・下手な日本語
・クソ文才
・ご都合主義
・紅魔族
・中二病等々
・ゆんゆんがぼっちじゃない。
こうなる予定ではなかった。以上。
「ハッ!」
俺は今定食屋で知り合ったぶっころりーさんと森に来ています。
「『カースド・クリスタルプリズン』」
やっぱ上級魔法ってすげぇな。
凍ったファイアードレイクを眺めながら思った。
せめて苦しまずに逝ってくれ。
「せいっ!」
声も上げずに死んだファイアードレイクに祈りを捧げる。
「優しいよな、しょうた君って。普通、モンスターに祈りなんて捧げないよ?」
「そうかもしれないですけど、生きてるものを殺してそれを糧にレベルを上げるんですから、俺的には祈りを捧げたいです。」
祈り終わって振り返りながら言った。
「ところで、今のでレベルは幾つになったんだい?。」
「えっと、お陰さまで21になりました。有り難うございます。」
そう、俺はぶっころりーさんに手伝ってもらって養殖をしていた。
お陰でスキルアップポーションと合わせて上級魔法まで後5ポイントになった。
「しかし、君の剣さばきはいつ見ても惚れ惚れするね・・・まるでそけっとみた・・・げふんげふん。」
誤魔化しきれてないが言わないであげておこう。
「有り難うございます。それにしてもぶっころりーさんは相変わらずそけっとさんが好きですね。」
誤魔化すとか言ったな、あれは嘘だ。
「そ、そんなことないよ。・・・そけっと可愛いよ。」
最後の方聞こえないように言ったつもりだろうが俺の聴力を舐めてもらっては困る。
しっかりと聞き取りましたとも。しかし、この人将来ストーカーにならないか不安だな・・・
「今日で目標のレベルまで達成しました。本当に有り難うございました。これ今日の分です。」
俺はぶっころりーさんに五万エリスを渡した。
「いや、いつも悪いね。また養殖したかったら声を掛けてくれよ。」
ぶっころりーさんと別れて冒険者カードを見た。
『スキルポイント35』
俺は冒険者だから上級魔法に必要なポイントは40・・・
アークウィザードって良いよなぁ。必要なポイント30だぜ?もう越してるっちゅうの。
「はぁ、さてと、バイトに行きますか!」
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「しょうた君、これとこれを二番の席に持っていって!あと五番の席の人の注文とってきて!」
流石定食屋さん。昼の混み具合が半端ない・・・
「了解です!」
料理をもって、
「はい、お待たせいたしました。日替わり定食にカエルの唐揚げ定食!」
ポケットからメモ用紙を取りだし、
「お待たせいたしました。ご注文をどうぞ。・・・はい、・・・はい、親子丼と刺身定食ですね。では、千四百エリスになります。はい、ちょうどお預かりします。」
「店長!親子丼1と刺身定食1入りました!」
「了解!それ三番の席に!」
「了解です!」
「すいません。こっちに水を下さい。」
「はい、只今!」
そんな感じで着々と仕事を進めていき気づけば客足も少なくなってきた。
「しょうた君、今日もお疲れさま。相変わらず良い仕事をっぷりだね。」
「有り難うございます。ここは働き甲斐があって良いですね。」
「ははは、君は変わり者だな。」
バイトってしたことがなかったけど、案外楽しいもんだ。それに、
「客足も少なくなってきたみたいだし、今日は何が良い?」
「そうですね、魚のさばき方をお願いします。」
そう、料理を教えてくれる。
「そうか、じゃ、テーブルを拭いてから厨房に来てくれ。」
「はーい。」
「そう、そこをそうやって・・・中々上手いじゃないか。鶏肉をさばく時も思ったけど、しょうた君は包丁さばきが上手いね。」
「んっ、いつも雪那を振ってるんで、ふん、刃物の事は大体、っ、分かるんです。ふぅ、どうですか?」
「上出来だ。料理スキルもなしでここまで出来るならうちで欲しいくらいだ。」
「へへっ、有り難うございます。冒険者で行き倒れそうになったらここに雇われに来ますよ。では、皿を洗い終わったら上がります。お疲れさまでした。」
「おう。お疲れ。」
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「ただいまー。」
「お、帰ったか。今日な王都行ってきて面白そうな物を買ってきたんだ。」
父さんがウキウキしながら言ってきた。
「何買ってきたの?」
ちょうどゆんゆんが今に降りてきた。
「これだ。」
それは良く見たことのあるもので、誰もが遊んだことのある物だった。
「何それ?」
「トランプって言うらしい。今王都で流行ってる遊びだそうだ。」
そうか、日本の誰かが持ち込んだのか・・・
「どうやって遊ぶの?」
ゆんゆんが目を輝かせながら言った。
「教えてもらったのはババ抜きと神経衰弱っていう奴の二つだ。他にもあるらしいがなんせ忙しかったからな、その二つが限界だったよ。」
すごくメジャーなものが出てきたな。まぁ、ルールが簡単だしな。
俺は大富豪が好きだな。一度大富豪になったら負けなしだったからな。それでどれだけお金を巻き上げふんげふん
俺はニホンで良い子でした。いいね?
