あぁ、中学生に戻りたいorz
永遠亭――月からの逃亡者がひっそりと隠れ住む場所。
そこは怪我人や風邪を治してくれる医療施設となっている。
「ん……」
「目が覚めましたか」
僕は慧音先生とのあの夜の決闘を終え、気がつけばベッドで寝かされていた。
まるで入院でもしていたかのような設備がそろっていたが、ここは病院なのかな。
個室でいて、窓からは竹林が映りこむ。
僕の横では医師と思われる人が居た。
「え、あ、はい」
思わぬ出来事に僕は慌てていた。
あれ、この人は一体誰なんだろうか。
「私は八意 永琳よ。慧音から話は聞いているわ」
八意? あれ、僕はその名前をどこかで聞いたことある気がする。
確か雄二とムッツリーニと秀吉の3人で色々話し合った時に……誰が言ってたっけな……。
「どうしたの、何か考え事?」
ボインッ
「ッッ!!」
な、なんだあの胸の大きさは……それでいて球体のバランスを見事に保っている。
「そうか、思い出した!」
「人の胸で思い出されるのは複雑な気持ちだわ……」
「あ、ごめんなさい」
仕方ないじゃない!そんな大きな胸が僕の目の前で揺れるんだから!
年頃の男の子の事も少しは気にしてほしいよ、全く。
って、そうじゃない!この人はムッツリーニと会ったことがある人なはず、試しに聞いてみよう。
「あの、ちょっといいですか?」
「なんでしょう」
秋波を送るような目つきで媚びたスタイルの彼女は腕を組み、無意識に胸を強調する形で聞く。
その姿から医者というより聖典(エロ本)に出てくる看護婦さんのようだった。
「あの……ムッツリーニを知りませんか?」
「えっと、誰の事を言っているのかしら」
八意さんが疑問の顔をしている様子を見て、すぐさま彼の本名を挙げる。
そういえば、僕がムッツリーニのことを名前で呼ぶのはいつ以来だろうか。
ちょっと考えてしまい、思わず困ってしまう。
……まぁ、苗字でいいよね。
「えー、すいません。ムッツリーニとは土屋のことを言ってまして」
「あー、あの子ね」
言い直すと八意さんはすぐさま納得してくれた。
ムッツリーニはここで診てもらったと聞くが、印象に残っていてよかった。
「あの顔面鼻血だらけの子のことね」
アイツは一体何をやらかしたんだろう。
友人ながら、彼の行動には理解が追いつかないことが多々ある。
「あんな患者は初めてだったわ」
「僕の友人が迷惑をかけました」
そりゃ八意さんはものすっごいエロスに見えるけど、だからって顔中血で濡らすことはないと思うんだ!
「ムッツリーニには刺激が強すぎたんですね」
「………彼はここに来た時点で大量出血していたのだけど」
話を汲み取り、彼女は間違った僕の思考を正す。
あ、あれ? そうなのか、てっきり僕は八意さんの魅力に耐え切れなかったのかと思ったのに……。
「話がややこしくなってしまったわね、それで、彼がどうしたの?」
話を元に戻し、一旦間を置く。
落ち着きを取り戻すには深呼吸だ。僕はゆっくりと息を吸い、息を吐いた。
「……ムッツリーニのことを知ってるということはここは永遠亭ですね?」
「ええ、そうよ」
僕が今いる場所と状況を完璧に把握した。
あの夜、慧音先生はここで僕を治療してくれるようにと頼んだに違いない。
