赤帽子の強制学生生活。 リメイク版   作:コジマ粒子の化身

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書くことはできました……ですが、書くことしかできないので、第十五話はまるまる書き直しという……


第十四.五話

ーーー今から数週間前の精霊界。

 

「あー、だりぃ」

 

ここは暗黒界。

悪魔達が住む魔境、様々な悪魔住み、生活をしている以外と平和な土地である。最近、暗黒界を管理している”暗黒界の龍神グラファ”が暗黒界にある暗黒温泉を使って、地域を活性化しようと頑張っていたりする。

そんな暗黒界で掃除道具が積まれた台車を気怠そうに押す影が一人……”暗黒界の狂王ブロン”である。昔、あることでヤンチャをしてしまい、遊一に死ぬより辛い拷問フルコースをたっぷりご馳走になった狂王である。

 

「なんだよ、ジャンケンって、しかも、一発負けかよ、俺」

 

先程、暗黒界の名物”暗黒界の門”を誰が掃除をするかを決めるのにジャンケンをして、ブロンは見事一発で負けたのだ。

何故、一人寂しく台車を押しているのかというと、本来なら暗黒界の尖兵ベージに手伝わせるのだが、ベージ達は今日グラファと暗黒温泉の温泉宿を建設する予定が入っているので、ベージ達は手伝いは無理だった。

仕方ないので、他の暗黒界の連中に頼んだが、全員に拒否された……理由は「ジャンケンの意味がない」。

最もである、もし自分が頼まれる側だったら、同じことを言うに決まっているので、グゥの音も出なかった。

 

「はぁ、つい……た」

 

ブロンが暗黒界の門に着き、暗黒界の門を見ると予想以上にデカかった。

 

暗黒界の門 全長700m

 

「……デカ過ぎだ‼」

 

いつも使うときは、サイズなどまったく気にはしていなかったが、改めてみると到底一人では掃除など出来ないサイズであった。

ブロンは「できるかー‼」とキレて、掃除道具であるモップを地面に叩きつける。

 

「グラファがやれよ、グラファが‼」

 

身長180cmしかない、自分よりも全長50mあるグラファの方がよっぽど出来る可能性があることに、不満を訴えながら、地団駄を踏むブロン。

だが、ここでサボったら、グラファが遊一に言いつけるのが目に見えていた……もし、そうなれば。

 

「嫌だ、嫌だ!また、拷問車輪にかけられながら、拷問室で鞭を打たれ、さらに黒蛇病に苦しみながら、死なないように神の恵みで回復し続けるあの地獄をもう味わいたくない‼」

 

ちなみにブロンが言った拷問はフルコースの前菜である。

以前味わったときは、この前菜で何度も気を失い、唯一記憶に残っている拷問である……他?

恐怖のあまり、頭が思い出すのを拒んでるだけです。

 

「ちくしょ……ワイトか阿呆霊使い共でも呼んで手伝ってもらうか」

 

優しいワイトなら、忙しくない限り一つ返事で答えてくれるだろうし、霊使い達なら遊一を餌に使えば、簡単に手伝ってくれるだろう……下手をしたら、後が怖いが。

さっそく、彼らに連絡を取るために公衆電話を探しながら、財布に入っている小銭を数えるブロン。

公衆電話を探しているとあるカードが封印されている柱がある公園についた。公園には青い薔薇が咲き乱れていた。

それを見て、涙を流すブロン。

 

「おー、立派に咲いたな」

 

実はここの公園というより、暗黒界の花や木などといった植物を管理し、世話をしているのがブロンである。

暗黒界はそこまで広くはないし、第一ブロンは大の花好きでもあるから、苦ではなかった。

青い薔薇も遊一に無理を言って、植物族達に種種を分けてもらったのだ。それらが満開に咲き乱れれば、育ての親であるブロンには涙を流すほど、嬉しいものだった。

ブロンはうんうんと感動しながら、公園内にある公衆電話ボックスに入り、まずはワイトに電話をかけるが……。

 

「んあ、電話にでんわ」

 

真面目で優しいことに定評があるワイトが珍しく電話に出なかった……忙しいのか?と思い、次に霊使い達にも電話をかけたが……。

 

「出ない……俺、嫌われてる?」

 