「よし、やってみるか。しょうたもやるか?」
「うーん、疲れたから今日は観ておくだけにしておくよ。」
「そうか。やりたくなったら言うんだぞ?」
「はいはい。あ、やるんだったらババ抜きじゃなくて神経衰弱にしとけよ。」
この人どんだけ子供大好きなんだよ・・・有り難いんですけどね?
親子で神経衰弱を微笑ましく見ていると、
「ほんとにやらなくて良いの?」
「ひゃっ!?」
マジでビックリした・・・心臓飛び出るかと思った。
母さんはクスクス笑っている。俺が後ろから耳元で囁かれるのを苦手と分かってから、最近ずっとやってくる。俺をいじめないで欲しい・・・
「もう、母さんってば、それやめてっていつも言ってるよな?何でするかな?」
「だってあなたの反応が楽しいんですもの。」
悪戯っ子のように笑う。そんなのされると怒れない。紅魔族の女性ってセコいと思う。
「で、何で参加しなかったの?」
どうやらバレてるらしい。
「親子水入らずの時間があっても良いんじゃないかなって」
「あなたも親子でしょ?」
「ほら、俺は養子だからさ・・・」
「そんなことは関係ないでしょ?私たちはあなたたち二人ともに分け隔てなく愛してるわ。私たちに壁を作らないで?」
「やめてよ、涙が出てくる・・・」
「ふふ、いつも大人ぶってるあなたよりそういう子供っぽいあなたの方がお母さんは好きだけどなぁ。」
ほんとこの人達優しいよな。少し甘えても・・・いや、やっぱりよしておこう。この人達にはゆんゆんがいるんだ。
「ありがとう、母さん。部屋にもどって雪那を磨いてくる。」
うれし涙をこらえて言った。
「いつでも甘えて良いからね?」
あぁ、涙が込み上げてくる。人前では泣かないって決めたのに。
「やった!お父さんに一組差で勝った!」
「くそぅ、ゆんゆん、も、もう一度だ。もう一度勝負させてくれ!」
空気を読まない親子だな、全く・・・
「ふっ、ふはは」
思わず笑ってしまった。久しぶりかもしれないな心のそこから笑ったの・・・
「お兄ちゃんが笑ってるの初めて見た・・・」
「はは、え?そ、そうだったか?はは・・・」
「ふふふ・・・そうよ、あなたがここに来てから一度も笑ってるのを見てないわ。せいぜい愛想笑いぐらいよ。」
笑いながら母さんは言った。そうか、俺はそんな失礼な事をしていたのか・・・
「ははは、そ、そっか、ごめんな。」
笑いながら謝るのもどうかと思うが止めることが出来ない。
「ははは、そうだぞ、私はしょうたが笑わなくて心配してたんだ。この子には笑うことが出来るんだろうかって。」
「はは、ひ、ひでぇ。」
父さんも笑い出した。
「あはは、そ、そうよ、お父さんひどいわよ。はは・・・」
ゆんゆんまでもが笑った。
あぁ、ようやく俺も家族の一員になれたんだな・・・壁はもう要らないか。
「父さん、他のトランプの遊び方知りたい?」
今の俺はみんなにどう写ってるだろう?
