ハチマンくんとアスナさん   作:大和昭

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第702話 その時は徐々に近付く

「小町ちゃん、お義姉ちゃんの話を聞いて!」

 

 その時階下からそんな声が聞こえ、八幡は心の中で明日奈にエールを送った。

そしてここにいても仕方がないと思い、リビングへと移動する事にした。

 

「二人が風呂から出てきた時にすぐ出せるように、冷たい飲み物でも用意しておくか」

 

 八幡はそう考え、あらかじめグラスを三つ冷やしておき、

そのままノートPCを開いて情報収集を始めた。

 

「ALOのアップデート情報?ソードスキルの導入と、オリジナルソードスキルについて?

ああ、ついにこれがくるのか、う~ん、俺も何か作ってみるかなぁ」

  

 八幡はそう呟きつつ、いくつかのソードスキルの型をリビングでなぞってみた。

 

「う~ん、まあ実際にやってみてからまた考えるか」

 

 その時八幡は背後に人の気配を感じ、慌てて振り返った。

 

「何だ明日奈か」

 

 そこには笑わないようになのだろう、口を押さえた明日奈が立っていた。

後ろには小町の姿も見える。

 

「というか明日奈、何でバスタオルを巻いたままなんだ?」

「あ、これはね、急いでたせいで着替えを持たないまま風呂場に突撃しちゃったから、

今から自分の部屋に持ちに行こうと思って」

「お義姉ちゃんって普段は凛としてるのに、時々ドジな事があるよね」

「もう小町ちゃん、八幡君はそういうギャップに萌えるんだよ?」

「それは否定しないが、とりあえずさっさと服を着て来いって」

「うん、八幡君が怪しい動きをしてたから、つい見ちゃってたけどとりあえず行ってくるね、

それにしてもさっきの八幡君の動き………」

 

 そう言いながら明日奈は再び口を押さえ、

八幡はちょっと恥ずかしかったのか、こう抗弁した。

 

「あれはSAOのソードスキルの動きをなぞってただけだ、

今度やっとソードスキルが解禁になるらしいからな」

「あっ、そうなんだ」

 

 明日奈は口から手を離して若干身を乗り出した。

八幡を笑った事に対する天罰とかではないのだろうが、

その瞬間に明日奈の体を覆っていたバスタオルがハラリと下に落ちた。

 

「あ………」

「お義姉ちゃん、またそんなドジっこアピールを……」

「こ、これは別にアピールじゃないから!」

 

 そう言って明日奈は慌ててバスタオルを拾い上げ、再び体に巻いた。

その時の二人の行動にひっかかる物を感じた小町は、腕組みをしながら考え込んだ

 

「小町、どうした?」

「ううん、何かおかしいなって思って………

あ、そっか、二人がちっとも恥ずかしがらないからだ!」

 

 小町は二人を見ながらそう叫んだ。

 

「え?十分恥ずかしがってるつもりなんだが」

「そうだよ小町ちゃん、普通に恥ずかしいよ?」

「え、でも……」

 

 小町はそんな二人の言葉に首を傾げ、まさかと思い二人にこう尋ねた。

 

「ね、ねぇ、二人は今何に対して恥ずかしがってるの?」

「俺のソードスキルの型が変に見えた所だが」

「うっかりタオルを落としちゃったドジな事にかな」

「あ~………やっぱり裸を見たり見られた事にじゃないんだ、そっか、そっかぁ……」

 

 その小町の呟きを聞いて、二人は顔を見合わせた。

二人のその表情は、今更何をという感じだったのだが、よく考えるとそれは、

要するに二人がお互いの裸をある程度見慣れているという事の証明である事に気が付いた。

 

「う、うん、そうだよね、二人ももう大人なんだし、何度も何度もそういう事を……」

 

 そして小町がとんでもない事を言いかけ、二人は焦ったようにこう叫んだ。

 

「き、きゃあ!八幡君、恥ずかしいから見ないで!」

「わ、悪い、大丈夫、肝心な部分はまったく見えなかったから安心してくれ」

 

 そんな二人を小町はジト目で見つめ、二人は素直に謝った。

 

「「ごめんなさい」」

「ん、今更だしどうでもいいよ、とりあえずお義姉ちゃんには服を着てもらうとして、

お兄ちゃん、何か冷たい飲み物を頂戴」

「うん、ささっと行ってくる!」

「待ってろ、もう準備してあるからすぐ出してやるからな」

 

 二人はそう言ってそれぞれ行動を開始し、小町は一人ソファーに腰かけ、ため息をついた。

 

「はぁ、小町もそのうちこういう事に慣れちゃうのかなぁ……

彼氏を作れば分かるのかもだけど、最近のお兄ちゃんを見てると、

他の男がつまらなく見えちゃうから、やっぱり当分彼氏は出来ないんだろうなぁ……

昔はお兄ちゃんに家族の情はあっても、男としては無いなとしか思わなかったのに、

変われば変わるもんだよなぁ、はぁ…………」

 

