画力(ノ∀`)ノ クレクレ
「清水さん。話があるんだけど…」
「なんですか、豚野郎?豚臭くなるので早くしてください」
清水さんから放たれる言葉は、もれなくきっちり丁寧に悪口という悪口に包まれています。
もう止めてあげて!明久クンのライフはもうゼロよ!
「ゴフッ。い、いやさっきの島田さんの話なんだけど」
「お姉さまの話ですか…聞きましょう」
「清水さんって島田さんが好きなんだよね?」
「はい。なに当たり前の事を質問してるんですか、豚野郎」
え?…島田……さん…が……好き……?ってええぇぇええええええぇえ!?それにも驚きですけど、さっきの質問を清水さんがさらっと流したのが一番の驚きですよ!
「ガハッ。…それでさ、戦死者の補習って戦争の終了まででしょ?」
「そうですけど…何が言いたいんですか?」
「試召戦争の終結まではさ、一日ぐらいかかるじゃん」
「そうですね」
「つまりさ、戦死しないと清水さんは島田さんに会えないって事だよ」
ゴトッ。(←清水さんの召喚獣が
ザクッ。(←清水さんの召喚獣の足に刺さる音)
『Dクラス 清水美春
85点 』
「な、何を言ってやがるんですか…ぶ、豚野郎」
「それに補習室にはむさい男達がいっぱい居ると思うんだーー」
「豚野郎様。私は用事を思い出したからこれで」
そう言い残して、清水さんは補習室のある方向に猛ダッシュで向かいました。
まあ 、途中で
「敵前逃亡は補習!!!!」
「お姉さまぁ!!待ってて下さいねぇ!」
鋼鉄の錬金術師『西村先生』に捕まってましたが、彼女にとってはそれでもいいのかも知れませんね。
「消耗してても、前線部隊の秀吉クン達が戻って来るまで耐えてくださいっ」
無責任かも知れませんが、私から言えるのはこれくらいしかありません。皆さん、頑張って!
『殺ったるでぇい!』
『久留米ちゃんの命令だぜお前ら。これは絶対に死守せよ!』
『『『イエス!マイ ロード!』』』
あらら?予想外に士気が高まりましたが、これは結果オーライって事でしょうか?
いきなり気持ち悪いほどに士気が高まったFクラスにびっくりしたのか、Dクラスの人達が怯んでいます。その隙を突いて攻撃をするFクラスの皆さん。
そんな事をしてる内に、見馴れた人がこちらに駆け寄ってきます。
「明久、薫!援護に来てくれたんじゃな!助かったぞい」
「秀吉クン、大丈夫ですか?」
「生憎、辛うじて戦死を免れておる状態じゃな」
「部隊長が居なくなると困るし、補充してきなよ」
「そうじゃな。言葉に甘えてそうさせて貰うとするのじゃ。ところで、明久達は大丈夫かの?」
「はい。今のところは大きい戦闘はあまりしてませんし…。…あはは。大丈夫ですよ。(古典以外はですけどね)」
それを聞いて安心したのか、秀吉クンは教室に向かって走り出しました。それに続くように前線部隊の人達も補充に向かいます。若干人数が少なくなっているのは補習室に連行されている生徒達のせいでしょう。
「皆ぁ!秀吉達が帰って来るまで死守するよ!」
『『『ウオオォォオオォオオッ!!!!』』』
「まずは隊列を建て直して!戦死者の分は長物隊でカバーして!それから………」
この明久クンの指示のお陰か、まだ大きな混乱は起きてません。向こうも対抗策を練っているようですが、《観察処分者》の明久クンの指示のほうが的確ですね。召喚獣の事はよく解ってますね。
☆
雄二side
開戦から二時間たった今、最初は士気と指揮のお陰で優勢だったFクラスも消耗しているようで最初のクラス間の点数差の影響で劣勢を強いられているようだった。
『緊急事態です、代表!渡り廊下Bブロックに数学の船越が出現!このままだとBブロックは壊滅です!』
数学の船越(四十五歳♀独身)を呼んだのはDクラス。目的はたぶん立会人を増やして一気に畳み掛けるつもりだろう。
よし、明久辺りでも生贄にして切り抜けるか。仕方ないよな、うん。戦争には犠牲が付き物だもんな!
「須川!放送室に行って偽情報を流してくれ!内容は 明久×船越 あたりだ!これは絶対に譲れない。」
これで復讐と対処は完了した!
何で 明久×船越 なのかというと、船越はモテなさ過ぎて遂には生徒に対して単位を盾に交際を迫っているからだ。この内容だとどんな用事があっても飛んでやってくるだろう。
『了解した。吉報をまっていろ、代表』
須川はそう告げると、駆け足で教室から出ていった。楽しみだぜ。色々とな!
☆
久留米side
ピンポンパンポーン《連絡します》
えっと、この声が確か須川クンだったような…攪乱の為の偽情報でも流すのですかね?
