一夏ちゃんを無双させたいが為のインフィニット・ストラトス 作:銭湯妖精 島風
この話は織斑一夏君の視点であります
2月の事、俺は幼い頃に両親と死別して以来ずっと迷惑を掛けっぱなしの姉に楽をさせてあげたいので、就職率が高い藍越学園の入試を受ける為に市民会館へと足を運んだ
運が悪い事に複雑怪奇な市民会館の構造に惑わされ迷子になってしまい、道を尋ねる為に入った部屋に有ったISに うっかり触れ、俺がISに乗れる男と言うのが分かった
藍越学園の入試を受ける事が出来ず、それどころか他の滑り止めで受験を控えていた他の入試も受けられず、毎日テレビカメラが自宅の前に屯し、碌に外出も出来ない日が続き、久しぶりに帰って来た実姉の千冬姉にIS学園への入学を言い渡された
なんとなく不満だったが、千冬姉曰く俺はその筋の人達からしたら興味を唆る実験体らしい
俺の身を守る為にもIS学園へ入学させると言っていた
それにIS学園の卒業生と言うだけで、かなり就職に有利らしい
多少理不尽と思ったか、俺はIS学園へ入学する事を決め、その日を迎えた
まさか千冬姉にソックリな人に出会うとは思っても居なかったし、初対面のクラスメイトに喧嘩を売られるとも思っていなかった
正直頭に来たが、感情的になって喧嘩を買ってしまったら千冬姉に更に迷惑を掛けてしまうと思い考えて色々と飲み込んだ
放課後、千冬姉にソックリな俺達の遠縁の親戚らしい真壁先生に連れられ、俺の専用機を受け取りに向かった
先生によって解放されたコンテナの中に居たISに触れた瞬間
『ようやく会えた』
そう少女の声が聞こえたので驚き手を離すと、先生の心配する声が聞こえたので繕い次は触れて目を閉じ
『始めまして、貴方を私達は待っていたの」
色白で髪が白く着ているワンピースも白い麦わら帽子の少女が俺に話し掛けてくる
初めて見るのに、何処か懐かしい彼女が何者かは俺に何となくわかった
口には出さずに 宜しく と伝えると、彼女は嬉しそうに笑んだ
その後、先生の指示でファーストシフトに向けての訓練を始めると、三頭身ぐらいになった少女が視界の端に現れ、色々とアドバイスをくれる
そのアドバイスは的確で、すんなり技術が染み込んでいく様な感覚になる
最初はマトモに歩けなかった俺が飛べる様になり、真壁先生は本気では無いが、斬り結ぶ事が出来る様になった
そして白式はファーストシフトして何か鋭くなった気がしたが、視界の端で嬉しそうに笑む少女を見ていたら俺も嬉しくなった
その日は時間も時間だったから解散になり、俺は白式を格納し待機状態になっているのを確認してから更衣室で着替え、寮へ向かう
どうも、安全策で無理矢理1人部屋を用意してくれたらしい
IS学園は多国籍学園だから宗教上の理由とかで1人部屋の場合も有る様で1人部屋が存在していた
基本は2人一部屋の相部屋らしいが、思春期の男女を同室にするのは色々と不味いだろうしな?
そんな訳で快適かは別にして1人部屋は気が休まる数少ない場所なので、少し脱力しベッドに寝そべり考える
「白式を起動させると毎回アノ娘が現れるだろうし、何か呼び名を考えなきゃな」
ISには意思がある、アノ娘は白式の意思が現れた形なんだろう
白式はあくまでフレームの名前だからコアの名前じゃないんだよな
「全身真っ白だったな・・・マシロってどうだ?」
少し右手を上げてブレスレットの形をしている待機状態の白式に尋ねると
『マシロ?私の名前?』
「そう、お前の名前だ。白式じゃ味気ないだろ?」
待機状態でも会話出来る様で、嬉しそうな少女の声が聞こえる
『ありがとう一夏。マシロ、今日から私はマシロ』
気に入ってくれた様で待機状態の白式がピカピカと光り、少女改めマシロの声がする
「そーいや、ISってみんなこんな感じなのか?まぁいっか」
明日から頑張ろう
とりあえずオルコットに勝つ事を目標にしよう、後はその後に考えよう
一夏君の秘密ですたw
白式改めマシロちゃんが登場しますたw