一夏ちゃんを無双させたいが為のインフィニット・ストラトス 作:銭湯妖精 島風
約30分、彼に素振りをして貰うと見る見る錆びていた感覚が研がれて行き剣先が全くブレなくなった
なので、次に移る事にする
「大分、感を取り戻した様なので次は私と軽く模擬戦をしましょう」
彼にそう言い私は戦術長刀を展開し両手で持ち正眼に構える
「分かりました、お願いします」
やはり彼も私と同じく剣士の質らしい、まだ研ぎが甘いが気配は鋭くなっているのを感じる
真っ直ぐ私を見据え構える彼の目は正に剣士のソレだった
だからか、私の心は少し踊っている
「行きます」
一度身体を引き、直ぐに踏み込み横薙ぎに長刀を振るう
彼は生身では無くISを纏っている事を利用し、空中に浮き近接ブレードで長刀を受け勢いを殺さずに流される事で自身にも近接ブレードにも殆どダメージを受ける事なく私から距離を取る
「まさに暖簾に腕押しですね、私の剣撃を殆どダメージ無しにしてしまうとは思いませんでした」
「先生が本気で斬り込んでたら、さっきの一閃で俺は近接ブレードごと真っ二つだったと思います。何となくですけど」
そう言い再び正眼に構え、呼吸を整える彼に少しだけ驚く
確かに私は全力全開で彼へ斬り込んでいない、彼の言う通り本気で斬り込んでいたら彼を2分割にしてしまうのは容易い、恐らく彼は抜き足に対応すら出来ない
だが驚く所は彼が私が本気で斬り込めば自分を真っ二つに出来る事に気付いている上に未だヤル気な事だ
普通なら多少尻込みするモノなのだけど
「・・・面白い、面白いです織斑君」
彼を育てれば彼がモンドグロッソで優勝する事も可能かも知れない
まぁ彼が望めば、だが
とはいえ、今回の目的はあくまでファーストシフトを済ませる事、本格的に殺気を浴びせたり走馬灯を見せたりするのは、また今度にしよう
そんな訳で幾度も刃を交え、その度に彼が私の技術を吸収していくのが分かる
そして遂にその時がやって来た
「どうやらファーストシフトの準備が終わった様ですね」
「みたいですね、えーっと・・・YESを押せばいいのか」
そう言い彼が空間投影されたYESのボタンを押すと光り、白式の形が変わって行く
先ず近接ブレードが格納され、次にウィングスラスターが量子化され細部が洗練され更に細身になり、胸部パーツの割合が増え、背部に戦術機のブレードマウントとマルチラックマウントとマルチスラスター、テイルブレード等が一体化した形になり、両腰付け根にアンロックユニットのマルチスラスターが増設され両腕が少し大きくなりビームガン内蔵に変化した様だ
頭部のスーパーセンサーもツノっぽくなっているので、正直全体的に格好良くなっている
「これで白式が正真正銘、貴方の専用機になりました。おめでとうございます」
「これが、俺の専用機・・・ありがとうございます先生」
彼は嬉しそうにそう言う
今ぐらい浮かれさせてあげよう
直ぐに地獄を見せるのだから
因み何故私が彼のデータが分かるかというと、白式を製作したのが束さんで、常にデータ収集が行われているので、私にも閲覧権があり、見れるからだ
それにしても・・・束さん、格好良いけれどやり過ぎではないだろうか?
できたーw
いつのまにか、ソードストライクとバルバトスルプスレクスの合いの子になってたーww
とりあえず、ブレードマウントに、対艦ビームソード、マルチラックマウントにビームブーメランを装備予定