 それがどうやら小町の密かな悩みのようであった。

 

 

 

 一方その頃、ランとユウキは仲間達と共に、緊急会議を開いていた。

 

「まさかリアル・トーキョーオンラインがサービス休止になるとはね」

「あと一週間かぁ」

「ちなみにALOにソードスキル導入だってよ、どうする?」

「ランとユウキは今すぐALOに行ってもトッププレイヤーとして活躍出来るだろうけど、

ALOはチーム戦な側面もあるからなぁ」

「もう少し連携を深めたいですね」

「ふ~む……」

 

 ランは目を閉じて色々考えているようだった。

そこに誰かからのメッセージが届き、それを読んだランは、仲間達に向けてこう言った。

 

「ハチマンがゾンビ・エスケープを始めたらしいわ、

まあ遊びでちょこっとって感じみたいだけど」

「ハチマンさんが?」

「それって誰情報?」

「アルゴさんよ」

「ああ~、なら確定だね」

 

 ランはユウキに頷くと、アルゴからの情報を仲間達に伝えた。

 

「アルゴさんが言うには、仲間との連携を深めるのに良さそうなゲームだったと、

ハチマンが肉を頬張りながら楽しそうに語っていたみたい」

「ゾンビの話をしながら肉とか……」

「さすがハチマンさんだぜ!」

「なのでそれを踏まえて今後の方針よ」

 

 ランはそう言って一呼吸入れ、続けてこう言った。

 

「リアル・ト-キョー・オンラインの現時点での最強ボスを一週間で制覇する、

その後はゾンビ・エスケープで連携を磨いて、

ピンチの時にどうすればいいかの対応力を磨く事にするわ。

ゲームとしては畑違いなのでしょうけど、そういった部分に関しての応用力は養えるはず。

そしてALOにソードスキルが導入されるのを見計らって、

密かにALOに移動、そこで旗揚げよ。最初は目立たないようにモブ狩り専門にして、

自由自在に飛びまわれるようになったら、次は魔法への習熟作業、

そして同時にソードスキルの作成、これが終わったらいよいよヴァルハラに殴りこみよ。

出来ればヴァルハラとどこかのギルドが激突している時に乱入するのが望ましいわね」

「直でぶつかってくんじゃないんだ、何で?」

「そのほうが目立つからよ」

 

 ランはさも当然という風にそう言った。

 

「そうする事で、同時に敵陣営にも我々が脅威だと見せつけてやりましょう」

「オーケー!それじゃあ早速ボス戦へのフラグを回収していこっか!」

「このゲームでの強い武器も入手しないとね」

「今回は金策もマッハでやらないとまずいなぁ、クロービス、いける?」

「う、うん、最近ちょっと調子が悪いんだけど、AEの百物語クエストの応募も終わったし、

ちょっと集中して頑張ってみる」

「お願いね、信じてるわよ」

「うん、任せて!僕が生きた証をここで立ててみせるよ!」

 

 この時点で金策担当のクロービスの病気はかなり危険な状態まで進行していたが、

その事は既にスリーピング・ナイツのメンバーの中で共有されていた。

だがクロービスはその歩みを止めず、メンバー達も誰も止める事はない。

ここからクロービスは、リアル・トーキョーオンラインのボスクリアの為に、

残された短い時間の中、獅子奮迅の活躍を見せる事となる。

 

 

 

「さて、とりあえず今日はクリアまでいってみるか」

「うん」

 

 次の日、八幡と萌郁はゾンビ・エスケープをクリアする為に再び一緒にログインしていた。

 

「状態は昨日のままだね、室内に敵もいない」

「さて、目的のビル近くまで突っ走るか」

 

 二人はそのまま白バイを使い、最終目的地のビルへと向かった。

 

「ん、思ったよりも敵が少ないか?」

「まるでさっさと中に入れと言わんばかり」

「だよな、これは一階にやばい敵がいるパターンかもしれん、

勝てないとは思わないが、無駄に連戦するのは避けたいよな」

「壁を登ってみる?」

「そうだな、ん、あそこに車が停まってるが、あの上に白バイで上れれば、

あの二階についてるポールみたいな物に手が届くんじゃないか?」

「確かにいけるかも」

「うし、それじゃあやってみるか、失敗したらその時はまた別の方法を考えよう」

 

 二人はそのままその車に向かって走り出した。途中で八幡が何故か荷物を投げ捨てたが、

萌郁は気にせず器用にバイクを操り、ウィリー状態でその車の上に白バイを乗り上げた。

直後に八幡は萌郁の肩に足を乗せ、二階のポールに手をかけた。

 

