「ここは、まだ市街地じゃ。長の館にはわらわの手助けをする大臣達がまだラルツォーネに操られてるはずじゃ!」
「やっぱり、ラルツォーネをどうにかしなきゃならないのね…」
「
6人は、長の館へ走った。
突然、矢が飛んできた。
「キャッ!危ない!」
『シンニュウシャ、ハッケン!ハッケン!…』
「まずい…」
「えっ…」
「侵入者に対する防衛のための機械が動いてるのだ」
「ラルツォーネ、ラルツォーネの仕業じゃ!」
『せいか~い』
嬉しそうにしている声が聞こえた。
「「「「「「ラルツォーネ!」」」」」」
『覚えていてくれて、嬉しいわ…』
クスクスと笑っているようだった。
「ラルツォーネ!魚族の村を解放しろ!」
『ふふっ、それはできないわ。
『お前が馬鹿なお陰で簡単にお前以外の魚族の人間を手中に入れることができたからね…』
「私の妹は、立派な長だ!」
『まあ、いい。返してほしければ、私の元に来ることね。でも、たどり着けるのかしら?』
「絶対、たどり着いてみせる!」
それに対する答えはなかった。
「兄者、村人達を頼む…」
「
「さあ、一気に行くわよ!」
矢の雨をくぐり抜け、館の入口にたどり着いた。
「開けるぞ」
キィィ…
中は、静まりかえっていた。
ゆっくりと足を踏み入れた。
「何もいないようね…」
キィィ…バタン!
扉は閉まり、開けようとしても、固く閉ざされたままだった。
「どうやら…」
「後戻りはできぬようじゃな…」
「けれども、魚族の村を救うためには…」
「先に進むしかありません…」
「行こう!ラルツォーネの待つ場所へ!」
―――
「
「わかっている、今どこにいる?」
「
「起動せよ!」
ラルツォーネは、声を張り上げた。
―――
「「「「まるで、竜宮城みたいだわ…」」」」
美しい回廊にため息をつく一同。
「……………って
真っ先に
「そっ、そうだったわ!
「了解じゃ!」
ビュンビュンビュン!
音の方を見ると、吹き矢が!
「どうしよう…。この先なのじゃが…」
「時よ、とまれ!」
吹き矢は、宙に浮かんだまま止まった。