だとしたら先生はどこに? 僕は軽い気持ちで聞いてみた。
「慧音先生は今はどこに居るのですか?」
「慧音なら坂本君と個室にいるはずだけど」
「ちょっと用事思い出したので今から突撃してきます」
「待ちなさい吉井君、まず凶器を置いて下さい」
あ、あれ、おかしいなー僕ってば何でこんな物騒なものをもってるんだろう。
無意識にそこにあった果物ナイフを手に取り、雄二を気絶させようなんて思ってもなかったんだけどなぁ。
「慧音は坂本君に話があるそうよ。終わり次第君の様子も見に来るでしょう」
八意さんがそう言ってから僕が雄二と慧音先生が何をしているのかを考える暇もなく、戸が誰かに開けられる。
「よぉ、すっかり元気そうだな」
噂をすれば何とやら。
そこにはいつものにやりとしている雄二と隣には対照的に憂い顔をしている慧音先生がいた。
そんな慧音先生も僕を見るとほっとしている。え、僕ってばそんなに重症だったのか自覚が無い。
「良かった、無事そうでなによりだ」
「慧音先生、わざわざお見舞いしに来てくれてありがとうございます」
僕は慧音先生に向かって頭を一度下げ、お礼を述べる。
この人も僕をどうこうしようってわけじゃないんだから別に謝らなくてもいいんだけどな……。
「一応怪我はある程度治りましたが、問題ないでしょう」
そう言うと八意さんは一枚の紙を慧音先生に差し出し、それを受け取り目を通すと再び安堵する。
「それじゃ、帰るぞ、明久」
「あ! そうだった! 雄二、今何時?」
「もうすぐ夕刻だそうだ」
わお……。
思わず心の中で漏れてしまったよ、え、僕ってばそんな寝てたの!?
そりゃ心配もするよね……怪我だけでなく、疲労も溜まっていたのかもしれない。
ここでぐっすり休息したことだし、万全な状態なはず!
「吉井君、念のため言っておきますがあまり過度な運動は避けてください。アナタは腰に軽い打撲を受けているのと同じなのですから」
「分かりました」
といっても、そのお願いは呑めないだろうな。
慧音先生との約束――僕は今からでも姫路さんを助けに行きたい。
その為なら僕はどんな無茶でもするからだ。
「明久、医者の言うことは聞いた方がいいぞ」
「え、雄二が僕の心配を?」
「……もう一回眠らせてやろうか」
「すんませんです!」
危ない危ない、目が覚めたら雄二が馬乗りで僕をボッコボコにする画が浮かんだ。
そして、気を失い二度目の目覚めで僕はまた……無限ループって怖いよね。
「さて、それじゃ八意さん、お世話になりました」
「気をつけてね。今ならまだ間に合うと思うわ」
八意さんの言ったこの台詞、まだ間に合うとはどういう意味なのだろうか。
外をふと目を向けると日が沈みかけていた。なるほど、もしかして
「夜道は妖怪に襲われるからっていうことですか?」
「そうじゃないわ。アナタは聞けば人里の住民でもなければ幻想郷の住人でもないそうですね。それは私たちの世界では外来人と呼びます。今更なので説明は省きますが、私は既に外来人と接触しています」
僕の真面目に思考を巡らせた解答は、今どんなことよりも重要な言葉により打ち消しされた。
姫路さんがここに来ていた……?
