ロセと紗矢華がうちに住むことになった次の日、オレはいつも通りに部屋で目が覚めた。まぁ誰かがオレのベッドに潜り込んでいるのは日常茶飯事なので驚かないが、今日はなんか多くね?
延珠「…んぁ、蓮夜ぁ…」
既にオレの顔を抱き枕の代わりにして寝ている延珠がいる。とりあえず延珠をどかして布団をめくると
翠「…すぅ…すぅ……」
弓月「…zzz……」
夏世「…すぅ、んん…すぅ…」
小比奈「…蓮夜…斬る…」
ティナ「…お兄さん……」
子供達が勢揃いで眠っていた。小比奈は物騒すぎる…
蓮夜「オレ、捕まるんじゃね…?」
コンコン、ガチャ
木更「蓮夜くん、入るわね」
そこへ木更が一応声はかけてるんだがこっちの返事を聞かずに入ってきた
蓮夜「それ入る前に言えよ」
木更「細かいこと気にしないの。さて、みんなを迎えに来ました」
蓮夜「あぁ、ほれ起きろー」
オレはみんなに寝ているみんなに声をかける
延珠「…蓮夜、おはよう…なのだ…」
延珠は目を擦りながら体を起こす
翠「…おはようございます」
ティナ「…おはようございます、お兄さん」
翠とティナはまだ眠いのか目を半開きで起きた
夏世「あ、蓮夜さん。おはようございます」
夏世はさすがで、みんなよりもはっきりと起きた
弓月「…zzz……」
小比奈「…zzz……」
だが弓月と小比奈はまだ起きない
蓮夜「おい弓月、小比奈。起きな」
オレは2人の体を揺らす
弓月「…ん、ふぁ〜…あ、おっはよ〜」
小比奈「…ん……」
なんとか2人も起きてくれた
蓮夜「てかなんでみんながいるんだよ」
木更「この辺に事務所を移転したの。で、蓮夜くんの家が近くだよって言ったらみんなが行くって」
蓮夜「なんでオレが寝てから来るんだよ」
ティナ「私の部屋でみんなであそんでたら、いつの間にかいい時間になってしまって…」
夏世「延珠さんの提案で、どうせだったら蓮夜さんと寝ようってことになりまして」
蓮夜「そういうことね」
まぁティナも近くに友達が来たことで嬉しかったんだろうな
その後はみんなで朝食を取った。その場で木更から延珠達がティナの学校へ行くことになったのを聞かされた
ー学校ー
イリナ「はいは〜い。私、借りレースに出ま〜す」
カナリア「あ、私も〜」
桐生「決まりね」
今オレのクラスでは今度やる体育祭の競技に誰が出るかを決めているところだ。今はイリナとカナリアが借り物レースに立候補して実行委員である桐生が黒板書いている
ちなみにオレは達也と十六夜と一緒にリレーに強制的に決められた。深雪はクラスの男子全員から『うちのクラスの女神にそんな労働はさせられない!』となんの競技にも選ばれなかった。しかしそれではかわいそうということになり、競技前にその競技をするやつに「がんばれ」を言う係というわけのわからない係になってしまった
桐生「じゃあ次は二人三脚」
最後に二人三脚を決めるようだ
桐生「兵藤、脇のとこ破けてる」
一誠「マジか?」
一誠は“手を上げて”自分の脇のところを確認する
一誠「どこも破けてなんか…」
桐生「はい決まりー」
一誠「あん?」
桐生は二人三脚のとこに兵藤と書いた
一誠「あ!騙したな桐生!」
桐生「あんたは二人三脚よ。あいては…」
一誠「ん?アーシア?」
一誠が振り向いたところには一誠に決まったのと同時に手をちょこんとあげたアーシアがいた
桐生「決まりね」
桐生が二人三脚の最後のとこにアーシアの名前を書いて選出の時間は終了となった
この日オレ達は体育の時間があるんだが、まぁ予想通り体育祭の練習となった
イリナ「勝負よ、ゼノヴィア」
ゼノヴィア「臨むところだ!」
あるところではイリナとゼノヴィアが短距離の勝負をしていたり
達也「十六夜」
十六夜「ヤハハ」
またあるところでは達也と十六夜がめちゃくちゃ力を抑えてバトン交換の練習をしたりしていた
しかしそんな中に
松田「しかしあんなに高速で動かれては…」
一誠「うむ!おっぱいの動きが把握しづらい!」
元浜「やはり運動のときの揺れはは適度な揺れが一番だ」
松田「見てみろよ」
その視線の先には
松田「やはりいいなぁ。大きいのも」
元浜「ちょうどいいのも」
一誠「目が離せないぜ!」
松田、元浜「「体操着最高!」」
ガシッ!
