一夏ちゃんを無双させたいが為のインフィニット・ストラトス 作:銭湯妖精 島風
入って来た先生に意識を向けると、2人入って来ていた
1人はIS学園の制服を着ていても違和感を感じない童顔で気弱そうな雰囲気の眼鏡の巨乳の先生
もう1人は、長身で穏やかな雰囲気を纏い、如何にも仕事の出来る女性といった印象を受ける・・・
数年前に開催されたモンドグロッソの中継をテレビで見た時には考えられない程に雰囲気が丸くなっている
驚愕しながらも
「織斑君、座って下さい。私は真壁一夏、貴方の姉 織斑千冬では有りませんよ」
千冬さんとは少し異なる声色で一夏を諭し座らせ改めて自己紹介を始める
彼女の名前は真壁一夏、織斑家とは遠縁の親戚に当たる・・・らしい
正直、簡単には信じられない内容ではある
だが、自称千冬さんの愛人(笑)を名乗る姉さんが何もして来ないとなると、無害と判断している
または、本当に遠縁の親戚なのだろうか?
これは尚更放課後に姉さんに電話をする理由が出来てしまった
そんな訳でクラスメイトの自己紹介に耳を傾けつつ一夏を見ると頭を抱えてしまっていた
とりあえず心の中で手を合わせておく
その後、本物の千冬さんが現れ教室が騒がしくなるが、千冬さんの一喝で静かになったり
真壁先生の方が千冬さんより数㎝背が高かったり
3人並ぶと山田先生が、より先生に見えなかったりと色々と有ったホームルームが終わり、死体擬きに成りかけている一夏へ話し掛けて蘇生を計ったり
3限目にはクラス代表の選出がされたのだが、やはり一夏に票が集まってしまった
その事が気に入らなかったのか、オルコットが喧嘩を吹っかけて来て、1週間後に一夏とオルコットが試合をする算段になってしまった
それから昼休みに一夏が先輩や他クラスの生徒に逆ナンされ続け、その都度 私が睨み付けて追い払ってやった
そして放課後になり、一夏は真壁先生に用事があると連れて行かれたので、私は寮の部屋に直帰し姉さんに電話をして、聞きたい事を聴いて、あまり無理をしてないかとか他愛ない話をした
電話口の向こうには大勢の人の声が混ざっていて、姉さんは信じられる仲間が出来た様で私は嬉しかった
とりあえず真壁先生は信用出来る事が分かった、姉さんが送り込んでいるなら間違いないだろうし
そんなこんなで、あっという間に1週間が過ぎ一夏とオルコットの試合が行われた
結果は一夏の大金星だった
その夜のこと、私は真壁先生に呼び出され生徒指導室にいる
「真壁先生、私に話とは?」
呼び出される程の違反をした覚えは無いので単刀直入に尋ねる
いや、まさか一夏を逆ナンしてきた生徒を眼力で追い払ったのが不味かったのだろうか?
「本日夕刻、篠ノ之 箒さん。貴女の専用機が届きました、それについてです」
そう言いニコリと微笑む真壁先生に内心ホッとし、表情を繕いながら
「私の専用機、ですか?事前には何も聞いていないのですが?」
自分の記憶を探りつつ先生に尋ねる
「事前通達は無しですね、情報が漏れてしまうのは少々面倒だったので」
真面目な眼差しで私に言い
「では、ついてきてください。貴女の専用機が待って居ます」
生徒指導室を後にし、利用時間が終わっている筈のアリーナに明かりがついていて中に入ると、アリーナの真ん中に無機質なコンテナが有った
「貴女の専用機、名は紅椿です」
真壁先生がコンテナの制御パネルを操作し、コンテナを解放すると、鮮やかな真紅のISが其処に居た
「・・・紅椿」
そっと紅椿に触れると、声が聞こえて私の目の前が暗くなった
なんか無理矢理になってしまいましたが、お許しください