ポケットモンスター エボリューション・マスター   作:幸村 聖臥

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マスターズカップ・旅立ち編
招集・マスターズカップ


サトシたちは、故郷マサラタウンへと帰郷しているところだった。

 

サトシ「見えて来たぞピカチュウ。俺たちの故郷だ」

 

ピカチュウ「ピッピカー」

 

ママ「久しぶりの故郷は嬉しいサトシ?」

 

サトシ「ああ、ママ」

 

サトシたちは、かつての家に戻ってきた。ママは、郵便受けの中を確認する。言うまでもないがアローラに行っていた間、郵便は向こうに届くことになっているが、もしかしたらがる。

 

母「あら、もう入ってる。誰からかしら?」

 

中には封筒が一つ入っていた。裏にはポケモンリーグ協会と書かれていた。

 

先にサトシは、家に入って荷物の整理をしていた。

 

サトシ「片づけ終わったら一緒にオーキド博士のところに行こうぜピカチュー」

 

ピカチュウ「ピカチュー」

 

ママ「サトシ、あなた宛てに手紙が来てるわ」

 

サトシ「俺に、誰から?」

 

ママ「誰というかポケモンリーグ協会ってとこからよ」

 

サトシ「ポケモンリーグ?」

 

サトシは、ママから受け取った封筒の封を切り中身の手紙を出した。中には書類が数枚入っていた。そこには「ポケモン・マスターズカップの招集案内」と記載されていた。

 

サトシ「マスターズカップ?」

 

ママ「サトシ、片づけはママがやっておくからオーキド博士のところに行って聞いてきたら?」

 

サトシ「え、いいの?」

 

ママ「ええ、すごく大事なことのようだし」

 

サトシ「ありがとうママ。行くぜピカチュー」

 

ピカチュー「ピカピカ」

 

サトシは、勢いよく家を飛び出しオーキド研究所に向かった。オーキド研究所に付くとケンジが庭でポケモンの世話をしていた。

 

サトシ「おーいケンジ」

 

ケンジ「サトシ!」

 

サトシ「博士は、研究所の中か?」

 

ケンジ「うん。今ちょうどお客さんの相手をしてるけど、多分もうすぐで終わるはず」

 

サトシ「分かったありがとう」

 

サトシは、研究所内に駆け込むと二階の博士の研究室に駆けあがった。

 

サトシ「博士?」

 

オーキド「おお、サトシ帰りが早いのお」

 

サトシ「はい、博士に相談があって」

 

オーキド「もしや、マスターズカップのことかの?」

 

サトシ「は、はい。でもどうして」

 

オーキド「こっちに来なさい」

 

オーキドは、サトシをソファーの方に案内した。そこには、ケンジの言っていた先客がいた。

 

サトシ「あ、すいません。まだお客様の相手してました?」

 

オーキド「いやいや、話はそのマスターズカップの話を彼としておった。のお、ユウヤ君」

 

ユウヤ「久しぶりだねサトシ?」

 

サトシ「どちら様ですか?」

 

オーキド「なんじゃ覚えとらんのか?」

 

サトシ「はい」

 

ユウヤ「無理もないですよ。もう十年ほど前に会って以来ですし」

 

サトシ「十年前?」

 

オーキド「お前がポケモンと触れ合うきっかけを作ってくれたお兄ちゃんじゃ」

 

その時は、サトシは昔の記憶がふわっと思い出した。

 

サトシ「ユウヤ兄ちゃんなの?」

 

ユウヤ「やっと思い出したみたいだね」

 

サトシ「お久しぶりです。かっこよくて全然気付きませんでした」

 

ユウヤ「お前も男前になったぞサトシ」

 

サトシ「さっき、マスターズカップのことで博士と話してたって」

 

ユウヤ「ああ、そのことなんだけど、その封筒を君のお前の家に届けたのは僕なんだ」

 

オーキド「サトシがアローラに行っていたことを伝えてなくてな。それら諸々を話しておったのじゃがちょうどいいタイミングでサトシが来たのでな」

 

サトシ「そうだったんですか?」

 

ユウヤ「マスターズカップのことが知りたかったんだよね」

 

サトシ「はい」

 

ユウヤ「ポケモンマスターを目指していることは博士から折を見て聞いてはいたよ。実は、この大会は初の試みでポケモンマスターを一人でも多く増やす目的の試験みたいなものだ」

 

サトシ「試験?」

 

ユウヤ「ポケモンマスターと認められるには、ポケモンリーグ協会からの認定が必要でその基準が複雑がゆえに今まで中々出てこなかったが、大会という大きな結果が見える物を開催すれば判断も付きやすいだろうと僕が進言した」

 

サトシ「つまりは、ユウヤ兄ちゃんが仕切ってるってこと」

 

ユウヤ「大体のことはね。そこでサトシには、バトル部門から参加してほしくて案内状を送ったんだ」

 

サトシ「そうだったんだ。でも、そのバトル部門と大会は何がどう違うの?」

 

ユウヤ「マスターの認定を受けているのが僕の他に3人いるんだけど、みんな得意としているものが違ってね。僕はサトシと同じでポケモンバトルを中心とした旅を続けて実績を上げたけど、中にはジムリーダーとしてマスターを目指した者、コーディネーターやパフォーマーもいる。その区分けは旅を経験したお前ならわかるだろ?」

 

サトシ「うん。つまりポケモンコンテストを中心にする人がコーディネーター、トライポカロンを中心とするのがパフォーマーだよね」

 

ユウヤ「その通り、そこで今回は4部門に分けマスターを選出しようってわけ。バトル部門は特に単純で優勝すればほぼ確実にマスターになれる。ただ、その時点では、まだ見習い」

 

サトシ「見習い?」

 

オーキド「ほお、何やらからくりがありそうじゃなユウヤ君」

 

ユウヤ「優勝者は、それぞれのマスターとエキシビジョンを行うが、それに勝てば、正真正銘のマスター、トップのポケモンマスターとなる」

 

サトシ「てことは、それに勝ったらユウヤ兄ちゃんと戦うの?」

 

ユウヤ「そういうことだ」

 

サトシ「ユウヤ兄ちゃん、今ポケモン持ってる?」

 

オーキド「おお、さっそくやるのかサトシ?」

 

ユウヤ「いいよ。オーキド博士さえよろしければ」

 

オーキド「構わんよ。マスターの実力も見てみたいしのお」

 

 

 

 

 

 

 

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