誰であろうと救いたいと思うのは間違っているのだろうか 作:ただのファンだよ。
みなさん、お待たせしました。そしてお久しぶりでございます(裏声)
ベル「いや、もっとマジメに」
ブツッ!!
ムサシ「ウルサァーイ!!」(
ベル「へぶっ!?」
ベル「い、痛い。コロナモードで殴られるともの凄く痛i──」
アイズ「黙ってろっていってんだろぉ……ッ!」(エアリアルパンチ)
ベル「エエェアッ!?」
これがじゃが丸くんのチカラだ!(買収とも言う)
今日も今日とでダンジョンに潜る僕。
なんやかんやであの輝石のネックレスは身に付けている。
あのネックレス、実は密かにお気に入りになってたりする。
「うぅん?やっぱり誰だろう?」
あの『銀色の愛』さんからの贈り物事件から2日。
結局詳しい事は全くわからなかった。
「……おっとモンスターだ」
顎に手を当てて考えながら歩いていたが壁からモンスターが生まれてきたので一度やめて戦闘に集中する。
まあ、余裕の大勝利。
ものの見事に全員追い払えた。
一度波にノレばさっきの事など考えずにダンジョン攻略に専念できる。
よぉし。今日は十五階層ぐらい行ってみようかな––––。
なんでココにお前がいるんだよォオ!?
気付けば既に僕は悲鳴の方向へ走っていた。
走って向かった先には大剣を握った赤いミノタウロスとミノタウロスに壁際に追い詰められた獣人の冒険者。
ミノタウロスがその手に握る大剣を持ち上げる。
「──ッッ!!」
走るだけじゃ助けられない事を悟った僕は左腕のスラッガーを投げてミノタウロスの大剣にぶつける。
「ひぃっ!?」
ミノタウロスが振り下ろした大剣は僕が投げたスラッガーがぶつかったおかげで軌道がズレ、獣人の冒険者のすぐ隣に振り下ろされる。
「何をしてるんですか!!早く逃げてください!?」
「ひ、ひぃー!!?!?」
僕の喝に腰を抜かしかけてた冒険者は我に帰り走って逃げていった。
ミノタウロスは逃げた冒険者の事など気にも留めず剣を地面から引き抜きこちらを見る。
僕は帰ってきたスラッガーを握りガントレットへ装着させる。
『ぶ、ブフォォォオオオオ!!!!』
ミノタウロスはその手の大剣を強く握り振り上げて向かってくる。
「––––ッ!」
対する僕も向かってくるミノタウロスを前に構える。
『ブファァア!!』
ミノタウロスが大剣を振るう。
Lv.1の冒険者じゃ勝てない
僕はミノタウロスの剣打を受け流す。ミノタウロスの剣は大振り
『ブモォォオ!?!?』
確かにそのバカ
だけど格上相手、それも
強靭な筋力だけでなく歴戦の戦士としての
「––––ジェヤァ!」
『ブホォ!?』
僕にその顎に昇掌を打たれる隙を作らる事になった。
「デェヤァ!!」
続けて僕はミノタウロスの頭部に右脚で蹴りを打ち込む。
『ぶ、ブフ』
蹴りを受けたミノタウロスはフラフラと数歩歩み頭を片手で抑える。
「……………」
僕は敢えてこの場で攻めに行かず構えて待つ。
『ぶ、ブモォ』
頭をブンブンと振って僕を向き直し一歩また一歩も近付いてくる。
完全に警戒されてる。
なら
「ッッッ!!」
『ブホォ!?』
一瞬疾走で近付く。
ミノタウロスからしたら僕は高速でスライドしたように見えるであろう動きで懐に潜り込まれ焦って剣を握っていない拳を打ちだす。
地面に砕き、突き刺さり、
繰りだすはその体を打ち破る為のものではなく体全身に打ち響かせる一撃。
ミノタウロスの皮膚は厚く硬い。いくらステイタスの上限
ならば一撃一撃の
『ボホォ!?』
そしてそれを続け、膝が崩れ落ちたその時、僕はスラッガーを逆手に握りしめ振り抜く。
ザジュと肉を切り裂く音がする。僕が裂いたのはミノタウロスの右肩。ミノタウロスは痛みで大剣を離し、左手で傷口を抑える。
今なら!!
