三週間続いた特殊任務も幕を閉じ、ここ、柱島鎮守府も再び普段の生活に戻る…はずだが、
「………」
「あの…一応言っておきますけど、弥生、怒ってなんかないですよ?」
椅子に座って視線を落とし、ひたすら黙り込んでいる銀髪の戦艦クラスの艦娘と、不安げな表情で彼女を慰めようとする青と紫を混ぜたような髪色の駆逐艦娘。
そう。ここの戦艦クラスの艦娘は実は、輝月提督が変身したものだ。今回の特殊任務で最終作戦での敵主力艦隊の旗艦、北方水鬼を倒しきれず、戦艦Гангутの確保に失敗したあと、提督はずっとこのざまである。
「だから、責めたりしてませんってば…ほら、リットリオさんとローマさんも今回の作戦で着任できたんじゃないですか。」
「………」
ピクともせず。特殊任務の失敗は2016年以来初めてなだけあってなかなか提督が受けたショックはなかなか治まらないようだ。
「あの、司令官…?」
「………」
返事はなし。
「えっと…間宮さんとこでも行きますか?確か司令官って、抹茶パフェ好きでしたよね?」
「………」
返事はなし。
「だから、怒ってないんですって…その…今回着任した方々でも呼んできましょうか…?」
「………」
またもや、返事はなし。
しかし、提督は今でもすぐ泣き出しそうな顔になっていた。
「…泣きたいなら泣いても大丈夫ですよ。」
「………っ!」
返事はなし………だが、今回は少しだけ、ほんの少しだけたが反応する提督。
「誰もこれくらいのことで司令官のこと責めたりしませって。何度も言ったじゃないですか。今回確保できなかった艦も、きっといつか邂逅できるでしょうし。」
と言いながら提督を優しく抱きしめる弥生。
「うっ………うっ………」
「我慢しなくてもいいんですって。たまには存分に泣いた方が気も楽になりますから。」
「うっ………うわああああああああああっ!」
子供のように、泣き出す提督。これまでの罪悪感、責任感、申し訳無さが涙とともに爆発し、流れて行く瞬間であった。
5分も続いていた泣き声も鳴り止み、提督も少しづつ落ち着き始めた。
「その…ありがとうな…弥生…」
「司令官が元気じゃないなら、弥生も落ち着かないんですから。これからはちゃんと仕事、頑張ってくださいね。」
「うん!わかった!」
二人の絆が、より深く、より強くなった瞬間である。
―――
おまけ【現実編】
現在、執務室の状況を述べてみろ…というと、
弥生は、如何にも『激おこプンプン丸』状態であることを示すような表情で、提督を見下ろしている。
そしてその肝心の提督は現在………絶賛土下座中である。
「司令官?」
「はいごめんなさいじゃなくて申し訳ございません今まで修復材収集を面倒だとか言いながらしなかったことまことに反省しておりますとうか許してくださいお願いしますなんでもしますから本当に申し訳ございません………」
…多分これ以上の説明は不必要だろう。
イベント終了直後に上げるつもりがどうしてここまで引き延ばしてしまったのやら…
輝月「そうだね?一体どうしてこうなったんだろうね?」
えっ?ちょっ…えっ?
Iowa(輝月)「話は一発撃った後でな。」っ主砲
あの本当に申し訳ございませんだから一旦その物騒な主砲は下ろしt
ドッカーン