「よし、いける!」

 

 八幡はそのまま力ずくでポールに体を引き寄せ、二階のポールに両足の膝をかけると、

頭を下にしてブランとぶら下がった。

 

「ゾンビが来てる、萌郁、手を!」

「うん」

 

 そして萌郁はバイクのシートの上に立ち、八幡の手に捕まった。

ゾンビが近付いていた為、萌郁はそのまま白バイを足で蹴って転倒させた。

 

「よし、今引き寄せるからな」

 

 八幡はそのまま萌郁を腹筋の要領である程度まで引き寄せ、

萌郁は萌郁で足を壁面に当てて手を伸ばし、自力でポールを掴んだ。

 

「よし、先に上がるわ」

「了解」

 

 八幡はそのまま一階と二階の縁に立ち、近くの窓に向かって横に移動し、

腰にさしていた銃の銃床で窓ガラスをぶち破り、二人は中に入った。

 

「荷物は惜しかったね」

「大丈夫だ、今回収する」

 

 そう言って八幡は、ポケットに入れていたらしい何かを取り出した。

 

「それは?」

「釣糸を巻く為の道具だな、荷物にくくりつけて、ポケットの中に入れといたんだよ、

自由自在に糸が出ていく状態にしてな」

 

 その言葉通り、その糸は捨てた荷物まで伸びていた。

八幡はその糸をたぐり、弾丸等が入ったその荷物を二階まで手繰り寄せた。

 

「よし、オーケーだ」

「さすがというか、抜け目ないね」

「過分なお褒めの言葉、光栄だよ」

 

 そして二人はその荷物で装備を整え、二階通路に繋がるドアを開けた。

 

「ゾンビはいないようだが……」

「仮に一階にボスがいたとしたら、とりあえず二階は安全地帯にすると思う」

「かもな、このビルは十階までしかないし、とりあえずビル内の探索だな」

 

 二人はそのままビルの中心に向かったが、そこは吹き抜けになっていた。

 

「ああ、ここはこうなってるのか、下には……」

 

 こっそりと下を覗くと、そこにはボスのようなゾンビが鎮座していたが、

幸いこちらに気付く気配はない。

 

「なるほど、下から入っていたら、五階までは追い掛け回されてたって事か」

「このドアも中から鍵がかかってたしね」

「だな、まああいつに見つからないように、このまま五階まで行っちまおう」

 

 二人はそう相談し、出来るだけ壁沿いを、上へ上へと進んでいった。

もし下の敵に見つかったら、普通に階段で上ってこれる構造の為、

二人は神経を尖らせて、慎重に五階まで上がった。

 

「ふう、扉はここだけか、さてどうしたもんかな」

「この形状だと、ドライバーで分解が可能」

「マジか、確かに旧式っぽい扉だしな」

「とりあえずやってみる」

「おう、俺は監視を続けるわ」

 

 その言葉通り、萌郁は取っ手を分解し、そのドアは音もなく開いた。

 

「行くか」

「うん」

 

 そして二人は五階に滑りこみ、そこで一息ついた。

 

「ふう……」

「上手くいったね」

「さて、ここから上は……」

 

 そこはヘリが助けに来れるという設定になっているせいか、

それぞれの扉はゾンビが入ってこれないように頑丈になっており、

鍵はかかっておらず、中から鍵をかけられるようになっているようだ。

 

「外の非常階段に敵の姿は見えなかったけど……」

「問題は多分九階か十階だよなぁ……」

「どうする?」

「この辺りならまだ攻撃も激しくないだろ、普通に階段で行ってみようぜ」

「うん」

 

 二人はそう言って内部の階段まで移動した。さすがにそこはゾンビによって守られている。

 

「二体ならまあ余裕だな、警棒で粉砕だ」

「私も警棒で」

「だな、音を立てるのはもういくつか上のフロアに行ってからにしよう」

 

 二人はそのままゾンビに向かって直進し、その頭をぶっ飛ばした。

 

「まあ余裕だな」

「動きが鈍いからね」

「よし、上だ」

 

 二人はそのまま階段を駆け上がったが、

どうやらこの階段は九階まで普通に通じているらしい。

一階で敵と遭遇せずにここまで来たせいか、内部の敵はとても少なかった。

 

「このまま行けるか?」

「どうかな」

「さて九階だ」

 

 そこで八幡は足を止め、九階内部を鏡を使ってチラリと見た。

そこはゾンビが通路を埋め尽くす勢いで溢れており、

八幡は頭痛を感じながら萌郁にこう囁いた。

 

「多分普通にここまで上ってくると、

このフロアにいるゾンビ達が、順に下に向かう仕様だったんだと思う。

とんでもない数のゾンビがいやがる」

「どうする?」

「そうだな、ん、あれは……」

 

