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ゼノヴィアとイリナが会談をしに来た次の日のお昼、オレは一誠に呼び出されてあるカフェに来ている。それとこの前初めて会った生徒会の唯一の男子である匙元四郎も来ていた
一誠「わりーな、呼び出しちまって」
匙「気にするな」
蓮夜「で、なんか用か?」
一誠はオレらを呼び出した理由を話し始めた
匙「しょ、正気かお前!」
一誠「頼む!この通り!」
一誠はテーブルに手をつき頭を下げる
匙「ふざけるな!あ…」
大きな声を出したので周りの人に見られ、すぐに座る匙
匙「聖剣なんかと関わるだけで会長からどんだけ怒られるかってのに、それを破壊しようだと!それこそ殺されるわ!お前のとこのリアス先輩は厳しいながらも優しいだろうが、俺んとこの会長は厳しくて厳しいんだぞ!絶対に断る!!!」
ソーナは酷い言われようだな…そう言って匙は去ろうとするが、生垣を越えたあたりで進まなくなった
匙「ん…あれ?」
一誠「あん?あ!」
生垣の向こう側を見てみると、そこには小猫が巨大なパフェに向かいながら匙の制服の裾を掴んで止めていた
小猫「やはりそういうことだったんですね」
蓮夜「で、オレはなんで呼ばれたんだ?」
一誠「そりゃー、蓮夜にも手伝ってほしいからだよ!」
蓮夜「正直、オレにはどうでもいいことなんだが…」
オレは手を頭の後ろにやって目を閉じながらそう言うと、何かがオレの体に引っ付いた感覚がした。目を開けて確認してみると小猫が抱きついていた
小猫「…兄様、お願いします……」
上目遣いでお願いされた
蓮夜「…わかったよ」
一誠「よっしゃー!」
あの小猫の上目遣いでお願いされたら断れんわ…
そして今度は小猫もあわせてどうするか一誠が意見を出した
小猫「協会側に協力?」
一誠「あいつら、聖剣を消滅させるとか言ってただろ?」
小猫「最悪破壊してでも回収したいようですね」
一誠「木場はエクスカリバーに勝って復讐を果たしたい。あいつらはエクスカリバーを奪い返したい。目的は違っても結果は同じ。だからこっちから協力を願い出るんだ」
蓮夜「素直に受け入れるとは思わんがな」
一誠「当たって砕けろだ!木場が今まで通り、悪魔を続けられるのなら思いつくことはなんでもやってやる!」
小猫「まずはあの2人を見つけなくちゃいけませんね」
小猫は立ち上がる
小猫「部長達に許可なく動くのは不本意ですが、仲間のためです」
蓮夜「オレはあの2人にいい印象持たれてないから行かない方がいいんじゃないか?」
小猫「兄様…」
蓮夜「うぐっ……」
また抱きついて上目遣いをしてきた
蓮夜「わかったからそんな顔すんな!」
小猫「〜♪」
オレは抱きついてきた小猫の頭をわしゃわしゃする。意外と気持ち良さそうだ
そしてオレ達は教会の2人を探すため移動した
匙「…なぁ、オレはいなくってもいいだろ?無敵のルークと無敵の悪魔が参加してくれたんだからさ…」
一誠「戦力は多い方がいいんだよ」
匙は既にやる気を失っているようだ
蓮夜「なかなか見つからんな」
一誠「第一、こんな街中に白いローブを着たやつなんて…」
一誠がそう呟いた瞬間、オレ達は見た…
「えー、迷える子羊にお恵みをー」
「天の父に変わって我らにお慈悲をー」
一誠「…普通にいましたね」
小猫「はい」
オレ達は2人に声をかけ、腹が減ってるようなので近くのファミレスに入った
ファミレスに来たはいいのだが…
ゼノヴィア「美味い!日本の食事は美味いぞ!」
イリナ「これよこれ!ファミレスのメニューこそ私のソールフード!」
蓮夜(どんだけ腹減ってたんだよ…)
ものすごい勢いで食べているから話をしようにもタイミングがない
ゼノヴィア「なんということだ…信仰のためとはいえ、悪魔に救われるとは世の末だ」
イリナ「あぁ、私達は悪魔に魂を売ってしまったのよ」
なんちゅうこと言ってんだよ。奢ってもらっといて
蓮夜「食い終わったんならさっそく話を聞いてもらうぞ?一誠」
一誠「あ、あぁ…オレ達はエクスカリバーの破壊に協力したい!」
ゼノヴィア「なに?」
その後、なぜこういう経緯に至ったかを一誠が説明した
ゼノヴィア「話は理解した。1本くらいなら任せてもいい」
イリナ「えっ!?ちょっとゼノヴィア!」
一誠「マジで!?」
意外な返答に一誠と小猫は驚き、匙は悔しそうにしている
