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まず青い女神が登場する、彼女は変人であった。
ここで紅魔族の子供が登場する、彼女は変人であった。
クルセイダーの身元不詳の冒険者が登場する、彼女は変人であった。
その次に服が真っ青な男が登場する。彼は変人であった。
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カズマが死んで生き返った今日この頃。
結局アクア様が氷精を一匹ちゃっかり持ち帰っていたり、
カズマが恋愛対象に見れる女をこの世界に来て初めて見つけたと言っていたり、
冬将軍の懸賞金が二億と聞いてベルディアにたまげたりありましたが特にありませんでした。
にしても、結構めぐみんやダクネスは変人だが一応美人だし良さそうだとは思うのだがカズマは頑固として無理しか言わなかったなぁ、アクア様とあのエリスの方が女神だからハードル高いってのに。
パツ金美女のボインのねぇちゃんが嫌いな日本男子なんていません!めぐみんはまだ成長途中だから、頑張れちんちくりん。同じ黒髪だから親近感は感じるし応援したいと思う。
そんな目線を女性陣に向けていたら、めぐみんがそういう目をしたと言って攻撃しに来ました。オォウ理不尽理不尽。
最近ステータスが上がったのか力が強くなった気がする、この痛さ、成長したなぁ、めぐみんよ。
あ、仲間で抜いたことは無いです、何がって?ナニをだよ。
なんかそういう対象には見れないからなぁ、家族みたいな感じで。
この距離感こそが日常の一部であり、それ以上になりたいとはとてもとても思いません。
それよりそんなこと思う時間が無いが大きいかと。
考えずに働かなければこの先、借金で生き残れないのです。
「おい、もう一度言ってみろ」
カズマが死んでから数日後、激しい運動をすると首ポロリとの事で簡単な仕事との事で少し遅れてもええじゃろとゆっくり集合時間ギリギリに酒場の前に来るとカズマの声が中から聞こえて来ました。
「何度だって言ってやるよ。荷物持ちの仕事だと?上級職が揃ったパーティに居ながら、もう少しマシな仕事に挑戦できないのかよ?大方お前が足を引っ張ってんだろ?なぁ、最弱職さんよ?」
その後に笑い声が響いてくる。
冒険者の職業だとイジメみたいなものもあるのか。
…無理じゃね?あまり危険な仕事。
どうしても攻撃をめぐみん頼りになってしまう現状、一発限りで決めないと何も出来ない。ダクネスがもう少しレベル上がって安定感が出来れば挑戦できるかな?そうするとカズマは中距離の魔法や狙撃とかを覚えて欲しいかな。
そんな考えをしている後に更に声がした。
「おいおい、何か言い返せよ最弱職。ったく、いい女を三人も引き連れて、ハーレム気取りか?しかも全員上級職ときてやがる。そして男は遅らせてる。さぞかし毎日、このお姉ちゃん達相手にいい思いしてんだろうなぁ?」
ギルド内に爆笑が巻き起こる。
…僕、副業しないで凍えて死にたくないだけなんだ。大道芸で食いつないでるんだ。許可ちゃんともらってるんだ…
「いやぁ、俺と変わって欲しいくらいだぜ」
「大喜びで変わってやるよぉ!」
魂の叫びが僕の魂にまで響いた気がした。それほどまでパーティに嫌気があったのか…
静まり返ったギルド内を更に魂の叫びが貫く。
「代わってやるって言ったんだよ!お前な、さっきから黙って聞いてればな?舐めたことばかり抜かしやがって!そうだ!俺は最弱職だ!それは事実だ!認めるしかねーよ?…だがな、お前!お前そのあとなんつった!」
「そ、その後?その、いい女三人も連れてハーレム気取りかって……」
「いい女ぁ!ハーレムゥ!!ハーレムってか!?おいお前、その顔にくっついてるのは目玉じゃなくてビー玉かなんかなのか?どこにいい女がいるんだよ!俺の濁った目ん玉じゃどこにも見当たらねぇよ!お前いいビー玉つけてんな、俺の濁った目玉と取り替えてくれよ!」
カズマがヒートアップしてきたので中に駆け込んだ、暴れて傷が開いて倒れるとかしないでくれ、頼む。
ついた時には相手の胸倉を掴みながらまだ叫び続けていた。
どんだけ日頃の鬱憤溜まってんだよ。
「なぁおい!教えてくれよ!いい女?どこだよ、どこにいるってんだよコラァ!てめーこの俺が羨ましいって言ったな!ああ?言ったなおい!」
「あ…あのう…」
恐る恐る右手を上げて三人を代表するかのようなアクア様の声すら無視してなお続けるカズマ。
「しかも更になんつった?上級職におんぶに抱っこで楽して?苦労知らずがあああああ!」
「その、ごめん、ごめんな?酔って言いすぎた。隣の芝は青いって言うだろ?」
異世界でもその言い回しなのか、それとも自動翻訳なのだろうか、気になるところである。
「でも、お前さんは確かに恵まれてる環境なんだよ!代わってくれるって言ったな?なら、1日、1日だけ代わってくれよな、冒険者さんよ」
「OK!じゃあ、今日1日よろしくな!」
…へ?
