ポケットモンスター エボリューション・マスター 作:幸村 聖臥
マスターズカップ参加に向けて旅を続けるサトシたちは、プレマッチの開催地の一つディオルシティーに立ち寄った。そこで出会ったのが究極進化のグラエナのトレナー・マルクと出会う。そこで、究極進化は、トレナーとその環境下で起こるものだと知る。
そこで、サトシはさっそくポケモンたちと早朝からトレーニングを行っていた。
サトシ「オンバーンはドラゴンクロー、ルチャブルは空手チョップ」
ルチャブルとオンバーンの攻撃は大きな岩に直撃する。岩はミシミシとヒビが入る。
サトシ「続けてベイリーフ葉っぱカッター、ムクホークはエアースラッシュ」
岩はさらにひび割れする
サトシ「ピカチュウ、アイアンテール。ゴウカザルマッハパンチ」
岩は、木端微塵に砕けた。
サトシ「やったぜみんな」
しかし、みんなが喜ぶ中でベイリーフだけは違った。体の一部が蛍光グリーンに輝いたり戻ったりを繰り返している。
サトシ「大丈夫かベイリーフ?」
ベイ「ベイ、べーい」
サトシ「ポケモンセンターに戻ってショーイさんに診てもらおう」
サトシは、ポケモンセンターに戻った。すると玄関でセレナが待っていた。
セレナ「サトシおはよう」
サトシ「おはようセレナ」
セレナ「朝練してたの?」
サトシ「ああ、でもベイリーフの様子が変だったから少し早めに切り上げたんだ。セレナこそずっとここに?」
セレナ「うん。サトシの部屋行ったら、たぶん朝練だろうってタケシが」
サトシ「そうか。寒かっただろ?」
セレナ「平気よ。それに頑張ってるサトシの帰りを一番に迎えたかったから」
サトシ「ありがとう。とりあえずベイリーフをジョーイさんに預けるよ」
サトシは、セレナに説明をしながら自分の上着をセレナには掛けてあげた。
セレナ「ありがとう」
サトシ「セレナも大会に出るんだから体調崩したら大変だろ」
二人の仲の良さはまったく変わってなかった。二人は、タケシと合流し朝食をとった。しかし、サトシは食事がなかなか喉を通さない。ベイリーフのことを気にかけていたからだ。
タケシ「サトシ心配しても結果出るまで悪いと決まったわけじゃない」
サトシ「でも・・・」
セレナ「ベイリーフ苦しそうにしてたわけではないんだよね?」
サトシ「ああ、たぶん」
すると、食事の席に見覚えのある人がやってきた。
プラターヌ「サトシくんとセレナくんじゃないかい?」
サトシ・セレナ「プラターヌ博士。お久しぶりです」
プラターヌ「二人とも見違えるほど逞しくなったね」
セレナ「そんな」
プラターヌ「二人の活躍はちゃんと耳にしているよ」
サトシ「お元気そうで何よりです。あ、博士、こちらはタケシでカントウ時代の旅仲間です」
タケシ「タケシです。プラターヌ博士の噂は耳にしています」
プラターヌ「うれしいねえ」
セレナ「ところで、どうしてプラターヌ博士がアルガーナ地方に」
プラターヌ「うん。この地方の不思議な現象の調査にね」
サトシ「それって、もしかして究極進化のことですか?」
プラターヌ「よく知ってるね。その通りだよ」
その時、サトシがはっとひらめいた。
サトシ「プラターヌ博士お願いがあります。俺のポケモンがもしかしたらその現象に関係があるかもしれません」
サトシは、ベイリーフのことをプラターヌ博士に話し、ジョーイさんの認可のもとプラターヌ博士に診てもらった。
サトシ「どうでしたかプラターヌ博士」
プラ「そうだね断定はできないけど、ベイリーフは調子が悪いわけではないのは確かだ。生命的な数値に異常はない。むしろ草のエネルギーが通常値より高い」
タケシ「もしかしたら、ベイリーフは進化の前兆を出してるんじゃないのか?」
サトシ「そうなのか?」
プラ「ただ、一つ気がかりなのは最終進化していないポケモンが進化するのかという疑問だ」
セレナ「ベイリーフは最終進化してないの?」
タケシ「ベイリーフは、チコリータの最初の進化ポケモンで、最終進化するとメガニュウムに進化するんだ」
プラ「とりあえずは、今分かるのはここまでだね」
サトシ「すいませんご迷惑をかけて」
プラ「いや、むしろ見せてくれてありがとう。これで貴重な経験が得られたわけだし。それにベイリーフは今はとても落ち着いている」