わかば*ガール×ふたばボーイ   作:naogran

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冬のある日、4人は元気が無かった。理由は最近若葉と智流が学校に来てないと言う事だった。

萌子「若葉ちゃんと智流君今日も来てないね。」

直「もうあれから3日だぞ?」

真魚「柴さん電話掛けてみてよー。」

直「何で私が?」

光明「ほれ。」

スマホを直に差し出す光明。

直「しょうがないなー、こんなの適当にもしもしで良いんだよ。」

若葉の家に電話を試みる直。すると乙葉が掛かって来た。

乙葉『はいー。小橋でございます。』

直「うわ!?おおお母様でしょうか!?」

突然混乱して立ち上がる。

乙葉『どちら様でしょうか?』

直「ぼ、僕、いや私!小橋若葉さんと朝香智流君のご友情をやらせて頂いております!えーっと真柴直とおっしゃりまして!ごきげん麗しゅう!」

真魚「全然適当じゃないっすねー。」

萌子「完全に混乱してるね。」


13話(最終回)「普通の女の子」

直が電話を終えて事情を話した。

 

萌子「熱は下がったけど部屋から出て来ない?」

 

直「ああ、塞ぎ込んでるって。」

 

光明「智流はどうしたんだ?」

 

直「智流は何か若葉の命令で一緒にいてくれって言われて。」

 

萌子「何かあったのかな?」

 

直「もしかして、この前私が何か言ったからか?」

 

萌子「ううん!私が余計な事言ったのかも!」

 

すると3人は真魚をじーっと見るが真魚は知らんフリをしていた。

 

真魚「まおは悪くないもーん。」

 

光明「お前な・・・」

 

萌子「それより今は、若葉ちゃんだよ!学校終わったら見に行ってみる?」

 

直「いや、それじゃ遅い・・・授業をサボって若葉の家に行こう!」

 

光明「え!?無茶だろそれ!」

 

真魚「それ不良みたいっすよ!?」

 

直「ま、まぁそれはそうだが・・・でも若葉の事を考えたら・・・」

 

萌子「柴さん早く!」

 

真魚「遅いっすよ!」

 

既に帰宅準備してる3人。

 

直「ワクワクし過ぎだ!」

 

光明「俺が先生に嘘言って来る!」

 

先生に説明した後若葉の家に向かう。

 

 

 

 

 

 

そして3人は小橋家前に立つ。

 

萌子「何度も見てるけど、相変わらず凄いお屋敷。」

 

直「ここが人の住む家か?」

 

真魚「人じゃなかったら誰が住むんすか?」

 

光明「神様か魔王のどっちかだな。」

 

真魚「成る程・・・良いからさっさとインターホン押すっす!」

 

前に押す。

 

直「だから何で私なんだよ!?」

 

するとそこにシャベルを持った乙葉が4人に気付いた。

 

乙葉「あら?」

 

4人「あ!こんにちは!」

 

乙葉「?」

 

 

 

 

 

 

そして乙葉は4人を若葉の部屋に案内する。

 

乙葉「じゃあ4人共、若葉と智流さんの為に?」

 

4人「はい!」

 

乙葉「優しいのね。ありがとう。」

 

萌子「いえ。」

 

真魚「若葉ちゃんのお母さん若いっすねー。」

 

直「何言ってんだ?」

 

光明「本当お若いなー。」

 

直「お前も何言ってんだ?」

 

 

 

 

若葉の部屋の前に止まる。

 

萌子「それで、若葉ちゃんと智流君は?」

 

乙葉「今日も部屋に引き篭もりで、部屋に智流さんも居るわ。」

 

そしてドアをノックする。

 

乙葉「若葉ー?智流さん?」

 

若葉「何でしょう・・・」

 

智流「どうかしました乙葉さん?」

 

若葉「お食事なら・・・」

 

乙葉「違うわ。あなたを心配して、お友達が来てくれましたわよ。」

 

すると部屋の中から音が響いた。

 

智流「若葉落ち着け!!」

 

光明「中で何があったのやら・・・」

 

するとドアが開いて、若葉と智流が出て来た。

 

若葉「皆さん・・・?」

 

智流「お前ら・・・」

 

真魚「よっす!」

 

光明「おっ久!」

 

すると若葉が笑顔になった。

 

