一夏ちゃんを無双させたいが為のインフィニット・ストラトス 作:銭湯妖精 島風
あれから捕虜を連行してボレアリオスに帰艦すると、束さんが多脚型武装ドローンを4機程引き連れて甲板で待っていて、ラファール・リヴァイヴの人は治療の為に治療をしながら入れられる営倉へ出れられ、打鉄の2人も身包みを剥がされISスーツだけの状態で営倉へ出れられた
そんなこんなで3日が過ぎ、一先ずはラファール・リヴァイヴの人が目を覚まして有る程度は話が出来るようになったので尋問を始める事にした
「そういう訳で、貴女には沢山喋って貰いますよ?」
「はっ、誰が喋るかよ」
ベッドにベルトで簀巻き状に拘束されている状態で彼女はそう言う
自分の状況を理解していない、或いは信念か
まぁ彼女の目を見る限りは前者だろう、多分
「そうですか?なら喋りたくなる様にした方が?」
そう言い私は事前に用意していた袋からハンマーを取り出すと
それを見た彼女の目の色が少しだけ変わる
「はるか昔の何処かの国では、貴族の間で とある賭け事がされていたそうです、わかりますか?」
私は煽る様に満面の笑みで彼女に尋ねる
「し、ししっ知らねぇよ」
「おや、そうですか。では教えて差し上げます、正解は・・・・奴隷の骨を1本づつ交互に鈍器で叩き折り、奴隷が何本目で自ら死を望むか・・・です。さてそれを踏まえて・・・お喋りしませんか?」
私の言葉に完全に今から自分がどうなるか思い至ってしまった彼女の眼には先程の虚勢は無くなっていた
「な、何が知りたい、頼む命だけは!!」
「ふふ、ありがとうございます。素直に喋って頂ければ命も含めて悪い様にはしません」
それから彼女には洗いざらい全てを喋って貰った
襲撃の理由、彼女の雇い主、ISの出所、彼女の名前、等の全てを
「では、コロンビーナさんお疲れ様でした。貴女方の処遇については多分、貴女の腕がくっつききった頃には決まるでしょう。それまでゆっくりと療養していてください」
そう言い私はハンマーを袋に入れ、手に持って営倉を後にする
「案外、簡単に喋ってくれましたね。良かった良かった」
束さんの工具を汚す事にならなくて良かったと思いつつ、残り2人の尋問を済ませる
結果、彼女達3人は所謂裏世界の人達で、とある組織に所属している構成員らしい
それを書面に纏めて束さんへと渡し読んで貰っている間に報告をする
「どうやら襲撃の理由は束さんにISコアの製造をして貰う為に拉致しようとした様ですね」
いつもの癖で上官に報告する時の様に姿勢を正しくしていると、束さんは報告書から顔を上げ
「随分と束さんは嘗められてるみたいだね?これは見過ごすには少々お痛が過ぎるってものだねぇ」
そう言い、側にあった金属製の作業台の天板へ拳を振り下ろすと、容易くひしゃげてしまった
だが束さんの怒りは治っていない様で、私の眼にはオーラで周りの風景が滲んでいる様な錯覚さえおこしている
「では如何されますか?」
「とりあえず、奴等を野放しには出来ない。私達の夢の障害に必ずなる、だから潰す。徹底的に潰す」
確かに、束さんの言う通りだ
奴等は1度や2度で諦める程、諦めがいい訳がない
寧ろ、早急に潰さねば後々面倒な事に成りかねない
だからこそ
「では、私が其方を担当しますよ。敵がいるなら武士たる私が出るのが道理ですし」
戦場の匂いを嗅ぎ慣れてしまった私には平穏過ぎる方が毒なんだろう
先の戦闘で私は胸の高鳴りが抑えられなかった
「・・・分かった、いっちゃんに一任するよ」
束さんも合理的だと納得はしてくれた様で良かった
そう言えば国連と共同作戦をした時に国連の衛士が、日本人が強い理由は、根っからの戦闘民族だからだって言っていたっけ
彼、多分欧州系の人だったけど、日本の歴史に興味があったのだろうか?
まぁあんだけ狭い島の中で大小数十の国が絶えず戦争していたんだから戦闘民族と言われるのも納得いく
それに私にも武士の血が流れている訳だから私が戦場を駆るのは当然なのかも知れない
お待たせしました
仕事の都合で週末のみの更新に限定していく予定です