Fate/SN GO【本編完結】   作:ひとりのリク

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六節 目を覚ませ、新八

 

ひと通りの経緯、展望を語った仁鉄を前にして、直ぐに反論するほど条件反射で生きてはいない。

結果だけを求める姿勢は間違いなく正しかった。

人間のままでは人類史が焼却される。この世界でただ1人、それを防ぐ手段を持っていた正鬼を誰が責めることができようか。

 

人類を保管する。それは第六特異点で女神ロンゴミニアドが実行していたものと似ている。

似ているが同じところはない。正鬼は規模が違う。聖抜のような選定は無く、生きる者を等しく救おうと抗ってきた。新人類として生まれ変わり、再び人に成る日が訪れた時、この世界の歴史は再び動き出せる。

真祖は恐ろしいまでに正しさを秘めていた。

 

「身体を蝕む呪いのような病いが人類には必要だ。

鉄患いは死徒に堕とすのに良い塩梅となる」

 

地球の意志に真っ先に異議申し立てを行ったのは、この中で唯一の天人、神楽だ。

 

「死徒として歴史を紡ぐ? 笑わせないで。銀ちゃんはそんな未来望んじゃいない。

こんな事のために英霊になった筈がないでしょ…」

 

ただ1人の犠牲を許せない者がここにいる。人ではない夜兎族の神楽が、1人の人間の死を許さないと対立する。仁鉄は眼中にないと神楽を見たあと、「まだ」と別の道を提示する。

 

「正鬼も人として存続する道を諦めた訳じゃない。英霊、天人、そしてカルデア。君たちが正鬼に未来を示せば、人類災星計画は保留にする」

 

仁鉄も、そして正鬼も承知しているんだ。

人類総死徒化は正史が許容しない。この戦いは、魔術王によってこじ開けられた空想と正史、垣間見ることのない2つの世界の道か閉じるか、何方かが消滅するまで続く。

これは被害者同士の、最悪の戦いだ。

 

「藤丸 立香。まずは君だ。

我が正義(かたな)で、全てを理解させる」

 

正史の代表へと宛てた手紙の封は固く綴じられている。開きさえすれば停戦協定が結べるソレは、死徒と真祖、2つの超絶難易度を説き伏せろと言い放った。

いや、目の前の死徒は言葉を介する気はない。刀を鍛つ環境、剣聖が生まれる未来に、カルデアの助力は必要ないと確信しているからだ。だから、あの錆びた刀に業火を塗りたくり、不意の一振りに移行した。

 

「───!?」

 

振ればこの場全員を焼き払える刃は、人間砲弾となって跳躍し、刀を叩きつける剣によって阻止された。

 

「おい仁鉄、さっきから倅の言葉が1つも聞こえねえよ。他人の身体で喋るヤツぁ死んだも同然。そんなヤツの言葉、俺ぁ聞かねえ!」

 

怒り満点の刀を錆びた刃で応じる死徒は、剣の言葉に眉を痙攣させたあと、唇を引き締めて吠える。

 

「……この煌めきを見ても無視し続けられるかな」

「むっ!?」

 

歯軋りに呼応して現れたのは赤黒い炎。

宙空に発生した感情の代弁者は瞬時に燃料へと纏わりつき、血を啜るように火花を散らした。

 

「あれは、先輩…。身体が触れるなって…」

「っ……ゆっくり息を整えて。ここにいるから」

 

絶叫にならない程度の拒絶反応を示したのはマシュだけではない。全員が死徒の炎に心底から恐怖した。

 

死徒という者の存在規模を、誰もが甘く見ていた。

仁鉄から発生した鉄患い、噴き出る業火の正体を立香とマシュは肌で理解する。

人理を焼却した大火災。歴史を灰塵に帰した史上最悪の焔、魔術王の焼却式であった。

 

「貴様らカルデアに取って代わる以上、魔術王に復讐を成すには、人理の否定そのものが必要だ。

鍛人、村田仁鉄の生涯最高傑作は‼︎

最悪最低‼︎ 最高火力の劫火によって、魔術王をも殺す剣の鍛錬を以って完成する‼︎‼︎」

 

誰が分かる、こんな事を。

 

人類を新しい段階、死徒へと落として人理焼却を乗り越えさせて。

人理焼却を逆手に取り、魔術王を殺す可能性を手にするだなんて。

 

「そのセリフは俺を殺してから言いやがれ!!」

「ヅ、このっ!」

 

歴史から葬る業火を振り払い、剣の一刀が仁鉄を袈裟斬りにする。刹那の硬直を見流さず、続けざまに息子の身体から火花を散らした。

 

「剣────!!」

 

