多分、私は疲れているのかもしれない。
***
「おいそこのヨーソロー」
「え、ルビィちゃん?なんかキャラが」
「うゆ、もっと強くなりてえ」
「え?」
「強くなって海賊王になります」
「いや、意味がわからん」
「高き理想には常に不理解が付きまとう。うゆは泣かない」
「ルビィちゃんが壊れてる」
ダイヤさんが滑り込んできて、ルビィちゃんの前に立ちはだかったであります。
「ルビィ、貴女の覚悟、しかと受け止めましたわ。ですが、海賊などという黒澤家の名に汚泥を塗す如き所業を見過ごすわけには、長女として、断じてできません」
「おめえ、うゅに逆らう気か?」
「くっ、これが『週間少年ジャンプの暗黒面』に呑まれた者の末路とでもいうのですか……!仕方ありません、かかってきなさいルビィ。姉妹の格の違いを教えて差し上げます。そして私は、貴女を救う!」
意味不明であります。
「強い言葉を使うなよ、弱く見えうゅぞ」
「ふっ、上等!ズームパンチ!」
「ぴ ぎ た ぁ」
「やったか!?」
「ダイヤさん!それはやってないフラグだよ!!」
「む、曜さん。余計なお世話です、これは私たち姉妹の問題」
「いやいやいや、シリアスなとこ申し訳ないけど、何してるんすかマジで!?」
「言葉を喪った人間は拳で語る他、道は無き、つまりそういうことですわ」
「どういうことだ」
そうしてるうちに、ルビィちゃんは立ち上がりました。
「お姉ちゃん、まだまだだね。命が惜しければ、その無駄な胸の脂肪をうゅに分けルビィ」
気にしてたのかルビィちゃん。
「ふ、未来は未知数。貴女にも幸があることでしょう、ただし、正しい道でなければならない……!ふっ!」
また、ダイヤさんが仕掛けたであります!
「くらえっ、お姉ちゃんキック!」
「うゅにそんな蹴り効かぬ」
ルビィちゃんがガードをしたその時、ダイヤさんが開脚蹴りでルビィちゃんのガードを外して、十字手刀を……!
「かかったなアホが!!サンダークロススプリットアタック!!」
「そんな攻撃防げルビィ!ピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギピギャアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」
「ブルァァァアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
なんと。ルビィちゃんのスタンドのラッシュでダイヤさんがぶっ飛んだであります。
「ピギィプラチナ」
「そんな、ダイヤーさん!!」
駆け寄る私に、ダイヤさんもといダイヤーさんは、最後の力を振り絞って言葉を……
「ぴ、ぴーなっつばたー………ガク」
いや、なんだその遺言は。
***
そして、目が覚めました。
あの姉妹を今日見たら、夢の内容を思い出しそうで嫌ですな。