「何!?お前トランプの事知ってたのか?」
どう思ってるんだろう?
「俺が前住んでた所にあった。」
最愛の息子と兄であって欲しいな・・・
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ヤバイ、ここで終わらせたい感がすごいする。でも短すぎるから終わらせませんけど・・・
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「おはよう。」
「おはようございます。今日はやけに早いですね。あれ、しょうた?雰囲気変わりました?」
「いや、知らねぇよ。もともと俺はどんな雰囲気なんだよ!」
「そう言われたら、変わってないような気もしないです。」
どっちなんだよ・・・
呆れた目でめぐみんを見てると、
「いや、確かにしょうた君の雰囲気は変わってるよ。こう角がとれたと言うか、柔らかくなったと言うか。取り敢えず、前よりかは話しやすいよ。」
「そうです。なんか前よりやわっこくなった気がします。」
「なんも言えてないやつに言われてもな・・・」
「うぐっ!」
「もしかしてゆんゆんと何かがあったかい?」
「当たらずとも遠からずだな。それよりトランプしようぜ。」
ポケットからトランプを出す。
「そういえば今日はゆんゆんと一緒に来てないんですか?」
「俺だけ早めに家出たからな・・・」
多分今頃走ってきてるかな・・・
「で、そのトランプって奴はどうやって遊ぶんだい?」
「待てって今教えるから。」
「お兄ちゃん!勝手にトランプ持っていったでしょ!?」
顔を真っ赤にして教室に入るなり俺を怒鳴った。
「やっと来たか。遅いぞ、ゆんゆん。」
「何が『やっと来たか』よ、あ、おはよう。めぐみん、あるえ。」
「「おはよう。」ございます。」
「さて、とっとと始めるか大富豪。ゆんゆん、早く席につけよ。」
「もうルールはバッチリですよ。」
「早く始めようよ。次は負けないから。」
めぐみんとあるえがヤル気満々でほざいてる。
「え?もしかして早く来てたのって大富豪のルールを教えるため?」
驚いた顔をしてる。
「さぁな?早くやろうぜ、20連敗中のゆんゆんさん。」
「こ、今度こそは絶対に負けないから!」
「それ20回目な。」
「ムキー!」
ムキー!っていうやつ初めて見た・・・
「ゆ、ゆんゆん。ここは冷静にいきましょう。」
「そうだよ、しょうた君を倒すには三人で力を会わせることが必要だと思うんだよ。」
なんか俺が敵みたいじゃないか・・・
「そ、そうだね。みんなで力を合わせてお兄ちゃんに勝とう!」
「「「いざ、尋常に勝b・・・」」」
ガラガラガラ
「はーい、席につけー。」
相変わらず空気に読めない担任だ。
この学校に来て一ヶ月が過ぎた。
時間ってものは早く過ぎるもんだな・・・
「では、前回のテストの結果を発表する。三位以内の者はスキルアップポーションを渡すので前に来るように。」
あと5ポイント・・・
「三位、ゆんゆん!」
ゆんゆんがポーションを取りに行く。
「次、二位、めぐみん!」
「チッ・・・」
あいつ俺見ながら舌打ちしやがった。
一位が俺とは限らn・・・
「そして一位、しょうた!」
はい、俺ですよ。必死で勉強したんだから負けてたまるか・・・
「お前も大変だな、冒険者だからスキルポイントも多くいるし・・・」
喧嘩売ってんのかなこいつ?