「山の天狗が一度私に会いに来たのだけど外来人、つまり姫路さんのことを聞きたいって」
天狗というと、僕には射命丸 文しか思い浮かばなかったが多分その人のことだろう。
姫路さんとコンタクトを取ろうとしていた……つまり、文は姫路さんの存在に気づいていた。
「待てよ……」
僕が初めて見た景色は博麗神社だった。
霊夢に助けてもらって人里と神社を行き来してる内に文に出会った。
文は新聞記者で、僕は色々と根掘り葉掘り取材された。
天狗というのは人間の想像を超える速さで飛べるということを思い知らされた。
……何かが抜けている。
これまで沢山の斬新な出来事が僕の頭のキャパシティを埋めて行き、古い順から爆発して忘れてしまっていた。
それを今、もう一回僕の少ない容量にインプットする。
そうだ、何を今まで忘れていたんだ、彼女は、姫路さんは
「姫路さんは、ずっとここに居たんだ!!!」
「落ち着いて、傷口が開いてしまうわ」
「冷静になれ、明久」
八意さんと慧音先生が僕をなだめようとしてくれている。
しかし、僕はどうしても感情を制限することができなくなっていた。
「僕は今まで何を呑気に……!」
「明久! 気を正常に保て!」
雄二は暴れる僕を後ろから羽交い締めにして、無理にでも僕の暴走を止めるつもりだ。
「離して雄二! 霧島さんだって人里に――」
次の瞬間、僕は顔を地面に叩きつけられ、下から雄二を見上げる格好となっていた。
力強く感じる右腕で僕の顔を押しつぶそうと圧力が加わり立ち上がれない。
「今なんつった!?」
「霧島さんも……この幻想郷に来ているんだ!」
いつも冷静で悪知恵を働かせる雄二の思考回路は完全にショートしてしまっていた。
文から聞いた情報を全て思い出したのだから、嘘ではない。
文は人を小馬鹿にしているような新聞だが、嘘は決して載せない……そう思う。
「テメェ!!」
「そこまでだ」
一瞬、慧音先生が素早く雄二を取り押さえ僕の身柄が自由となる。
ようやく離れた雄二の右手はまだ痛みを残していた。
「離せよセンセー。俺はこいつの脳に用があるんだ」
「今ここで揉めていても何も解決にならないだろうが」
慧音先生の言葉に耳を傾けた雄二は少し冷静さを取り戻した。
僕は一度足で畳を踏みしめ、雄二の方へと真剣な眼差しを送る。
「今まで僕がバカで悪かった!!!許してくれ!!」
そう、姫路さんのことだけならFクラスの全員が悲しみ、必死に探そうとするはず。
僕もその中の一人だ。必ず彼女を連れて帰る。
だが、霧島さんはどうだろう。
僕は姫路さんと霧島さんの二人の内、どちらかしか助けられないならばきっと無意識に姫路さんに手を伸べていただろう。
なら、残った霧島さんは誰が見てくれるのだろうか。
それは愚問である。
答えは僕の目の前に居てすぐにでも何発でも殴ろうとしている
『コイツ』しかいないのだから。
「………少し頭冷やしてくるわ」
そういうと雄二はすみやかに病室から出て行った。
その後姿を見ていると僕はどうしようもない気持ちに駆られる。
「何があったか、良ければ説明してくれないか」
しばしの沈黙の間を破ったのは慧音先生だった。
そうだ、何があったのか伝えないとね、人の家でいざこざを起こしてしまったんだから。
「実はですね……」
少年説明中...
「……理解したが、お前はつくづく阿呆だな」
このときばかりは何も言い返すことはできず、ただ俯くことしかできなかった。
自らの無力さに絶望すら感じる。
「そう落ち込むな。きっとすぐに会えるさ」
慧音先生は僕の肩に優しく手をのせ励ましてくれる。
先生らしく、生徒の悩みに答えてくれているのだろう。
僕もほんの少しだけ安心感に包まれた。
「ありがとうございます。そして、ごめんなさい」
「何を謝ることがある。ほら、準備が出来たら救いに行こうじゃないか。お前はもう寺子屋を卒業したんだ」
あの日の夜に僕の自由をかけた戦いに僕は慧音先生に勝った。
最後の方が意識が朦朧としていてはっきりと覚えていないが、慧音先生が降参したのだ。
つまり、僕は今からでも単独行動が許されている。
しかし、まるで日曜日に雨が降ったかのごとく外に出歩きたくない。
「雄二に、あんなひどい言い方しちゃったな……」
きっと雄二は命をかけて霧島さんを守ろうとするに違いない。
アイツも夢中になると後先考えないで行動する一面も見せるから。
でも、そんなことは試召戦争ではまずありえない。
今回は例外すぎるからだよね……雄二。
「雄二にちゃんと謝ります」
僕は「失礼します」と言い放ち部屋を飛び出ようとした。
すると僕を呼び止める声が聞こえたので、急ブレーキをかける。
「帰りは永琳に玄関まで連れて行ってもらえ。私はそこで待ってる。坂本と一緒にじゃないとお前を残すからな」
慧音先生はさりげなく僕に力づける言葉をくれる。
あんな謝り方じゃ納得するわけも無い、今度こそ、きちんと出会って……!