ゼノヴィア「向こうは堕天使の幹部、コカビエルが控えている。正直、私達だけで聖剣3本の回収するのは辛い…」
イリナ「それはわかるわ!けれど…」
ゼノヴィア「無事生還できる確率は3割だ」
イリナ「それでも高い確率だと覚悟を決めて私達はやって来たはずよ!?」
ゼノヴィア「あぁ…私達は端から自己犠牲覚悟で上から送り出されたんだからな」
イリナ「それこそ信徒の本懐じゃないの…」
ゼノヴィア「そうだな。だがこの受け入れにはメリットがある」
ゼノヴィアがそう言ってオレの方に目を向けてくる
蓮夜「ん?」
ゼノヴィア「君は一体何者なんだ…?」
蓮夜「何者って、悪魔だけど」
イリナ「じゃあなんで"あの方"があなたの味方にいるのよ!?」
蓮夜「そりゃあ、あいつがそう望んだからだな」
ゼノヴィア、イリナ「「…」」
一誠「えっと、とりあえず協力を許してくれるんだよな…?」
ゼノヴィア「あぁ」
ゼノヴィアはオレの方を見ながら一誠の問いに返事した
その後、オレ達は近くの公園に移動した。そこで祐斗と会った
祐斗「なるほど。でも正直、エクスカリバー使いに承認されるのは遺憾だね」
ゼノヴィア「随分な物言いだね。君はグレモリー眷属を離れたそうじゃないか」
それを聞いて祐斗は目つきを鋭くする
ゼノヴィア「はぐれとしてここで切り捨ててもいいんだぞ…?」
祐斗「そういう考えもあるよね」
2人は今にもやり合いそうな雰囲気になる。それを一誠が割って止める
一誠「待てよ!共同作戦前にケンカはやめろって!」
ゼノヴィア「君が聖剣計画を恨む気持ちは理解できるつもりだ」
祐斗は手に発動させていた魔法陣を解く
ゼノヴィア「あの事件…私達の間でも嫌悪されている。だから計画の責任者は異端の烙印を押され、追放された。」
イリナ「バルパー・ガリレイ…皆殺しの大司教と呼ばれた男よ」
祐斗「バルパー……その男が…僕の同士を…」
ゼノヴィア「手先にはぐれ神父を使っていると言っただろう?」
一誠「フリードか…?」
ゼノヴィア「教会から追放されたもの同士が結託するのは珍しくない。今回の件にバルパーが関わっている可能性は高いな」
祐斗「…それを聞いて、僕が協力しない理由がなくなったよ」
どうやら話はついたようだ
ゼノヴィア「食事の例はいつか返すぞ、赤龍帝の兵藤一誠、永遠の皇帝の神崎蓮夜」
イリナ「うふっ♪」
ゼノヴィアがそう言い、イリナはウィンクをして去って行った
一誠「ふー、よかったなーおい」
匙「よかったじゃねー!斬り殺されるどころか、悪魔側と教会側の全面戦争に発展してもおかしくなかったんだぞ!」
祐斗「一誠君…」
匙がキレてるところに祐斗がよってきた
一誠「お前には何度も助けられてるからな」
祐斗「君達は手を引いてくれ」
一誠「えっ!?」
蓮夜「あん?」
祐斗の発言に少しキレそうになる
祐斗「この件は僕の個人的な憎しみ、復讐なんだ。君達を巻き込むわけには…」
一誠「俺達眷属だろ!仲間だろ!違うのかよ!?」
祐斗「…違わないよ。でも……」
祐斗が話しているのを遮り、一誠が祐斗の両肩に強く手を置く
一誠「大事な仲間をはぐれになんてさせるか!俺だけじゃねぇ、部長だって悲しむぞ!いいのかそれで!?」
祐斗「リアス部長…」
祐斗は一誠の言葉で思い出したのか、祐斗とリアスの出会いを話し出した。それを聞き終わると…
匙「うぉー!木場ー!お前そんな辛い過去を…こうなったら会長のお仕置きがなんだ!兵藤!俺も全面的に協力させてもらうぜ!」
一誠「お、おう。そうか。サンキュー…」
匙が祐斗の過去を聞いて涙している傍で、小猫が祐斗の袖を掴んでいた
小猫「私もお手伝いします」
祐斗「小猫ちゃん…?」
小猫「祐斗先輩がいなくなるのは寂しいです…」
蓮夜「おい祐斗。小猫にここまで言われて断るわけないよな?」
祐斗は少し笑顔になる
祐斗「参ったな…小猫ちゃんにまでそんなこと言われたら、僕の1人で無茶なんてできるわけないじゃないか…」
一誠「じゃあ!」
蓮夜「フッ」
祐斗「本当の敵もわかったことだし、みんなの行為に甘えさせてもらうよ」
ようやく、ここからだな
祐斗「蓮夜君…これまでのこと、すまなかった…」
祐斗はオレに頭を下げて謝罪してきた
蓮夜「仲間を大切にしろ…オレからはそんだけだ」
祐斗「ありがとう」
オレ達はこれより聖剣破壊計画を実行する
ー次回ー
堕天使幹部、コカビエル登場…?