石に散らかしすぎだな・・・

あちこちに書類らしき紙が散乱して、酒瓶なども転がっている。おまけに服だけじゃなく下着も散らかってる。

「よくこんなとこで生活できるな・・・」

声を漏らし呆気にとられた。

やる事も無いし、一応世話になってるし部屋片付けるか・・・

と、誰に向かっての言い訳かそう呟いて部屋の片付けをし始めた。

まぁ酷かった。いつ飲んだのか分からない酒瓶が10本以上出てきたり、よれたTシャツが何枚もあったり・・・

この人ほんとにダメ人間だな。

ちらりとセシリーの方を見た。

憎たらしいほど気持ち良さそうに寝ている。日差しがセシリーの顔を照らしいつもより2倍増しに綺麗に見える。

この人顔は綺麗なのに何であんな性格なんかね・・・

残念な人にしか出会えないこの世界はどうかしてるんじゃないのだろうか・・・

さて、サクッと残りを片付けてこの部屋を出ないと。この部屋に入ってるとこを誰かに見られでもしたら収集がつかなくなりそうだし。

ある程度物の分別は済んでいたのでそこからはすぐ終わった。後はゴミを捨てる場所なんだけど、まぁ知らないんだよな・・・

適当にメモでも残して後はセシリーに任せるかな。確かベット付近にメモ帳が・・・

メモ帳を取ろうとその場で振り返るとさっきまで寝息を立ててたセシリーが目を開けてこちらをニヤニヤ見ていた。

「・・・えっとですね。いつから起きてました?」

俺の中で恥ずかしさと焦りが出てきた。そもそも俺はこの部屋に無断で入ってるわけですし、しかも異性の部屋であるわけで・・・つまるところ完全にアウトという訳だ。何もしていないにしろ通報されたら一発アウト。まぁ、この人はそんな事よりもっと別のことをするからその心配は無いんだけど。その別のことがロクでもないことなのでアウト。逃げ道なんでない。

背中に変な汗が流れるのを感じながらセシリーが口を開くのを待っていた。

「ついさっきよ。ショウタさんがゴミ袋を縛ってるあたりで目を覚ましたわ。部屋を見たところ片付けてくれてたのは分かるんだけど・・・まぁ女性の部屋に無断で入ってくるのには変わりはないわよね?」

ニマニマしながらよからぬことを考えているであろうセシリーに対して俺は、

「ま、まぁ、その話は後にするとして服きてくれませんか?ろくに顔を上げれないんですけど?」

「あら、全裸のお姉さんはお嫌い?」

「場合によりけりです。今はあまりです。」

「今のところは恥じらって『そ、そんなこと聞かないでくださいっ!』って言うのがセオリーでしょ?」

文句を言いながらセシリーは服に着替えている。

「俺がそんなこと言わないの分かってるくせに。」

「言わなさそうだからこそギャップ萌えがあるんでしょ?全く分かってないわねぇ・・・」

「いや、分からなくもないですよ?分からなくもないからこそ俺はあっち側のサイドになれないって言ってんの。ああいうのは自覚しなくて出せる人特権だからな。」

あれ?なんの話ししてんだ?

「さて、世間話はここまでにしてと。ショウタさん?通報されたくなかったら分かるわよね?」

着替え終わったセシリーが人差し指を俺に指してにやける。

「はい、お姉さん。ここで言い訳してもよろしいでしょうか?」

「お姉ちゃんって呼んでくれたら無かったことにしてあげたんだけど。お姉さんかぁ・・・言い訳ぐらいなら聞いてあげるわよ?」

畜生!選択ミスった。この人のこと考えればそっちの方が効果あることわかるじゃねぇか!こんな時に昔の弊害が邪魔を・・・

「そ、それじゃあまず俺がこの部屋に入ったのはセシリーがベットから落ちた拍子に頭から血を流してると思ったからであって決して、そうけっして!やましい気持ちがあった訳じゃないから。」

