IS-インフィニット・ストラトス-~星の扉の向こう~ 作:ぼいら~ちん
楽しんでいただければ嬉しいです。
「うぅ…」
目をあけると見覚えのない天井が見えた。
畳の香りが故郷を思い出させてくれる。
そして外の雨の音。
どうりで髪が濡れてるわけだ。
「やあやあ!!目が覚めたかい黒髪君!!」
なんだか聞き覚えのない声が耳に入ってきた。
声の聞こえた方向を向くと紫の髪のうさ耳カチューシャをつけた女性と黒髪でポニーテールの女の子が立っていた。
「あなたは…?」
「私の名前は篠ノ之束!!
で隣のかわいい女の子が我が妹、箒ちゃんです!!」
「どうも」
女の子…篠ノ之箒がお辞儀をする。
うん!!礼儀正しくてよろしい!!
「ところで俺はなんでここに?」
「それはですね~
君たちが倒れているのを箒ちゃんが見つけて~
そのまま私の家に連れてきて1時間経ったなう
で黒髪君、君の名前は?」
ここは日本っぽいから日本にいた時の名前を名乗るか
「星村 希ッス。
ところで君たちってことは他にも誰か居るんでスか?」
「そうだ
貴様の後ろにいるだろう」
箒に言われるがままに後ろを向くと銀髪の少年(推定年齢5~6歳)が寝ている。
うん?この銀髪坊主どこかで…
…まさか!!
「すみません
手鏡を貸していただけませんか?」
「ここにあるぞ」
そう言って箒が手鏡を前に突き出しそれを受け取る。
鏡には黒髪でボサ髪で目の蒼い少年が映し出される。
「…なん…だと…!!」
若返ってるぅぅぅぅぅぅ!!
ということは隣の少年は…
「スウェェェェェェン!!
起きろぉぉぉぉ!!」
「うるさいぞノゾミ…
ん?だれだお前は?
そしてここはどこだ?」
「そんなことはいい!!
それよりこれを見ろ!!」
そう言って手に持った鏡をスウェンの顔の前に突き出す。
「うえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
スウェンが家中に響くのではないかという程の大声をあげる。
叫び終えるとスウェンは静かに倒れ再び眠りにおちる。
今のは一体何だったんだ…
「話を変えましょう。
今は
年号というものは重要だ。
C.E.歴史年表最新版を丸暗記する記憶力は伊達じゃない!!
「C.E.?
今は西暦だよ
何いってんののーくん?」
のーくんとはどうやら俺のことらしい。
え!?西暦!?かなり昔じゃん!!
そんなの俺の専門外ぃ~…
じゃねーよ!!!
タイムスリップしたの!?マジかよ!!
「こちらからも質問させてもらおうか
君は
束さんが先ほどよりも低い声で話しかけてくる。
「何者ってどういうことですか…?」
「そのままの意味だよ
どんな
この人はすべてお見通しみたいだな…
まるで
「わかった。
話すッス。
俺が何者でどこから来てどんな力を持っているかを」
そう言って俺は目の前の二人に自分がコーディネーターであること、ニュータイプであることとその能力、そしてC.E.の戦争のことについての知っている限りを話した。
質問されたしましてや相手は命の恩人である。
話さない理由がない。
「これが俺の知っていることのすべてッス。
なにか質問は?」
「はいはいは~い!!」
「はい束さんどうぞ」
「スー君はのー君みたいなコーディネーターとかニュータイプではないの?」
コーディネーターとナチュラルが戦争してたって聞くとたいていそう思うかな
「違うッス。
スウェンはコーディネーターでもなければニュータイプでもないでも
「ちょっと特別って…」
プルルルルルルルル
箒の言葉をさえぎるように突然束さんの携帯電話が鳴り出す。
「この着信音は!!」
そう言うと携帯電話を持ちどこかへ消える。
むくりとスウェンが起き上がる。
部屋は沈黙に包まれる。
この状況を打破しなければ核の冬が来るぞ(部屋の空気的な意味で)
「し、篠ノ之さん…」
「箒だ」
「「へ?」」
「この家には篠ノ之が多いからな。
私のことは箒でいい」
「わかった
よろしくな箒。
俺もスウェンと呼んでくれ」
「俺も希でいいッスよ!!
今日から俺らは友達ッス!!
よろしくな箒!!」
俺は腕を伸ばし箒に握手を求める。
「そうか…そうかそうか…
今日から私たちは友達だ。
よろしくな、希、スウェン!!」
3人が握手を交わした頃には雨もあがっており、青空が広がっていた。
◇ ◇ ◇
ところ変わって束さんの大親友『ちーちゃん』さんの家。
今から会うのはその『ちーちゃん』という人物とその弟らしい。
ピーンポーン
束さんがインターホンをならす。
表札には織斑と書いてある。
ガチャリ
ドアの鍵が解錠されドアが開く。
あれさっきまで隣にいた束さんがいない…
「ちーちゃぁーん!!」
声のする方向を向くと束さんが空高く飛んでいるのが目に入る。
跳躍力スゴ!!ハイスペックすぎんだろあの人!!
