この素晴らしい女神に信仰を!   作:黄昏たそ

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六話・共同墓地は衰退しました

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読者の皆さん、じゃあ見ていてくださいよ。今日今ここで何が起こったのかをね。

 

あの後に、僕達はこの共同墓地にやって来たわけですよ。

もう時間もなくて、急いでお風呂に入ってお食事をして、その後僕はアンデッド狩りをしました。

 

さぁ、狩ろうかと思った時にまだ誰ががいた。

いいですか、3時に僕はゾンビメイカーを狩ろうとしたんですよぉ。

すると現れたのがこのリッチーなんですよ!

 

何の気か知らないけども、リッチーが現れて、彼女は別に義務でも何でもないのに、魂を天に返そうとこのリッチーは共同墓地に乱入してきたわけです。

 

それで、僕はそれで読者の皆さんまだ見てください、

女神は再三「天に帰れ」って言ってるわけですよ。

もうアンデッドだ、リッチーだの。

その人にさっきから女神は「バカ野郎 帰れ! 即刻天に帰れ」と

再三罵声を浴びせかけているにも拘らず、帰らないんですよ。

 

僕は腹を割って話そうと言っているんですよ!

 

読者の皆さん、ご存じのはずですよね、リッチーが何のために共同墓地来ているか。

なのに、この女神は罵声を浴びせながら、まだリッチーを天に帰そうとしてるんですよ。

この状況を、読者の皆さんはどう思いますか!!

 

 

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カズマが冒険者からパンツ絶対盗むマンになってちょっと引いたら今日この頃、スティールは幸運判定によって対象の持ち物を勝手に盗むって言われてもえぇ…。

あ、僕に使って万が一でもカソック盗んだら絞め殺されるから注意な?

そんなことは置いといて、公衆の面前で平然と的確にパンツを盗むってそれ幸運じゃ無いよね?社会的に死ぬんだからさ。

そんなプレイを見せられたクルセイダー、ダクネスはなんたる鬼畜!パーティに入れてくれと興奮してた。

こっちにも引くわ…前後で普通は矛盾してるよ…

 

 

 

カズマもこれはイカンと思ったようでなんとかして追い出そうと魔王退治のことを切り出したが、さらにむしろ気に入った!と興奮するダクネス。

そりゃ、身を逆境に置くことに対して興奮する変態にとってはご褒美じゃね?それ?

 

めぐみんも魔王ぐらい倒さないで何が紅魔族か!魔王退治カッコいいじゃないですか!っとパーティから離れるどころかついて行く宣言。

大きな夢ってのは多くの人が憧れるから仕方ないよね。

 

で、お前はと聞いてきたので、

愚問ですね。僕は魔王と悪魔とアンデッドは殺さなきゃならないので好都合と言ってやった。

せっかく異世界きたのにダラダラ暮らすなんてつまらないからな。目標はあったほうがいいだろう。

死後どうなってるかを知っているし、たとえどんなに死んでも後悔はないし一回死んでるからな。ロスタイムが終わったとでも思えばいいだろう。

 

なお、アクア様は腰が引けていた。

神でも魔王が怖いのか、いやただ単にカズマの言った言葉に怯えてるだけじゃないか?でもその人間らしさが神として好きだ。

そんな話をしてたらキャベツが襲来とので皆で狩りに行ったのであった。

 

あれ?カズマ、めぐみんにパンツ返してたっけ?ま、いいか

 

 

 

 

 

「『エクスプロージョン』ッ!」

「おぉ!なんと凄い魔法だ!あれほどモンスター達が一撃で!」

「回収ー!めぐみん後ろで休んでろ!」

「やーい、一発屋ー!」

「ここで死んでもいいです…だからあのにやけ面を灼熱の業火で…『エクス』」

「おいやめろ!煽ったのは悪かった!だからやめてくれ!」

「こら!キャベツごときが逃げないで!大人しく倒されなさい!」

 

 

 

 

「キャベツの大群が竜巻のように!中心でダクネスが剣を回転させているのか!」

「凄いですね、さすがはクルセイダーです」

「でも、一発も当たってねーぞあれ!逆に奇跡だ!」

「アクア様ー、キャベツで遊んでないで早く倒してくださいよー」

「違うわよ!助けてよー!ギャァァ!痛い痛い!やめてぇ!」

 