「そこまで否定されるとお姉ちゃん悲しいんだけど・・・でも頭から血なんて出てないわよ?」

「まぁ俺が勝手に勘違いした訳なんだけど、血だと思ったのは赤ワインだったんだなこれが・・・」

「プッ、プフフフ。そんなベタなことが実際に起こるなんて、プフフフ」

「う、うるさいなぁ。事実なんだからしょうがないだろ・・・とまぁ、そんなことがあり部屋に入ったんだけど、予想以上に散らかりまくってたから片付けたい衝動にかられまして、現在に至る感じです。」

「なんで最後が敬語になったのは不明だけど。要するにショウタさんは私のことを心配して部屋に入ったってこと?」

セシリーは俺に近づき問うた。

その目は何かを期待するような目で頰も少し赤らんでいる。

当の俺は。

「・・・お好きに解釈してどうぞ。」

とこのヘタレっぷりである。正面切って肯定するのはあまりにも恥ずかしすぎる。かと言って否定するのも違う。

「そう?それじゃあ勝手に想像させてもらうわ。ふふ、ふふふふ・・・」

不気味な笑みを浮かべて布団にもぐっていくセシリーを横目に部屋を出ることにした。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

時間は朝、と言っても時間帯的に言うと十一時頃。

昨日とは違い静まり返ったここ本部は今俺とめぐみん、ゆんゆん、セシリーしかいない。

静かに遅めの朝食を食べているとめぐみんが、

「なんか静かですねー」

おいばかやめろ。

「みんな最高司祭の件で出払ってるんじゃないかしら?」

「なんだかんだで皆さんゼスタさんの心配してるんですね。」

「ゆんゆんさん、何を言ってるのかしら?多分みんなは自分が最高司祭になれるよう選挙活動してると思うわよ?」

だろうとは思ってた。明らかに昨日のみんなの目つきが違ってたしな。

「・・・え?ゼスタさんの無実の罪を晴らすため、街で聞き込みとかそういったことは・・・」

「どうして私達がそんな面白くもなさそうなことを?心配しなくとも無実ならのうのうと帰ってくるわよ。」

最高司祭の扱いが雑だなぁ・・・

逃げ回ていたキャベツの葉をやっと捕まえ、むしゃむしゃ食べながらそう思った。

「というわけだからショウタさん達には私の選挙活動のお手伝いをしてもらいたいの。勿論バイト代も弾むわ。私の場合、いろいろやらかしているから阿智の人に顔を覚えられているから、普通に声をかけただけで警戒されちゃうのよ。その点あなた達なら・・・!」

「そんなのんきなこと言ってる場合ですか!?ほらめぐみんも何とか言って・・・」

「バイト代はお幾らくらいなのでしょうか。」

「そうね・・・。私に票を入れてくれる人が一人増えるごとに一万エリス・・・」

「・・・・・」

俺の隣からものすごい魔力が漂ってくるのが感じられた。

「お、おいゆんゆん個々で魔法はやめろ!」

「待ってください、分かりました!ゆんゆん分かりましたから魔法を唱えるのはやめてください!」

「お、イねぇちゃんのハム一切れ分けて上げるから!落ち着いてえ!」

 

荒ぶったゆんゆんを落ち着かせて街を歩き回り約一時間。ちなみに雪那はまだ寝ていたのでおいてきた。

ゆんゆんを筆頭に街を歩いていたわけだが・・・こりゃ何も考えないで街に出たな。それ以前に何回かこっちを振り返って様子をうかがっているし・・・

「な、なぁゆんゆん?俺が思うに苦情があった温泉宿の人に事情を聴くっていうのはどうだ?ほら、俺たちまだ温泉に関しての苦情がどういったものか知らないだろ?まずは何が起こったのかを聞くのも手だと思うんだ。」