「はい!!」
そう言い残し、僕はダッシュで部屋から出たのだった。
――――☆――――☆――――☆
「雄二!!」
長い長い廊下をひたすら駆け抜けて、走って、息が乱れて、やっと見つけた。
その時の雄二は縁側で一人頭を抱え込んでいた。
「……………」
「雄二ッ!」
声をかけるが反応がない。まるで考える人のように微動だにしない。
このままではダメだ、何か策を練らないと……そう思ったときだった。
「………明久」
これまで無反応だったのに、むくりと立ち上がり僕のそばに近寄る。
「取り乱して、すまなかった」
「何を言ってやがる! 悪いのは僕じゃないか!」
そう、僕がこんなにバカじゃなければ。
僕がもっと周りに気を使えれば、僕がもっと、もっと――!
「それ以上自虐するな。俺が困るだろ」
「雄二……」
悪友といっても、僕は雄二と一番仲が良いと心から思ってる。
Fクラスの誰よりも、今まで会って来た中でもっとも息が合う相方だと思う。
そんな雄二を慰めに来たのに、いつの間にか立場が逆転する。
「翔子は人里に居るんだったよな」
「あ、うん……文に聞いたときはね」
「だったら今からすぐに迎えに行きたいんだが、構わねぇよな?」
「勿論だ!」
一度慧音先生が寺子屋に僕たちを連れて帰る。
秀吉たちもきっと僕たちのことを心配してるだろうからね。
人里は言ってもそこまで広くない、人間たちが住むだけの場所。
本気で探せば一日もかからないだろう。
「僕にも手伝わせろよな」
「当たり前だ!」
僕と雄二はお互い、力いっぱい手を握り合った。
僕と雄二、それぞれの思いは一致したことが顔を見れば分かる。
こんなにも晴れ晴れしい気持ちでいるんだから。
「それじゃ行こうか、雄二、八意さんが玄関まで案内してくれるってさ」
「そうか、さっさと無事を確認したいところだ、翔子も、姫路もな」
これで慧音先生の前に僕の顔を堂々と晒し出せる。
僕は雄二との和解を無事に果たせたことだ、八意さんのいる僕の病室に戻ろうとした。
ドゴォン!!
「「な、なんだ!!?」」
急に地震でも来たかのような揺れが永遠亭を襲う。
物凄い衝撃だったが、一体何が起きたんだ!?
「行くぞ、明久!」
「あ、待ってよ!」
一度体制を崩したが、すぐに揺れは止まり僕は雄二の後を追うことにした。
どうやらこの揺れの原因を確かめにいくようだ。
「さっさとこんなところおさらばするぞ!」
あ、こいつ、霧島さんしか見えてないな。
ま、まぁ仕方ないか。僕は遠路とも思える廊下を再び走る。
さっきのはなんだったのか、八意さんはどうしようか、後ろ髪を引かれる思いだがとりあえず雄二に付いていこう。
「慧音先生たち大丈夫かな?」
「センセーたちなら大丈夫に決まってんだろ。あ、お前もか」
ん? 慧音先生たちはこの幻想郷での対処にきっと慣れているだろうけど、なんで僕まで?
「お前は幻想郷と適応しつつあるからな」
「それってどういう意味なの?」
走りながら雄二と話すが、この廊下同様一向に終わりが見えない。
今のコイツは何を言っているんだ?
