なかなか先に進まない…
ー放課後ー
今日の授業がすべて終わりオレは今雪菜と紗矢華と一緒にオカルト研究部に来ている。そこにはイリナの姿もあった
ゼノヴィア「元気そうで何よりだ」
アーシア「また会えて嬉しいです」
イリナ「私もよ!アーシアさん、ゼノヴィア!」
イリナはそう言って2人に抱きついた。しかし
アーシア「きゃっ!」
ゼノヴィア「うゎっ!」
イリナ「どうしたの?」
ゼノヴィア「君の胸に下げた十字架が…」
アーシア「チクチクして…」
イリナ「あ、そっか〜。悪魔は十字架ダメなのよね。ごめんなさい」
悪魔にとって十字架は目にしたくないものベストスリーには入るだろ
ギャスパー「あの人って教会側ですよね?」
祐斗「うん。どうしてこの学校に…」
一誠「それに蓮夜?なんでもう1人の転校生がここにいるんだ?」
蓮夜「リアス達がきたら話すよ」
やはり紗矢華がここにいるのは不思議なようで一誠が聞いてきた
そこへ朱乃を連れてリアスが部室にやってきた
リアス「みんな揃ってるわね。紫藤 イリナさん、あなたの来訪を歓迎するわ」
イリナ「リアスさん。あぁリアス部長、そしてみなさん。よろしくお願いしま〜す」
一誠「部長、これって…」
アザゼル「オレはいらないって言ったんだ」
一誠の質問に答えながらアザゼルが現れた
一誠「アザゼル先生」
アザゼル「禍の団という敵対組織がある以上堕天使と悪魔でここを守るんじゃバランスが悪かろうとミカエルが律儀に寄越してきたのさ」
祐斗「同盟を結んだわけですし」
朱乃「断るわけにはいきませんわね」
イリナ「ミカエル様の祝福を受けて転生天使となった私がいればさぞ心強いことでしょう。アーメン♪」
自分で言うんだな…
ゼノヴィア「人間が天使になれるなんて、私も驚いたよ」
アザゼル「神の消滅で天使が生まれなくなったからな。悪魔や堕天使が用いてた技術を応用したんだろ」
イリナ「カードに習った編成でK(キング)が率いるA(エース)からQ(クイーン)の1人にこの私も選ばれたの」
祐斗「なるほど。こちらはチェスでそっちはトランプということか」
アーシア「どれで、イリナさんはどの札なんですか?」
イリナ「よくぞ聞いてくれました。私はエースよ。ミカエル様のエースという光栄な配置をいただいたの。あぁ!もう死んでもいい!ミカエル様〜」
アーシア「今のイリナさんの人生の糧はミカエル様なんですね」
ゼノヴィア「あぁ、主を失っても救いはあるのさ。私達同様にね」
アーシア「はい」
いい話なんだろうけど、その主の代行をしてるのはうちのジブリールなんだけどな…まぁ特にこれといってすることはないんだけど
リアス「それで蓮夜。その子の紹介をしてもらえるかしら?」
蓮夜「ん?あぁ、そうだな。紗矢華」
紗矢華「えぇ。初めまして、煌坂 紗矢華よ。そことそことそこの男以外はよろしく」
紗矢華はそう言いながら一誠と祐斗とアザゼルを指差す
リアス「どういうことかしら…?あまり私の下僕を侮辱されたくないのだけれど…」
蓮夜「悪いな。こいつは根っからの男嫌いでな。マジで近づかない方がいいかもしれん。それに紗矢華は呪詛と暗殺の専門家で雪菜よりも実力は上だ」
朱乃「あらあら」
祐斗「本当なのかい…?」
雪菜「はい」
祐斗は信じられないとも言いたげな表情で雪菜に聞く
蓮夜「紗矢華、あれ出して」
紗矢華「わかったわ」
オレの指示を聞いた紗矢華は目を閉じ手を少し前に出す。そこに一本の剣が出現した。その瞬間部屋の中にいるやつら全員の顔色が悪くなった
一誠「なぁ蓮夜。気のせいかな…?その剣から雪菜ちゃんの持ってた槍と同じくらいよくない感じがするんだが…」
蓮夜「それもそのはずだ。能力はほとんど一緒だ。悪魔、堕天使、天使の全てに有効な武器だ。それに加えて何個か別の能力もある」
オレはリアス、アザゼル、イリナの順に見ながら紗矢華の出した武器の説明をした
蓮夜「だが安心しろ。変なことさえしなければ害はない」
紗矢華「なによ!その言い方!私は害虫じゃないのよ!?」
蓮夜「…あぁ、悪かったよ。あ、そうだ。雪菜〜」
雪菜「はい?」
蓮夜「ちょっとおいで」
雪菜「?」
オレは手でこいこいとやりながら雪菜を自分の元に呼んだ。呼ばれた雪菜はなぜ呼ばれたか全くわかっていないみたいだ
オレの元に来た雪菜の頭に手を置く
雪菜「〜!///」
雪菜は突然のことに声が出なくなっている。そのとき
紗矢華「雪菜に気安く触るなぁぁぁ!」
紗矢華が持っていた剣で襲いかかってきた。オレはそれを親指と人差し指で挟んで止めた
