比企谷八幡、提督に着任する!?   作:しーや(厨二全開)

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1日1回投稿を頑張ってる..もう時給発生してもいいんじゃないかな?って思ってます


彼は地味に苦悩する..

仕事..。俺には一生かけても似合わない言葉だと思っていた。仕事とは自分の人生を削ってまでお金を稼ぐことを言う。その結果お金の欲しさあまりに強盗やら殺人やら揉め事やら酷い場合には戦争とか起きるらしい..。それは転生しても変わらないらしく、お金とは憎しみをどうしても生んでしまうものらしい。じゃあお金なくせば世界は平和になるんじゃね?なんて考えるのはガキの考えだ。お金とは秩序であり、凶器である。正しい使い方をすれば皆幸せに暮らせるが、使い方を間違えれば不幸になる。まぁ、つまり何が言いたいかと言うと..

 

八幡「なんで残業してんのに給料入んねーんだよ!!」

 

..である

 

八幡「おかしくね?俺こんなに頑張ってるのにタダ働きとかマジやめて欲しいんだけど?」

 

時雨「どうしよう..。なんか荒れてて入りにくいな」

響「そうだね。でも報告はしないと..」

 

コンコン..

 

八幡「?..入ってどうぞ」

 

響「失礼するよ..って何でそんなに腐った目をしてるんだい?」

 

八幡「うるせー..。この目はデフォルトだよ。んで、なんか用か?」

 

時雨「実は秘書艦を決めてもらいたいらしいんだ。大淀一人じゃ書類を捌ききれないらしい」

 

あぁ..また仕事か..。もうお家帰りたい。小町に慰めてほしいよ。

 

響「目だけじゃなく顔つきも腐り果ててきたね。とりあえず明日の朝の朝礼で発表してくれれば何も問題はないよ」

 

顔もってなんだよ..。もうそれゾンビじゃん。あ、でもゾンビって仕事しなくても..って思考まで腐り果ててどうする!落ち着け八幡!!

 

八幡「わ、分かった..。誰でもいいのか?」

 

時雨「特に指定はないかな。誰を選んでも提督とは関わろうとなんてしないだろうし」

 

まあ出来ればそっちの方が俺的には嬉しいな。なるほど..つまりはあまり交流が無いやつの方が楽ってことか。一人の時間が増えて、仕事も捗ると..まさに一石二鳥!!

 

八幡「オーケー。任せとけ」

 

時雨「な、なんか急に心強くなったね..まあよろしく頼んだよ」

 

響「じゃ、私達はこれで」

 

そう言って二人は執務室を出て行く

 

八幡「とりあえず適当に選ぶか..。明日の俺に全てを託そう。今やるのはとにかく面倒臭いからな。ベストプレイスで睦月から返してもらったマッ缶でも飲むか」

 

 

 

八幡「....ん?」

 

長門「..なんだ貴様か」

 

よし、帰ろう

 

長門「おい、待て」

 

八幡「なんだよ..。俺忙しいんだけど」

 

長門「嘘をつけ」

 

いやホントだし!やること一杯あるし!例えば?えー..秘書艦決めたり?..あとは、特にないか。

 

八幡「勝手に決めつけんなよ」

 

長門「話がしたい」

 

この人横暴すぎるだろ。人の意見聞いて!?俺の言葉何一つ聞いてくれてないでしょ!?

 

八幡「はぁ..。なんだよ」

 

長門「睦月の件だ」

 

八幡「お前も知ってたのか」

 

長門「一応長いこといるからな。葉風提督に掛け合ってくれたらしいな」

 

そこまで知ってんのかよ。怖ーよ。

 

八幡「その結果は残念なものだけどな」

 

長門「いやそんなことは無い。本来貴様には関係のない話だからな」

 

まあ確かにな..

 

長門「なぜ、手を貸そうと思った?借りを作らせて何かしようとでも企んでるのか?」

 

考え方がゲスすぎるだろ..。俺よりお前の方がよっぽど腐ってるわ!

 

八幡「んなわけあるか..。ただ、数少ないマッ缶好きなやつだったからな。手放すのは勿体ないと思っただけだ」

 

長門「あぁ..あの飲み物か。赤城も絶賛してたな。今度私も飲んでみようか」

 

八幡「あまりの美味しさに言葉も出ないだろうよ。楽しみにしとけ」

 

こりゃ、沢山仕入れとかないとすぐなくなるな。

 

長門「とりあえず..これだけは言わせてくれ」

 

八幡「?」

 

長門「あ、ありがとう..」

 

こんなに真っ直ぐ感謝の言葉を貰ったのはいつぶりだったか..。小町にもこんな事言われたことないぞ?

 

八幡「お、おう。気にすんな」

 

長門「それで、もし証拠が見つかったらどうするつもりなんだ?」

 

八幡「まあ葉風さんに全面的に任せる。そっちの方が効率的だからな」

 

長門「確か、誰かから聞いたんだが借りを作るのは嫌なんじゃ無いのか?」

 

八幡「勘違いするなよ。俺は頼まれて行動しただけだ。つまり借りを作ったのは俺ではなく依頼主、つまり睦月だ。決して俺が作ったわけじゃない」

 

長門「だが貴様はここの鎮守府のトップだ。自分の艦娘が作った借りは貴様の借り同然なのではないか?」

 

八幡「それは俺に押し付けすぎだろ。お前らの尻拭いをなんで俺がしなきゃならん。これだけ毛嫌いされてるのにそのうえ責任転嫁とかたちが悪すぎるだろ。つまり何言われてもお前らの借りはお前らのもんだ」

 

長門「ふむ、なるほどな。確かに一理ある」

 

八幡「だろ?」

 

長門「今回ばかりは考え方が腐ってるとは言えんな。私達にも責任がある」

 

八幡「全くもってその通り」

 

長門「が、艦娘たちとまったく関わらないというのもアレだがな?」

 

アレってなんだよ。ハチマンワカラナイ

 

八幡「うっせ。んで?話は終わりか?」

 

長門「あと一つ。秘書艦はどうする気だ?」

 

八幡「明日の俺が決める」

 

長門「....分かった。もういいぞ」

 

なんでこんな上から目線?怖いんですが..。てか俺の方が偉いんですが!?もうやんなっちゃう!..うんキモイな。




遅くなってごめんなさい!

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