一夏ちゃんを無双させたいが為のインフィニット・ストラトス 作:銭湯妖精 島風
数分して再び艦内放送が鳴ると同時に目を開ける
「桜花作戦を開始します、艦砲一斉射、次にスケアクロウを投下し、順次軌道降下を開始します。降下開始まで約60秒」
艦内放送が切れた瞬間、デューカリオンの艦砲の轟音が聞こえ、囮のスケアクロウの発射がされ、私達を収納した再突入殻が揺れ移動を始める
「いよいよっすね?隊長」
「そうですね、怖くありませんか?」
相変わらず能天気そうなブレアに何気なく尋ねる
「あー少しは怖がった方が良いんすか?」
「いえ、怖く無いなら良いですよ?」
ブレアは本当に能天気で羨ましい、緊張感が無いのは考えものかも知れないが、緊張し過ぎて身体が強張るよりはマシだろう
そんな事を考えクスクスと笑っていると
「隊長、さっきチラり見えたんすけど、めっちゃ綺麗な指輪を左薬指にしてたっすね?」
「よく気付きましたね?」
ガタガタと揺れデューカリオンの格納庫から吐き出されて行きながらブレアの質問に答える
「隊長が前に話してくれた、旦那さんからの贈り物っすか?」
「えぇ、今は会えない場所に居る私の夫から頂いた結婚指輪です」
数回回転し、各所に設けられた姿勢制御装置により再突入殻は適切な姿勢に落ち着くのを感じながら答える
「隊長 実はアタシ、辰宮島に恋人がいるんすよ」
「え?そうなんですか?」
今、作戦中なのに少し動揺してしまった
何故、今それをカミングアウトしたのだブレアよ
「で、この作戦が終わったら結婚しようって言ってくれて、指輪も貰ってたりして」
「おめでとうごさいますブレア」
私の動揺をスルーしてブレアが言うので、動揺を殺しブレアを祝福する
そんな話をしている内に大気圏再突入が完了し、再突入殻が開放され一気に視界が明るくなりハイヴのモニュメントが目に入る
「大隊各機に通達、兵器使用自由。下賎なBETA共に身の程を弁えさせろ!!全機、攻撃開始」
私は軌道降下部隊員に指示を出し、AL装備の特殊シールドをサーフボードの様に乗りフリーフォールして行く
私達を避ける様にデューカリオンからの支援砲撃がBETAを駆逐して行き、奴等は漸く反撃を開始し、私達へレーザーが飛んで来る
実に1年数ヶ月ぶりだが、相変わらずの命中精度で私達を狙い撃って来る
「ですが、対策済みです。過信は出来ませんけど」
特殊シールドに阻まれレーザーは私達を撃墜する事は無く、逆にレーザー級を殺せる距離まで接近が叶う
「一番槍、貰います」
「んじゃ、アタシは2番で」
特殊シールドを乗り捨て、両手の突撃砲でレーザー級を撃ち殺し、着地した瞬間にレーザー級の死骸を盾にする様に動き、更にレーザー級を撃ち殺す
ブレアも私と同じ様な動きをしてくれたので、レーザー級は殆ど駆逐に成功した
こんな感じで大丈夫だろうか?