Campione~Il cavaliere azzurro diavolo (青き騎士の魔王)~   作:taka159

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更新が遅くなってすいません。
今回は悩んだ末護堂に切り替えました。短いですがご了承ください


第3章 王たちの受難

                    Ⅰ

2月14日、それは男子とって忘れてはいけないイベントである。そしてこの日を無事乗り切れるかという試練の日でもある。そう、私立城楠学院高等部の1年5組の教室は異様な空気に包まれていた。

「ねえ、護堂今日はバレンタインよね。だから今日は珍しく手作りチョコを作ってみたわ・・・たべてくれるわよね?・・・それとも・・・」

「それ以上言うな!!誤解されるだろうが!それと珍しく作ったがなんか知らんが、俺は食べない!まだアリアンナさんのスープのほうが良い!」

エリカが逃げられないように護道をホールドしながらチョコ(?)を渡そうとするため全力で否定し、逃れようとしたのだが、

「エ、エリカ止さないか!そのような危険物を我が主が口にするわけ無いだろう!・・・そ、それより草薙護堂・・・大した物ではないのですが・・・こちらの方が良いと思われますよ。」

リリアナが逃げ道を塞いだ。しかもエリカよりも大きい紙袋を前に出して、おそらくケーキだろう。

「草薙のやつ見せ付けやがって!」

「今年のバレンタインデーは地獄だー!」

「やだ草薙君・・・このまま両方を・・・・」

「貴様には賛美歌13番をくれてやろう・・・フハハハハハハ!」

もう後半はこの状況に混乱し可笑しくなっている。

(どうすればいいんだーーーー!!!)

護堂も混乱していたこの状況で混乱しないものが居れば教えてほしいものだ。

「・・・・・・・・・・・・・・・・く・さ・な・ぎ・さん」

居た。いや彼女も冷静では無くなっていた。

「私・・・もう草薙さんのことは信じられません・・・口では常識的なことを言っておきながら行動が伴ってません・・・いい加減にしてください!!」

最初は穏やか(夜叉目)だったが最後は堪忍袋の緒が切れたのか火山が噴火したように憤りを顕わにした。

「・・・・・・俺に安息の地は無いのか・・・・・」

護堂は真っ白になりながら今までの自分を後悔した。

 

                   Ⅱ

草薙護道が真っ白しなっている時、ラウル・ジョンソンは羽田空港に来ていた。ディアナの計らいにより、無事日本に着いたのだが、

「無事着いてよかったですね、 お義兄・・・・ラウル様」

彼の隣には、黒に近い青の髪と瞳が特徴のメイド服かわいらしい少女が居た。そう彼女はジョンソン家の長女アリダ・ジョンソンである。

「・・・・・・ああ無事・・・・着いたな・・・ハア」

ラウルは彼女の隣でため息交じりに答えた。

「ラウル様、お顔が優れませんが大丈夫ですか?飛行機が合いませんでしたか?すぐ其処に椅子があります、休まれますか?」

そう、とても面倒見がいいのだが、これが義兄であるラウルにしかしないという(つまりブラコン)ことが問題だ。実際飛行機に乗ろうとしたら、

『お義兄さま!何故エコノミークラスなのですか?駄目ですよ、お兄様は世界で8人目の王となられるお方です!ここはファーストクラスを取るべきです!』

そういう義妹を何とか説得し、無事エコノミークラスに乗ったのだが、

『何故隣同士ではないのですか!?これではお義兄様を身の危険から守れないではないですか!ここは二人きりで座るべきです』

と若干何か策略を感じたが、このままでは迷惑がかかると思いCAに頼み込みなんとか隣同士になった。

その後も食事が運ばれて来ても毒が無いか検査するといって魔術を使おうとしたり、ラウルが寝ようとすると、体をくっ付けながら子守唄(ラウルはその間気絶)を唄ったりでまさに彼にとっては地獄のフライトであった。

「・・・いや大丈夫だ。心配させて悪かった。ひとまず早く行こう。」

「はい、私たちの愛の巣へ♡」

「・・・いや・・・やっぱりアリダはリリアナの家へ行くか帰ってくれないか?」

「酷い!お義兄様はやはりこの異郷の地で誰か他の女(ひと)と密会を・・・ユスサレルコトデハアリマセンワー!!!」

ハァ・・・とラウルは溜息をついた、この状況にしたのは自分なのだが、ここまで想像力が豊かだとは思わなかった。

「・・・・・・悪かった一緒に行こう。お、俺らのあ、愛の巣に・・・」

こう言うしかアリダを救う方法が無かった。他にも案が無かったわけではないのだが、周りの事も考え穏便に済ませる事にした。

「ラウル様・・・遂に分かってくれたのですね・・・私の愛を・・・」

「・・・・・・・・・・とりあえず行こう視線がイタい。」

「はい、お兄様。」

 

 

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