「なるほど、それもそうですね。ゆんゆん、そうで勢いで出たはいいものの行く当てもなくどうしようか困ってた頃でしょう?ここはショウタの案で進めてみませんか?」

「そ、そんなことは・・・あったけど。」

ゆんゆんは顔を赤くし俯きながらもじもじした。

「ああもう可愛いわ!この赤くなった恥じらいの顔!なんて可愛いの!?」

「・・・と、とりあえず被害にあった温泉宿を探そうぜ。」

もうこの人にツッコミを入れるのはあきらめよう・・・

 

「いらっしゃいませ!ご宿泊でしょか?」

俺達がまず向かったのは前に泊まった旅館だ。

「あ、いえ、ここのところ街の温泉宿で苦情が相次いだものでその調査に。」

「あ、そうなんですか、でもうちでは何の異変も起きてませんけど・・・ってあれ?あなた方半年前くらいにお泊りになったお客様じゃありませんか?」

「ははは、その節はどうも。」

あまり覚えていてほしくなかったな・・・

「ぜひまた機会がありましたらうちにお越しくださいね。それで温泉の苦情の件なんですけども、うちは源泉自体がここにありまして教団が管理している源泉とは全く関係ないんですよ。あ、でも同業者からはいろいろ話を伺っていますよ。なんでも温泉がところてんスライムに変わったとか。しかも温泉だけじゃなく蛇口まで・・・誰かが源泉にところてんスライムを投げ込んだんだって言ってましたよ。」

と、ところてんスライム?

いや、存在も味も知っているといううかメッチャクチャ美味い。、特に冷やした時なんてプルプルとした書簡が何とも言えない。勿論味はグレープが最強ですとも。

「よし、これは現場を見てみないとわからないな。」

「そうね、苦情を受けたアクシズ教団のものとしては、綿密な調査が必要だわ。」

「・・・ゆんゆん、あの二人なんか目が輝いていませんか?」

「そ、そうね・・・」

俺達は急いでその旅館を後にし、オアシs・・・被害のあった温泉宿に向かった。

 

「え、ええ、そうよ。あのつるんとして美味しいヤツ。なぜだか源泉の蛇口をひねるとっところてんスライムが出てくるし温泉もところてんスライムに変貌・・・」

「ぜ、ぜひ現場を!」

俺の希望もとい提案を受け宿の主人は、

「は、はぁ・・・ではこちらへどうぞ。」

「ちなみに味は!?ところてんスライムに味は、何味ですか!?」

「グ、グレープだと思いますが・・・」

「「それは素晴らしいですね!!ところてんスライムはグレープ味が最強ですとも!」」

俺とセシリーは宿の主人に言われたとおりに奥へと向かう。

 

 

「なんでだよ!なんでお前ら止めるんだよ!蛇口ひねってところてんスライムが出てくるとか全世界の人類が夢見るもんだろ!?」

「そんな人類はいません!大体源泉から出てくる美味しい飲みもになんて、毒でも入ってたらどうするのですか。・・・というかところてんスライムというのは結局何なのですか?飲むと美味しいのらモンスターですか?」

俺達は宿の主人に連れられ現場に行くとそこには溢れんばかりのところてんスライムが出てきた。当然のごとく俺とセシリーはテンションが上がり、そのまま直行しようとしたが無理やりにもめぐみんとゆんゆんが俺とセシリーにつかみかかって宿から引っ張り出されたわけだが・・・

「ところてんスライムっていうのは食用のスライムの寒天質を集めてそれを乾かして粉末寒天にして、味付けしたもののことを言うんだ。味はいろいろあるがやっぱりグレープが頭一つ飛びぬけてるな。で、その粉をお湯に溶かすとなんとも言えないとろみが出てくるんだ。ちなみにこれはあんかけのあんにも代用できる。そして冷やせばプルプルと固まる飲料になるんだ。これを利用したスイーツは結構あってだな・・・」

「ゆんゆんこれは・・・」

「うん、流石に事故じゃないわね。」

「ええ、何者かが源泉にところてんスライムの粉を投入したのは間違いなさそうですね。」

「蛇口を捻るといつでもどこでも飲めるように・・・」

 