 八幡はそう言いながら上を見た。そこには点検口があり、

おそらくそこから天井の上に侵入出来ると思われた。

 

「あそこから上に入ろう、俺が肩車をするから、萌郁はあそこを調べてくれ」

「分かった」

 

 そして萌郁は点検口を調べ、難無くその口を開けた。

 

「行けそう、中も結構広い」

「よし、萌郁は先に上に上がってくれ」

「うん」

 

 そして上から萌郁が八幡を引っ張り上げ、二人は首尾良く内部に侵入出来た。

 

「さて、ここでこれをっと」

「それは?」

「暴徒鎮圧用の音響閃光弾、スタン・グレネードだな。

これで騒ぎを起こせば、ゾンビ達が本来の役割通り、下に向かってくれると思うんだよな」

「なるほど」

 

 そして八幡は下に向かってそのスタン・グレネードを投げた。

その瞬間に、九階にいたゾンビ達が大挙して下へと向かった。

その中には特殊なゾンビも数多く含まれており、

普通にビルに侵入していたら大変な事になったと思われた。

 

「よし、上手くいったな」

「とりあえずここから奥に進む?」

「だな、ちょこちょこ点検口を開けて様子を見ながら進もう」

 

 二人はそのまま慎重に進み、やがて上に繋がっている階段を見つけ、

そこから下におりて十階へと向かった。

 

「さて、予想通りならここにボスがいると思うが」

「………いた」

「いたな」

 

 十階は巨大な一つのフロアになっており、その中に巨大なゾンビがいた。

 

「戦闘に突入したら、あるいは下からも敵が押し寄せてくるか?」

「その前にあいつを倒せばいい、所詮初級の敵」

「だな、それじゃあ俺からいくわ」

 

 八幡はそう言って、狙撃銃を構えた。

 

「狙いは……あの首か、頭がでかいから、

一部を吹っ飛ばしただけじゃまだ動いてきそうだしな」

「了解、私も首を狙ってみる」

 

 そして八幡の攻撃で戦闘は開始された。

そのボスの首に大穴があき、ボスはこちら目掛けて走り出した。

 

「首もでかいなおい」

「あれならそんなに時間もかからずに首を落とせそう」

「その後どうなるかは神のみぞ知る、だな」

 

 二人はそのまま敵に向かって発砲しながら突撃した。

敵は首を守るように手でガードしてきた為、やはりそこが弱点だと思われた。

 

「ふむ、銃だと切断までは至らないか、萌郁、援護してくれ。

俺がこの包丁で首を切り落とす」

「了解」

 

 八幡はそのまま包丁を構えてボスへと突撃した。

ボスはガードに使っていた手を八幡目掛けて振り下ろす。

その瞬間に八幡は横に飛び、代わりに正面から萌郁が銃を乱射しつつボスに突撃した。

 

「ぐわっ、ぐぐぐ、ぐるるるる」

 

 ボスがそんな感じの声を上げ、萌郁に注意を向ける。

その瞬間に横に飛んだ八幡は、床を蹴ってボスに突撃し、

一撃で細くなっていたボスの首の片側を切断した。

 

「ごおおおおおおおおお!」

 

 それにより、ボスの首が反対方向にだらんと下がった。

萌郁はその隙を見逃さず、もう片方の手に持っていたゴルフクラブでその頭をぶっ叩いた。

 

「ぎゅおおおおおおおおお!」

 

 ボスはそれで首を飛ばされ、断末魔の悲鳴を上げた。

 

「何だ、これで終わりか?」

「所詮初級、こんなもの」

「だな、まあ銃だけで戦ってたら、多少苦戦したかもしれないな、

最初の狙撃なしで銃での攻撃だと、多分ほとんどこいつにはダメージがいかないと思う」

「うん、撃った感じだとそんな感触だった」

「それじゃあ上に行くか」

「うん」

 

 そして二人が屋上の扉を開けた瞬間に、空からヘリが下りてきた。

 

「いいタイミングだな」

「まるで待機してたみたい」

 

 二人は顔を見合わせてクスリと笑うと、そのヘリに乗った。

その瞬間にエンドロール的なものが短く空に流れ始めた。

 

「おおう、凝ってるな」

「何か数字が並んでるけど」

「ランク1st?何だろうな?まあいいか、後で確認出来るだろ」

 

 それは撃破数、敵との遭遇数、かかった時間などが加味されたランキングだったのだが、

二人は自分達がとんでもない記録を出して歴代一位をとった事に、ずっと気付かなかった。

こうして八幡と萌郁は最初のステージを終え、

以後は時間が出来る度に、少しずつレヴェッカや明日奈も交えながら、

ステージの攻略を続けていく事になる。




このエピソードはここまでです!明日からはしばらく単話が続きます!

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