ダンジョンに人形が挑むのは間違っているだろうか(仮)   作:kaikai9032

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投稿遅れてしまいすいません、しかし言い訳をさせてください。
まぁそのあれです、実は高校の受験がありまして、それで遅れてしまいました。
でも受験も終わりましたのでまた投稿再開したいと思います。
これからも〔ダンジョンに人形が挑むのは間違っているだろうか〕をよろしくお願いします。


第3話 恩恵

第3話 人形が神の恩恵を授かるのは間違っているだろうか

 

 

「ほな、さっそく、神の恩恵(ファルナ)刻もか?」

 

「うん、わかった」

 

「グフフ、ほな、まず服、ヌギヌギしよか!?」ワキワキ

 

 

そう言いながらロキは、手をワキワキさせながら雫に迫った。

それを正面から見た雫は、思わず、声が出ていた。

 

 

「········ロキ、気持ち悪い··········」

 

「ゴォッフッ!!!!!シッ、シズクたん·····それは、ないで」

 

「········こっち、こないで」サッ

 

「ガフッッッ!!!!!そっ、そんなぁ~!?」

 

 

これには、さすがの(人形)も本能から身を引いた。

ロキ(バカ)はどこまでいこうとバカ(ロキ)だった。

 

 

「でっ、でも、服脱がへんと、恩恵刻まれへんで!?」

 

「···················わかった····」

 

「おぉ!ほな、はよ脱ぎぃ!」

 

「·············全部?」キョトン

 

「ガフッッッ!!?うっ、上だけでええで?」

 

 

先ほどのこともあり、さすがのロキも自重した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                ロキ視点

 

 

 

 

「ほな、恩恵刻むで?」

 

「····うん」

 

 

ロキは雫の上にまたがり、その小さな背中に神の血(イコル)を落とした。

そしてロキはそのステイタスを見て驚愕した。

 

(なんやこれ!?こんなことあり得るんか!?)

 

「ロキ?」

 

「っ!?なっ、なんでもないで!?」

 

「?」

 

(これはフィンに見せたほうがええな)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                 雫視点

 

 

恩恵を刻み終わり雫はロキからもらったステイタスに目を落としていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  シズク・アメミヤ

 

Lv1

 

力:I 0

 

耐久:I 0

 

器用:I 0

 

俊敏:I 0

 

魔力:I 0

 

《魔法》

【   】

【   】

【   】

 

《スキル》

 

 

こうして雫は無事冒険者になった。

 

 

「ほな、恩恵も刻み終わったし、みんなに挨拶しにいこか?」

 

「············うん」

 

「安心してええで、みんな気の良いやつばっかやから」

 

「····うん」

 

「ほな、いこな?」

 

「うん」

 

 

そうして二人は食堂に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そのころ食堂ではフィンが団員を集めていた。

 

 

「みんな聞いてくれ、実は今日はみんなに紹介したい子がいるんだ」

 

「団長が紹介したいやつってどんなやつなんだ?」

 

「はっ!?まさか彼女とか!?」

 

「いやっそれは、ないだろ」

 

「じゃあなによ?」

 

「新しい団員とか?」

 

「まだ早くないかしら?」

 

「どうせロキ様が連れて来たんだろ」

 

『あぁ、なるほど』

 

 

フィン(団長)はそんな団員たちと、今や威厳もなにもない主神(ロキ)に苦笑しか出てこなかった。

 

 

「ん?どうやら来たみたいだね、じゃあさっそく入ってきて貰おう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

外で待っていた雫はフィンの声を聞いたロキに促され中に入っていった。

 

 

「さぁシズク、自己紹介してくれ」

 

「·······雨宮雫····です····よろしくお願い····します····」

 

『か』

 

「?」

 

『かわいい!!!!』

 

「!?」ビクッ

 

「かわいい、可愛すぎるわ!?」

 

「えっ、あの、えっと」

 

「あぁ、本当だ!こんなにかわいい人形見たいな女の子は初めてだぜ!」

 

「えっと、あの、僕·······男···です」

 

『ええぇぇぇぇぇ!!?』

 

「あはは······」

 

 

