ポケットモンスター エボリューション・マスター   作:幸村 聖臥

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解き放てリーフブレッシャー

サトシ「一体ベイリーフに何が起きているんだろう?」

 

プラタ「はっきりとは分からないが、究極進化の原理と関わりがあることとベイリーフの身体能力が何らかの理由で上がってるということだけだよ」

 

ジョーイ「サトシ君のベイリーフ元気になりましたよ」

 

サトシ「ありがとうございます」

 

タケシ「サトシ、究極進化のことをユウヤさんに聞けないのか?」

 

プラタ「ユウヤくんを知っているのかい?」

 

サトシ「実は俺の親戚みたいなもんなんです」

 

プラタ「そうだったのか。実は、究極進化のことも彼のポケモンを見せてもらったのがきっかけなんだ」

 

サトシ「ということはバクフーンを見たんですね」

 

プラタ「ああ、彼に連絡してみるといいかもしれない」

 

プラターヌは連盟に問い合わせてユウヤの連絡先を聞き、早急に連絡を取った。

 

ユウヤ「プラターヌ博士お久しぶりです」

 

プラタ「ユウヤくん久しぶりだね。実は今日連絡したのは究極進化のことで話があったんだけで・・・」

 

サトシ「ユウヤさん」

 

ユウヤ「サトシ!」

 

サトシ「すいませんお忙しいのに、実は俺のベイリーフの様子がおかしくて」

 

プラターヌとサトシはことの次第をユウヤに話した。するとそこには驚愕のことが明らかになった。

 

ユウヤ「その前兆の可能性はありますね。現に自分のポケモンにもそのパターンもありました」

 

プラタ「本当かい?」

 

ユウヤ「ええ、恐らく今のベイリーフは進化スピードと強化スピードに微妙な誤差が生じている可能性があるんです」

 

タケシ「というと?」

 

ユウヤ「究極進化は基本的に最終進化までいったポケモンが大半だが、例外も見られる。それも二つの事例が明らかになっている」

 

サトシ「二つの事例」

 

ユウヤ「一つは進化を拒否するポケモンの場合だ。変わらずの石を使っている場合を除くんだが、進化しないポケモンはそのエネルギー戦闘の経験値に置き換えると考えられる。それが大技の会得に影響を与えているんだ」

 

サトシ「でも、ベイリーフは進化を拒否したことはありません」

 

ユウヤ「となればもう一つの場合が最も考えられる。進化より先に究極進化でしか得られない技を会得しようとしているんだ」

 

プラタ「そんな技があるのかい?」

 

ユウヤ「ええ、草タイプポケモンが多く会得する最強技・リーフブレッシャー。ソーラービームの数十倍の威力を持つ究極技です」

 

サトシ「ソーラービームを超える技」

 

ユウヤ「うん。ポケモンとの絆と経験が生み出す誰もが真似できるものじゃない」

 

通話を終えたサトシはポケモンセンターの外でベイリーフを出した。

 

ベイリーフ「ベイ」

 

サトシ「調子はどうだベイリーフ?」

 

ベイリーフ「ベイ」(大丈夫と言っている)

 

サトシ「究極の技か・・・」

 

サトシが考え事をしている間にある事件が起きた。そのことは、慌てて駆けつけて来たタケシから聞いた。

 

タケシ「サトシ大変だ。ポケモンセンターが襲われて預けられているポケモンとプラターヌ博士とセレナが連れ去られた」

 

サトシ「なんだって?」

 

 

~古い倉庫

 

プラタ「君たちは何者だ」

 

親玉「俺たちはポケモンハンター。珍しいポケモンやそれにまつわる金目の物を奪うのが目的さ」

 

セレナ「そんなこと絶対に許さない」

 

親玉「かわいい顔して度胸があるじゃないか。いいねえ」

 

手下「兄貴、もったいないからその博士の研究データを奪うついでにこの娘で楽しんだらどうすっか?」

 

手下「兄貴だけずりーよ」

 

親玉「悪くないなあ。たまには人間の新鮮さも楽しまないと」

 

プラタ「やめろ彼女は関係ないだろ」

 

親玉「てめーは黙ってろ」

 

プラターヌ博士がハンターの親玉に蹴りを数発入れられた。

 

セレナ「は、博士」

 

親玉「さーて、どうするのが楽しいかな?」

 

セレナ(お願い。助けて・・・サトシ)

 

その時、奥の方で何かが壊される音が聞こえてくる。

 

親玉「なんだこの音は?」

 

サトシ「ゴウカザル火炎放射、ミジュマル水鉄砲、オンバーン爆音波」

 

突然、倉庫の頑丈そうな扉が吹っ飛んできた。

 

サトシ「お前ら、何やってんだ」

 

親玉「なんだこのガキ」

 

サトシ「セレナ、プラターヌ博士」

 

セレナ「サトシ!」

 

手下「このガキ、どうしてここが」

 

サトシ「オンバーンに音波で二人の声を拾ったのさ」

 

手下「兄貴どうしますか?」

 

親玉「せっかく手に入れたポケモン共を奪わせるな」

 

サトシ「セレナ待ってろ。今助けてやるからな」

 

セレナは無言でうなずいた。目にはうっすら涙を浮かべた。怖さもあったが、今は彼が駆けつけてくれたことがうれしい。

 

手下「残念だったな小僧。この娘は兄貴にとって大事なおもちゃなんだよ。行けアリアドス」

 

サトシ「お前、今なんて言った」

 

手下「聞こえなかったのかよ。この可愛い彼女は兄貴の愛人になるんだよ。行けゴローン」

 

サトシの手がプルプルと震える。そして、目つきはポケモンバトルの真剣さそのものだ

 

サトシ「お前ら絶対に許さない。ゴウカザル、アリアドスに火炎放射。ミジュマル、ゴローンにハイドロポンプ」

 

サトシのポケモンとハンター手下のポケモンのレベルの差は明らかだった。二匹とも一撃でやられた。

 

手下「アリアドス」

 

手下「ゴローン」

 

親玉「情けない奴らめ。いけーラグラージ」

 

サトシ「ラグラージか、ならベイリーフ行ってくれ」

 

親玉「ラグラージかみつく攻撃」

 

サトシ「ベイリーフ、交わして葉っぱかった」

 

親玉「冷凍ビームで応戦だ」

 

サトシ「弦の鞭で動きを封じるんだ」

 

親玉「甘い、ラグラージ弦の鞭ごとベイリーフを引き寄せろ」

 

ラグラージは絡んだ弦の鞭を強引に引き寄せる。

 

親玉「れいとうパンチ」

 

ベイリーフにれいとうパンチがさく裂。効果は抜群だ。ベイリーフの足元がふらつく。

 

サトシ「ベイリーフ」

 

親玉「次で終わりだ」

 

その時、ベイリーフの体がきれいなエメラルドグリーンに光る。

 

サトシ「これは、あの時の・・・・」

 

ベイリーフ「ベーイー」

 

ベイリーフが口からビームを放出し、ラグラージはそれをダイレクトに暗い壁を突き破り倉庫の外まで吹き飛ばされた。

 

親玉「なんだ今の技は?」

 

サトシ「ベイリーフ・・・お前・・・」

 

その瞬間に暗い倉庫が明るくなるジュンサーさんたち警察がタケシの通報により現場に到着したのだ。ハンターたちは全員逮捕された。そしてプラターヌ博士とセレナは解放されアルガーナ地方の病院に搬送された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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