ISXD 仮面ライダーになった男 リメイク   作:刹那クロスロード

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2話

また朝だ

太陽の日が眩しい

そろそろ起きないと…

 

「ドアが…高い…?」

(ん?…僕の手が小さい…そうか僕は小さくなったのか!!)

 

なるほどと思い部屋を見渡した

そこは寝室で家具やなんやらが揃っていた

部屋の扉を開けると左に階段が見えた

ここはアパートやマンションではないみたいだ

その階段を降り、辺りを見渡すと玄関が見えた

ここは一階で、寝室は二階のようだ

僕は、おもむろに階段すぐの部屋にはいるとそこはリビングで、テレビやソファー、テーブル等の家具は揃っていた

ふと机をみると鍵と紙置いてあった

 

(日常生活で必要なものはすべて揃ってるようだな)

「そうみたいだね。手紙あるから読んでみようよ!」

 

ペラ

『翔一君へ

 こんにちは。この手紙を見てるってことは転生に成功したみたいだね!よかったよかった!そこにある鍵はお願いされた特典の部屋の鍵だから自由に出入りできるよ。』

と紙に書いてあった

「…えっと…部屋の場所は…」

(探すか…)

 

 

 

~数分後~

「まさかここにあるとは…」

ここというのはクローゼットの奥だった

「中を見ようかな!」

ワクワク

カチャ

「こ…ここは…」

中にはたくさんのベルトからバイクなどの乗り物があった

「仮面ライダーとは言ったがここまでとは…」

とりあえず中をみたわけだがドライブのトライドロンまである

「あっ!ベルトさん」

『君は誰だ』

そりゃ知るんけないか

「僕の名前は橘翔一よろしく」

『ん~よくわからないがよろしく」

(挨拶はあとにしてとりあえずここの地形を把握をしないと)

 

 

 

 

「なるほどここは駒王町なのか…はぁ…」

(他には…)

「ISはまだ発表されていないみたいだよ」

(そっか、まだ出ていないのなら、鍛えるぞ!)

「えっ!?なんで!?」

(相棒の体を使うんだから)

「そうだったね…」

 

それからの日々は筋トレやランニングの毎日だった

 

 

~一年後~

 

 

(小学校に通ってるんだよなぁ)

そう、僕は小学三年生である

 

「はぁー」

 

神から才能をもらっているけど、今一つ何に使おうかわからないんだよね

 

(別に今すぐにって訳でもないだろ?)

「そうだけどさ~」

『またもう一人の自分と話しているのかい?』

「うん…あの部屋にある、ベルトどうしようかなって」

『どうするとは?』

「たくさんベルトがあっても使えなかったら意味がないよね」

「『(うーん…)』」

 

やはり…宝の持ち腐れみたいな

 

 

 

 

 

 

その頃ある二匹の猫が傷を負いながらも逃げていた

 

 

 

「あぁ~…外の空気が気持ちいいね~」

『そうだな』

(えっ!?ベルトさんベルトなのにわかるのか!?)

 

行き詰まったから僕らは外に散歩に出た

いろいろ案が出たけど、ピンと来るものがなかった

 

 

誰か!!誰かたすけてーーー!!

 

 

(ん?相棒今のは!!)

「うん、ベルトさん急ごう!」

『悲鳴だな…急ごう翔一』

 

そして僕らは走り出した

 

 

 

 

現場につくと

 

「わっ猫だ!!怪我してるよ!」

『大丈夫だ翔一気を失っているだけのようだ』

(ほっ…良かった…)

「あっベルトさん車呼んでトライドロンあったよね!」

『わかった、common trydron』

 

ベルトさんにトライドロンを呼んでもらい怪我の具合を確認した

致命傷はないが、わざと急所を外しているように見えた

 

(相棒、何か気配を感じる…来るぞ!)

