艦娘に変身できる能力。言葉だけで見ると結構チートに見えるかもしれないが、機構の上部では追加実験を行うという案を却下した。
その理由はいろいろある。その中で、未だその理由が明かされてないこの3つの致命的な欠点もかなりの影響を与えただろう。
一つ、艤装を装着した場合、姿はその艤装に対応する艦娘の姿で「固定」される。
二つ、現在提督の鎮守府に所属している艦娘の姿でなければ艤装を装着しても海上を歩くことさえできない。
そして三つ目は…
「目隠しして風呂に入るのももう慣れてきたな…」
「まったく、気をつけてください…人の体洗ってくれるのも大変ですから…」
変身した上で小破以上のダメージを受けてもその姿で固定されることである。
「いや、睦月型の装甲じゃあんなの耐えるの厳しいって…」
「だったら避ければいいんじゃないですか。一応弥生の艤装使ってるんですから回避のステータスは結構高いはずですよ?」
「いや俺普通の人間だから。あんなに艤装コントロール上手くできないから。そもそも弥生だってあんな状況だと小破くらいするだろ?」
「それはそうですけど…」
「んっ…そこは…」
「ちょっ…?!変な声出さないでくださいよ…」
と言いながら顔が赤く染まっていく弥生。勿論提督には見えなかったが。
「やよっちー!ってあれ?やよっちーが二人?!」
「その呼び方は…水無月か?」
「ってその目隠しに口調…なーんだ、司令官か。何回見ても慣れないよねー」
「…水無月、その呼び方、恥ずかしい…」
「別にいいじゃんいいじゃん♪あっ、そういえば明日司令官とやよっちーも一緒に伊良湖さんとこ行かない?」
「時間は結構あるしいいけど、どうしたんだ、いきなり。」
「新しいメニュー、できたらしいよ!明日午後6時くらいに22駆のみんなと一緒に行くことにしたんだ!」
「…水無月、たしかその時って遠征行くんじゃ…」
「「「………」」」
その沈黙は約十秒間続いていた。
「…まぁ…遠征のスケジュールは俺がなんとか調整してやるから、心配しなくてもいいよ。」
「本当に!?やった!」
「…特殊任務で消費した資材の回復、まだ終わってないのに大丈夫ですか?」
「まぁ当分の間は機構から基本的に支給される資源だけでも十分だしな。皆、今回も結構苦労してたし、こういう時くらいは休ませてもいいんじゃないか?」
「…わかりました。その代わり、次の特殊任務の時はちゃんと修復材集めてくださいね。最後に一桁でなんとかするにも限界がありますよ…」
「はいはい。んじゃ、入渠時間も終わったし、俺らは先に上がろっか。」
「じゃあ、また明日、水無月。」
「うん!また明日!」
これもまた、柱島鎮守府の日常である。
イベント終了直後に投稿しようとしたつもりがなんでここまで引き延ばしてしまったのやら…
もう一ヶ月で1回更新でもいいんじゃないかな(白目
そういえば弥生の一人称、一応ゲームのように「弥生」していますけど、もし見難いなら感想や評価などでご指摘お願いします!意見が入ったら弥生の一人称は「私」に変更いたします!