「さて、授業を始めるぞ。」
~放課後~
「さて、朝は先生が来たから出来なかったけど。しょうた君、今回こそは勝って見せる!」
あるえの言葉に同意するようにゆんゆんとめぐみんが頷く。
「あの、三人ともヤル気満々なのは良いんだけど・・・」
「どうしたのですか?まさか怖じ気づいたんですか?」
「いや、そういう訳じゃなくてバイトの時間だからさ・・・」
三人とも忘れてたとでも言うような顔をしている。
「あ、明日学校休みじゃん?誰かの家でやろうぜ・・・な?」
「そ、そうね。誰の家にする?」
「私の家はダメだよ?原稿で一杯だからさ・・・」
「手土産を持ってきてくれるなら私の家でも良いですよ?」
手土産狙いかこいつ・・・
「じゃ、じゃあそう言うことで。」
「バイト終わるのが二時くらいだから二時半集合な。」
「「了解」です。」
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「お兄ちゃん、迎えに来たよ?」
定食屋で待っていた俺に声をかけた。
「じゃあ、行くか。」
いつもより上機嫌なゆんゆん。初めて友達の家に行くもんな。
「お兄ちゃんは何を持ってきたの?」
俺が手に下げてるものが気になるらしい。
「照り焼きサンドイッチ。キャベツましまし。」
「ふ、ふーん。」
なぜか羨ましそうにサンドイッチを見てた。
「そう言うゆんゆんは何を持ってきたんだ?」
「一昨日お兄ちゃんと作ったクッキー。」
あー、お菓子の作り方を教えて欲しいって頼まれたときのか・・・
てか、女子より女子力高いってどうなんだ?
そんなことで悩んでたら、
「やぁ、ゆんゆんにしょうた君。」
「よっ、あるえ」
「あるえ、こんにちわ」
めぐみんの家に行く途中あるえと合流した。
「あるえは何持ってきたんだ?」
袋からボトルを出して、
「ネロイドだよ。」
なんとまぁ、飲み物とお菓子とちょっとしたご飯が揃ったな。
まるで誰かがあつらえたみたいだ。
そうこうしてるうちにめぐみんの家に到着した。
コンコンコン
ガチャ
出てきたのはめぐみんをちっさくしたようなちびめぐみんだった。略してチビめぐ。
「もうみっかもたべてないんです。」
・・・へ?
「はい、サンドイッチ。ハッ!?つい反射的に・・・チビめぐ恐るべし。」
チビめぐは貰ったサンドイッチを頬張った。
「お姉ちゃんいるかな?」
「姉ちゃーん、女の子を二人連れたスカしたやろうがきたー!」
「おい、ちょっと待てぇい!」
「うちの妹がすみません。ほらこめっこも謝るのです。」
「ごめんなさい。」
めぐみんによると最近変な言葉ばっかり覚えてくるらしい。ちっさい子というのは覚えたての言葉を使いたがる。仕方のないことだ。
「いや、いいよ。別に悪気があった訳じゃない。ただ教えたやつは誰か知る必要があるけどな。こめっこちゃん?誰にその言葉教えて貰ったんだ?」
「ぶっころりー」
なるほど、あとで親にチクるか。
「じゃあ、もうみっかもたべてないんですっていうのもぶっころりーさんなんだ。」
ゆんゆんが納得したかのようい頷いてると、
「それは姉ちゃんから!」
「こ、こめっこ!?」
この姉にこの妹ありか・・・
「そろそろ大富豪を始めないかい?、こめっこちゃんもやるかい?」
「うん!」
俺はまた一からルールを説明することになった。
「大体わかった!」
「賢いぞこめっこ。」
「「「「いざ、尋常に勝負!」」」」
「しょーぶ!」
「うそ、だろ?」
何が起こったかと言うとこめっこに負けた。
「さすが我が妹です。」
「大貧民が何をいってる。」
「なっ!」
「お兄ちゃん、相手はこめっこちゃんだし次のゲームは都落ち無しにしない?」
「そうだね、その提案私は賛成だよ。」
何を思ったか知らないがそんな提案をしてくる。
「いいのか?お前らが勝てる勝率が低くなるぞ?」
「いいのいいの。だってこめっこちゃんがお兄ちゃんを倒す確率が高くなるから。」
満面の笑みを浮かべるゆんゆん。
これが普段ならば可愛いもんだが今は恐怖すら感じる・・・
「じゃ、じゃあ、配り直すな。」
ガードシャッフルしみんなの元へ配る。
「しかし、しょうた君のシャッフルはいつ見てみ気持ちがいいね。」
「ほんとですよ、もしかしたらイカサマを・・・「「ハッ!?」」」
何を勘違いしてるんだこのバカどもは・・・
いや、確かに出来るよ?それで日本では金を巻き上げふんげふん。
再度言うけど、俺はニホンで良い子でした。いいね?
