彼女はいつも
だけど、よくわからないことを知っているんだ。遠慮のない優しさ、母の味を彷彿させる優しい、でも野性味も繊細さもある料理たち、純真無垢、縦横無尽、そんな彼女だから見ていて癒される。
彼女と出会ったのは
「我こそはタマモナインの一角、野生の狐タマモキャット! ご主人、よろしくな」
所長が怒ってたなぁ、宝具を撃ったら寝ちゃうし、時々動かないし、大声でしっちゃかめっちゃかに話すしで。でも彼女がいなかったらオルレアンの時の食糧事情はきっと辛かっただろうし、海魔の大群を一気に屠ることもできなかっただろう。他にも温かみのないカルデアのキッチンに最初の火をつけたのも彼女だった。特異点Fを突破した後に召喚したアーサー王の
彼女は時々自室にやって来ては尻尾の毛づくろいや顎や頭を撫でろと不遜な態度で物言う。だけど彼女に感謝してるから櫛で梳かして、いろんなところを撫でてあげる。流石にお尻とかはないけど。でも嬉しそうにしているのが尻尾を見るとわかってしまうからつい微笑んでしまうし、もっと撫でてあげたくなる。
ある日に訪れた時はそのまま寝ちゃってたんだっけ。寝言を聞く趣味はないけど膝の上で寝てるから聞こえてくる。
「ごしゅじん…キャットは…こしゅじんの…ことが すき…だぞ
だから…ごしゅじんも……ぞんぶんにキャットを あいすがよい…キャットはねこだからな
「いつもありがとう、今度人参を使ってキャットにご飯…作ってあげるから」
田舎の一軒家、その縁側を彷彿させるように人は猫を撫でながら呟いた。
静かな一室に流れる声は、寝てるのか寝てないのかわからない不可思議な