IS-インフィニット・ストラトス-~星の扉の向こう~ 作:ぼいら~ちん
そしてUA数50000突破ー!!
みんなありがとー!!
「どうなっている?」
突如攻めてきた
突然の事すぎて僕自身何が起こっているのかもさっぱりわからない。
しかもこれら機体、ISのコアネットワークにも載ってない初めて見る機体だ。
仮に僕の居た今までにに存在していたとしても白い一本角の機体の噂かその姿を一度は見たことはあるだろう…
そう考えるとこの機体は…
「秘密裏に開発されていた機体なのか?」
頭の中に様々な回答が浮かぶ…
僕自身はゆっくり考えたい所なのだがそうは問屋が卸さないらしく後方にいた機体がこちらに向かって発砲して来た。
「くっ!!
小賢しい真似を!!」
『あなた、アムロ・レイですよね!!
元ロンド・ベル隊の隊長の!!』
…今この機体のパイロットはロンド・ベルと言ったのか?
「…君は地球連邦の関係者か?
君の言うとおり僕はロンド・ベル隊の隊長のアムロ・レイだ」
『そうとわかれば話は早い!!
今から俺の指定する回線に繋いでください!!』
「ま、待ってくれ!!
君の名前はーーー」
『いいから早く!!
通信の相手が全部教えてくれます!!』
強めの口調で諭された僕は渋々言われた回線を繋ぐ。
「こちら、IS学園のアムロ・レイだ。
応答を願う」
『…やはりアムロだったか。
久しいな』
「その声…ブライトか?!」
繋がった回線から聞き覚えのある声が聞こえてくる。
その声の主はブライト・ノア。
1年戦争の時からずっと世話になっている男で未熟だった僕を鍛え直してくれた恩師でもある。
「どうして君がこちらの世界に?」
『その説明は後だ。
今の状況を説明する。
IS学園は亡国企業の空母が沖合の海上に3隻にいることよって包囲されている。
そこからネオ・ジオンの機体「ギラ・ズール」に似たISが学園に向けて30機程出撃したようだ』
「じゃあ…学園のシステムにハッキングしたのも…」
僕は量産機に向けてライフルの引き金を引きながらブライトに問い掛ける。
銃口から放たれた光の弾丸は緑色のIS-ギラ・ズールの胸部装甲を貫き、操り手の居なくなった操り人形のように力なく海へと落下していった。
『それは俺達もわからない。
現在調査中だ。
それ以外にも聞きたいことは山ほどあるだろうが今はあの白い一本角の機体-ユニコーンガンダムについて聞きたいのだろう?』
「ユニコーンガンダム…?!」
ユニコーンガンダム…僕が1年戦争で駆った機体の名を冠するそれにガンダムのカテゴリーにある特徴の全てが当てはまらない。
『RX-0 ユニコーンガンダム。
機動式内部骨格、ムーバブルフレームの全てをサイコフレームで構築した機体だ』
サイコフレーム。
僕のHi-νガンダムや希の星彩、空のクラウソラスの各部に搭載されているそれは、サイコミュの基礎機能を持つチップを金属粒子レベルで鋳込んだMS構造素材だ。
しかしそれは強度などの性能が高いのと同時に開発者にも予想外の事を引き起こす未知の代物でもある。
「内部鋼材全てがサイコフレーム?!
そんな機体を年端もいかない子供がーーー」
『何故乗るのか…そう聞きたいのだろう?
でも彼-バナージ・リンクス君しか乗ることが出来ないんだ』
「それはどういう…」
『彼のパイロットとしての腕は保証する。
此方からの連絡は以上だ』
「待ってくれ!!
まだ話は!!」
『続きが聞きたいのであれば生き残って直接本人に聞くことだ。
健闘を祈る』
プツンと回線が切断される音がすると耳にノイズが響く。
昔からブライトはこういう男だったからな…
「戦闘中に世間話とは余裕だなアムロ・レイ」
「ちいっ!!」
再び赤い機体のサーベルが大上段から振り下ろされる。。
サーベルでガードし鍔迫り合いの状態になる。
「何故学園に対してこんな事を!!」
「君が知る必要はない」
鍔迫り合いの状態からのファンネルによる攻撃をいともたやすく避けた赤い機体は装備をライフルに換装しこちらに向かってビームを放つ。
シールドでそれを防ぐが長時間の戦闘の為か限界を迎えたそれはいとも容易く融解した。
「あいつは…一体…!!」
「あの人はフル・フロンタル。
シャア・アズナブルに似せて作られた人工ニュータイプです」
道理で奴と似ているわけだ…
僕が赤い機体と戦っている間にバナージの手により量産型の数は3分の1以下に減っていた。
流石はブライトが推すだけの事はある。
そう思っていたとき、不意に脳裏に電撃が迸るような感覚をおぼえる。
『アムロ!!