年齢に変わりはない。あの炎が効いていないのも鉄患いによる症状のおかげなんだ。

振り抜いた刀を返して追撃。仁鉄の咆哮をモノともせずに両断。殺意に渾身の一撃で応えて、瞬く間に都度12回の斬撃が敵を葬った。このまま行けば新八も目覚めるかもしれない、そう思った直後だ。剣の凄まじい勢いは続かなかった。

 

「どうしたの、そのまま行きなさいよ!」

「まさか、仁鉄の能力が剣さんに追いついたのではないですか!?」

「…違う、ここに来て迷ってやがる。志村新八がそう願っていたのなら、って思ったんだろうよ」

 

人理の最前線であり今際の際を駆ける心境は誰よりも知っている。息子と世界、どちらかが先に潰えてしまったなら、と。更には、自分が負けたら後がないことも分かっている。

 

▶︎大切な預かり物が胸の奥底で開く。

 

仁鉄の鉄患いが超抜能力なら、剣の鉄患い以上に厄介なものに違いない。

異常な熱気がその証拠だ。さっき火だるまになったのを忘れる訳がない。

 

▶︎情報の一部開示が許可された。

 

新八を呼び起こし、新八から仁鉄を引き剥がす。それはこの世界の存続を手放すこと。息子の生きる世界が焼却されては仁鉄を斃す意味が無くなる。

 

▶︎空想世界、正史を救う手段は残されている。

 

「手を伸ばすんだ!!」

 

叫ばずにはいられなかった。

自分の世界さえ助かればそれで良いから?

違う、それは有り得ない。

 

▶︎開示した情報に鍵を掛けた。

 

何か根拠はあったのに、それが何か思い出せない。でも、これで良い。心が正しい選択をしたと確信している。僕は背筋を伸ばして、次の機会を待つことに専念する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

江戸城の敷地を似蔵で埋め尽くす人海戦術を仕掛けてきた仁鉄は、剣には遠く及ばない実力だった。

それでも擦り傷を与えられなかったのは、仁鉄が計算し尽くしたからなのだと思い知らされている。

 

外で鉄患いを発症したくなかったのは、周りの似蔵に火花が吸われるからだ。仁鉄に火花が収集される仕掛けがないからだ。

鍛治工房(ここ)は景観に趣きを置いただけの空間ではない。死徒仁鉄に火花()を集める特性がある。仁鉄と剣が散らした火花は、余すことなく仁鉄に吸収され、その手に持つ錆びた剣“溜ノ間(たまりのま)”が錆びを落としていく。

 

溜ノ間が完成したら人類は死徒化する。神楽も言っていたように、坂田銀時を…いいや、いま真祖に抗っている全員が望まない結末を迎える。剣は出来る限り殺傷力を下げて、新八が自力で起きるのを待つのが得策に違いなかった。

 

「手を伸ばすんだ!!」

 

一瞬の迷いは、一喝によって吹き飛んだ。

 

立香の声には、確かな想いが篭っていた。

俺達は新八を助けるためにここに来たと。

 

その通りだ、ここで躊躇しても始まらない。

 

「オオオッッッ!!!!」

「バッ!?」

 

一刀両断。

還暦手前まで迫る身体は、尚も全盛期を更新して仁鉄の硬い外皮諸共断ち斬った。

一際大きな花火が開花し、仁鉄の内側を破茶滅茶に成長させていく。散った火花は一瞬で消えるが、目に見えないものとなって仁鉄に吸収される。

 

「良いんだな、無闇矢鱈と殺して。この勢いなら間も無く溜ノ間が仕上がるぜ」

 

自分が原因のくせして挑発してきた。

志村新八の皮を被って生きながらえている身分で調子の良いことだ。こっちが本気で仕留めに行くことを、戦闘経験を鉄患いで誤魔化してきたヤツは未だ気づかない。

 

「聞こえたろ、前に進めが俺らの方針だ!

それに、ここで止まったら後ろのお巡りさんに斬られちまうんでな!」

 

ほろりと剥がれる溜ノ間の錆びを合図に、躊躇を取り払った刃を振り下ろす。

 

「おお、おぉ────!!」

 

迫り来る刃閃に対して仁鉄は再び炎を撒き散らす。今度は剣だけを狙ったものではなく、自然災害と呼ぶに相応しい山火事の如き炎河。赤黒い濁流が鍛治工房全てを包まんと魔の手を伸ばした。

刀一本で自然災害に挑めば、結果は歴然。出鱈目に竜巻を起こせる剣技を持つ剣の実力を測った仁鉄が、これは回避不可能だと判断した最高範囲の大噴火。

 

マシュが慌ててシールドを展開する向こう側で、炎河が剣に到達する。刃を振り下ろす直前、剣は刀を横薙ぎへと変化させた。そのまま打球を見据える打者の如く振りかぶり、炎河を真横へと流す。剣圧は更に伸びて鍛治工房の壁を斬り壊し、炎河全てを外へと排熱したではないか。