フィンは何度聞いても慣れない事実に苦笑するしかなかった。そんななか、ロキが話しかけてきた。

 

 

「フィン、ちょっとええか?」

 

「どうかしたのかい?」

 

「シズクのステイタスのことでちょっとな?」

 

「わかった、後でいこう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから、しばらくして二人はフィンの書斎にきていた。

 

 

「それで、シズクのステイタスがどうかしたのかい?」

 

「······これを見てくれ···」

 

「これは····」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   シズク・アメミヤ

 

Lv1

 

力:I 0

 

耐久:I 0

 

器用:I 0

 

俊敏:I 0

 

魔力:I 0

 

隠密:H

 

不死:I

 

《魔法》

 

《スキル》

 

【不壊の人形】

・外的要因で死ななくなる(ステイタスに不死を追加)

・痛覚が無くなる

・寿命を削ることにより、ステイタスに大幅補正

 

【死の神に愛される者】

・強敵と対峙しやすくなる

・強敵と対峙するとステイタスに大幅補正

・強敵を越えるたびにアビリティ、魔法、スキルのいずれかが発現

 

【心の壁】

・本人が意識すると認識されなくなる(ステイタスに隠密を追加)

・感情を壁として発生させることができる(感情を取り戻すほど硬度上昇)

 

 

 

 

 

 

 

あり得ない。

これがシズクのステイタスを見た、フィンの感想だった。

 

 

「·······どや?」

 

「·······あり得ない······レアアビリティにレアスキル、しかも、聞いたことの無いものばかりだ」

 

「·····そやな」

 

「さらには、本来ある筈の魔法のスロットがない」

 

「···あぁ」

 

「だが、スキルには、魔法も発現するとある、しかし、その上限は書いていない」

 

「······」

 

「そして、そのスキルだ」

 

「·······死の神····」

 

「あぁ······ロキ、心当たりはあるかい?」

 

「あるわけ···無いやろ」

 

「シズクにこのことは?」

 

「このステイタスも見せとらん」

 

「そうか·······だが、これはさすがに聞いた方が良いと思うよ」

 

「········わかった····」

 

「ならさっそく、シズクを連れてこようか」

 

「頼むで」

 

「あぁ」

 

 

そうしてフィンは、シズクを連れてくるため、部屋をでた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「シズク···········お前は一体···············何を抱え込んどるんや········」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから少しして、フィンはシズクを連れ、部屋に戻ってきた。

 

 

「シズク·····まっとったで」

 

「ロキ、どうしたの?」

 

「シズク、聞きたいことがあるんや」

 

「?」

 

「まずはこれを見てくれ」

 

「これは?」

 

「シズクの本当のステイタスや」

 

「本当の?」

 

「あぁ·······そのステイタスのことで聞きたくてな」

 

「うん」

 

「ステイタスっちゅうんは、そいつの本心や体験したことがスキルや魔法として現れるんや」

 

「·············うん」

 

「そのことで聞きたいことがあるんや」

 

「···················」

 

「まず、この【不壊の人形】や、これには痛覚が無くなるって書いてある。

シズク········お前には痛覚が無くなるほどの何かがあったんやないか?」

 

「そ···れは········」

 

「シズク······」

 

「··········」

 

「安心せぇ······大丈夫や·······何があっても、うちらはお前を受け入れる!!」

 

「あぁ、僕もそれだけは保証しよう」

 

「············わかった······」

 

 

そしてシズクは少しずつ語り出した。

自分がもとは違う世界の人間だったこと。

そしてそこで自分は虐待や虐めを受けていたこと。

そして、徐々に感情や表情が消えていったこと。

そして遂に命尽きたこと。

そこで神に出会いこの世界に転生したこと。

シズクは全てを話した、そしてそれと同時に終わりだと思った。そんな自分にシズクは驚いた。

今までそんなことは、一度もなかったのだ。しかし、今回は違った。

シズクは無意識の内にここにいたいと思い始めていたのだ、しかしそれももうできない、そう思っていた、しかし。

 

 

「そうか·········今までつらかったな」

 

「えっ?」

 

 

結果は違った。ロキはシズクを抱きしめながら話始めた。

 

 