敵母艦からISの第二陣が出撃した!!
数は20、気をつけろ!!』
「やはりか…応戦するぞバナージ」
「わかりました!!
…やれるな、ユニコーン!!」
バナージがそう呟くと機体装甲の各部から赤い光が漏れる。
一瞬ぞくりと嫌な感覚が体を襲う。
刹那、バナージの機体、ユニコーンの装甲が動き始め機体サイズが少し大きくなる。
装甲の動きが止まり最後に一角獣の象徴たるその角が真っ二つに割れた。
「ガンダムになっただと…?」
◇ ◇ ◇
「あ、ありがとうございます」
差し伸べられた手を左の腕でしっかりと握りそれを支えに立ち上がる。
右腕の怪我は皮膚が少し切れただけの様だが右腕前腕の全体がビームによって傷付き痛くて堪らない。
「君、その腕…」
「だ、大丈夫です!!
お気になさらずに。
ありがとうございますえっと…」
「地球連邦軍外郭新興部隊ロンド・ベル所属のリディ・マーセナス少尉だ」
「え、えっと…あたしはノエル・リュミエール。
フランスの代表候補征っす。
ロンド・ベルって空の…」
ロンド・ベルって空がこの世界に来る前に所属していた部隊でそこの副隊長だったとか…
「ロンド・ベルの空って…元MS隊の副隊長の星村空か?!」
「え、あ、はい。
多分そうです」
「ほんとに!!
…俺あの人に憧れてるんだよな…っと、すまない。
この話は目の前の敵を倒してからだな」
「りょうかいです!!」
あたしは黒い機体をーリディさんに促され再び拳を握る。
「ちょ、おいノエル!!
さっき機体の装甲を思い切りギラ・ズールに斬られたろ。
その傷腕まで…」
「あ、それなら大丈夫ですよ。
ほら」
そう言ってあたしはドラゴンアムの右腕の装甲を収納する。
「…傷口が凍ってる?」
「見苦しい姿を見せてすみません。
後はあたし一人で片付けます」
「でも…」
「女だからってのはなしですよ?
この世界じゃ基本的には
そう言ってあたしはゆっくりとギラ・ズールと呼ばれていた機体の群へと歩みを進める。
攻めあぐねていた10数機はあたしが孤立したのを確認するとこちらを肉薄する。
「
機体リミッター解除…確認」
あたしはそう呟くとゆっくりと左の腕を肩口まで上げる。
それと同時にドラゴンアムの右腕を除く四肢の楕円形のパーツの隙間ととあたしの首回りに青白い光が漏れる。
首回りの光は首を覆うと同時に二股の尾を伸ばしマフラーのようになった。
「…
あたしは左手で何かを潰すように力を込めて手を握る。
それと同時にこちらへと近づいてきた緑のISの群は5mはあるであろう巨大な氷塊に閉じ込められる。
「そ、それ…どうなってんの?」
「
ロレームシステムっていう推進システムの副産物みたいなもので…これ、空気中の水分から熱を奪うことで稼働するんです」
「それが機体の最大稼働状態時にその性能が強化された結果これだけでかい氷の塊を作り出したわけか」
あたしは機体を解除して地面にへたれこむ。
「そういうわけです。
でマーセナス少尉---」
「リディでいいよ」
「…リディさん、あたし機体のエネルギーも体力も限界なんであそこまで連れて行ってもらっていいですか?」
あたしは氷が溶け始めた右手で学園の校舎を指差す。
あそこに辿り着ければ先生達もいるから応急処置も受けれるしエネルギー充填装置を使えれば再出撃も可能だ。
「わかった」
「ひゃあ?!」
そういうとリディさんはあたしのこと抱きかかえる。
所謂お姫様抱っこという状態になったのだ。
「どうした?
顔真っ赤にして?」
「な、なんでもないです!!」
◇ ◇ ◇
「マリーダさん…」
目の前の緑色の機体のパイロット-マリーダさんに声をかける。
しかし何故?
何で彼女はここにいるんだ?
