ダンジョンに人形が挑むのは間違っているだろうか(仮) 作:kaikai9032
書いている途中で二回消え心が折れかけました。
そして、書き終えてから復元出来たことを知り、心が折れました。
そういうわけでダンジョンに人形が挑むのは間違っているだろうか
お楽しみください···はぁ~
第2話 人形が入団するのは間違っているだろうか
あれから十分ほどたち雫とロキは黄昏の館に到着した。
「シズク、ここが黄昏の館や、どや?でかいやろ?」
「·····うん」
「どうしたんや?」
「·······本当にいいの?」
「なんや!そんなこと気にせんでもええで?それに、うちがシズクに、入ってほしいんやから」
「··········ありがと」
「別にええで?」
「·······うん」
「ほな、さっそくいこか?」
「うん」
「「お帰りなさいませ、ロキ様!!!!」」
「おう!今戻ったで!」
「ロキ様?そちらの子どもは?」
「おぉお!そうやった!こいつはシズク、今日からうちらの家族になる子や!ほれ、シズク、挨拶しぃ?」
「えっと··········よろしく?」
「ああ!よろしくな!」 「ええ!よろしくね?」
「ほな、シズク、なかに入ろか?」
「うん」
そうして二人がなかに入るとそこには金髪の少年?がいた。そしてロキはその少年?を見ると焦った様な顔をした。
「ゲッ!?フィン!?」
「どうかしたかい?ロキ」
「いっ、いやっ、なんでもないで!?」
「ほんとかい?ん?きみは?」
「ロキにファミリアに入っていいと言われたから着いてきた」
それを聞いた少年?はロキをじと目で見つめながらいった。
「いつもいってるよね?勝手に決めないでくれと?」
「うっ!?······すまん···」
「はぁ、連れてきてしまったことはいいとしよう、でも、この子の家族には何て言うんだい?」
「·········僕に家族はいない·····」
「·······それは、本当かい?」
「·······うん」
「家は?」
「·······ない」
「そうか············ロキ·····」
「·······なんや?」
「この子の入団を認める」
「ほんまか!?」
「ただし、入団試験を合格したらだ」
「すまん!······フィン、ありがとな?」
「構わないさ、っと、それより、君の名前は?」
「······雫·····雨宮···雫」
「そうか、シズクか」
「うん·····君は?」
「あぁそうだった!···僕の名前はフィン・ディムナ、このロキファミリアの団長さ、こんななりをしてはいるが僕は
「うん······よろしく、フィン」
「なんやなんや、まだ入団試験受けてないのに、入団決まったような言い方やないか?」
「あはは····この子はなんだか将来、大物になりそうな気がするんだよ」
「勘か?」
「あぁ、勘だ」
「そぉか、フィンの勘はよぉ当たるからな、ほんまにそうなるかもな」
「あぁ、それよりもロキ、先にシズクを連れて行ってくれ、僕は残りの二人を呼んでくるから」
「あぁ、わかった!ほな、シズク、うちと一緒にいっとこな?」
「うん」
そして二人はフィンと別れ会議室へと向かった。
会議室に着いてからしばらく待つと先ほど会ったフィンと二人の男女が入ってきた、男性のほうは体が大きく、女性のほうはエイナよりも長い耳をもっていた。
「ロキ、その子が例の子か?」
「おぉ!そや!かわいいやろ?」
「確かに人形の様な娘じゃな」
「ふっふっふぅ、聞いて驚け三人とも!?なんと、シズクは男なんや!!!」
「なっ!?」
「そっ、それは本当かい!?」
「ガハハハハハ、そうか!男だったか!!」
「·······悪い?」
「いっ、いやっ、悪くはないんだけど、生まれる性別を間違えてないかい?」
「あぁほんと、うちもそう思うで」
「ガハハハハハ、まぁいいではないか、それより、さっさと試験を初めようではないか」
「あぁそうだったね、では今から入団試験を始める、といっても質問に答えてもらうだけだけどね」
「ガハハハハハ、じゃあまずは儂からじゃな、儂の名はガレス・ランドロック、今から儂の質問に答えてもらうがよいな?」
「うん」
「よし、なら質問じゃシズク··········お主にとって力とはなにで、なぜ力を求める?」
雫にとっては力とは自らの身体や心が傷つく度に振るわれた物だ、しかし、雫は力を持ちたいとは思わなかった、それは、今まで雫には仲間がいなかったからだ、しかし、あの世界から離れて雫は少なくとも三人の優しさに触れた、その事実が小さくだが、雫の考えを変え、守りたいと思わせた、その二つの考えを雫は伝えることにした。
「僕にとって力とはなにかを傷つけるもの、でもその力がないと守りたいものがなにも守れない、だから僕は力がほしい」
「ガハハハハハ、そうか、なら儂からはそれだけだ」
「なら、次は私だな、私の名はリヴェリア・リヨス・アールヴ、このロキファミリアの副団長をしている、よろしく頼む、シズク」
「うん、よろしく」
「よろしい、なら質問だ、お前にとって知恵とはなにで、なぜ知恵を求める?」
雫にとって知恵とは度重なる虐待や虐めから逃げ、自分を守る為のものだった、しかしこれも三人の優しさにより少しだが変わっていた、雫はそれを伝えることにした。