若葉「お母様、お茶の準備を。」

 

乙葉「はいはい。」

 

 

 

 

若葉の部屋に4人がお邪魔した。お茶とお菓子がテーブルに置いてある。若葉が何故休んでたのか理由を話す。

 

萌子「引っ越し!?」

 

若葉「はい、先日、お母様が電話でお父様と話していまして・・・」

 

萌子「そんなー!」

 

若葉「だから、もうすぐ皆さんとも・・・」

 

萌子「そんな事無いよ!遠くに行っても会いに行くよ!」

 

若葉「でも、今度は海外だと・・・」

 

光明「飛行機に乗ってでも会いに行くから心配するな!」

 

若葉「でも!火星とかだったら!もう会えないじゃないですか!」

 

萌子「何で火星?」

 

真魚「行きたくないならここに残れば良いっすよ?」

 

若葉「残る?」

 

直「そうだ!一人暮らしすれば問題無い。」

 

若葉「その選択肢は考え付きませんでした。でも許してくれるかどうか・・・」

 

萌子「大丈夫だよ!もう高校生なんだし!」

 

真魚「そうっすよ!柴さんもお母さんに一緒に頼んでくれるって言ってくれてるし!」

 

直「またか!」

 

光明「でも!柴さんが一番適任率大だな!お母さんと電話で話してたしな!」

 

涙目で直を見る若葉。

 

直「・・・・・・・・・・・・・分かった!行くぞ!若葉!」

 

若葉「柴さん・・・!」

 

直「うん!」

 

 

 

 

そして家族に説得しに行った6人。

 

直「おおお母さん!娘さんを僕と!あ、いや違う私と一緒に住まわせて!だー!違う!若葉さんには僕が付いてるから心配しなくても!うわぁー!じゃなくてー!」

 

さっきと同じく混乱する。

 

真魚「何か結婚を許して貰うみたいになってるっす。」

 

柚葉「何の話ですの?」

 

萌子「いえあの、若葉ちゃん海外に引っ越しちゃうって聞いてそれで・・・」

 

乙葉「引っ越し?」

 

若葉「え?だってこの前、電話でお父様と・・・」

 

それを聞いた乙葉はクスッと笑い、柚葉は少し呆れた。

 

柚葉「それで塞ぎ込んでいたのですね。早がっても良い所ですわ。」

 

若葉「え?」

 

乙葉「単身赴任よ。」

 

若葉「単身、フニフニ?」

 

智流「単身赴任。つまり若葉のお父さんだけが海外に引っ越すと言う意味だ。家族だけ残して。」

 

若葉「それって離婚!?」

 

光明・直「違う。」

 

若葉「じゃあ・・・」

 

萌子「つまり、全部若葉ちゃんの勘違いだったって事?」

 

若葉「すみません・・・」

 

萌子「ううん、良かったよ・・・」

 

勘違いが解けて一件落着した。

 

柚葉「皆さん、本当にありがとうございます。」

 

乙葉「これからも、若葉と仲良くね。」

 

5人「はい!」

 

乙葉「そうだわ!」

 

すると財布の中から、お札を取り出す。

 

乙葉「お小遣いをあげましょう。」

 

直「この親にしてこの子ありだな・・・」

 

智流「まさに遺伝だな。」

 

 

 

 

若葉の部屋に戻った6人。

 

直「まあこれで一件落着だな。」

 

若葉「皆さん学校は?」

 

光明「俺が先生に話して来たから大丈夫!」

 

萌子「それにもう放課後だし。」

 

真魚「折角だから今日は若葉ちゃん家で遊ぶっす!」

 

若葉「本当ですか?家で友達と遊べるなんて、私はとても幸せです!」

 

真魚「こんな事が幸せなのか・・・」

 

光明「じゃあ特別に若葉ちゃんの我儘何でも聞いてあげるぜ!」

 

若葉「ええ!?良いんですか!?」

 

真魚「どうするどうする?何にするんすか?」

 

若葉「えーっと、じゃあ!宅配ピザ!」

 

大量のピザが部屋に導入。

 

店員「まいどー。」

 

萌子「頼み過ぎだよ!」

 

そんなこんなでピザを食べる6人。

 

直「こんな生活してたら、憧れのギャルになるのは程遠いな。」

 

若葉「そうなのですか?」

 