「やったらつまらないだろ?」
そう、俺がイカサマをやるときはポーカーと早くゲームを終わらせたいときだけだ。
「そ、そうよね。お兄ちゃんは変なとこで真面目だもんね。」
おいそれを聞く限り俺はいつも真面目じゃないと聞こえるんだけど・・・
「だいひんみんカードちょーだい!」
姉が妹にたかられる現場に直撃しました。
「こ、こめっこ・・・いつも通り姉ちゃんって呼んで欲しいのですが。」
「・・・やだ!」
悩んだ結果これか、それとも悩んだふりしたのか。もしそうだとしたらこいつは大物になるな・・・
「じゃあ、ゆんゆんくれ。」
渡されたカードを見ると。
「あ、これ勝ったわ・・・」
「「「えっ!?」」」
「ねぇ、本当にイカサマしてないの?」
「してねぇって。」
揃った手札はイカサマの時に揃う手札だった。
それでストレート勝ち。疑われても仕方ないが・・・
「しょうたお兄ちゃん、ほんとにしてないの?」
「やってないよ、こめっこ。」
「わかった!信じる。」
純粋って良いよな・・・人間成長したら汚くなっていくんだな・・・
「もう良いではないですか。しょうたがやってないっていうことにしときましょう。次は私がカード配りますから。」
「まて、ほんとにやってないんだけど・・・もう、いいや・・・」
「はいはい、配りますよ。」
~結果~
俺とこめっこの大富豪の争奪戦。
残り三人は平民になったり貧民、大貧民になったり悲しい結末に・・・
時はすでに夕方。
「もう、やめようぜ・・・疲れた。」
「つかれた。」
こめっこが膝の上で言った。
こめっこは十回過ぎた辺りで試合を放棄して膝の上に乗ってきた。
「まだです、何か必勝法が・・・」
誰だこいつ?
「や、やめようよ、めぐみん。」
ゆんゆんも疲れきったような顔していった。
「それにしてもこのクッキーすごく美味しいよ。」
ゆんゆんが持ってきたクッキーをかじっていった。
「あ、ありがとう。実はそれお兄ちゃんと一緒にt・・・」
「特にこのアーモンドのアクセントが絶妙に効いてて・・・」
アーモンド?
「ア、アーモンド?お兄ちゃん、そんなもの入れたっけ?」
「い、いや、あのクッキーには入れてな・・・おい、ゆんゆん。それ冷蔵庫の何段目から取った?」
「えっと確か四段目立ったかな?」
「バカ野郎!俺たちが作ったの三段目に入れただろ?お前が持ってきたのは母さんにあげるやつだったんだよ・・・」
「え!?そんな、ごめんなさい。」
「やってしまったのは仕方ない。しかしどうすっかなぁ?母さんにバレずにキッチン立つの大変なんだよな・・・」
「そ、それじゃあ、今度私の家に来るかい?そ、そのクッキーの作り方知りたい・・・」
なぜか頬を赤く染めてあるえが言う。
「こ、今度と言わず、今日ここで作りましょう!」
慌てて提案するめぐみん。何?俺があるえを食うとでも思ってんの?
