世界の破壊者ディケイド、全てライダーの敵となり、その瞳に何を見る?
「まとめて相手になってやる、変身ッ!」
カメンライド!ディケイドッ!ピキュイーン!
世界の破壊者……ディケイド。全てのライダーの敵となり独りで戦い続ける仮面ライダー。彼の名は門矢士、全てを破壊して、全てを繋げるため、各ライダーの世界をめぐる旅をしていた。そもそもディケイドは世界を破壊しなければならなかった。しかし彼は全ての世界《ライダー》を味方にしてしまったのだ。。。
「今から僕の仲間たちが、アナタを倒しにいきます。」
次の瞬間、士に襲い掛かる八人のライダーたち。キバから始まり、アギト、龍騎、555、剣、響鬼、カブト、電王。その一人一人が士、仮面ライダーディケイドの身を削っていく。
「おのれディケイドッ!ディケイドォ……!悪魔め!このヤロー!ディケイドォ……!!悪魔!破壊者め!」
\アドベント!ストライクベント!/
\イクシードチャージ!/
\クロックアップ!/
\フルチャージ!/
\ウェイクアップ!/
爆音爆発、罵声飛び交う中、休むまもなく苦しめられるディケイドの背後に立ち上がる影。
「私が蘇らせてあげるわ~、ただし、邪悪なる戦士として…だけどね♪」
「……変身…!」
ヴォォンヴォォン……シュィィインシュィィインシュインシュインッ!バチィィッ!!
先程まで死亡していた仮面ライダークウガ、小野寺ユウスケが、吸血蝙蝠キバーラの力によって闇の戦士、邪悪な存在アルティメットクウガとして蘇る。いきなりの強攻撃にも即座に対応、防御するディケイドだが、九人のライダーに更なる刺客、十人目が加わる。
「士……」
\アタックライド!ブブブブラストッ!/バキュゥゥン!!
「うわぁぁぁぁぁ!!」
不覚にもまさかディエンドに、先程まで仲間だった海東ダイキにも攻撃され、背中に傷を負うディケイド。。。このピンチにふと頭をよぎるのは、自分が全てのライダーを滅ぼす情景、いや、未来だった。
そしてそれは現実となるもの、世界を旅してきた彼らを待ち受ける運命は、あまりに酷すぎるものだったのだ、心無くすほどに無情、非情と化すディケイドという《悪魔》。彼を救う術もなく、彼らを止める術もなく、とある少女はその戦い、間近でそれを見つめる。
ディケイドがライダー全てを滅ぼしたとき、彼女はこう叫ぶ。
「ディケイドーーー!!……はっ…!」
気が付くと涙を流して夢を見ていた光夏海。
「なんでこんな夢を?」
夏海は一言ボソッと呟き、家である写真館の手伝いを始める。世界は新たにめぐられたのだ。誰も知らない、誰も知ることのない《戦士》によって……
……ディケイドに物語は、ありません。