そんなネガティブ思考をしてしまいたくなるほど、霊使い達が電話に出なかった、全員だ。

いくら、昔遊一に危害を加えたからって、これはないだろうと泣きながら、受話器を元に戻す。

 

「ダルクの奴とはよく話したのになー」

 

同じ闇属性同士、ダルクとは気が合っていたと思っていたのは自分だけか……とかなり落ち込みながら、公衆電話ボックスから出ると、何者かが柱のすぐ側にいた。

柱はあの青い薔薇に囲まれるようにあり、誰かが近づけないように青い薔薇を敷き詰めている……ようはそこにいる誰かは青い薔薇を切るなり、踏み倒すなりしないと柱には近づけないのだ。

それに気付いたブロンが、誰かの背後に周り、花壇を見ると……そこを通ったのか、薔薇が全て踏み潰されていた。

それを見て、頭にきたブロンは声を荒げる。

 

「おい、テメェ、なにしてや……がる……」

 

ブロンが声をあげたのに気付いた誰かはゆっくりとブロンに振り返る……そこにいたのは。

 

「小波遊一……⁉」

 

「どうした、ブロン」

 

それにいたのは、紛れもなく姿、形は自分、自分達の主小波遊一であった……が

 

「テメェは誰だ?」

 

「何言ってんだよ、ブロン?俺は」

 

「テメェは遊一じゃねぇ、遊一の野郎はテメェみたいに汚い気配をださねぇよ」

 

ブロンはすぐにわかった姿、形は紛れもなく小波遊一だ……しかし、気配がまったく違った。目の前にいる小波遊一からは汚い、ゲロみたいな臭いが気配がプンプンしていた。

 

「……汚いとは失礼だな、凶王ブロン」

 

「テメェは何者だ?つか、その柱から離れろよ」

 

ブロンはゆっくりと近づく、自慢の鞭を取り出し構える。

そこを見た遊一らしき存在はニヤリと笑い、柱を叩いた。

 

 

 

 

その瞬間、柱が崩れ、何かが出てきた。

 

 

 

 

 

「な⁈」

 

ブロンが簡単に崩れた柱に驚いていると、肩から腰が急に熱くなった。

 

「がっ⁉」

 

そして、遅れて痛みが全身に走った。ブロンは霞みゆく視界のなか、巨大な剣を持ち、肩に39と書かれたモンスターが自分を斬ったのだと理解した。

 

「な、ナンバーズ……」

 

ドサリと公園の地面に倒れるブロン。

それを見て、ますます笑みを強める遊一らしき存在はNO.と呼ばれたモンスターと共にその場を去った。

 

 

 

 

この後、ブロンを探しに来たベージ達により、ブロンは発見され、一命を取り止めだが、この日精霊界に封印されていたナンバーズ、ダークチューナー、ダークシンクロ、sin、地縛神達は遊一らしき存在により、封印が解かれ、精霊界から逃げ出した。

その際にブロンのようにたまたま居合わせた精霊や柱を守護していた精霊達が何百体も重傷を負ったが、幸い死者は出なかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

これが遊一が船の上で読んでいた資料に書かれていた一部である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーー時は戻り、遊一がデュエルに勝利していたころ、デュエルアカデミア本校付近の海域。

 

「……ふむ」

 

「師匠、そろそろです」

 

「うむ」

 

デュエルアカデミア本校付近の海域に一隻の巨大な空母が本校を目指し、航路をとっていた。

その空母の看板に一人の大人の女性と高校生ぐらいの黒い制服を着た男子高校生が立っていた。

男子高校生は女性のことを師匠といい、何処か慕っているように見えた。

 

「さて、私達は先にいくわよ」

 

「は?」

 

「なーんか、あの子がピンチっぽいし」

 

「遊一が⁉」

 

男子高校生は師匠がいうあの子が小波遊一のことを指していることを知っているので、かなり焦った。

 

「落ち着きなさい、弟子君」

 

「し、しかし……」

 

「今から行くから、大丈夫」

 

彼女がそういうとハッチから一台の高速機動型ヘリが現れる。

どうやら、これで先に行くようだ。

 

「さて、行くわよ、愛弟子の万丈目準君」

 

彼女……小波三神は遊一と同じようにニヤリと笑みを浮かべる。

万丈目準はそれに元気に答える。

 

「はい、小波三神師匠」

 

二人はヘリに乗り込み。

 

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