 

「「なんて頭の悪い妨害工作なの」でしょう・・・」

 

 

「というう感じにケーキにも代用できる。前にクレアの誕生会の時のイチゴタルトもジャムとところてんスライムを使ってだな・・・」

「すいません、なんだかバカらしくなってきたので、もう帰っていいですか?」

「気持ちはわかるんだけど!もしこれがホントにそけっとさんの占いの、温泉の異変って奴なら・・・」

「それはない。魔王軍が徹底的にここを潰すんなら毒を混ぜるはずだ。それに比べところてんスライムなんかで妨害工作をしたらどうだ?この街のアクシズ教徒・・・いや全人類は大喜びするはずだろ?そうなりゃところてんスライムの湧き出る温泉で一躍有名・・・ハッ、その手の商売があったか・・・」

「なに全人類皆がところてんスライム大好きと決めつけているんですか?あと変な商売案を考え付かないでください。」

変な考えとは失礼な。でもだとすると犯人がゼスタってことになりかねない。さてどうしたものか・・・

「とりあえずその源泉があるとこに行ってみますか?」

「いや、どうせ警察が調べつくしてるだろ。とすれば行くべき場所は警察署だな。」

そう言って足を警察署絵と運んだ」。

 

「えっと一昨日の源泉の証拠ですね・・・はい、この袋の中にところてんスライムの粉とこれを厳選の施設に持ち運ぶゼスタ殿の姿が目撃されてます。」

と、警察受付の人は証拠品を見せてくれた。中に残った粉を少し舐めてみると、

「おお、しっかりグレープ味。」

「ちょっと、ショウタさんだけずるいじゃない!私も舐めるわ!」

「お二人とっもこれは証拠品なのですよ!?舐めちゃいけません!」

警察の方は少し怒鳴り気味で証拠の袋を下げてしまった。

セシリーは舐めれなかったことに不服なのか警察の方につかみかかろうとして、それをゆんゆんとめぐみんに抑えられている。

うん、気持ちはわかるぞセシリー。しかしこうも証拠をそろえられたらな・・・

「なぁ、セシリーなんでゼスタさんは施設なんかに行ったんだ?」

「え?それは施設の掃除しに行ってたからじゃないの?もともと交代制で掃除をしていて一昨日は私が掃除当番だったけどゼスタさんと交代してそれで掃除をしに行ったのよ。」

「その交代の話はどっちから持ち出したんだ?」

「もちろんゼスタ様よ。普段あの人は掃除はしないんだけど一昨日は掃除を変わってくれるって言ってくれたのよ。」

なんてこったこれじゃあまるでゼスタが犯人みたいじゃないか・・・

「・・・もう、済んでしまったことは仕方ありません。魔王の手下で犯罪者とはいえ、まぁ、根っこの方は悪い人ではなかったと思います。きっと、罪を償って再び舞い戻ってきますよ。」

「外患誘致罪は、確か死刑だったんだと思うんだけど・・・」

そうだ、外患誘致つまりこの世界でそれは魔王軍の手先という事である。王都に攻めてくる魔王軍が無残にも倒されていく者と同じ。与えられるのは死という結果のみ。

それを意識したらいやな汗が頬をたどる。いや、でももしホントにゼスタがやってないとしたら最終手段で・・・

 

と、その時。

 

「だから言ったのですよ!敬虔なるアクシズ教徒である!この、私が!そう、この私がですよ!?この、アクシズ教団最高責任者である私が、魔族なんかに手を貸すわけがないではありませんか!」

やたらと私が私がと強調してゼスタの声が聞こえてきた。

「すいません、ゼスタ殿!どうか、もうその辺で・・・」

館内にはゼスタさんの声と女騎士さんの声が響き徐々にこちらへ近づいてき、廊下の奥からゼスタさんの姿が・・・

「ゼスタ様!?」

「謝って済むならあなた方の仕事は無くなりますな!仕事が無くなって無職になったら、いつF¥でも我が教団にお越しくだ・・・おや、セシリーさんではありませんか。もしや私が釈放されるのを待っててくださったのですか!」