 

 

「杖など不要!真の神官は剣で殺す!」

「当たってねーじゃねぇか!」

「神官に剣のスキルはないからな、くっ!そんな!キャベツに良いようにされるなんて!」

 

 

 

 

そんな感じでキャベツ収穫祭イベントをしたのであった。

みんなで野菜を食べて打ち上げでダクネスもパーティの一員と呼べる仲になっていた。

カズマはなんかものすごく腑に落ちない顔をしていたがタンク役としては最高級の人材だろう。

こうして一発屋、タンク、プリースト×2、何でも屋の歪なパーティが完成したのだった。

 

あと討伐数がめぐみんに負けてた。

そしたらあいつは鼻でこちらを笑って来たので眼帯を引っ張って放してやった。

次の日から眼帯をしなくなった。…なんかゴメンね。

 

 

 

そしてじゃあ、本格的にお仕事をしていこうとなったキャベツ狩りからの三日後、ギルドに皆集まっていた。

カズマがジャージからこの世界の服装になっていたこととめぐみんが眼帯をしていないこと以外に変化はない。

リーダーカズマが新装備を揃えたから一狩り行こうぜとのことだ。

そういうことで皆で掲示板を見ていた。

「あ、カエル大繁殖でクエストいっぱい出てる」

「「カエルはやめよう!」」

「…何故だ?カエルは稼ぎもいい。倒しやすい。狩るには良い相手じゃないか?」

「あー……その二人は頭からパックリとカエルに食われかけたことあるから、トラウマになっているんだ。粘液まみれで生臭くなってな。他のを狙おう」

「頭から…パックリだと…!」

「いや、顔赤らめる要素ないですよねそれ」

「取り敢えず初クエストだから楽なのにしよう」

という事なので掲示板に張り出されたものを眺めていた。

後ろの席の方からアクア様の泣き声が聞こえるがカズマに泣かされたのだろう。いつものことだ。

 

 

あ、ダクネスさん、スタイルいいっすね、ちょっと横に立たないでくれます。ちょっと意識してしまうので、ナイスバディですよ、腹筋キレてる!キレてるよー!

 

 

「こういうのはどうだろうか?」

「うひゃあ!」

見ていた時にダクネスに声を掛けられたので変な声が出てしまった。

長い髪でいいにおいしそう。

でも、僕には黒髪ロングって心の中に決めて理想の髪型が…

ちなみにダクネスの鎧がキャベツ退治の時に運んで修理に出しているから薄着だがこの状態でアダマンマイマイより硬いらしい。

え、なにその鉄塊。このムチムチでそんなに硬いの?鉄でも食ってんの?

「…む、今、私のことを『エロい身体しやがって、嬲ってやろうか』と思わなかったか?」

「僕のことどう思ってるんですかね?」

 

 

 

 

で、僕達はダクネスが持ってきたゾンビメイカー退治に行くことになった。

僕達プリースト2人のレベリング目的で今回のクエストを選んだのだ。プリーストにはろくなレベル上げ手段が無いからと、僕達2人の為にダクネスが提案してきたのだが僕はソロ狩りで皆よりは十分に上がってるのでアクア様中心になる。

泣き疲れてアクア様が寝ている間にみんなで決めた。

そして共同墓地の近くでキャンプをしているのだカズマが新しいスキルを覚えてた。

なんというか日常に大活躍系の魔法。いつでも新鮮な水作れるのと火を起こせるのってチートだろ。確かに手品でカップとか持ち運べる僕がいうのもなんだが、食料品は持ち運べないのだ。時間が止まってるわけじゃないから腐ったりする。火とかつけるのも一苦労だ。

そんな便利な冒険者を眺めながら僕はお湯を飲みながら夜を待った。

あ、やめろ!風で土まくな!カップの中に入る!