蓮夜「こんな風にこいつは雪菜のことを溺愛してるんだ。だから今のオレみたいに無闇に雪菜に何かすると、もれなく紗矢華が襲ってくるから気をつけてな」
一同『コクッ』
蓮夜「悪かったな。いきなり頭撫でて」
みんなが頷いたのを確認してからオレは雪菜の頭から手を離した
雪菜「あ…」
蓮夜「ん?どうした?」
雪菜「…い、いえ!///」
心なしか雪菜の顔が赤い気がするが気のせいかな
蓮夜「紗矢華ももういいだろ」
紗矢華「ふん!」
逆に紗矢華の機嫌が悪くなってしまった
蓮夜「はぁ…てなわけでオレの大事な仲間の煌坂 紗矢華だ。みんな仲良くしてやってくれ」
リアス「え、えぇ…さっきは酷いことを言ってごめんなさいね。部長のリアス・グレモリーよ。煌坂 紗矢華さん、あなたを歓迎するわ」
リアスと紗矢華は握手をしてその日は解散となった
オレは先に紗矢華を帰らせてから、約束であった雪菜と商店街へ出た
蓮夜「さて、今日は何食べたい?」
雪菜「え、付き合ってほしいって夕飯の買い物ですか…?」
蓮夜「あぁ。なんかダメだったか?」
雪菜「いいえ!」
なぜか少しご機嫌斜めになってしまった
その後なんとか機嫌を治してもらいたいと思ってどうしたらいいか考えていると、クレープで手を打ってくれた
蓮夜「(ん?)雪菜…」
雪菜「はい…これは兵藤先輩とアルジェント先輩。それともう1つ悪魔の気配が…」
蓮夜「あぁ。行ってみよう」
オレ達はその気配がする方へ向かってみると、そこには予想通り一誠とアーシア、そして若い悪魔の姿があった
オレと雪菜は交差点の角に姿を隠して見ていたがその悪魔がアーシアの前に片膝をつきアーシアの手をとってその甲にキスした。どんな関係なんだろうな
ー家ー
蓮夜「ただいま〜」
雪菜「ただいま帰りました」
レム「お帰りなさい」
家に帰るとレムが出迎えてくれた
蓮夜「荷物置いたらすぐ行くから待っててくれ」
そう行って靴を脱ごうと下を向いたら、知らない靴がそこにあった
蓮夜「誰か客か?」
レム「えぇ、その…お客様というか、なんというか…」
蓮夜「どうしたんだよ」
とりあえずオレは自分の部屋に行く前にリビングに寄った
リビングのドアを開けるとソファの周りにみんなが集まっていた
蓮夜「どうしたんだ?」
ユウキ「あ、蓮夜。おかえり〜」
蓮夜「ただいま」ナデナデ
ユウキ「えへへ♪」
ユウキがオレの方を向いてそう言ってくれたので一応頭を撫でておいた。それから集まりの中心を見てみると…
蓮夜「ロセ…?」
そこには体育座りをして涙を流しているロスヴァイセがいた
蓮夜「どうしたんだ?お前。オーディンと一緒に帰ったんじゃ…」
ロセ「うぅぅぅ…」
クロメ「なんか置いてかれちゃったみたい」
蓮夜「マジか」
ロセ「ひどい!こんなにもオーディン様のために働いている私を置いて帰ってしまわれるなんて!」
ティナ「そのうちお迎えが来るんじゃ…」
ロセ「どうせおっパブとやらで頭がいっぱいなんだわ!どうせ私は仕事ができない女よ!彼氏いない歴=年齢ですよぅ!」
大の大人がまるで親と逸れた子供のように泣き始める
シェーレ「あらあらどうしましょう」
犬千代「蓮夜、どうする?」
蓮夜「どうするって、追い出すわけにもいかないだろ」
ここで追い出したらそれこそ屑な人間になってしまう。あ、オレ悪魔だった…まぁそんなことはどうでもいい
蓮夜「ロセ、オーディンが来るまでここにいろよ」
ロセ「…いいんですか?」
蓮夜「あぁ。部屋もまだあるから大丈夫だ」
ロセ「うぅぅぅ…ありがとう、ございます」
こうして紗矢華だけのはずが、また1人の住人が増えた
蓮夜「さて、夕飯の支度するからみんな解散。深雪、悪いんだがロセに部屋まで案内してやってくれ」
深雪「かしこまりました」
蓮夜「ありがとな」ナデナデ
深雪「い、いえ///」
ロセのことを深雪に任せたオレは一度部屋に戻るのも面倒になったので、そのままキッチンに入った
レム「お手伝いしますね」
蓮夜「あぁ、頼むよ」
レム「はい。今日は何にしたんですか?」
蓮夜「今日は紗矢華の歓迎も含めて中華にする」
レム「いいと思います。さすがは蓮夜くんです」
蓮夜「褒めても何も出ないぞ」
レム「そうなんですか?」
蓮夜「…これでいいか?」ナデナデ
レム「はい♡」
いきなり上機嫌になったレムと夕飯を作り、その後紗矢華とロセを合わせてみんなでの夕飯を楽しんだ
ちなみに朱乃と小猫は一誠の家でイリナの歓迎会をやるらしいから今日はこっちにはいない
ー次回ー
サーゼクス「レイティングゲームのことで提案があるのだが」
蓮夜「提案?」