「じゃあ、材料買いにいってくる。」
「あとはバニラエッセンスとアーモンドっと・・・ん?俺の目がおかしくなったのか?川で採れたてのバナナ?バカにしてんのか!?」
会計を済ませめぐみん宅へ向かった。
「ただいま・・・」
俺の目の前には180cm位の男の人が立っていました。
「お前、今なんて言ったんだ?」
「えっと・・・ただいま?」
「帰れ!」
「えぇ~」
「何が『えぇ~』だ。なんだお前?わしの可愛い娘のめぐみんの婿のなったt・・・」
「しょうたお兄ちゃんお帰りー!」
こめっこが飛び付いてきた。随分なつかれたものだ。
「こ、こめっこ!?貴様!まさかめぐみんではなくこめっこが狙いだったとはな!」
「お父さん、何いってんですか。その人は族長の所の養子のしょうたです。今日はゆんゆんと一緒にうちに遊びに来ただけですよ。か、勝手にむ、婿だの夫だのと言わないで下さい。」
「いや、夫とは言ってなかったぞ?」
「う、うるさいです。さっさと中に入って作り方とやらを教えるのです!」
その言い方は色々と誤解を招きかねないのでやめてほしい。現にお前の父ちゃんがプルプル震えてるから。
「お、お前!娘に何を教える気だ!?」
「クッキーの作り方ですよ!ほら、ここに材料あるでしょ!?」
「むむむ・・・し、仕方ない、入れ。」
何かを我慢するように言った。てか何が仕方ないだ・・・
「えっと、ではクッキーの作り方を説明するぞ。まず・・・」
やりにくい・・・非常にやりにくい!
何でめぐみんのお父さんこっちガン見してんの?監視くらいなら分かるけど、そんなにガン見しなくても良いんじゃないですかね?
ふぅー、なんとか生地まで出来た。後は型を取って魔導オーブンで焼くだけ。
袖を引っ張られそっちを見た。
「わたしもやりたい。」
純粋って良いなぁ
生地を半分千切ってこめっこにあげた。
「はい、次は好きな形に型どらせて。形は手でも良いが、こういう型を使うのもありだ。」
みんな思い思いの形を作っている。こめっこに関しては型を使って生地をくりぬくのに夢中だ。
こめっこが型のくりぬきが終わった頃には全員終わっていた。
「次はあらかじめ予熱で温めておいたオーブンにいれて30分くらい焼く。焼き終わったら冷まして冷蔵庫に保存以上。」
オーブンは思ったより大きかったので無事全員分入れることが出来ました。
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30分暇だったんでみんなにトランプを使ったマジックを披露していた。
魔法使い相手にマジックなんて受けないだろうと思ったがものすごい反響だった。
「え?今のどうやったんですか!?」
俺は相手が引いたカードを当てるという単純なマジックをやっていた。
「むむむ、一体どうなってるんだ・・・?」
どうやらめぐみんのお父さんも興味を持ってくれたらしい。
「ゆんゆん、あの仕組みが分かるかい?」
「さ、さっぱり・・・」
どうやらあるえとゆんゆんもお手上げらしい。
「さて、そろそろ30分か。オーブンを開けるぞ。」
「クッキー、クッキー。」
「「「あ、待って」」ください!」
「開けます。せーのっ。」
ぶわっと熱気が来た、と同時に香ばしい良い匂いがした。
「「「「うわぁぁあ!」」」」
そこには黄金色い焼き上がったクッキーがあった。
「よし、良い出来だ。」
「あら、良い匂いね。」
声がした方を見ると、めぐみんのお母さんらしき人が立っていた。
「あ、キッチンお借りしてます。」
「いえいえ、お構い無く。」
「ねぇねぇ、これ食べて良い?」
早く食べたいのかこめっこに聞いてきた。
「まだやわっこいからもうちょっと後な。」
「そっかー。あとでまた食べようね?」
純粋って良いなぁ
本日三回目の感想を思いながらと片付けをした。
どーも、ねこたつむりです。
お気に入り件数が20件になっていました。
感謝感謝です。
家族のくだりとか正直いれる予定とかなかったです。はい。では、今回も読んでくださってありがとうございます!
次回も読んでくださるとありがたいです。