「これは…『ハデスの砂時計』という神器だ」
「ハデスの砂時計…」
「私があの時計の間にある大時計を作ったように、ハデスがこの砂時計を生み出したのだ」
「父様、砂時計にはどんな効果があるの?」
「最悪なものだ、ある人間を砂がすべて落ちきるまでしか生きられなくするものだ。こうしてる間にも、一粒ずつ落ちているのだ」
「そんな、どうすれば…」
「
「杖ちょん!それって、どういうこと!?」
「あの古文書に出てきたキリト以外にもキリトは、いるだろう?そのキリトの長を
この世界にはキリト種族が16存在する…。
今、
「つまり、あと4人…」
「そうだ。頑張りなさい、
クロノスは、笑いながら言った。
しかし、すぐさま深刻そうな顔つきをして
「しかし、なぜだ?砂時計は、ハデスが持っていたはずだが…。私は、これからハデスに会いに行く。おいとまするよ」
杖は、イヤリングの姿に戻った。
同じ頃…
「フフ、
暗がりの中、一人の女性がたたずんでいた。
ここは、魔族の村。
そして、彼女こそ、魔族族長・ルキフェルだった。
「早くしないと、大事な
右手で真珠を遊ばせていた。
真珠は、トクン、トクンと光輝く不思議なものだった。
そう、この真珠こそ、
「それに、この真珠が私の手にあるかぎり、
そう言って、ルキフェルは真珠を強く握りしめた。
―時計の間―
寝台には
寝台の横に王、
「
眠る少女からの答えはない。
「
「12人の
「ありがとう。
「クッ…フグッ…」
「
「私は、医師と神官を呼んでくるぞよ。
「はいっ!」
三人は、それぞれのイヤリングに触れ、杖を実体化させた。
「
「
「
力を注いでいるとき、杖ちょんから声がした。
「ハデスに会った。魔族によって砂時計が奪われたそうだ…」
「ハデスは、砂時計破壊に関しては何か言ってた?」
「一度にすべての
医師と神官がやってきて、
「魂に何者かが干渉しているようです…。結界を張った方がいいです!」
「時の神・クロノスよ!この場所を時の流れから遮断せよ、ティアナフィア!」