ダンジョンで盗みを働こうとするのは間違っているだろうか?   作:ザワールド

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第9話

ヒイロは衛兵の奥の部屋で質問されていた。

 

[フムフムそれで道中でゴブリンに会い奴隷商人から逃げて来たんだね?]

 

大部分は合っているけど、逃げたというよりは道すら分からなくひたすらここまで来たって感じだ。

 

[はい、その通りです。]

 

 

が、いちいち細かい所まで言うのもどうかな?と思い言うのを止めた。

 

 

[じゃあここで話は終わろうか、お連れの神様を呼んで来るよ。]

 

衛兵がそう言ってドアを開けると、イズノメが何故か両腕をブンブンと振りながら前屈みになり

 

もう限界です!

 

ってばかりに倒れそうになっている。

 

衛兵は突然の事で頭が反応出来ず、ただ見守るばかり。

 

ヒイロも衛兵と同じ感覚が走っていたが、

 

今まで行動を一緒にしてきてドジっ子な女神様がナニをしようとしてたのか、

 

瞬時に分かり、咄嗟に反応し寸での所でダイビングさせないように済んだ。

 

何故かヒイロの顔をぼーっと見ていたイズノメはいきなり引っ張って来て抱き付かれた。

 

色々な所が当たりすぎて嬉しさと罪悪感、ナニか得たいの知れないものが込み上げてきた…

 

とりあえず、離れさせようとしたがイヤイヤをしてきたので、

 

どうするかと悩み、おんぶの状態でやっと女神様からお許しが出た。

 

それでも殺人的級な物が背中に当たり終始、困惑していたが…

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

馬車と荷台に乗っている装備品やら何やらを衛兵に渡し、

 

 

これからの事を考えるとお金の事は言わないようにしようかと思ったが、イズノメ様に

 

もしかしたら迷惑がかかるかも知れないので、お金も衛兵に渡そうとしたら。

 

 

[ん?お金は受け取れないな、あんたの女神様が稼いだお金じゃないのか?]

 

と言われた。

 

しかし、そう言っている衛兵はなにかを含んだ笑いをしていた。

 

 

ヒイロ達の事情を知っている衛兵だ。

 

知らない振りしてやるから持っていけと、そう暗に言っているのだ。

 

 

[ありがとうございます!]

 

と衛兵に言い踵を返すと[ああ兄ちゃんちょっと待って]

 

衛兵が近づいて来て[その子のお墓、もしするならギルドに行ってみると良い。]

 

 

何故?と言うと、衛兵が言うには、

 

ただ掘って埋めてしまうと殺人を犯したとか色々と誤解が生まれ、

 

 

ギルドに通報されてしまう可能性があるからだ。

 

 

オラリオにはダンジョンがある。

 

そのせいというわけでもないが、

 

残酷な言い方だと殺人を犯してもダンジョンで死体を放置しておけば

 

モンスターが勝手に処理してくれる、という考えを持つ輩が出るのだ。

 

 

 

ヒイロはその事を気にした、もとい、考えたことは無かったが、御者や旦那の事は

 

確かにあの場所に戻ったとしてもなにも残ってはいないだろう。

 

 

そのちょっとした反応にイズノメは気付きヒイロの頭を抱いてあげた。

 

ヒイロは泣きそうになったが、グッと我慢をし少したってからギルドに向かったのである。

 

 

 

 

 

 




そう言えば女神イズノメ様は聖なる神様と日本神話に出てきています。

しかし社も過去あったらしいけど全くと言っても言いほど存在感が無い神様だそうです。

埋もれてしまった神様を使ってみようと取り入れてみましたが、

……アドリブも良いところです。

難しいの一言、聖なると言ってはいるものの伝承すらない、戦いに~とか家で~とか

狩に~鍛冶~等それすら無し。分からないだらけ。

ので独自解釈させてもらっています。

こんな文章ですが、お気に入りして貰った方々には感謝しています。

ちょっとずつではありますが更新していきます!

ありがとうございました!


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