一夏ちゃんを無双させたいが為のインフィニット・ストラトス 作:銭湯妖精 島風
今回も箒です
急に目の前が真っ暗になって少し驚いたが、暗闇の中に真紅の和装に身を包んだ黒髪の如何にも大和撫子といった雰囲気の女性が佇んでいた
彼女はニコリと微笑み
「こんばんは箒さん、貴女と会える事を楽しみにしていました」
「そうなのか?私はつい先程まで何も知らされていなかったので何と言ったら良いのか・・・いや、此処は素直に言おう。私も貴女に会えて嬉しいぞ?」
私は彼女に手が届く距離まで歩み寄り言うと、彼女は嬉しそうに更に微笑む
「箒さん、今日この時より私は私の全てを用いて貴女の為に働きます、貴女を守る為貴女が意を示す為、その全てに力を振るうつもりです、ですが
彼女は真っ直ぐ私を見据えて言う
その瞳には確かな意思と覚悟が有り、嘘偽りが一切なかった
なら私が迷う必要はないので
「引き受ける代わりに条件を飲んで貰うが、構わないか?」
「条件?」
私の言葉に彼女は首を傾げる
「まずは私が間違った道を選ぼうとしたら律してくれ、常に自分を律する努力をしては居ても所詮は小娘、過ちを犯す事もあるだろう、だから頼む。次に名前を教えてくれないか?この先共に歩む者の名前を知りたい」
私の言葉にキョトンとした後、再び微笑み
「条件を飲みます、貴女が道を誤った時は全力で律します。名前は、まだ無いので名乗りようが有りませんね・・・一応、紅椿と名乗るのが良いのでしょうか?」
彼女はそう言い首を傾げて困った様な表情をするので
「紅椿は機体の名前だろう?よし、私が名前を考える。少し待ってくれ」
「ありがとうございます箒さん」
彼女が嬉しそうに微笑むのを眺めつつ全体的に紅い彼女の名前を考える
髪は黒く顔立ちは日本人、造り自体は少し姉さんに似ている様な気がしないでもない
うん、紅緒、紅緒にしよう
「紅緒とかどうだろうか?」
私が彼女に尋ねると、彼女は私を抱き締めて
「ありがとうございます箒さん、今から私は紅緒です」
「喜んで貰えた様で嬉しいよ、これから宜しく頼む紅緒」
とりあえず彼女改め紅緒に抱きかえし言う
数分程して紅緒が抱きしめるのを辞めて身体を離し
「名残り惜しいですが、もう時間がやって来てしまった様です、では箒さん、また後程」
「ん?あぁ、また後で?」
紅緒の言っている事がよく分からなかったので、曖昧な返事をすると、再び目の前が真っ暗になり直ぐに目の前に真紅のIS、紅椿が見えた
「大丈夫ですか?篠ノ之さん」
ハッとして声の主の真壁先生の方へ向き
「大丈夫です、問題有りません」
とりあえず繕っておく
真壁先生は少し不思議そうな表情をしていたが、それ以上の詮索はせずにいてくれた
「とりあえずパーソナライズだけして貰い、日を改めてファーストシフトをして貰います。構いませんね?」
「はい」
特例の時間外利用だからか、紅椿のパーソナライズのみ行う
これで紅緒と離れずに済むのは良い事だ
そこまで考えて、少し不安がよぎる
まさか、私も一夏の様な地獄は待ってはいないよな?
こればかりは杞憂だと願うばかりだ
そんな訳で、紅椿のコアの子の名前は紅緒になりました☆
ブルーティアーズの子は、まだ何も考えてませんw←