『どうした翔一』

「何か来る」

ブゥゥゥゥン

『トライドロンが来たぞ速く乗るんだ』

「うん」

 

僕らは猫を乗せ自宅に向けて出発した

 

(くくく、勘のいい奴よ)

 

 

 

 

時は過ぎ夕方

 

僕は猫の看病をしていた

傷が多数たったため包帯などの処置をした

起きたときのためにご飯の用意などしていた

ベルトさんにも手伝ってもらいいろいろと用意が完了してきていた

 

「…ニャ…フニャ?」

「あっベルトさん起きたよ!」

 

黒猫がおきた

 

『そうか今いく』

(ひとまず安心…だといいけど。)

「フシャーーー!!」

「すごく毛を逆立てて警戒してるよ!?」

 

手を近づけると引っ掛かれた

痛い

 

「シャーーーーー!!」

「まぁご飯食べよ!おなか空いてない?」

「ニャア!!『グゥウゥゥゥゥ』///」

「ほら食べて!お腹が空いたらなんとやらだよ!あ、でも猫だから言葉はわかんないか」

 

黒猫は小さく頷いた

 

「ニァ…」

 

黒猫はちょこちょこと食べ始めた

 

(散歩して今の状況なんだが、何かいい案思い付いたか?)

「あれ?あっ忘れてた!!」

『どうした?翔一?』

「僕たち散歩に出た理由って行き詰まって出たのになんの案も出なかった!あーどうしよ!?」

『まだ時間があるだろう。落ち着くんだ』

(落ち着け相棒!)

 

一人でてんやわんやしている僕を黒猫は首をかしげてみていた

 

「なにしてるにゃ?」

「なにしてるって……え?」

『今何か聞こえなかったかい?』

 

そう、ここにいるのは僕とベルトさんに黒猫

 

「何があったのにゃ?」 

 

首がブリキの人形のようにギギギと擬音が似合いそうにに動いた

 

「今この黒猫喋らなかった…?」

(たしかに喋ったな)

『たぶん…喋ったんじゃないのかな?』

「喋ったらダメなのかにゃ?」

 

喋ったらダメなんじゃなくて何で喋れるのかってことなんだよ

 

「私が喋れるのは、猫又だからにゃ!」

(相棒、猫又ってなんだ?)

「猫又って言うのは、日本の民間伝承や古典の怪談、随筆などにあるネコの妖怪で、猫又になる方法は2通りあったはずだよ」

『たしかにその説であっているが、まさか本物を見ることができるものとは思わなかったねぇ!』

(そんなにすごいのか?)

 

もう一人の僕と反対だからね

 

「さて、今後のことなんだけど、追われてるよね?」

『この猫又は追われているのか?』

「うん、さっきの時点でもう一人の僕が気づいてたんだ。たぶん、この場所もばれてると思う」

「なら、また逃げるにゃ。そして、白音を見つけて一緒に暮らすにゃ!」

『それはいい。だが、その怪我で逃げれるのか?』

「にゃっ…」

「ベルトさん何かいい方法はない?」

『うーむ…シフトカーに偵察させるかい?』

「それだと、今後も逃げることと変わらないよね。なら、先手を打とう!」

 

思いきった発言をした

黒猫はずっとずっと逃げていた

ならば、今度は先に一手を打つ

 

『先手を打つと言っても居場所もわからない状態なんだ、どうやって探すんだ翔一』

「シフトカー、シグナルバイクで周囲の検索及び発見したら報告、そして誘導させる」

「そう言うけど、出てきたところをどうやって攻撃するにゃ?ただの人間の力にゃどうすることもできないにゃ!」

「だからこそ力を使おう。ベルトさん?」

『今の君では危険だ!もう少し待ってから行動に移した方がいい!』

「その待つ間の時間に白音って言う子に何されるかわからないんだよ!助けられる命が手の届くところにあるのに手を伸ばさないのは違うと思うんだ」

『だが…いや、君が私を頼ることはわかっていた。その判断で君は後悔しないのかい?』

「しない…とは言い切れない…後悔は先に立たたないからね…でも、目の前で苦しんでる猫を放っておいたら僕はこの先ずっと後悔しか残らない!」

(さすが相棒だ。)

「ありがとうもう一人の僕。僕は何もできないから任せるね」

(あぁ、任せろ!)