 

「なッ、テメァァァァッ‼︎‼︎‼︎」

 

返す刀で一閃、今度は仁鉄を吹き飛ばし、散り散りに斬り刻む。

見ている者には剣が圧倒しているように見えるが、仁鉄の呪いはまた一段と出力が上がっている。仁鉄を斬り伏せるたびに実力差が縮まっていく。それでも手を緩めることはしない。

 

「────倅」

 

差が縮まっていくにつれて、新八の姿が近づいている気がしたから。

何よりも、新八の顔で、有り得ざる荒技を繰り出す姿に怒りを禁じ得ない。息子の身体ではなく、村田仁鉄として対峙してほしい。生前、稽古に付き合ってくれなかった友への、何かを介してしか向き合えない癖への静かな怒りだ。

 

「………おかしい」

 

全力の剣に無我夢中で喰らいついていく仁鉄。死徒のスペックでは埋められない実力差があることは知っていたが、これはおかしいと疑問符を打つ。

 

(お前の強さは不可解だ。生前は強かった。還暦まで鍛錬を積んだら剣聖に近づくほどに。

それがどうだ、剣聖(りそう)に手を掛けている。なぜだ)

 

足元どころではなく、もはや剣聖と呼んでいい。

この域に到達するのは、仁鉄の見立てでは……。

 

「どうやって1度完治するで鉄患いを発症させた」

 

裏技を使って鉄患いを長く発症している。剣に許された奇跡、宝具以外の最凶の手段があると勘付いた。

 

「勘付くのが遅い‼︎」

 

その気付きに乗じて身体を穿つ。文字通り刺突を放ち、炎河が噴き出した直後の仁鉄を壁に張り付けた。

 

「なんで俺に取り憑かねェんだ、仁鉄‼︎」

「ッ〜〜‼︎ お前じゃダメなんだよ、剣‼︎」

 

友に否定されて腹が立つ。同時に、こんなに叫ばれたことはなかったと思い浸る。

 

『一生鍛錬すりゃ最強じゃねえか』『刀にしなきゃなんだって』『刀になっても鍛錬すりゃ無敵だ!』『……そんなの親父でも無理だって』『親父越える展開か!? 胸熱じゃん!』『……やるか』

 

やってみりゃボロボロの刃が生まれて、仁鉄の親父にゃ雷落ちるくらい怒られた。一生鍛錬出来ないなんて思わないもんな。

そう言ったら仁鉄め、『バカめ、知ってたぞ』なんて強がるんだ。嘘吐きに嘘吐いた理由を聞くとな、『親父の背中を見るのは、私だけがいい』って。鍛治工房を見つめる横顔を今でも覚えている。村田仁鉄は黙する時ほど良い刀を鍛った。憧れの背中が見える特等席に陣取って、たった1人の友にも譲らない、そんな職人魂を尊敬していた。

 

「お喋りになったな、仁鉄。

今のお前には職人魂を感じねェよ」

「ッ────」

 

特等席を倅と分け合う姿が許せない。

自分勝手な苛立ちをぶつけられて、鍛人の誇りを罵倒された仁鉄は憤慨した。自らは志村剣を宿敵と決めつけているのに、志村剣は自分を友として見ている。人間でもなくなった相手、それも殺意に震える者にとっては失礼極まりない。

不要な糸を断ち切るために、人間を超越する死徒の怪力を披露した。

 

溜ノ間を振り下ろし、床面に叩きつける。

それは剣圧を繰り出すためではなく、地形を…自らの根城を作り変えるために。

 

「わ、割った!?」

「やばっ、崩れるわよ!!」

 

大陸を動かす巨人の仕業に相違ない断割。

鍛治工房だが仁鉄は崩壊を躊躇わない。それはそうだ、ここは鉄患いの患者を入院させるための病室でもある。この鍛治工房に愛情はなかった。

 

迫り来る崩壊を、剣は逃げずに刀を構えた。

いま仁鉄が工房を解体しているのは、圧倒的な広範囲崩落で立香やマシュたちを圧死させるためだ。

真祖が造り上げた江戸城…いや、江戸全域は銀の大地の表面。その建造物も同じく、等しく、英霊が傷付けることは不可能に近い。

勢巌や仁鉄、人智を超越した存在ならば可能だろう偉業を、剣は事もなげに成し遂げてしまえる。だから仁鉄は今いる階層を丸々落とし、剣の技が届かないように趣向を凝らした。

 

「俺ぁ許せねェ事が2つある。1つは朝の鍛錬を怠ること。漢なら目覚め刻から前進あるのみ」

 

逃げようとしていた立香たちの足が止まる。剣ならやるという確信があったからだ。

刀を納刀した剣を信じて待つ。

 

「もう1つは返事しねェこと。下向いても、寝ていても、例え死徒に飲み込まれてもなぁ…!」

 