「大丈夫·····もう大丈夫や·····」

 

「どう····して··?」

 

「なんや···気持ち悪がられるとでも思ったか?」

 

「··········うん」

 

「ひどいやっちゃな。····うちはそんなに信用できへんか?」

 

「え?」

 

「最初に言うたやろ、〔何があっても、お前を受け入れる〕って」

 

「ぁ」

 

「せやから、大丈夫や、うちらはお前を受け入れる。なぁ、フィン?」

 

「あぁ、僕は嘘をついたりはするが、約束だけは破らないよ」

 

「ぅぁ」ポロッ

 

 

人形()は二人の優しさに、知らずのうちに涙を流した。

 

 

「今だけでも、泣いてえぇ、今までよぉ我慢したな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「·········ロキ」

 

「うん?」

 

「········もう、大丈夫······」

 

「··········そうか」

 

「·········うん·············ロキ·····」

 

「ん?」

 

「···············ありがと······」

 

「ええわええわ、そんなこと············それに·····」

 

「?」

 

「シズクたんの泣き顔も見れたしな!!!」

 

「···········ロキのばか·······」

 

「なんでや!?」

 

「あはは···········ハァ~」

 

 

やはりバカ(ロキ)はバカだった。

 

 

 

 

 

 

「そういえば、シズクは親が居らへんのやろ」

 

「うん」

 

「なら、うちが親になったる!!」

 

「えっ?」

 

「ん?いやか?」

 

「ううん、違う」

 

「じゃあ、うれしいか?」

 

「·······わからない······でも······嬉しいんだと·········思う」

 

「そうか·······ならええわ」

 

「あはは·······なら僕は友達かな?」

 

「友達?」

 

「そう、友達」

 

「なんで友達?」

 

「僕はファミリアの団長だからね、プライベートでも友達と言える人が居ないんだ」

 

「リヴェリアとガレスは?」

 

「あの二人は、友というより互いを高め合うライバルの様な関係だからね」

 

「··········そっか」

 

「あぁ、だから僕と友達になってくれないかい?」

 

「うん」

 

「そうか、よかった」

 

「ほな、もう遅いし寝よっか?」

 

「あぁ、もうそんな時間か」

 

「僕はどこで寝ればいいの?」

 

「「あ」」

 

「え?」

 

「いっ、いやっ、なんでもないで!?そや!今日はうちと一緒に寝よか!?」

 

「········わかった」

 

「「え!?」」

 

「?」

 

「なっ、なんでもない!?なんでもないで!?」

 

「シっ、シズク、本当にいいのかい?」

 

「······うん·····今日·····だけ······」

 

「かっ、かわえぇぇぇ!!!!」

 

「·····シズク」

 

「?」

 

「なにかあったら、すぐに僕を呼ぶんだ、いいね?」

 

「ちょっ、フィン!?」

 

「わかった」

 

「シズクたんまで!?」

 

「まぁ、とりあえず、部屋までいこうか?」

 

「うん」 「そやな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「とりあえずここまででいいかな?」

 

「フィン、すまへんな」

 

「いいよ、シズクの為だしね」

 

「フィン、ありがと」

 

「あぁ、シズク、お休み」

 

「うん········お休み」

 

「フィン!うちにはないんか!?」

 

「あぁ、そうだった、ロキ、シズクに手を出すなよ?」

 

「うぉい!?」

 

「?」

 

「それじゃあ、お休み、ロキ」

 

「おぉ、お休み、フィン」

 

 

そうしてフィンは二人と別れ自分の部屋へと向かった。

 

 

「ほな、うちらも寝よっか?」

 

「うん」

 

「ほな、お休みシズク」

 

「うん、お休みロキ」ニコッ

 

「っっっ!!?」

 

 

シズクはロキに向かい、ほんのすこしだが、確かに微笑んだ。

それを受けたロキは。

 

 

「~~ッッッ!!!!」

 

(なんやあれ、あんなん可愛すぎやろ!?)

 

 

と、一人、悶えていた。

 

 

 

 

 




如何だったでしょうか?そして【心の壁】これがなにかわかる方は居ますでしょうか?
そして、ご意見ございましたらよろしくお願い致します。
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