ドアから出てきた女性に抱きつこうとするが突然束さんの動きが完全停止する。
よく見ると束さんはアイアンクローうけておりを頭がミシミシと音を立てる。
「箒か
入っていいぞ。
そして君たちは…」
女性はそう言い俺たちに目を向ける
まだ束さんは解放されていない。
「箒の友達の星村希です」
「同じくスウェン・カル・バヤンだ」
「例の異世界人か。
私の名前は織斑千冬だ。
よろしく頼む。
それと…一夏こっちにこーい!!」
奥からはーいと元気な声が聞こえる。
とてとてと音がこちらに近づいてくる。
そして目の前に黒髪の少年が現れる。
「二人とも
こいつが私の弟の織斑一夏だ
ほら一夏、挨拶をしろ」
少年はこちらに目を向ける。
まっすぐでいい目をしている。
「織斑一夏です。
よろしく。」
「俺は星村希ッス。
よろしくッス」
「スウェン・カル・バヤンだ。
よろしく頼む」
そう言ってがっちりと握手をする。
「立ち話もなんだ。
上がっていいぞ」
千冬さんは束さんを持って家の中に戻る。
大丈夫なんだろうか…
あ、今ちょっと動いた。
「俺たちも行こうぜ
えっと…」
「星村希ッス。
希でいいッスよ!!」
「俺もスウェンでいい」
「じゃあ行こうぜスウェン、希
俺のことも一夏でいいよ」
「「ああ、よろしくッス(な)一夏!!」」
廊下を歩きリビングに出る。
そこには束さんたちと見覚えのある二人が座っていた。
「ソル!?それにセレーネ!?
なんでここに!?」
若返ってはいるもののそこにはセレーネとソルが座っていた。
「やっと来たのね。
遅いわよ」
「先にお菓子はいただいてるよ」
ソルに続き箒とセレーネ、束さんも千冬さんもすでに食べ始めている。
「あ!!
カステラ!!」
そう
一夏の言うとうりみんなはカステラを食べている。
ナイスチョイス織斑兄弟!!
俺はカステラが大好物なのさ!!
そうは言ってももう午後4時を回っている。
そして俺にはひとつ気になることがあった。
カステラを飲み込みそれについて尋ねる。
「俺たち…今日はどこに泊まればいいの…?」
「「「あ…」」」
予想的中
特にあてはないらしい。
「そのことなら心配ないよ~」
「そうだ
お前たちをしばらくここに居候させるために今日はここに呼んだんだ。
別にカステラを食べさせるためだけに呼んだのではない」
「「「「よかった~」」」」
◇ ◇ ◇
晩御飯を食べ終え風呂も済まし今俺は一夏の部屋で寝る準備をしてる。
ちなみに部屋割りは俺と一夏、スウェンとソル、千冬さんとセレーネとなっている。
「なぁ希」
「ん?
どうかした?」
「希もセレーネやソルと同じコーディなんたらなのか?」
「コーディネーターだよ一夏…
なんでそう思うんスか?」
「だって目の蒼い日本人なんて見たことないもん」
もっともな意見である。
「正解だ。
俺はコーディネーターだ」
「なんでコーディネーターにしてもらったか聞いたことはある?
その…両親にさ…」
痛いとこついてくるな~
「ないよ。
正確には聞けなかったんだ。
そしてこれから一生聞けないと思う」
「どうして?」
「もう俺の両親は…いないから…」
そう
俺の両親は俺が15の誕生日に戦火に巻き込まれて死んでいる。
その誕生日プレゼントにもらったのが俺の右腕に巻かれたブレスレットである。
「ごめん…」
「いいっていいって。
一夏も同じような状況だろうが落ち込んだりすんなよ」
「大丈夫。
俺には千冬姉もいるし、束さんに篠ノ之、それに希にスウェン、ソルにセレーネもいるから全然さみしくないぞ」
「そうか…」
一夏は強いんだな…
コンコン
突然ドアがノックされ2人揃ってビクッとする
「一夏!!ノゾミ!!
ベランダに来て!!早く!!」
上機嫌のソルの声がする。
俺たちも急いで行くと空には大量の流れ星-流星雨が見える。
「きれいだなぁ」
「そうねぇ」
それはまるでこの世界に来たばかりの俺たちを祝福しているようだ。
一週間以内に俺たち3人は一夏と同じ小学校にそしてセレーネは千冬さんたちと同じ学校に転入させると束さんが言っていた。
オーバースペックすぎんだろあの人…
まあ何がともあれ…
「これからも人生を楽しむぞぉぉぉぉ!!」
そう叫ぶと軽くみんなに引かれる。
ああなんかさびしい…
どうでしたか。
この作品を書いたきっかけなのですが…
まず俺はEXAとSTARGAZERが好きでどちらかのクロスオーバー物のSSが読みたいと思ったのですが…
ない!!
だったら自分で書けばいいじゃないか!!
それに好きなISを混ぜてオリキャラも登場させて…
なんて考えてたら気づいたら投稿していた次第ですw
感想待ってます!!
次回
10年後と両親の形見
お楽しみです~