ぐったりした様子の女騎士さんに連れてこられた、なんだか少し肌が若々しいゼスタさんが居た。

「どうやら向こうの最終手段に助けられたようだな。」

「ちょっとショウタ、どういう事か説明してもらえますか?」

状況がいまいちの見込めないのかめぐみん含む三人が俺とゼスタさんの顔を見た。

「この世界・・・ここでは・・・相手が中々罪を認めないときに用いる魔道具があるな。チンチン鳴るあの魔道具。もしゼスタさん人だった場合これが鳴るはず、だけど今回は鳴らなかった。そんな勝つ確率があるのも関わらず俺が結構マジで調査していた理由は何者かがアクシズ教団最高司祭を潰すために裏で警察を操っている可能性があったからだ。でもこうしてゼスタさんが釈放されたって事はまぁ平和的な解決で済んだって事。」

「といううことですな。こほん、嘘を見抜く魔道具をどや顔で持ってきた、眼鏡をかけたあの検察官!あの人にはくれぐれもお礼を言っておいてくださいね!おかげで嫌疑が晴れましたよ!自信満々だった冷酷そうなあの顔が、徐々に泣き顔になるのは大変ご馳走様でした!」

何それ見たかった。

「ぐぐ・・・っ!あ、あの者はじきにアクセルの街へ異動になる予定の検察官です。私共々、ゼスタ殿には不快な思いをさせてしまい、申し訳・・・」

・・・アクセルねぇ。俺達もアクセルに行くんだけどこんな偶然もあるんだな。お世話にならないようにしっかり健全に生きよう。

この後ゼスタさんが調子に乗って女騎士さんと警察の方々を散々いじめたのは言うまでもあるまい。最後に女騎士の人は殺意むき出しだったけど・・・

 

「はぁ、結局根本的な解決には至ってないですね・・・」

何故か悔しそうにめぐみんがつぶやいた。

俺の中では一本の仮説が立ってるんだけどまだ足りないものがなぁ・・・

「確かに今回の嫌がらせの犯人は分からず仕舞いでしたな。確か紅魔族の占いでは、魔王の手のものが関係しているとかなんとか。」

「魔王の手先と言えば・・・悪魔、とかでしょうか?」

何だろうゼスタとセシリーが真面目に話してると違和感しか感じない。

「悪魔ですか・・・ううむ、以前から微かに感じるこの臭い。もしや、悪魔臭・・・?」

っ!?

「雪那!」

とっさに振り返り本部に置いてきた雪那を呼ぶ。その訳は・・・

 

「さてこの私を置いていった理由は後で聞くとして・・・まずはこの尼を滅すべきですね。」

・・・とうとうこいつ俺のもとに瞬間移動で飛んできたよ。

めぐみん達も俺が叫んだ時に振り返ったのだろう。今俺が見据えている相手、俺が気付くほどの膨大な魔力、依然戦ったことのある相手を目に入れてちょむすけをポツリと落とした。

 

「こんなところまで来るなんて、お前も随分と慕われていますね。」

 

ローブを目部下に被ったアーネスが悠々とそこに立っていた。




お待たせしましたねこたつむりです。
言い訳を一つ。全話で時間系列をしくじったので考えるのがめんどくさかったです。いや自分のせいなんですけどね。あと、ショウタがホントに入るスキがない。もうサブキャラでいいんじゃないですかねw
といううわけで第21話どうでしたでしょうかショウタが入る余地がなかった分雪那が入る分なんて勿論微塵もなかったです・・・
そんな訳で次回はアーネスとの再戦に!?
次はもっと早く更新したいな。てなわけでこのまま作業を続行ですねw
ではでは今回も読んでくださり有り難うございます!
次回も読んでくださると嬉しいです。

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