蓮夜「へぇ…お前ら、覚悟はいいな…?」
達也「懲りないようだな…」
達也は元浜の方を、オレは一誠と松田の方をそれぞれ掴む
3バカ『ひっ!!!!』
蓮夜「ちょっと向こうに行こうか…」
達也「拒否権はないぞ…」
オレと達也は3バカを人の目につかない校舎裏に連れて行き、特別指導を行った
ー放課後ー
今日の放課後はアンナを連れてオカルト研究部を訪れた
蓮夜「ディオドラ・アスタロト?」
一誠「あぁ、この頃アーシアに手紙やらプレゼントやらを送りつけてくる迷惑な若手悪魔だ」
蓮夜「なんでアーシアに?」
リアス「以前からアーシアのことを想っていたらしくて、この前会って告白されたらしいのよ」
一誠「それでオレは今朝アーシアがお嫁に行く夢を見ちゃうし!」
蓮夜「そんな大袈裟な」
一誠はその夢を思い出したからなのか、大泣きし始めた
一誠「うっせぇ!もしアンナちゃんがお嫁に行っちゃったらお前は何も思わないのか!?」
蓮夜「っ!」
一誠がオレの膝の上に乗っているアンナを見ながらオレに言ってきた。オレはそこにあるアンナの姿を見て想像する…
蓮夜「ガハッ!」
一誠「なっ!?わかっただろう!?」
蓮夜「…悪かった、一誠。これは…かなりキツいな…」
オレは久々に大ダメージを負った。そこでアンナがオレの腕をとって自分の体を包み込むように移動させた
アンナ「…私は、どこにもいかない。蓮夜のいるところが私の居場所だから」
蓮夜「アンナ…」
オレはその言葉に心を打たれ、泣きそうになるのをグッと堪えてアンナの頭を撫でる
イリナ「いい話ね」
朱乃「あらあら、アンナちゃんはそれほど蓮夜くんのことを想っているのですね。なんだか妬いてしまいますわ」
小猫「さすがは兄様です」
アンナは恥ずかしくなってしまったのかオレの片方のもう片方の腕に顔を埋めてしまった。ホント感情豊かになったな
ー夜ー
夕飯も済ませ風呂にも入って後は寝るだけってとこに悪魔回線の連絡が入った
蓮夜「もしもし」
『私だ。サーゼクスだ』
蓮夜「どうした?こんな時間に」
サーゼクス『すまないね。実はレイティングゲームのことで相談があってね』
蓮夜「あぁ夏休み中にやろうとしていたことか?」
サーゼクス『そうだ。あのときはロキの襲来で開催は中止になってしまったが、全員の希望で近々開催されることになった』
蓮夜「いいじゃねぇか。それで相談てのは?」
サーゼクス『君にも参加してもらいたくてね』
蓮夜「それはいいけどよ。本気か?」
実際若手悪魔とオレ達じゃ一方的な試合になっちまうぞ
サーゼクス『ここからが相談なんだ。これから戦争は起こさせないつもりだが、禍の団がいる限り安心はできない。その日のための準備が必要だ』
蓮夜「何が言いたんだよ」
サーゼクス『確かに一人一人の力は重要だが、私は“チームワーク”も重要だと考えている』
蓮夜「…まさか」
サーゼクス『そのまさかだ。君には“若手悪魔全員で組んだチーム”の相手をしてもらいたいんだ』
そうきたか。確かに悪い考えではねぇな。さすがサーゼクスか
蓮夜「こっちは別にいいんだが、若手どものやつらは納得するのか?」
サーゼクス『その辺をわからせる意味もあるんだ』
蓮夜「…OKだ。その役割引き受けた」
