頭には浮かんでるのに、文字にできないってキツい……
それでは気を取り直して、
???「さぁ始まるザマスよ♪」
???「行くでガンス」
???「フンガ~」
???「まともに始めなさいよっ!」
宗司 「!?」
「すげぇ……」
「……」
あのガキとの戦いから二日後。
俺たちは森の入口に立っていた。
森と言ってもただの森じゃない。
東京ドーム何百個分だってくらいの広さに、世界樹の親戚かなんかかと思わせるくらいデカイ木がいくつも立ち並んでいる。
地元の小さな林しか知らない俺には馴染みのない光景だ。
隣にいる桜も言葉をなくしている。
「ここに?」
「はい、森の奥にあります」
圧倒されっぱなしの俺たちとは違い、田所先生は落ち着いたもので、これからのことを大妖精と打ち合わせているようだ。これがオトナの余裕ってヤツか。
「凄い森だね。アメリカにあるセコイアの森ってこんななのかな?」
「俺が知るわけないだろ……」
桜の問いに力なく答える。
自慢じゃないが、俺は地理はてんでダメだ。
アメリカにそんな森があるなんてのも初めて聞いた。
と、そこに別の声が割って入ってきた。
「アメリカのセコイア国立公園のことですね。かのシャーマン将軍の木で有名なジャイアントフォレストを始め、セコイアデンドロンの群生地がいくつも点在しているそうです」
声の主はメガネを掛けた女の子だ。見るからに知的そうな雰囲気を放っている。
「そ、そっか。サンキュー……」
「いえ、お役に立てたようなのでよかったです」
戸惑いながらも礼を言うと、にっこりと柔らかい微笑みを返してきた。
……むぅ、知的メガネっ娘でありながら同時におっとりお嬢様系の魅力をも兼ね備えるか。
加えてかなりのナイスバディ……。
分かっていたことだが、コヤツ出来る……!
「ほほう~、あの歩く萌え要素に気付くとわ。なかなかお目が高いねぇ♪」
ぼそぼそつぶやいているのが聞こえたのか、妙に背の低い女の子が話しかけてきた。
みたところ小学生か中学生にしか見えない体型だが、こう見えて俺たちと同い年だ。
スゴイね、人体……。
「アレで天然ボケとドジっ子属性も持ってるんだからスゴいよね♪」
「ま さ に 萌 え」
「アンタらは何を話してるんだ……」
そんな話をしていたらツインテールの女の子に呆れ顔でツッコまれた。
吊り気味の目をした、気の強そうな印象の女の子だ。
髪型といい、目つきといい、いかにもツンデレだよなぁ。
「誰がツンデレだっ!」
「うをっ!地獄耳!?」
「あはは、お姉ちゃんツンデレって言葉にビンカンだから……」
驚く俺にまた別の声が掛かる。
短い髪をリボンでまとめた女の子だ。
ぶっちゃけ、ガキと戦った時に助けた子だったりする。
「あ~、散々からかわれてるから、それで?」
「う、うん。やっぱり知ってるんだ……」
ちょっと戸惑った様子で答えてきた。
失言だったかな?まだ
もう少し気をつけよう。
「河原?行くぞ」
「あ、はい」
考えてるうちに話し合いが終わったようで、先生が声をかけてきた。
さて、本番はこれからだ。気を引き締めないと。
「それじゃあ行きましょう。皆さんついてきて下さい」
そう言って道案内役の大妖精が先行して進みだした。
続いて俺たちも森に足を踏み入れる。
まだ入り口から少し進んだばかりだというのに、外の気配が遠ざかるのが分かった。
進むにつれ、そこかしこからとらえどころのない気配が伝わってきて、ここが
「もう少し行けば、彼らが使っている転送装置があります。そこから妖精郷に行けます」
妖精郷。
この森の奥深くにあるという妖精たちが住む国。
そこを治める妖精王に会うのが俺たちの目的だ。
「妖精さんの国ってどんなとこなんだろ?楽しみだね~、ゆきちゃん」
「そうですね、とっても楽しみです、つかささん」
「メガテンのピクシーに会えるってだけでもwktkだよね、かがみん♪」
「こなた……。気持ちは分かるけど、はしゃぎ過ぎて失礼なことしないでよ……」
……何故か、あの『らき☆すた』のキャラと一緒に、である。
……どうしてこうなった?
つかさについては五話で伏線張ってましたよ……?(震え声)
①四匹のガキがいる辺りに……、「髪の短い」女の子が!
②「リボン」を揺らしながら校舎へと駆けていった。
③「ラベンダーを思わせる綺麗な髪」が一筋
④呆然と見上げる少女の「瑠璃色の瞳」に
……ダメ?(´・ω・`)