航空傭兵の異世界無双物語(更新停止中)   作:弐式水戦

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第85話~新機体は大人のお姉さんとオレっ娘!?~

さてさて、あの交際記念パーティーから、早いもので1週間以上経過した。

あれから俺は、6人の恋人達とデートを重ねている。

 

ゾーイとアドリアの2人とデートした時の一件、そしてアルディアの3人とデートした時の一件から、フュールや王都に行くと言う考えは選択肢には入れず、その他の場所でデートをしていた。

 

勿論、冒険者としての活動や鍛練も忘れてはいけない。

あちこちで情報を集めては、難易度の高い迷宮に潜って魔物を倒し、レベルアップに励んだ。

俺とラリーのレベルが250になっているとは言え、それより強力な敵が居ないとも言えないからな。

 

そのお陰で、俺とラリーは勿論、ゾーイやアドリア、エメル、リーアも大きくレベルアップした。

 

今の俺達のステータスは、其々以下の通りだ。

 

 

 

 

 

名前:古代 神影

種族:ヒューマン族

年齢:18歳

性別:男

称号:異世界人、円卓の鬼神(Demon Lord of the Round Table)、天空の覇者、死神、人の域を破りし者、不死身のエース、自重知らず、狼殺し、人型兵器、人間失格、人の皮を被った化物

天職:航空傭兵

レベル:275

体力:9000

筋力:8800

防御:8900

魔力:6000

魔耐:6400

俊敏性:9500

特殊能力:言語理解、僚機勧誘、空中戦闘技能、僚機念話、魅了・催淫無効化、錬成『アレスティング・ワイヤー』、錬成『カタパルト』、拡声、アルコール耐性、気配察知、馬鹿力、制限解除(リミット・ブレイク)

 

 

 

 

名前:ラリー・トヴァルカイン

種族:ヒューマン族

年齢:19歳

性別:男

称号:追いやられし者、片羽の妖精(Solo Wing Pixy)伝説となりし魔術師(レジェンダリー・ウィザード)、人の域を破りし者、自重知らず、狼殺し、人型兵器、人間失格、人の皮を被った化物、魔術の鬼

天職:航空傭兵

レベル:275

体力:8800

筋力:8600

防御:8700

魔力:49000

魔耐:53000

俊敏性:9000

特殊能力:詠唱破棄、全属性適性、魔力感知、空中戦闘技能、僚機念話、魅了・催淫無効化、錬成『アレスティング・ワイヤー』、錬成『カタパルト』、拡声、アルコール耐性、気配察知、魔法威力増加(マジック・ブースト)制限解除(リミット・ブレイク)

 

 

 

 

名前:エメラリア・モルガネード

種族:人型戦闘機(ADFX-01/02 Morgan)

年齢:18歳

性別:女

称号:戦う理由

天職:航空傭兵

レベル:260

体力:6400

筋力:6000

防御:6100

魔力:6700

魔耐:6600

俊敏性:7000

特殊能力:言語理解、空中戦闘技能、僚機念話、魅了・催淫無効化

 

 

 

 

名前:ゾーイ・ファルケン

種族:人型戦闘機(ADF-01 Falken)

年齢:17歳

性別:女

称号:機械仕掛けの女神

天職:航空傭兵

レベル:240

体力:5700

筋力:5700

防御:5600

魔力:5500

魔耐:5300

俊敏性:5600

特殊能力:言語理解、空中戦闘技能、僚機念話、魅了・催淫無効化

 

 

 

 

名前:アドリア・アドラー

種族:人型戦闘機(ADA-01B Adler)

年齢:17歳

性別:女

称号:ロマンティックな愚か者

天職:航空傭兵

レベル:240

体力:6300

筋力:6500

防御:6400

魔力:4600

魔耐:4700

俊敏性:5000

特殊能力:言語理解、空中戦闘技能、僚機念話、魅了・催淫無効化

 

 

 

 

名前:ユリシア・フェリアーネ

種族:人型戦闘機(XFA-33 Fenrir)