 

 

 

 

 

「冷えてきたわね。ねぇ、カズマ、引き受けたクエストってゾンビメイカー討伐よね?私、そんな小物じゃなくて大物のアンデッドが出そうな予感がするんだけど」

月が昇り、時刻は深夜を回った頃。アクア様はポツリと言った。

ふむ、いっつもしてるけどそんなものは見たことがないから大丈夫とは思っているが気をつけようか。

「敵感知に引っかかったな。一体、二体、三体四体?」

あれ少し多いな?あ、今日ウィズさんが来てるなどうしようとか思ってると墓場の中心が光り皆が身構える。

あぁ、ウィズさんが始めたのか。

「ゾンビメーカーではない気がするんですが…」

「突っ込むか?こんな時間に墓場にいる以上アンデッドだろう」

と仲間が口々に言うので、

「あぁ、あれは親切にも墓の『あーーーーーーーっ!』」

なんだよ!話してる途中に叫ぶなって!

おい!走り出すなよ!アンデッドじゃねーぞ!

「おい、ちょっと待て!」

カズマの制止も聞かずに飛び出して言ったアクア様はロープの人影に駆け寄るとビシッと!人影を指差し、

「リッチーがノコノコこんなとこに現れるとは不届きなっ!成敗してやる!」

…なんですと?

あの人が…アンデッドだったのか…

アクア様は魔法陣を消そうと踏みにじろうとして、それを止めようとウィズさんが腰にしがみついて揉みくちゃになっている。

えっと…どうしよう。パーティ内にはそんな空気が流れていた。

取り敢えず、いじめっ子といじめられっ子の構図になっているので、僕も現場に駆け出した。

「そんなちんたらやってないで、この共同墓地ごとまとめて浄化してあげるわ!『ターン』」

「ゴッドヘッドロック!」

「あっ!えっ!ちょっと!なんで私なのよ!やめ!やめてぇ!」

突然の事態に驚きを隠せない2人に僕はこう言った。

 

 

 

 

 

 

「アクア様!互いに腹を割って話そう!」

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、なんとか浄化させようと怒れるアクア様を僕が止めながら、ウィズさんがパーティのみんなに事情を説明していた。

やっていることは善行なのだ、退治させるいわれもない。

 

 

「なんで止めるの!アンデッドは即浄化って言ってるのよ!」

「なに勘違いしてるんです、あのリッチーを倒すのはこの僕です」

「男のツンデレなんて可愛くないのよ!違うわよね?リッチーって分かってなかったから何もしてなかったんじゃない!」

「ち、違いますよ、常日頃から隙を狙ってたんですよ?」

「それ、情が湧いて仲間になる奴じゃないの!腐ったミカンみたいな奴なのよ!喋ったりするのもだめよ!ターンアンデッドかけさせなさい!もしくは貴方がかけなさい!」

「僕のこの手を汚せと言うのか!」

「浄化させてんだから綺麗なままよ!いくら信者だと言っても邪魔をするのは洗脳されているのね!神の力、思い知れ!私の前に立ち塞がったこと、そして神の言葉に背いたこと!後悔しながら懺悔しなさい!ゴッドブローッ!」

 

 

 

その神の見えざる拳が僕はボディに入った。

ぐっ!さすがは神様だ…あまりの重さに身体が地面に全てを任せようとする!

「…がっ!…ふっ、その程度ですか神の力というのは!」

「な!完全にボディに入ったはず!なんで立てるの!」

彼女には恩があるのだ。借りたら返す、これ当たり前!

「人を舐めるなよ!女神!善い人が生まれだけで差別されてはいけない!」

「自然の摂理に反するものよ!神の意に逆らう者よ!」

「だが、彼女はまだ人です!人の心を持っているのです!」

「アンデッドが人を騙るですって!?騙されているのよ!」

「何かしたなら彼女を消せばいい!しかし何もしてないのに消すのは彼女の行いを見た僕から言わせれば横暴だ!」

「何か起こってからはもう遅いのよ!」

口争いは平行線、このままでは決着はつかない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「こいや女神!人の想いを、この自由を否定してみろぉ!」

「どきなさい駄目信者!アンデッドは皆、浄化よ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

女神との戦いが、今始まる!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「2人ともウィズならとっくに帰ったぞ」

盛大になにもおこらない!

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