仁鉄の周囲の地面と天井が崩落した、1秒後にこの階層全体がそうなる。今更場所が変わって、仁鉄が更に有利になる地形が仕上がるのは面倒だと、剣は逆転の一手に出た。

 

柄に手を添えて、一閃。

向かう先は崩落する円の更に外側。鍛治工房の壁伝いに斬撃が走り、鉄骨に切り刻まれたソレらが地面へと突き刺さる。

 

「返事がねェと心配すんだ。父上って言ってくれ、さもなきゃ返すまで拳骨だぞ!」

 

崩壊する床天井の更に外側を切り抜き、内側に押し込めて、崩壊する足場の密度を無理やり上げて固定した。崩落を妨害された床は地鳴りが通り過ぎて、剣の足元に到達する前に自動修復を開始する。

この城は生物のように傷口が修復する。仁鉄の崩落だけなら優先権が彼にあり、修復はしない。だから剣は壁を刻み、一瞬だけ階層を押し留めて権利を横取りし、城の特性によって修復させたのだ。

 

それを理解した土方は「まるで参考にならねぇ」と乾いた声を出す。同じ感想を抱く立香たちは、次の瞬間には剣の勝利を祈っていた。

 

一同に見守られるなか、自然災害級の暴威を斬り伏せて、絞った脚を新八に向かって弾き出す。

立ち直る前の仁鉄へと叫ぶ。

 

「だから寝坊助も大概にしろ!!!」

 

剣は土方の言葉を思い出す。

『あの弾はキッカケ作りに過ぎない。接着剤を剥がすための熱風だ』

仁鉄の口数が多いのは新八の影響だ。

呪いの真っ只中で必死に抗っているのだ。

 

「戻って来い新八イイイイイイイイイイイイ‼︎」

 

ずっと語りかけ続け、仁鉄の年月を進めてきた分だけ、志村 新八へと声は届いていた。

起きる筈のない意識が、人間が過ごすには不可能なほどに長い年月を経て、遂に────

 

「……………………父上」

 

その身、千年に迫ろうという呪いの塊を、侍の魂が突き破る瞬間が訪れる。

 

「倅……! そうだ、起きろ!」

 

どれだけ抗ったのだろう。想像を絶する呪いの海を渡り、地獄の業火を耐え忍んだのは、江戸に対する並ならぬ愛があってこその偉業だ。

優しい瞳が剣を見据えて、綻んだ口角が直後、引きずり降ろされた。

 

「鞘に納めたな、愚か者」

 

カラを掴んだ左手を前に伸ばして、ゆっくりと肘を曲げる。やや角度を付け終えると、槌を振り下ろすように力強く1度、何も握っていない手ごと肘を伸ばした。

 

その動作が過去の記憶を脳裏に過らせた。

玉鋼を槌で叩き、火花とともに不純物を追い出す鍛錬を繰り返す後ろ姿を。

 

「───っ離れろ!!!!」

「えっ」

 

剣に注目していたのは、そこまで。

嫌な予感に精神が覚醒するも、何がダメかは分からなかった。ただ1人、己の死を悟った土方を除いて。

 

立香、マシュ、神楽の身体が一瞬にして後方に投げ飛ばされた。訳もわからないまま全員が受け身を取った直後、土方の身体に斑点が浮かび上がり、そして。

 

「ア────!──ガ─────」

 

どん、と一発、いや二発。

人体を中心にして、血肉が爆ぜた。

 

「ひじかた、さん…?」

 

一発、土方の身体から。

燃え盛る命の煌めき。それは散る筈のない病い、鉄患いの火花そっくりの花火。

 

もう一発、剣そのものから。

土方から発生した爆発以上の威力を伴って。死徒に近づく者の末路を謳うように瞳に焼きついた。

 

「ガ、ぁ……」

「斬れやしない。お前さ剣、どこに刃を仕舞おうと息子斬る刀は持てやしないんだ」

 

業火で濁った眼差しを向けながら燃え滓を吐き捨てた。

 

仁鉄は剣の弱点を見抜いた。

 

それは、家族を斬れないこと。

 

村田 仁鉄というガワが新八と入れ替わってしまえば、剣の刃は途端に勢いを失くしてしまう。

 

その事実が剣を逆撫でする。あまりにも不甲斐ない手法で、病いが完治してしまったからだ。

 

 

 

 

 





『仁鉄が噴出する炎』
耐性や防御手段がなければただの炎。
何かしらの宝具で防御すると、その宝具の逸話が無いことにされて宝具が破壊される。
鉄患いのように、焼却に耐性を付けることで破壊を確率で回避できる。剣はここまで回避を全て成功させている。

この炎の連続使用には注意せよ。その熱はやがて内側で眠る新八に届き、彼をも焼き殺す。
そうなれば……。




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