年齢:13歳

性別:女

称号:寂しがりな一匹狼

天職:航空傭兵

レベル:225

体力:4000

筋力:3600

防御:3200

魔力:3500

魔耐:3900

俊敏性:4100

特殊能力:言語理解、空中戦闘技能、僚機念話、魅了・催淫無効化

 

 

何度も難易度の高い迷宮に潜り、レベルの高い魔物と戦わせたためか、4人は目を見張る速度で成長した。

彼女等に見せてもらったステータスが、それを物語っている。

 

迷宮攻略に行く際、アルディアの3人を連れていく事もあり、彼女等もかなりの速度でレベルアップしている。

今のところ、ソブリナがレベル94になり、エリスとニコルのレベルが、其々92だ。

皆、以前と比べて大幅にレベルアップした。彼女等も、それを実感しているようだった。

 

 

勿論、俺とラリーも魔物と戦った。でないとレベルなんて上がらないからな。

だが今回は、俺とラリー以外のメンバーのレベルアップを目的にしていたので、俺とラリーは、基本的に後方支援に回っていた。

 

俺とラリーが倒した魔物は、全体の3割あれば良い方だろう。

 

 

それにしても、俺とラリーで迷宮攻略の目的を決めたのに、何か残念に思えてしまう。

 

どうやら俺達は、日々の生活を送っている内に戦闘狂になってしまったようだ。

まあ、後悔はしてないけどな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなこんなで、今は昼。俺は、とある目的のために、久し振りに1人で行動していた。

今回の目的は、我が恋人達には絶対に知られてはいけないものなのだ。

 

 

このルージュにしては珍しく、人気の無いエリアに建っている、少し古びた店に足を踏み入れる。

 

「おう、来たか坊主」

 

すると、筋骨隆々としたオッチャンが俺に気づき、声を掛けてきた。

 

「中々良いタイミングで来たな。ちょうど箱に入れ終わったところだったんだよ」

 

そう言うと、オッチャンはカウンターの上に6つの小箱を並べた。

 

「あざっす」

 

そう言うと、俺は小箱の1つを手に取って開ける。

其処にあったのは、1つの指輪だ。

 

「しっかし、まさか念魔石で指輪作ってくれなんて言い出す奴が居るとは思わなかったな。それ持ってる奴は、そのまま使っちまうってのに」

「まあね…………それでもコレ、そこそこ綺麗だとは思いません?」

 

そう言って、俺は念魔石で作られた指輪を見せる。

何かのアニメで、金持ちのお嬢さんが嵌めてそうな指輪に付けられている宝石のように、紫色の念魔石が輝いていた。

 

「否定はしねぇな」

 

オッチャンはそう言った。

 

それから軽い会話を交わしながら、俺は代金を払う。

指輪が入った小箱を収納腕輪に入れていると、オッチャンが話し掛けてきた。

 

「その指輪、噂の娘等にやるのか?まるで婚約指輪だな…………まっ、幸せにしてやれよ?」

「勿論ですよ」

 

俺はそう答えると、その店を後にした。

 

さて、彼女等は喜んでくれるだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それもそうだが、どのタイミングで渡せば良いのやら………」

 

ルージュの町中をブラブラ歩きながら、俺はそう呟いた。

指輪を渡すなら、それなりのシチュエーションの中で渡すべきだろう。

例えば、綺麗な夜景が見える高級レストランとか、テレビ番組でもあったように、何かのパーティーでサプライズとして渡すとかがそれだ。

 

だが、フュールに行くのは憚られるし、そもそも、簡単に指輪を渡すのに良さそうなシチュエーションが舞い込んでくるとは思えない。

どうしたものか………………

 

「あっ、ミカゲさん!こんな所に!」

「……………ん?」

 

不意に、後ろからエスリアの声が聞こえた。

振り向くと、エスリアがパタパタと駆け寄ってくるのが見えた。

 

「おお、エスリア。何かあったのか?」

 

さっきまで考えていた事を悟られないように、ポーカーフェイスを浮かべて話す。

 

「はい、実は………………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……………"ガルム隊への加入希望者"?」

「はい、そうなんです」

 

エスリアが言うには、10分程前、見慣れない2人の女性がギルドにやって来て、俺と、他のガルム隊メンバーの所在を訊ねてきたらしい。

俺達に何の用なのかを訊ねてみたところ、ガルム隊に入りたいと答えたんだそうだ。

 

