一夏ちゃんを無双させたいが為のインフィニット・ストラトス 作:銭湯妖精 島風
束さんから武御雷を貰って1週間が経った今日この頃
私は、ふと気になった事を束さんへ尋ねてみた
「束さん、この
「ん?あり?言ってなかったっけ?」
茶の間で、卓袱台を挟んで対面に座っている束さんは首を傾げて言うので
「聞いてませんよ?」
「そっか、束さんとした事がウッカリしてたよ。この
そう束さんは言い、ニコリと笑む
きっと束さんは今の世界の在り方や自分が創り出したISの在り方が嫌なんだろう
ISを有るべき姿にする為に、人類が
私は3週間、束さんと共に居て この言葉には、そんな意味が込められている様に思えた
「そうですか、なら微力ながら私も束さんに協力させて頂けますか?」
私にとって束さんは命の恩人で有り、もう1人の姉だ
愛する姉のチカラとなりたいと願うのは妹として当然だと私は思う、少なくとも私はそうだ
「え?気持ちは有り難いけど・・・」
私の申し出に束さんは少し困った様な表情になり、言い淀み
「・・・いっちゃんの気持ちは嬉しいよ、でも もしかしたら世界各国を相手にした戦争になるかも知れないんだ。そうしたら、人を殺したり殺されたりしちゃう・・・私や同志は覚悟を決めているけど、出来たら死人は出したく無いし、手を汚させたく無い・・・いっちゃん、私は いっちゃんに人を殺して欲しく無いんだ」
束さんは、そう言い湯呑みを握り締め俯く
「なら、殺さない様に相手をします。それに私は元々は軍人です、BETAの前に倒れ手遅れで苦痛の中で死を待つ戦友に介錯を施した事も何回も有ります。だから、大丈夫ですよ?束さん」
今でも覚えている
初めて戦友へ介錯を施した事を、2人目も3人目も 何人もの戦友を、私はちゃんと覚えている
それか私の責務だから、絶対に忘れない
忘れてはいけない
「・・・ありがとう、いっちゃん。本当にありがとう」
きっと束さんは分かっているのだろう、此処で止めても私が勝手にやる事を
「私の我が儘です、私の我が儘を許してくれて、ありがとうございます」
「ん〜〜いっちゃんって、素直で気配りの出来る良い子なんだけど、意外と我が儘なんだね?」
私の言葉に束さんがワザと戯けて そう言うので
「よく向こうで中隊長に言われていました」
千冬姉さんや、お養父さんにも度々言われたっけ
でも決まって、お前の我が儘は自分の為の我が儘じゃ無いから認めるしかないって言われていた
そんな事を思い出していると、嫌な気配を感じ湯呑みを卓袱台に載せて気配の方へ向くと
サイレンが鳴り響き、続いて聞き覚えの無い少女の声が聞こえる
「敵襲警報、本艦進路より二時方向にISを捕捉しました。IFFに反応が無い為、敵機と推定します。これより本艦は対IS戦闘配置へ移行します」
それを聞き束さんは悔しそうな表情をして立ち上がり
「一歩間に合わなかったか・・・こうなったら迎え撃つしか無いけど、今の艦載機だけじゃ・・・」
今にも爪を噛みそうな束さんを見て私は尋ねる
「艦載機って、私達以外に人が乗っていたんですか?この艦!?いや、それはいいとして・・・私が出ます」
「・・・つくづく自分が嫌いになるよ、幾ら天才だ秀才だと持て囃されても こんな時は可愛い妹に頼るしか無いなんて、本当に嫌になる・・・でも、それしかなさそうだね。今、ボレアリオスを失う訳にはいかない・・・いっちゃん、お願い」
血が滲むんじゃ無いかって程手を握り締め私にお願いをしてくる束さんに
「分かりました、任せてください」
私は茶の間を出て私の武御雷が有る格納庫区画へ向かう
徐々に近付いてくる気配を睨み付け
「私はアナタ達を許しはしない、命はとらないが手足の一本は頂きますから・・・絶対に後悔させます」
実に3週間振りの戦場へ私は向かっている
家族に愛を
敵に鉄槌を
んー少し無理矢理感が否めない_(:3」z)_
まぁとりあえずは脳内プロット通りに進んでるんで次も頑張ります