《船越先生、船越先生。至急放送室まで来て下さい。吉……お前ら何すんだ!?や、止めコペッ》
シーン…
な、何だったんでしょうかね…今の放送。
《えー。失礼しました。
あ。今度は涌井さんの声ですね。声に多少(?)の殺気を孕んでますがね…あはは…須川クンが死んでいなければいいんですがね。 涌井さんが殺人犯は嫌ですからね。
え?何?須川クンの心配?ナニソレ?オイシイノ?
《あと婚姻届も忘れずに持って来てね☆》
この声は春臣さんもいたんですね。須川クンってばあの二人の無用な怒りを買ってしまったんですね。まさに自業自得です。
『今行きますよ!待ってて下さいね須川君!!!』
遠くで聴こえた声は船越先生の声ですねぇ。まぁ、攪乱は成功したので良いんじゃないでしょうかね。
『す、須川…』
『か、会長』
『お、俺たちの為に…流石だぜ』
『『『モテない事に関しては超一流』』』
「
明久クンの指揮と須川クンの犠牲で再びBクラスを押し返すFクラス生達。明久クンは完全に須川クンの事を馬鹿にしてもすよね。ま、明久クンを売ろうとしてましたので止めませんが。
『おい、聞いたか今の放送』
『ああ。あれが伝説の異端審問会の会長』
『よりによって船越先生なんて……お先真っ暗だな』
味方より敵から同情の声があがります。他人の不幸は蜜の味を原則に行動するFクラスでは同情なんてしませんよ。
☆
『Fクラス 時堂一矢、戦死!』
『喰らえバカども!うわっ、武器が!?』
『て、鉄人!や、やめろー』
「(ゴスッ)静かにせんか!」
士気が高くとも、所詮FクラスはFクラス。最初は目立って無かった点数差が消耗につれ目立ってきました。
仲間がゴミのように戦死していきます。お陰で最初は二十人いた私達の部隊も残りもう四人。私と明久クンを除く残りの二人は消耗が激しくて長くはもたないでしょう。そして、部隊長の明久クンは私のお使い中です。
「薫ちゃん!頼まれてた科学の五十嵐先生連れてきたよ!」
「ありがとうございます!明久クン」
ようし、コレで古典の時の挽回が出来るよ!
何故自分で行かなかったのかって?それはね五十嵐先生の近くに古典フィールドが張ってあったからなのですよ。
『馬鹿め!Dクラス鈴木が召喚します』
『加勢するぞ!Dクラス斎藤も召喚します』
「Fクラス久留米薫が迎え撃ちます ーー
『Dクラス 鈴木一郎
科学 95点
&
Dクラス 斎藤淳也
235点 』
『残念だったなぁ!科学は俺の得意教科なんだよ!』
「薫ちゃん、あの点数はやばいよ。加勢しようか?」
「大丈夫ですよ明久クン」
まず、あの点数はFクラスでは滅多にお目にかかれないレベルです。Dクラスでも高得点の部類でしょう。それは素直に凄いと思います。もっとも、私が普通のFクラス生だったらの話ですけどね。
「あはは。それは気が合いますねぇ。実は私もなんですよ」
『 VS
Fクラス 久留米薫
560点 』
明久クンと同様にデフォルメされた召喚獣が出てきます。私の召喚獣は水色と黄緑の作務衣にゴーグル。手には工具箱を持っていますね。弱そうって思った人達出てきなさい。腕と脚を付け替えてあげますから。
『なんだよあの点数!?』
『可愛い顔してるのに…まさか可愛い鷹は爪隠す!?』
可愛い顔は余計ですよ。って言うか可愛い鷹って何ですか?と無駄な思案をしていると
「来てるよ!薫ちゃん敵が来てるから!」
明久クンが私を現実世界に連れ戻してくれました。明久クンありがとう。
私は一直線に向かってくる鈴木クンの召喚獣の足を引っかけて、バランスが崩れた隙を突いて工具箱を思いっきり叩き込みます。
『Dクラス 鈴木一郎
戦死 』
叩きつけられた鈴木クンの召喚獣に気を取られた隙に、鈴木クンの召喚獣を踏み台にして上へ跳びそのまま重力に体重を預けて工具箱を叩きつけます。
『Dクラス 斎藤淳也
戦死 』
一瞬にして味方が二人もやられた事に恐怖したのか、敵部隊長が撤退の指示を出してます。よく見てみると向こうからは雄二クン率いるFクラス本隊もみえます。
「深追いはするな。敵本隊に当たったら一人二人じゃ対処できないからな」
あら、珍しい。雄二クンなら高笑いしながら嬉々として追いかけそうなのに…
「馬鹿にされた気がするから、薫だけで行くか?」
「いえ。遠慮します」
だって向こうの人達古典の先生連れているんだもん。
お久しぶりですね。奉太郎です。
書くことが特にないのですが一つ
バカテスト(問題のみ)を募集します!!!
なんでもいいです。久留米達が(多分)全力で解きます。
もう一つ
試召戦争のルールを少し変えてるのですが、それはあとでオリキャラ紹介のとこに追加しておきます。
……。書くことが結構あんじゃん。
Dクラス戦もあと一回で終わる予定です。どうぞ薫達とお付き合い下さいね。
Aクラスオリキャラも募集中です。
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