「それに2人は、ミカゲさん達の………………えっと、確か戦闘機って言いましたっけ?それの事も知ってるみたいです」

「マジですか……………」

 

そう言って、俺は顎に手を当てた。

 

エスリアの言う事から予想すると、相手はエメルやゾーイ達のような"人型戦闘機"と見て間違いない。

 

まさか、あの4人以外に未だ人型戦闘機が居たとはな…………

 

「………………で、その2人は何処に?」

「ギルドに居ます」

 

そうなれば、話は早い。

それを態々言う時間も惜しいため、俺はエスリアを横抱きにして、ギルドへ向けて走り出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ギルドに着くと、俺はエスリアを下ろした。

残念そうにしていたエスリアだが、今度、またお姫様抱っこして空を飛んでやると言ったら、何時ものニパッとした笑みを見せてくれた。

やはりエスリアには、この笑顔が似合う。

 

「…………さて、行くか」

 

そう呟き、俺はギルドのドアを開け放って中に入る。

キョロキョロと辺りを見回していると、食事を摂るスペースに座っている、1人の女性と目が合った。

その女性は、緑色で、肩が露出した長袖のシャツに、丈が膝上の、茶色でチェック柄のスカートを穿いていた。

ショートボブの茶髪に鮮やかな赤紫の瞳を持っており、何と無くだが、エスリアのお姉さんのようにも見える。

だが、それは恐らく無いだろう。種族的に有り得ないし、そもそもエスリアのお姉さんなら、エスリアは最初から、2人の内の1人が自分の姉だと言う筈だからな。

「…………フフッ」

 

その女性は、ニコニコしながら俺に手を振った。そして、向かい合うようにして座っている金髪の女性に何やら囁くと、2人共席を立って近づいてくる。

何時の間にか静かになったギルド内に、2人の女性の足音が響く。

そして2人は、俺の目の前で立ち止まった。

 

「どうも、こんにちは。お兄さん」

 

囁くような、何処と無く色気を感じさせる声色で、茶髪ショートボブの女性が話し掛けてきた。

 

「ど、どうも…………」

 

今までとは全く違ったタイプの女性に戸惑いつつも、俺は返事を返した。

 

「私はグラン・ノスト。使用機体はCFA-44、ノスフェラトだよ」

「なっ!?」

 

その女性、グランさんの言葉に、俺は驚きを隠せなかった。

 

「ミカゲ君、だったよね?会いたかったよ……………」

 

そう言うと、グランさんは俺の頬に両手を添えた。

 

「フュールの町で、君を見たんだ。両サイドに、可愛い女の子2人も侍らせてさ」

 

あ~、それゾーイとアドリアだな。

 

「それで、絡んできた眼鏡の男の子をボッコボコにしてたよね?」

「…………あ~、そんな事もやりましたね」

 

彼女が言ってるのは、間違いなく中宮の一件だろうな。あの野郎、事もあろうにゾーイとアドリアを寝取ろうとしてきやがったからな。

今思えば、あの時四肢切り落としてEW1に括りつけて何処かへ飛ばしても良かったんじゃね?相手死ぬけど。

 

「てか、ボッコボコとか言っても顔面ぶん殴っただけッスよ?」

「あ、そうだっけ?」

 

惚けたような表情で、グランさんはそう言った。

 

「ボッコボコなら、王都での方だろ?確か、ラミーとか言う連中」

「……………ああ、そうだったね。コレはうっかり」

 

黒い作業着みたいな服に身を包んだ金髪の女性に言われ、グランさんは右手を左手にポンと打ち付けた。

 

「それよか、そろそろ此方も自己紹介したいんだが?後それから、何時までソイツの頬触ってんだよ」

 

金髪の女性が、グランさんにジト目を向けた。

 

「「…………………」」

 

そんな2人のやり取りに、俺とエスリアは呆気に取られる。

 

 

それから、何だかんだでグランさんを引き剥がした女性は、俺の方に向き直った。

 

「え~っと……………まあ、色々戸惑ってるとは思うが、取り敢えず自己紹介しても良いか?」

「あ、はい。どうぞ」

 