「【さあ、輝きよ闇を祓え】!」
両腕を広げてから片手だけ突きだし沈静のオーロラを放とうとする直前。
──邪魔はさせん。
「ッッッ!?」
僕は背筋を走る悪感に反射し魔法を中断して真横に跳ぶ。
すると僕のいた場所に砲弾を連想させる剛拳が着弾する。
「………ほお、今のを避けるか」
「何のつもりですか?」
今、目の前の大男さんがしたのは間違いなくモンスターを助けようとした行動だ。僕の魔法も放つまではどのような
「そのミノタウロスは今鎮められては困る。あの方の思惑通りに行かなくなる」
「(あの方?思惑通り…)」
「安心しろ」
「………???」
いきなり何を?
「お前もあの方の寵愛を受ける身、殺すつもりはない」
「さっきのパンチ、くらってたら死んでますよ僕」
「………手加減はした」
「足りません」
「…大丈夫だろ「アウトです。当たってたらグチャ…です」…………」
「………」
大丈夫かこの人。
『ブモ"ォ"!!』
「ッ!?うわっ!!」
僕が大男さんと向き合っていると背後からミノタウロスに攻撃された。持ち前の反射能力のおかげで回避する事は出来た。
──さて、どうしよう?
赤いミノタウロスと大男さん、どちら僕より強い。特に大男さんは圧倒的な強者だ。もしかしたら──いや、もしかしなくてもロキ・ファミリアの幹部の皆さんより強い。
「……ふむ、相手の強さの認識は行えるようだな」
大男さんは背中の大剣は抜かずにこちらを見つめている。
僕も背後のミノタウロスと大男さんのどちらも警戒しながら両方相手にして良い
ミノタウロスは大男に極力近づかないように様子を伺っている。……というよりは大男に怯えている?
『「「………』」」
───
──────
─────────
『ブフゥ……』
「!?ま、待て──ッ!?「させわせんと言った筈だが?」くっ」
僕と大男と怪物牛が睨み合いになって10秒、若しくはそれ以上か。
赤いミノタウロスは僕等に背を向けて歩きだした。
僕はすぐさまミノタウロスを追おうとするがいつの間にか大男さんが接近し拳を振るって遮る。
「なんで邪魔するんですか」
「……言っただろう。今、ヤツを”どうにかされては困る。あの方の思惑通りにいかなくなる”…と」
「──ッ!そんな訳もわからない理由で他の人を危険な目に遭われるのか!!」
あまりにも酷い言葉に思わず口調が荒くなるが、止まらない。
「ミノタウロスが上層の冒険者にとってどれだけ被害を及ぼすかわかっている筈でしょう!!!!」
──知らん。
「───」
絶句した。
そして憤慨した。拳を握り歯をくいしばる。
その時、ナニかが僕の中に生まれた。
強い──とても『強い』、意思のようなナニかが。
許せない……許さない…ッ!!
──あなたは、おまえは………ッッッ!!
「命を、なんだと思ってるんだキサマはぁあああ!!!!!」
「
「───!?」
その手ごと拳を押し通し、頬に押し込み。
「
クソ野郎をぶっ飛ばす!!
───それは『
優者の
とゆう訳でこれが他のモードはよコメントが多かったのでコロナモードの予兆を。
※あくまで予兆です。まだコロナモードにはなってません。
今回遅れた訳ですが。ブームが過ぎたとかじゃなく自分のスマホが御昇天なされかけてきたので買い換える為にバイトをしはじめて金を貯めてたりしてたらこんな事に。