「僕にとって知恵とは何かから逃げる為のものだった、でもその知恵がないと守ることもなにかを変えることも出来ない、だから僕は知恵がほしい」
「ふふふ、そうか、なら、私からの質問は以上だ」
「じゃあ、最後に僕から二つ質問がある、いいかい?」
「うん」
「シズク、君にとって勇気とはなんだい?」
「なにかをするために必要なこと」
「なにかとはなんだい?」
「全部·····なにかを知ることも、なにかを得ることも、なにかと戦うことも····すべてに勇気が必要だと思う」
「そうか、なら次の質問だ、君にとって仲間とはなんだい?」
雫にはその答えがどうやっても分からなかった、雫には今まで仲間がいなかったからだ、なので、そのまま答えた。
「······わからない」
「わからない?」
「·······うん、今まで、仲間がいなかったから」
「っ!?それは、どういう·····」
その言葉は雫によって遮られた。
「···だから」
「えっ?」
「·······だから·····知りたい·······冒険者になって、それを知りたい」
「···そうか····うん、わかった、僕からも以上だ、これで入団試験は終了だよ、で、さっそくで悪いんだけど審査発表にしよう、と言うわけでガレスから頼む」
「ガハハハハハ、そうじゃの、儂からは文句なしの合格じゃ」
「そうか、ならリヴェリア」
「そうだな、私からも同じだ」
「そうだね、ちなみに僕も同じ意見だ、そういうわけだから、シズク」
「うん」
「合格おめでとう、そして、ようこそ、ロキファミリアへ」
「ありがとう、フィン」
「それじゃあ、みんなへの挨拶はあとにして、ロキ、僕たちは先に食堂に行っているから、シズクに恩恵を刻んだら来てくれ」
「おう!わかった!ほなさっそく初めよか?」
「うん」
こうして雫は無事ロキファミリアに入団することが出来た。
ガレス視点
フィンに呼ばれてきて見れば、なんじゃ?またロキが人を連れてきたのか、はぁ~また娘か、たまには、男も連れてくればいいものを、ん!?なんと!男であったか!?いやしかし、人形の様な見た目じゃの。
ふむ、しかし質問か、そうじゃの、これを聞いてみるか。
「お主にとって力とはなにで、なぜ力を求める?」
「僕にとって力とはなにかを傷つけるものだった、でもその力がないと守りたいものがなにも守れない、だから僕は力がほしい」
ガハハハハハ、そうか!!守る為の力か!!この小僧は面白いやつじゃの、そうじゃな、こいつは儂が鍛えてやるとするかの!
リヴェリア視点
フィンに呼ばれてきて見れば、はぁ~またか、一体何回言えば分かるんだこのバカは、それにしても、人形の様な娘だな。···なにっ!?男だと!?こっ、このような見た目をしておきながらか!?
うむ、私の知らぬ様なこともあるのだな、本当にこの世は不思議ばかりだ。
うむ、それにしても、質問か、ならこれだな。
「お前にとって知恵とはなにで、なぜ知恵を求める?」
「僕にとって知恵とは何かから逃げる為のものだった、でもその知恵がないと守ることもなにかを変えることも出来ない、だから僕は知恵がほしい」
ふふふ、そうか、変える為に知恵がほしいか。そんなことの為に知恵がほしいなどと言うやつは初めてだ。うむ、これは私が直々に教えてやるとするか。
フィン視点
あはは、驚いたな、まさか、男の子だったとは。
しかし、本当に人形の様だな、さっきから表情が一切変わっていない。
それにしても、どうやって入団試験をしようか?····あぁ、そうだ、質問に答えて貰おう。
「では、今から、入団試験を始める、と言っても質問するだけだけどね」
さて、二人はどんな質問をするのかな?····なるほど力と知恵か。
良い質問だ、答えによってはその人の性格が分かる。
それにしても、シズクのあの答えかたは、まるで実際にそんな目にあったような言い方だな。
まぁ、その事は後で聞けばいいか。
それより先に、シズクに質問をしないとね。
「最後に僕から二つ質問がある、いいかい?」
「うん」
「シズク、君にとって勇気とはなんだい?」
「なにかをするために必要なもの」
「なにかとはなんだい?」
「全部·····なにかを知ることも、なにかを得ることも、なにかと戦うことも····すべてに勇気が必要だと思う」
「そうか、なら次の質問だ、君にとって仲間とはなんだい?」
一つ目は僕個人からの質問、二つ目の質問は団長としての質問、さぁ、君はどう答えるかな?
「······わからない」
「わからない?」
「·······うん、今まで、仲間がいなかったから」
「っ!?それは、どういう·····」
「···だから」
「え?」
「·······だから·····知りたい·······冒険者になって、それを知りたい」
「···そうか····わかった、うん、僕からも以上だ」
うん、これなら合格で良いかな?だが、最後に見せたあの顔、あれは、何かが絶対に彼にはあった。
これは、僕がしっかり、支えて上げないといけないね。
というわけで、如何だったでしょうか?ご意見ございましたらお願い致します。
これからもよろしくお願い致します