おずおずと聞いてくる女性に、俺は頷いた。

 

「じゃあ改めて…………ゴホンッ!」

 

女性は咳払いをしてから口を開く。

 

「オレはギャノン・レイフェル。機体はX-49、ナイトレーベンだ。よろしくな」

 

そう言って、ギャノンさんは笑みを浮かべた。

てか、大人のお姉さんタイプであるグランさんに続いて、まさかのオレっ娘登場ですか。

 

若干ツンデレっぽさを含ませたエメルや、オドオドして庇護欲を掻き立てる白髪ロリのリーア、メイド服のゾーイや、大人しめのアドリアに続いて、この2人……………キャラの濃いメンバーが揃っちまったな。

 

それにしても、公式チート機体が揃いまくったなぁ。何せ、ADFX-01/02(モルガン)から始まって、ADF-01(ファルケン)ADA-01B(アドラー)XFA-33(フェンリア)と来て、CFA-44(ノスフェラト)X-49(ナイトレーベン)が登場したんだから。

ゲームでは何の戸惑いも無く架空機ゲットしてたけど、実際にこうして集まったら、やはりゲームとは違った感覚に襲われる。

まあ、当然だが。

 

「それにしても……………」

 

そう言って、ギャノンさんは俺の周りをぐるっと歩き回る。

 

「………………何スか?」

「いや、思ったより普通だったからな」

 

それから続けるギャノンさん曰く、あちこちで聞いた噂から、俺は結構ゴツくて威圧感のある奴だと思っていたらしい。

 

「…………期待外れ、でしたか?」

「いや、そうは思わねぇよ」

 

どうやら、初めて会った時のゾーイやアドリアみたいな気持ちではなかったようだ。

 

「それよか、オレ達をお前のパーティーに入れてほしいんだが、どうだ?コレでもそれなりのレベルはあるし、武装も結構強力だって自負してんだ。期待は裏切らないぜ?」

 

ギャノンさんがそう言うと、グランさんも此方を向いた。

 

「まあ、俺としては別に構いませんし、寧ろ願ったり叶ったりですけど………………でも、そっちは良いんですか?」

 

そう訊ねると、2人は頷いた。

 

「ああ、勿論さ。でないと、最初から此処には来ねぇからな!」

 

そう言って、ギャノンさんは豪快に笑った。

「私も。君の事が気に入ったからね………………一目惚れってヤツかな?」

 

そう言いながら、グランさんが左腕に抱きついてくる。

 

「さあ、後はお前次第だぜ?ミカゲ」

 

ギャノンさんが、真っ直ぐな眼差しを向けてくる。

 

俺1人で決めるのもどうかと思わなくもないが、この2人がゾーイやアドリア達と同じ存在だとすると、放っておけないと言うのも、また事実。

 

ラリー達も、その辺りを説明すれば分かってくれるだろう。

 

「………………分かりました」

 

そう言って、俺はエスリアに視線を向けた。

 

「………………」

 

エスリアも、俺を見ている。

 

「…………エスリア、パーティー再編成の手続きを頼む」

「はい!」

 

何時ものような、ニパッとした笑みを浮かべて、エスリアはカウンターの方に走っていった。

 

エスリアが申請用紙を用意している間に、俺は2人に"僚機勧誘"を使い、"航空傭兵"の天職をコピーする。

それから手続きを済ませ、2人は晴れてガルム隊メンバーに加わった。

 

因みに其々のコールサインは、グランさんが"ガルム7"、ギャノンさんが"ガルム8"だ。

TACネームは、また追々考えよう。

 

「「………………」」

 

2人は、自分達のステータスをうっとりした表情で見ていた。

どうやら2人のステータスで、天職の部分だけが空白になっていたらしく、それが漸く埋まったから嬉しいようだ。

 

「それじゃあ、これからよろしくね。ミカゲ君」

「頼りにしてるぜ?1番機」

 

そう言って、2人は手を差し出した。

 

「ああ、此方こそ」

 

そう言って、俺は2人と握手を交わした。

 

 

 

 

 

 

「ようこそ、ガルム隊へ」

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