そんなこんなで、1日交代でやってきたダストさん。
「で、今日はどうしましょうか?」
「あーゴブリン退治でどうだ?」
「えぇー。ゴブリン退治ー?もうちょっと大物にしない?1日とはいえ他所にレンタルされてるカズマに、私達が日頃どれだけありがたい存在なのかを見せつけないといけないの」
「い、いや、あんたらが実力あるのは分かるが俺の実力が追いつかねぇよ。アークプリースト二人にアークウィザード、クルセイダー。これだけ揃ってればどんな相手だろうと楽勝だろうけどよ。今回は無難に頼むよ。」
「ゴブリン退治とか多分、このパーティに向いてないと思うんですけどリーダーがそう言うなら」
「待て?俺がリーダー?」
「カズマがリーダーだったんですからそれがカズマの立場を経験できると思いますが?他のみんなもそれでいいよね?」
「「「異議なーし」」」
絶句するダスト。緊張してるのか?大丈夫、すぐそんな肩書きなんぞ意味がないことを知れるだろう。
肩書きの影響大きい世界だけど例外もあるのだ。
「…待て、なんであんた鎧も剣も持ってないんだ?」
「大丈夫だ、硬さは自信がある、剣はあっても当たらん」
「は?…いや、その…まっ、いいか…」
え、それだけで流しちゃうんです?
クエスト・ゴブリン退治
ゴブリンが最近巣を作ったみたいなので退治をよろしくお願いします。
報酬20万エリス
「あっ!」
街から出て少ししたらダストが何かを思い出したようだ。
「そうだ!何が出来るか聞いてなかった!」
…個人の能力把握は真っ先にすべきでは?言わないけど
「あんたは何が出来るんだ?」
ダクネスに聞く。
「硬いぞ、パーティの盾になれる」
…うん、そうだねそれが出来るね。でも、鎧は着てくれ。能力値で安全とはいえ安心出来ないから。
「クルセイダーって感じだな!じゃああんた」
アクア様に聞く。
「アークプリーストのことならなんでもよ」
「あ、右に同じく」
「すげぇじゃねぇか!」
「そして我は紅魔族随一の魔法の使い手、めぐみん!我が必殺の魔法、爆裂魔法は山をも崩しら岩をも砕く!」
「そりゃすげー!俺、爆裂魔法は見たことねぇよ!」
「なら、我が力とくと目に焼き付けよ!」
「えっ?何放とうとしてるんです?何ボーッと見てるんです?ちょっとやめっ」
『エクスプロージョン!』
…おいっ!何もない平原にうちやがったぞあいつ!バカなんじゃないか?バカだった。
「ふっふっふっ…どうです…この威力」
「おいっ!急に倒れてどうした!」
「魔力切れなんですよ!なんで煽てたんですか貴方!これで無駄な荷物増えましたよ!」
オロオロし始めるリーダー•ダスト、あぁ!もう!
「一回めぐみん置きに帰りますよ、連れてっても無駄ですから」
「うむ、そうだな、私がめぐみんを背負おう」
「やだー!カズマ達に先越されるわ!そしてらカズマが居なきゃ私達ダメみたいじゃない!」
「めぐみんを止められなかった僕達が悪いんです、諦めてください、すみません、一度街に戻りましょう」
「え、あぁ、一回帰るか」
「ふっふっふっ…我が爆裂魔法の威力とくと見たか」
「もっと相応しい場面で使ってください、それ撃ったら用無しなんですから」
はぁ…二度手間と言うかなんと言うか、なんで初っぱなから街に戻らねばならないんですか
そんな感じで街に戻ろうとした瞬間、
「ギャアアアアアアアアアアアアアアア」
いきなり飛び出してきた大きな黒い物体にアクア様が襲われた。
サーベルタイガーみたいに牙が特徴的な巨大な虎?そんな感じな猫科っぽい耳を持った獣みたいだ。二メートルくらいだろうか。
「初心者殺しだ!」
リーダーがそう叫んだ。
…黄色で炎属性が弱点の世界樹の浅い地表に居るモンスターでは無かったか。
ダクネスが体当たりでアクア様から獣を引き剥がす。
あーあ、頭に歯型が。と言うかよくその傷だけで済みましたね。
「ダクネス、攻撃受けててください、本当に危なくなったら回復してあげますんで」
「あぁ、分かった!さぁ来い!」
「さぁ来いじゃねーよ!鎧も付けてないだろ!」
「ぐずっ、ふぐっ、ひっ、ひぐぅ…ヒロギィィィィ」
「はいはい、大丈夫ですよー、『ヒール』」
「あ、あのすいません、私背負ってくれませんか?」
倒れてるめぐみんがそう言う。
「あーそうですね、ダストさんすみませんがめぐみんお願いします。」
「あぁ、分かった。クルセイダーはどうするんだ」
「ほっときましょう、どうせダメージはあまり入らなそうですし」
「ちょっ、お前なぁ」
「荷物二人あって後衛職の私が一撃でも受けたら致命的ですし、あ、それともめぐみん背負ってあげましょうか?そしたら戦闘できるでしょう」
「ふ、二人で戦えってのか?」
「実質一人ですよ、ダクネスは剣持ってませんし」
「ま、待て!初心者殺しなんて俺倒せねぇぞ!」
…グダグダうるさい男ですねぇ
「倒せないとか出来る出来ないとかじゃないんですよ」
いつもカズマがやっている通りに、
「やるんですよ」
それぐらいしてくださいな。
顔が真っ青になるダストさん、ふむ初心者殺しはそれほどまで強いのですか。
「むっ!逃すか!」
「なっ!?おいクルセイダーの姉ちゃん!」
「他の冒険者にこれ以上被害を出させるわけにはいかない!追わせてもらう!」
…荷物持ったまま追いかけろとな
仕方なく僕達は山の中へと入っていった。
…やはり、ここで一回帰ればよかったと後悔するの…いや、後悔することが多すぎて数え切れないや
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次回・ファンタジーバトルは主人公不在の中で