サーゼクス『ありがとう。詳細は追って連絡する』
連絡「わかった」
オレはそこで通信を切った
まぁいくら若手悪魔が全員いるっつってもまだまだオレらには及ばない。何個かの制限はつくだろうな。オレはそんなことを考えながら内心ワクワクしていた
ー翌日の放課後ー
今日も朝から体育祭の練習があったが、正直逆に加減する方が難しい…
そして放課後になりオレは帰ろうとしていたが、急にオカルト研究部の部室に魔力を感じ、そこからこの前やつ、ディオドラ・アスタロトの気配を感じた
蓮夜「みんな、先に帰っててくれ」
レム「わかりました」
クロメ「私は一緒に行く」
クロメはオレの隣に来てそう言った
蓮夜「じゃあ頼む」
クロメ「うん」
オレはクロメと共にオカルト研究部の部室に転移した
蓮夜「よーす」
一誠「蓮夜!」
オレが部室に転移すると一誠がオレを呼んだ
ディオドラ「おや、邪魔が入ってしまいましたね。今日はこれで帰ります。けれど僕は諦めません」
ディオドラはそう言いながらアーシアの前に跪き手を取る。この前見たときとと同じように
ディオドラ「僕達の出会いは運命だ。世界の誰もが僕達の出会いを否定しても僕はそれを乗り越えてみせる」
オレはそこでクロメにアイコンタクトをする。クロメはオレの言いたいことがわかったのか神器を出してそれを構えた
ディオドラ「愛しているよ。アーシア」
一誠「アーシアに何しやがる!」
パシッ
ディオドラがまたアーシアの手の甲にキスをする前に一誠が彼の肩を抑えてそれを止めた。ディオドラは一誠の手が肩に触れた瞬間それを払った
ディオドラ「話してくれないか。薄汚いドラゴンくんに触れられるのは、ちょっと…」
ジャキン!
ディオドラ「っ!」
ディオドラはいきなり出てきた刀に驚いて怯んだ
クロメ「無能なヒヨっ子悪魔がいつまでもここにいられるのも、ちょっと…」
ディオドラ「クッ!」
クロメはディオドラの口調を真似して言うと本人は何も抵抗できなのが悔しそうにただ睨んでくるだけだった
蓮夜「クロメ。もういいぞ。早くしないとそいつチビっちまう」
クロメ「それもそうだね」
クロメは刀を話して鞘に収めた
アーシア「一誠さんにそんなひどいこと、やめてください」
ディオドラ「そうか、理解した。赤龍帝、兵藤 一誠。次のゲームで僕は君を倒すよ。そうしたら、アーシアは僕の愛に応えてほしい」
まだ懲りねぇかよ…
一誠「負けるわけねぇだろ!ディオドラ・アスタロト!お前が言った薄汚いって言ったドラゴンの力、存分に見せてやるさ!」
ディオドラ「どうだかね」
一誠はディオドラを睨みながら宣言した。当の本人は軽く流しているようだが
蓮夜「えぇっと、ヒルドラ・ドロドロシュラバくんだっけ?」
ディオドラ「ディオドラ・アスタロトだ」
蓮夜「なんでもいいよ。用が終わったんら帰ってくんない?早くしないと…」
オレはそこで一気に威圧の気をぶつける
蓮夜「…消すぞ」
ディオドラ「っ!!!!」
ディオドラは焦って魔法陣を展開させて転移していった
その後リアスに感謝の言葉をかけられて部室を出た
その夜、町の中で一誠と小猫の近くでヴァーリの気配がしたがすぐ消えたのでほっとくことにした
ー次回ー
リアス達のレイティングが始まった…はずなんだがな…何かが……