Campione~Il cavaliere azzurro diavolo (青き騎士の魔王)~ 作:taka159
目を覚ますと、ラウルは奇妙な空間にいた。全面何も無く、色は様々な灰色が渦巻いている。彼はその場に仰向けに倒れていた。そして、頭から首の辺りが不自然に浮いていた。枕でもあるのか?と考えていると
『・・・・もう!ここが珍しいのも分かるけど、折角ママが膝枕してるんだから何か反応してよ!幾らみんなが変わり者だからって、君まであわせる必要無いんだよ・・・そんな扱いされたら・・・ママ寂しくて死んじゃうかも♪』
と可憐なツインテールの少女にツッコミとボケを喰らった・・・嫌そんなことに感心していて今の状況を忘れていた・・・ひ、膝枕?
そこまで思考を何とか巡らせた時、彼はトマトの様に赤くなった。
「ハ・・・・ヒ、ヒザマクラ・・・・」
もうラウルに今の状況を打開する策は無かった。そう、彼は女性に免疫が無い。
しかし彼女はその事に気付かず、
『フフ、初心な反応ね、でも遅いわよ、まあギリギリだけど許したア・ゲ・ル♪』
そう言って、彼女はラウルの鼻に人差し指でチョンと突いた・・・それが止めの一撃だった。
『さぁ、話が反れちゃったけどここの説明に入るわね、ここは「生と死の境界」よ。
ま、そんな事言わなくても分かるか。』
と言いながらラウルの方を向きそろそろ膝枕から開放しようと思ったら
「・・・・・・・・・・」
ラウルは顔を赤くしたまま口をわなわなと動かしていたが、ほぼ意識が無い。
『ちょ、ちょっと!?幾らなんでも、やりすぎよ~!・・・大丈夫?』
返事が無い、それどころか口から魂のようなものが出ている。
『え!?ど、どうしよう?ここで死んだらダメーー!!起きてー!!』
彼女はパニックになりながら、ラウルを起こそうと彼の両頬を殴っていた。
「・・・・・・ン?グ!・・・ちょ、ブハ・・・もう起きました。・・・すいません。」
と謝った彼の顔は喧嘩の後のようにボコボコになっていた。
『フゥ・・・まさかこんな反応するなんて・・・免疫が無いと言うより拒絶反応じゃない?』
「・・・はい・・・そうですね・・・お気持ちは分かりますが・・・もう止めてください・・・心が折れそうです・・・」
『そう・・・あっまだ自己紹介がまだだったわね、私は誰でしょう?』
何でクイズ形式?と思いつつも考えてみる事にした。
「・・・・・・パンドラさんですか?。」
そう答えた瞬間パンドラは不満な顔をした・・・何か失礼な事をしただろうか?
「・・・もしかして様にしたほうが良いですか?ヘブ!。」
『もう!何でそうなるの?護堂といいあなたといい何で他人行儀なのよ~~~!。」
ご尤もな意見だ。でも何故こんな状況なのか余り理解できていなかった。
「・・・ご、ごめんなさい。・・・なんて呼べば良いですか?』
『ママかお義母さんだけど、私はママって呼んでほしいいなぁ。』
「・・・すいませんお義母さんで良いですか?」
『しょうがないわね、まあ良いわ。とりあえず正解よ。2回目の誕生日おめでとうラウル♪』
「・・・あ、有難うございます・・・はぁ(溜息)」
『どうしたの?溜息なんかついて、幸せが逃げるよ。なんか悩みがあるなら相談しなさい。』
パンドラが胸をドンと叩いた。
「・・・はい実は自分の中にいるエレボスの影なのですが・・・あの後どうなりました?」
『ああ・・・今はラウルの中で寝てるわね、倒した後は意識が無いみたいに倒れたみたいよ。』
そうか・・・確かにこいつが今の話を聞いてたら、少しややこしい事になっただろう。
「・・・その・・・言い辛いのですが、ここから出るにはどうすれば?」
色々とあってどうすればここから出れるのか忘れてしまった。
『ラウルが目覚めれば出られるよ。・・・もうすぐかな?これから色々大変になるかもしれないから気をつけてね♪』
「え、大変てどんな?」と言おうとしたラウルだが彼女はいなかった。
・
・
・
意識が戻ったラウルが居たのははヒオス島のとある宿に居た。全身にあった怪我は完治していて、傷跡すらない。
ラウルは何故自分がここに居るのかよく分からない。寝起きで働かない頭を無理矢理回転させていると――
バタン!!と勢い良く部屋の扉が開き、フリルいっぱいのヒラヒラしたワンピースを着た童顔の女性が入ってきた。
「ラウル!?大丈夫なの怪我は無い!?」
少々パニックを起こしているディアナ・ミリートだった。ナポリ在住の魔女でリリアナと共に世話になった。
「・・・大丈夫です。落ち着いてくださいディアナさん。」
「・・・・・・そうね、御免なさい貴方がヒオス島に行ってから連絡が取れなくなって心配になっちゃって。」
涙ぐみながら彼女は答えたかなり心配させてしまったらしい。
「心配かけてしまい申し訳ありません。もう大丈夫です。それと日本へ行きたいのですが良いですか?」
「え!?何で急に?」
「ちょっと調べたい事がありまして、最強の「鋼」について」
最強の「鋼」、それは日本の上空に居る(寝ている)鋼の英雄で詳細は不明だが、神殺しが何人か誕生すると、目覚めると言われている。
「そう・・・やめてほしいけど・・・貴方は一度やるといったら聞かないからね・・・わかったわ準備は任せて♪」
・・・彼は一瞬寒気を覚えたが、なんとか「有難うございます。」と言い、この場を乗り切った。だがこれは不幸の序章に過ぎなかった。
何とかここまで書けましたー(ーー;)
やっぱ自分手文才無いなー
次回なんですが「現地で一悶着」、「日本で護堂と会う」にするか迷ってます。
・・・感想、良い点、訂正点待ってまーす^^