真魚「そうっすねー。ギャルは一度にこんなに沢山ピザ頼んだりはしないっすねー。」

 

若葉「そうですか・・・でも。」

 

5人「ん?」

 

萌子「でも?」

 

若葉「でも私、今自分が憧れていたものになれたような気がします。」

 

智流「そうなのか?」

 

若葉「はい。私はこの1年、ずっと憧れていた事を、ずっと夢見ていた事を、今までしたくても、ずっと出来なかった事を、沢山経験出来ました。毎日が、幸せの発見の連続でいた。もしかしたら、私がなりたかったのは、ギャルと言うより、普通の女の子、だったのかもしれません。」

 

この話で萌子と直と真魚は涙を流して、光明は号泣してる。

 

萌子「若葉ちゃん・・・」

 

直「良い話だな・・・」

 

その後、楽しく会話した6人であった。

 

 

 

 

 

 

そして4人が帰る時になった。

 

若葉「今日はありがとうございました。」

 

直「風邪も治り掛けだろうし、用心しろよ?」

 

若葉「それでは。」

 

手を振る若葉。どこか哀愁漂っていた。

 

萌子「また明日ね。若葉ちゃん!」

 

若葉「はい!明日も明後日もよろしくお願いしますわ!」

 

光明「あ!そう言えば智流!お前若葉の命令で来れなかったって乙葉さんから聞いたぞ!」

 

智流「あー、あの時若葉が・・・」

 

 

 

 

回想・若葉が泣いてる理由。

 

若葉『お願いです智流君!私と一緒に居て下さい!』

 

智流『いやいや、俺とお前も学校あるだろ?』

 

若葉『でも私達引っ越しちゃうんですよ!』

 

智流『あれはだな・・・』

 

若葉『お願いします!』

 

智流『わ・・・分かった・・・』

 

その後たまに部屋に入って若葉を慰め続けたのだった。回想終了。

 

 

 

 

智流「若葉はあの時凄く泣いてたから仕方なく。まあ学校に電話しておいたから大丈夫だった。」

 

光明「どんだけ幸せなんだよ!このハッピー野郎!」

 

突然智流を襲うが、智流はそれを逃げる。

 

智流「あれは不可抗力だったから仕方無えだろ!」

 

光明「それでもお前の顔立ちが羨ましいんだよ!」

 

智流「顔立ち関係ねえだろ!!」

 

2人のやりとりで4人は笑う。

 

 

 

 

 

 

そして冬が過ぎて、新しい春がやって来た。2年生になった若葉達6人。外のクラス表を見る。

 

萌子「若葉ちゃん、そろそろ大丈夫?」

 

若葉「まだ心の準備が・・・」

 

直「何時まで待たせるんだ?早く見ようよクラス替え。」

 

若葉「ですが・・・」

 

そこに真魚が来た。

 

真魚「あったっすよ!また全員同じクラス!」

 

光明「俺達もか!?」

 

真魚「うん!智流君と光明君も同じっす!」

 

すると若葉は力尽きたように固まった。

 

直「本当か!?」

 

萌子「良かった!」

 

智流「おわ!?若葉が喜び過ぎて思考停止した!?」

 

真魚「ネジ巻くっす!」

 

智流「ブリキのおもちゃか!」

 

こうして全員同じクラスになった6人。

 

 

 

 

2年藤組。

 

直「何はともあれ、2年生も宜しくな。」

 

真魚「宜しくっすー!」

 

智流「今年は皆と近い席か。」

 

光明「神様に感謝しなきゃな!」

 

萌子「私の席ここだー。」

 

直「何か1年の頃思い出すなー。」

 

萌子「うん。確か私がおはようって言って、それで、若葉ちゃんが。」

 

そこに若葉が教室に入って来た。

 

光明「おっはよう若葉ちゃん!」

 

智流「若葉おはよう。」

 

若葉「ごきげんよう。」

 

こうして新しい学校生活を過ごす6人であった。

 

「END」




     CAST

  朝香智流:八代拓

  古橋光明:村田太志

  小橋若葉:小澤亜李
  時田萌子:井澤美香子
  黒川真魚:M・A・O
   真柴直:村川梨衣

  小橋柚葉:木村珠莉
  小橋乙葉:浅倉杏美

    店員:石上静香

作者(まだ続きます)
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