一夏ちゃんを無双させたいが為のインフィニット・ストラトス 作:銭湯妖精 島風
一夏ちゃん視点に戻ります
彼が私の1週間の新兵訓練を受け、彼は私が想定していたより苦戦せずにオルコットさんに勝利をした
だが、私には気になる所があった
試合中にも彼は何者かと会話をしていた様に見えたが、常に記録されている観測データを見る限り、彼は誰にも通信による会話はしていない
考えられるのは、通信を隠蔽出来る機能かシステムが搭載されている
または相手が その手の何かを使っている
あとは完全な独り言、という可能性もない事もない
向こうでも新兵がBETAとの戦闘でストレスに負けて変になる事が度々有った
まさか彼が乖離性ナンタラになっているとは思えない
それは何れどうにかして解明する事にして、私は姉さんと山田さんと試合終了後に生徒指導室で小会議を始める
「保留していたクラス代表ですが、どうしますか?一応、自薦扱いのオルコットさんが居ますが」
私は山田さんが淹れてくれた緑茶を啜ってから尋ねる
「そうですね・・・言い方は悪くなりますけど、オルコットさんは性格に難が有ると思います、今日 織斑君に負けてしまいましたし、他薦とはいえ織斑君に代表を任せるのも良いのでは?」
山田さんはコーヒーの入ったマグカップを、やや不安そうに手で包みながら言う
「性格に難が有るオルコットかIS素人の織斑か、確かに難しいな・・・いつまでも保留には出来んし、何より月末にはクラス代表対抗戦が有るしな」
そう言い姉さんは面倒臭そうな表情でマグカップを持ち、中身のコーヒーを啜る
「・・・では、織斑君をクラス代表にして頂けますか?」
真っ直ぐ姉さんを目を見て言うと、姉さんの表情が真面目になる
「理由はなんだ?」
恐らく理由を察しているが、山田さんに聞かせる意味で私に促してくる
「知っての通り織斑君は有る意味世界中から狙われる存在です、仮にIS学園に襲撃が有った場合やIS学園の敷地外で襲撃された場合、彼には有る程度の自衛能力が必要になります。なので、クラス代表になって貰い経験を積ませたいと考えています」
無論、彼に敵を撃退して貰おうとは考えていない
最低でも私達が救援に到着し、彼が離脱する程度の能力が欲しい
「なるほど、一理有る。政府連中も織斑のIS観測データが少しでも欲しいと煩いし、構わんだろう クラス代表は織斑に決定する、いいな?」
「はい、異論はありません」
姉さんの言葉に山田さんも頷き、正式に彼が1年1組のクラス代表に就任する事が決定した
とりあえず緑茶を飲み干して湯呑みを片付けてから職員室のデスクに戻ると、タブレット端末にメールが入っていて確認すると、ラビットハウスから遅れていたISの搬入がされているので、受け取りをお願いしたい みたいな内容だった
「あー・・・そう言えば織斑君の事で忘れていましたね・・・」
1週間の遅れ、まぁまぁ誤差の範囲だろうと考えつつ私は埠頭に向かう
時間も時間なので、彼女へ渡せるのは翌朝か明日の放課後になるだろう
流石に誰も盗んだりはしないと思うが高価な物には違いないので行くしかない
彼女は、どんな表情をしてくれるのだろう?
少し楽しみな気がする
何か久しぶりに一夏ちゃんが出てきた気がしますwww