「ところで、たまに君は独り言を言うにゃ。誰と話してるにゃ?」

 

そういえば、もう一人の僕について話してなかった

ベルトさんはこれからパートナーとして、行動するため事情は話した

 

『彼は二重人格なんだ。性格を簡単に説明すると優しさと知識を兼ね備えた翔一、もう一人が強さと力を兼ね備えた翔一』

「強さと力は同じじゃないのかにゃ?」

「同じと言えば同じだよ。でも今回の場合は、力は腕力や脚力、具体的なもの、強さは戦略や戦い方とかの抽象的なものなんだ」

「???」

『行きなりいわれても理解できないだろうけど、そういうことだ』

 

僕はネットや本で知識を深める

もう一人の僕は僕が得た知識を実践的に使う

これが僕らの関係

だから体を鍛えなくてはいけないんだよね

 

「まぁ、僕は色々知ってるってこと!」

「とりあえずわかったにゃ!」

 

それから僕らは今後に向けた相談した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~翌日~

 

 

 

(眩しい…朝飯作らないと)

 

思い瞼をあけキッチンに進んだ

 

『翔一おはよう』

「ベルトさんおはよう」

 

リビングへ向かっている途中にベルトさんがいた

僕はベルトさんと共にリビングへ向かった

 

ガチャ

 

「黒猫も起きてたんだ、おはよう」

「翔一おはようにゃ!」

『おはよう黒猫』

「ベルトもおはようにゃ!」

 

僕と同じ部屋だと何かと嫌だと思ったから黒猫はリビングで休んでもらった

しっかりと満足してもらえるようにフカフカにしました

 

「そういえば、僕は今日学校へ行かないと行けないんだけど、黒猫はどうする?」

「うーん…外に出られないし、家の中でのんびりしてるにゃ!」

『翔一、今日一日気を付けるんだぞ!いつどこから狙われているかわからないんだから』

「わかってるよベルトさん!シフトカー達にもよろしく頼んどいてね」

『わかった!それとシフトスピードをもっていってくれ』

「じゃあ、朝御飯にしようか」

「そうだにゃ!」

 

そして、そして僕らは朝食を食べた

(これで本当に一安心だな)

 

 

僕は知らなかった黒歌達が何から逃げていたのか

 

~夕頃~

 

夕方は商店街は人がたくさんいる

僕とシフトスピードは夕ご飯の調達に来ていた

 

(さて、何を作ろうか…黒猫が沢山食べるからな考えないと)

(あの猫よく食うからな)

 

それはいわないで

 

「おっ!橘んところの坊主じゃないか!今日も一人か!」

「はい!いつもありがとうございます!」

 

この人は肉屋のおじさんだ

何時もよくしてもらってる

そうだ今夜は鍋にしよう

これならみんなで食べれるし

あ、でも黒猫は猫だから猫舌なのかな?

いや猫又だから…そんなわけないか

そして、買い物をすませ帰っている途中何かしらの気配を感じていた

 

(相棒…この前感じた気配だ)

「えっ!?今来たの!こんな人通りの多いところに!場所わかる?!」

(俺はできるが大雑把だぞ!)

「わからないよりかはマシだよ!」

(OK!場所は・・・だいたいアーケード街の反対側の入り口の近くだ!)

「わかった!」

 

僕は走りだし、アーケード街を抜け近くの公園まで走った

 

「身長が低いと走るのに時間がかかる…ハァハァ」

(でも、鍛えててよかったな。)

「それもそうだね…ハァ…フゥー…よし、息がととのった」

「少年よ、それで逃げ切れたと思っているのか?」

 

木から翼が生えた人が降りてきた

 

「あなたは誰ですか?」

「少年は知らなくていいんだ。それより、黒猫を知らないか?」

(チッガキだからってなめんなよ)

 

黒猫と言われ何のことを指しているのか容易に分かった

 

「黒猫は沢山いるのでどの猫のことを指してるかわかりませんが、僕は知りませんよ?」

 

僕は黒猫追われている危ない奴と感じていたため僕はしらをきる

 

「そうか、知らないのならいい」

 

彼は片腕を突き出した

腕から肘、手のひらへと何かが集まっているのが感じられた

 

(相棒これはもしかしたらまずいぞ!)

