ポケットモンスター エボリューション・マスター 作:幸村 聖臥
事件後、プラターヌ博士とセレナはディオルシティーのポケモン総合病院に搬送された。ポケモンセンターの大型版で人間用の治療機器が揃っている。
サトシ「プラターヌ博士」
タケシ「怪我の具合は?」
プラタ「ああ、タケシ君の手当てもあったから大したことはないよ」
サトシ「良かったです。・・・あのお、セレナは?」
?「彼女なら個室の病室で寝てるよ」
入口の方から聞き慣れた声が聞こえてくる。
サトシ「ユウヤさん!」
ユウヤ「女の子は人目を気にすると思って、僕から頼んでおいた」
サトシ「どうしてここに?」
ユウヤ「事件のことを聞いてね。プレマッチに支障がないかを視察に来たついでと言ってはなんだけど、サトシたちが巻き込まれたと聞いてね。お見舞いに来たってわけ」
タケシ「そうだったですか?」
ユウヤ「サトシ、彼女は廊下に出て右の突き当りの個室だから行ってくるといい」
プラタ「行ってくるといいよサトシ君」
タケシ「行ってこいよサトシ」
サトシ「分かりました」
サトシは部屋を後にした。
タケシ「どうぞユウヤさん。立ち話もなんですし座ってください」
ユウヤ「ありがとう。タケシ君」
プラタ「気を使わせてしまったね」
ユウヤ「いえ、例の犯人たちは不正にポケモンの売買を行うような連中でした。博士を連れ去ったのはポケモンの進化データを利用し、強くしたポケモンで額を吊り上げるつもりだったみたいです」
タケシ「けしからん連中ですね」
ユウヤ「まあ、そっちの処理は済んだので安心してください。今日、ここに来た本当の理由は別にあるので」
~セレナの病室~
プラターヌと共に事件に巻き込まれたセレナは大きなけがはほとんど無かった。しかし、乱暴に扱われたときに足を軽度の捻挫をしたので大事を取って入院していた。
セレナ「ごめんね。マホクシー、ヤンチャム、ニンフィア、パフォーマンスのトレーニングできなくて」
マホクシー「フォコ(気にしないでセレナ)」
ヤンチャム「ヤンチャヤンチャ(早く元気になれよ)」
ニンフィア「フィア(セレナが治るのを待ってる)」
コンコン・・・
セレナ「はい?」
サトシ「俺だセレナ」
セレナ「サ、サトシ!」
サトシ「入るぞ」
セレナ「来てくれたんだ」
サトシ「具合はどうだ?」
セレナ「平気よ。少し捻っただけだから」
サトシ「そっか」
セレナ「心配してくれてありがとう。それにしてもベイリーフのあの技・・・」
サトシ「ああ、リーフブレッシャーを覚えたよ」
セレナ「よかったねサトシ」
サトシ「この後、ユウヤさんに頼んでトレーニングに付き合ってもらおうと思うんだ」
セレナ「そっか。サトシは変わらないね」
サトシ「そうかな?」
セレナ「うん。でも、それがサトシのいいところだと思うし私も今のサトシの方が好きよ」
サトシ「ありがとうセレナ。でも、俺も今のセレナが好きだよ」
セレナ「えっ!! えええちょっとサトシ・・・」
するとサトシはスッとセレナの手に自分の手を添える。
セレナ「サトシ?」
サトシ「カロスで別れた時のこと覚えてるか?」
セレナ「あ、あの時はごめん。つい・・・」
サトシ「あれから6年経ってさ。今ならセレナが言いたかったこと分かる気がする」
セレナ「サトシ・・・」
サトシ「でも、その答えを言うのはもう少し待ってくれ。俺、マスターズカップに勝って一人前になる時まで」
セレナ(相変わらず不器用だよねサトシは・・・)
サトシ「いいか?」
セレナ「大丈夫。私ずっと待ってるから」
今回は、少し早いですがセレナとサトシの距離を急速接近させて年齢も16歳に設定してみました。旅はまだまだ長いですが、冒険と恋愛要素描きながら頑張ります。