あの人はインダストリアル7での戦いでネェル・アーガマを守って機体ごと…
「立て希。
私は待っても敵は待ってくれないぞ?」
「す、すみません!!」
「なにぶつぶつ言ってんのよ!!」
何やら突然激昂したナターシャはこちらに向かって荷電粒子の弾丸を放つ。
俺とマリーダさんはそれぞれ逆方向に散開するとファンネルを射出し反撃を開始する。
しかし俺の8機のアラスファンネルとマリーダさんの24機のファンネルによるビームの嵐を避けながら攻勢に転じるため光の弾丸を銃口から放つ。
『希、まずはこちらの持つ情報を全て話そう。
あの女、ナターシャ・ファイルスがこの学園に攻撃を仕掛けてくる理由は稀代の天災、篠ノ之束にあるだろう』
「束さん?」
『7月の頭の軍用IS暴走事件があっただろう?
あの時に暴走した機体
その原因を作ったのが篠ノ之束だ』
束さんの手にかかればIS1機を掌握するのはいとも容易いことだろう。
理由は新しく専用機を手に入れた箒を目立たせると同時に紅椿に箔をつけるためだろう。
「…福音の専属パイロットはナターシャさん。
自分の子どもの自由を奪われんのは誰だって嫌だろうな…」
『織斑千冬もそう睨んでいるだろうが…
あれをやったのは篠ノ之束ではない』
「へー」
『なんだ?
やけに淡白な反応ではないか?』
「別に俺は束さんがそんなことやってたなんて知りませんし、そんな非人道的なことやる人だとは思ってないッスよ」
『…信頼しているのだな』
「ま、命の恩人ですしね」
…ということはあの人の目的は最初からここにある無人機のデータやコアではなかった。
そう考えると…
「おい黒いの!!
アンタの狙いは俺だよな!!
篠ノ之束のお気に入りの俺達だろ!!」
『希!!
相手をそれ以上刺激するな!!』
「俺にも考えがあるからダイジョブッス。
それにこれは俺の問題だしめーわくかけるわけにいかないッスから」
俺は再び右手に青い刀を形成する。
「かかってこいよ?
復讐、するんだろ?」
「…っ!!
ふざけるな!!」
ナターシャは俺を
「こうなったら本気も本気の超本気!!
未知の恐怖を見せてやる!!」
俺の青い刀とナターシャの灰色の刀が交わるーーーことはなく俺の刀が触れると同時に刀自体が八つに裂けた。
「なっ!!」
「俺の剣、星村一刀流は如何に素早く、一撃で敵を殺すかを念頭に置きに編み出された剣術。
そして俺の剣は一振りで敵を八つ裂きにする剣」
「くそっ!!」
バラバラになった剣を一瞬にして再生させ再度斬りかかるナターシャ。
しかし結果は同じで幾度斬ろうと俺にダメージはなく、刀から放たれる鎌鼬によって機体の装甲に傷がついていく。
「何度やっても結果は同じだ。
アンタじゃ俺には敵わない。
大人しく退け」
「私は!!大切なものをっ!!
あの子の自由をっ!!
奪われたっ!!
だからあの兎からも奪ってやる!!
奴の大切なものをっ、お前達の命をなあっ!!」
「…憎しみに呑まれちゃあ終わりだな」
機体からナターシャの真っ黒な憎しみが、心の叫びが流れ込んでくる。
こんなものに捕らわれながら生きていたら最終的に壊れちまう。
俺は相手の攻撃を受け続けることを止め大上段からの一撃を見切る。
「なっ?!」
「一本目!!」
土手っ腹に刀を振るう。
刀を握りながら空いた左手にもう一本刀を形成する。
「二本目っ!!」
「何…だと?!」
体に叩きつけた刀は俺が手を離したあとでもそのままの姿勢を留めている。
「三本、四本、五本!!」
「ぬぐぅっ!!」
「六、七、八、九!!」
「がはぁっ!!」
「十本目!!」
計十本の刀がナターシャの腹や肩にめり込み、何の支えもなく空中に浮いている。
「こいつで仕舞い」
俺は刀を二回振りながらナターシャの横を通り過ぎた。
その直後、ナターシャの体にまとわりついていた刀が奇妙な金属音をたてた後、地面に突き刺さり数メートル進み止まる。
「刀を全て打ったと言うのか…?!」
「特式零ノ型、一閃
悪いがこれでゲームセットだ」
黒い機体は限界を迎えたのか強制的に解除され、漆黒のISスーツに包まれた女性は10本の刀が作り出した円の中心で倒れた。
誤字脱字、文法的な間違い、感想、その他出して欲しいキャラクターのリクエストなど色々お待ちしてます。
次回もお楽しみに~