「(だよね、感じてたよ)」

 

さてどうしようか

変身するためにはベルトがいる

だけどそのベルトを今持っていない

 

「(さて、これは少しまずいぞ)」

 

そう考えていると、目の前に一匹の黒猫が現れた

 

(あんのバカ猫!何でこんなところにいるんだ!)

「(バカ猫は言い過ぎだけどここにいるのはおかしい)」

「翔一もういいにゃ…」

「どうして!?君は嫌だから逃げてきたんじゃないの!!妹のことはいいのかい!」

 

黒猫は嫌だから逃げ、機会をうかがい妹を助けようとしていたのに

 

「だからって…それは違うだろ「黙ってろ!」」

「翔一!?」

 

溜めていたエネルギーを撃ってきた

だけど…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   変身!!!

 

 

 

 

 

 

   DRIVE TAYP SPEED

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「サンキューベルトさん!チョーギリギリだけど」

『君にシフトスピードを持たせたのになんの連絡もしないからこうなったんじゃないか!』

 

まっそれもそうか

黒猫が来た時点でもしやとおもってみたらやはりベルトさんが来ていた

今の俺はドライブ

現状は、普通のドライブではないことだ

頭は普通なのだがたすき掛けしている部分にタイヤがなくボディーカラーは黒

 

(これは、ゼロドライブかな?)

「ゼロドライブ?」

『プロトドライブよりも性能が低くいタイプだね。今の現状で変身できた君はamazingだ!』

 

俺は今の現状を理解した  

ドライブに変身でき、身長も設定通りだった

 

「さて、悪魔さんよ!生きて帰えれると思うなよ」

「姿が変わったぐらいで『SPEED』「ハァ!!」グゥゥ!?」

 

シフトアップの加速にあわせ殴り付けた

それにより、数歩後ずさり3発蹴りを入れ更に後ろへとさげた

「見た目が変わったからなにも変わらないとは限らないだろ。頭悪いな。」

『翔一!普通ならないが今回ばかりは時間に制限があるぞ!』

「あぁ、わかった!なら速攻で決めよう!」

 

ベルトさんに一つ頼み事をし、俺は再度加速し近づいた

 

「ちいさかった翔一が大きくなって戦ってるにゃ!どうしてにゃ!関係ないのにどうして!」

『黒猫。彼は、守りたいんだよ。近くのものを失いたくないから、手の届くところはすべて守りたがるんだよ。さぁ、そろそろfinishだ!』

 

翔一は、イグニッションキーを捻り、シフトカーの横にあるボタンを押し、姿勢を低くした

 

 

  ヒッサーツフルスロットル  スピード

 

 

「時間がないんでね!これで決めさせてもらう!」

「その技の前に転移し、体勢をっ!?」

「どうせ離れるだろうとも思って、プロトトライドロンを呼んでおいた!」

 

奴はプロトトライドロンにリアに弾かれ俺の方に飛んでくる

 

「ライダー………キック!!!!!!」

 

左足を軸に回転し、回し蹴りをくらわせる

 

「ダァァァァ!!」

 

胴体に回し蹴りが当たりその場で爆散した

周囲には煙が立ち上り、周囲は見えなかった

 

 

「勝ったにゃ!」

『翔一!!黒猫手伝ってくれ』

 

なぜ今回ドライブの変身に時間制限があったか

それは、自分自身がまだ成長しきれていないため、体力筋力ともに基準値にとどいていないからである

また、変身時の身長は設定上の大きさのため、無理矢理大きくなり体力が大幅に減ったことも相まって時間制限が設けられていた

 

 

 

 

 

 


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