「俺が慧音と話してたことは永琳から聞いてるか?」
「あぁ、ソウだったネ」
「話を聞くんだ。殺気がだだ漏れしてんぞ」
ッチ、僕の前にいるくせにどうして僕のしようとしていることが分かったんだ。
コイツへの処刑はまたあとにしよう。
「俺は慧音からお前の『異変』について聞かされたんだ」
僕の異変……それってどういう……。
今の身体は万全ではないけれど、もう普通に動き回れるはずだ。
異変なんてあるわけがない。
「慧音が最後に食らったあの一撃を覚えているか」
「いや、僕はあまり記憶に残ってなくて」
「あの時、お前の意識は既にここにあらずだったからな、無理もない」
「それで、それがどうしたってのさ」
慧音先生は僕の一撃をもらって「まいった」と降参したはずだ。
僕の召喚獣の持つ武器である木刀で、手応えもあった。
「あれは、お前の木刀なんかじゃない」
「は?」
「慧音によると、あの時お前は腹を突いた。だが木刀は『当たらなかった』んだ」
つまり、僕はあの攻撃を外していたということか?
いや、あの時に慧音先生は腹を抱えて痛がっていた!つまり、
「慧音先生は何にダメージを負ったっていうのさ」
「センセーは、自分自身でもなく、紛れも無く、明久――、
「なんだ、結局僕が」
――お前が放った弾幕が慧音に直撃したんだ」
「………え?」
僕は思わずその場に走るのを止め、棒立ちになる。
僕の召喚獣にそんな機能はない。
「お前は、この幻想郷と一番相性がいいそうだ」
「それって、僕が妖怪になったってこと!?」
「んなわけねーだろ」
あ、良かった。てっきり僕が僕でなくなっちゃったのかと思った。
そうだよね、右手、左手、右足、左足、うん全部感覚がある。
この巫女服を除いて、違和感なんて全くない。
「基本慧音たちは『妖力、魔力、霊力といった何らかの力』で弾を形成し、対象に放つ」
雄二は僕に付き合うように説明をしてくれる。
どうやら慧音先生とは僕が思ってたことはなかったようだ。
僕は詳しい事情を聞くことにした。
「明久は妖力と適正する体質らしい」
「それって、僕が妖怪染みてるってこと?」
「そう考えるのが手っ取り早いな」
バカなっ!僕よりも雄二のあの筋肉質の方が明らかに人間を卒業しているはず!
僕のようなか弱気男子に、アイツより無駄に勝っているのか……。
「俺には、そんなことはできない。だからお前は俺より妖怪なんだとさ」
「あぁいいぜ、だったらその冗談をぶち壊してやる!」
「ふん」
あべっ!
「いたた……雄二、僕のどこが妖怪だって言うのさ」
「妖力といっても、お前自信には影響はないんだと」
それを早く言ってよ!ようやく僕がこの手で雄二をあの世に送迎できるかと思ったのに!
これじゃ殴られ損だよ……。
「主に召喚獣にその力は作用するそうだ」
「え、つまり……」
「そうだ、お前の召喚獣は弾幕ごっこができるシステムに変わったんだ」
衝撃の事実に、喜ぶべきか、僕の身体に異質が流れていることに悲しむべきか、微妙なところだ。
でも、僕に害はないようだしここは素直に喜んでおこう。
これまでよりここでの戦闘を行いやすくなったはずだし。
「弾は放てるが、お前の力――点数が高くないと良い効果は望めないぞ」
「そうなのかー」
「おい、しっかりしろ。お前のことなんだからな」
「わ、分かったよ」
つまり今の僕と昔の僕の違いをまとめると
・召喚獣の攻撃方法で弾幕が放てるようになった
・わずかだが召喚獣が空を飛べるようになった
・点数が高ければ高いほど弾幕の密度が上がる
・やってやるです!
ふむ、こんな感じかな。
「大体分かったよ」
「それじゃ、行くぞ」
僕の性能が上がったことを実感しようと手足を動かし、また僕らは出口へと走るのであった。
ハーメルン用に調節しましたので、今後は一話ごとに短めにしようかと思います。
今はそちらの方が私にも好都合なので……今までのように一気に載せることは少なくなりますが、ご了承下さい。